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サッカー高円宮杯準決勝取材の後、新横浜で関東大学アイスホッケーリーグ戦取材。

お天気予報は正解。3連休初日は雨です。
さすがのスポーツ三昧も電車で国立競技場に向います。

サッカーの2種登録(高校生年代)の日本一を争う高円宮杯第21回全日本ユースサッカー選手権大会も準決勝です。来年度から2種登録チームの全国リーグが始まるため、この形式での開催は発展的解消、今年が最後になります。

第1試合はJリーグ下部のサンフレッチェ広島FCユースvs.高体連加盟最後の砦・静岡学園高校の対戦です。
静岡学園のスタメンは、GK一ノ宮(静岡学園中)。DF片井(静岡学園中)、金(ガンバ大阪Jr.ユース)、松本(フォルトゥナSC)、遠藤(静岡学園中)。MFボランチ長谷川(静岡学園中)、右翼が星野(柏レイソルU-15)、左翼が大島(静岡学園中)。FW廣渡(FC NEO JYUNIOR YOUTH)、鈴木(静岡学園中)、利根(静岡学園中)。4:1;2;3の布陣です。(括弧内は前所属チーム)。
対する広島の先発は、GK大野(レスポール浜田FCジュニアユース)。DF柳川(SFくにびきFC)、宗近(SFびんごジュニアユース)、脇本(SF広島ジュニアユース)浅香(吹田JFC千里丘)。MF野口(Jヴィレッジスポーツクラブ)、平田(SF冨石FC)のダブルボランチ、右翼が砂川(SF広島FCジュニアユース)、トップ下が川森(FC四日市)、左翼が岡本(三津浜中)。井波(ヘミニスFC)。4:2:3:1の布陣です。
試合は静岡学園ペースで始まります。11分、星野の蹴ったコーナーキックを広島DFクリアが小さくなかったところを利根がヘディングシュート、静岡学園が先制。44分には長谷川、鈴木のパス交換の後パスを受けた廣渡が右サイドからクロス、ファーの利根がヘディングシュート、2-0としてハーフタイムを迎えます。
ところが後半3分、静岡学園の宗近が決定的な得点機会の阻止で1発レッドカードで退場。試合の流れが変わります。
広島のキャプテン金も19分に2枚目のイエローカードで退場になりますが、後半に入って疲れから運動量の落ちた静岡学園と、ハーフタイムで発破をかけられ運動量が上がった広島との差が出ます。
21分、右サイドから野口のスローインを受けた川森がクロスを中央の砂川がゴール。
24分にPKで砂川ゴールで同点。
33分、静岡学園のクリアミスを拾った平田が砂川にパス、砂川がミドルシュートを決め逆転、2-3。
45分に藤井(吹田JFC千里丘。後半39分に井波と途中交替)のパスを受けた岡本がゴール。トドメをさしました。
これで、今回も高体連加盟チームは全滅。昨年はベスト4チームに一つも進めず。それを考えれば、静岡学園は健闘しましたが、あれだけ後半に走り負けては勝てません。理不尽な走り込み練習とかしていないんでしょうね。かつての国見高校などは、それでJクラブユースを圧倒していたのですが……。寂しいです。

雨は、ますます激しくなって行きます。
第2試合は、FC東京U-18 vs. 三菱養和SCユースの対戦。屋根の下を中心に4350人の善男善女が集まりました。
FC東京U-18のスターティングラインアップは、GK三浦(町田JFCジュニアユース)。DF廣木(FC東京U-15むさし)、小林(FC東京U-15むさし)、松藤(FC東京U-15深川)、村松(FC東京U-15深川)。MF橋本(FC東京U-15深川)、野沢(FC東京U-15深川)のダブルボランチ、右翼が佐々木(富山北FC)、左翼が岩木(FC東京U-15むさし)。FW秋岡(FC東京U-15むさし)、岩田(FC東京U-15むさし)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。
三菱養和SCユースの先発は、GK野村。DF横山(横浜FMジュニアユース)、後藤(Forza02)、櫻岡、川田。MF内藤、川崎のダブルボランチ、右翼が佐藤、左翼が田中。FW若狭、近藤。中盤ボックスの4;4;2です。横山と後藤以外は全員が三菱養和SC巣鴨ジュニアユース。
FC東京のペースで試合が進みました。
22分、岩木の左角度のないところからのシュートで先制したFC東京。1-0で前半を終了します。
後半15分、秋岡のPKで2-0とリードを広げたFC東京は、17分佐々木の左ミドルシュートで3-0。勝利をほぼ決めました。
三菱養和は、後半14分に田中キャプテンが2枚目のイエローカードで退場し、攻撃力が半減。19分にPKで近藤が一矢を報いますが、反撃もここまで。
3-1でFC東京が快勝、11日(月・祝)に埼玉スタジアム2◯◯2で行われる決勝戦(午後3時キックオフ)に進みました。

雨の中、渋谷、菊名経由、電車で新横浜に移動。新横浜アイスアリーナで開催された関東大学アイスホッケーリーグ戦Div,ⅠBグループを取材します。
第2試合の第3ピリオッド途中に到着。
第1試合は、青山学院1-3専修、第2試合は大東文化2-1日本体育と大接戦。
第3試合の立教vs.法政戦にも好試合を期待してしまいます。

立教のスターティングラインアップは、GK麻田(立教新座3)、DF北原(駒大苫小牧3)、石橋(八戸工大一1)。FW佐久間(Oak Bay4)、井上(横浜平沼3)、水谷(国際基督大2)。
対する法政の先発は、GK岩槻拓郎(埼玉栄3)。DF中本(武修館2)、関谷(埼玉栄4)。FW宇正(駒大苫小牧3)、岩槻翔(埼玉栄1)、篠田(駒大苫小牧1)。
立教の細谷監督が、GK鈴木(清水3)をスタメンで使わなかったのが不思議でした。なにか鈴木に体調不良があったのか? それとも細谷監督に深慮遠謀があったのか。
鈴木は、前に前に出る積極的なゴーリー、Bグループでもトップクラスのセーブ率を誇ります。一方の麻田も良いキーパーですが、氷上での経験が不足しています。法政のような強力チームのシュートを受けると、後ろへ後ろへとゴールラインにへばり付く。これでは法政の強いシュートには対処できません。
3分11秒、法政は川口(駒大苫小牧1)、鈴木(駒大苫小牧1)のダブルアシストで西東(武相4)シュート。先制します。
4分8秒、松崎(武相3)、山田(白樺学園1)と繋いで土屋(埼玉栄4)がゴール、0−2。
4分28秒、法政の山田が2分間退場。ところがショートハンドの法政が6分2秒に宇正のアシストで篠田がゴール、0−3。
8分57秒、立教の西川(釧路江南1)がホールディングの反則で2分間退場。このパワープレーを利して宇正、篠田と繋ぎ岩槻翔がゴール、法政が0-4とします。
10分50秒、法政の村上(駒大苫小牧1)がノーアシストでシュート。何の変哲のもない浮き球のシュートでしたが麻田がキャッチできずゴールイン、0-5。
ここで立教・細谷監督が決断。GKを清水に交替します。
普通、実力の下位チームが上位チームに勝とう、善戦しようと思ったら、最後の最後まで得点差で食らいつく、そして一瞬の隙をつきゴールを挙げ、逃げ切るしかありません。法政に第1ピリオッドで5点差を開かれては立教にはノーチャンスです。
完全に試合は壊れてしまいました。
替わった鈴木は、好セーブを見せ、法政のチャンスを潰していきます。
しかし、13分7秒に篠田のパスを受けた牧口(武修館3)が見事なクロス、岩槻翔のゴールだけは止められませんでした。0-6。
立教は失点の連続で守りから攻撃のリズムを作れず完封されました。
第1ピリオッドのシュート数は10-19でした。

第2ピリオッドに入っても展開は変りません。
それでも法政がペナルティーを犯したので5 on 3のチャンスがあった立教。法政からゴールを奪うのはパワープレーくらいしかないのですが、相変わらずパワープレーは苦手のようで得点が奪えません。
10分すぎから再び法政の攻撃が火を噴きます。
11分6秒、岩槻翔、関谷のダブルアシスト、宇正がゴール、0-7。
11分26秒には山田、松崎と繋ぎ土屋がゴール、0-8。今季から8点差がつくと促進ルールでランニングタイム(ゴールとペナルティーがあったときは除く)で試合は進んでしまいます。
立教のとっては屈辱です。
11分37秒、立教・北原が2分間退場。このパワープレーを利して法政は武井シュート。GK鈴木がセーブしますが、リバウンドを村上が叩いて0-9。
15分26秒には、山内のアシストで武井ゴール、0-10。法政は攻撃の手を緩めません。
第2ピリオッドのシュート数は13-31。まさに法政の猛攻。立教、4失点でよく収まったものです。

第3ピリオッド、もはや立教は打つ手なし状態。それでも大量リードに気を緩めた法政に、失点を許しませんでした。
が、8分48秒に井上がラッフィングの反則で2分間退場。伝統的に法政はパワープレーが上手い。パワープレーで村上、山内のダブルアシスト。関谷がゴール。0-11。
これを機に法政の攻撃陣が目覚めます。
12分42秒、武井が左から右にパス、山内ゴール、0-12。
13分28秒、高橋のパスを受けた牧口がシュート性のクロス、村上がスティックを合わせてゴール、0-13。
17分6秒、松崎のシュートを立教GK鈴木がセーブするも高橋が叩きゴール。0-14。勝負ありました。
第3ピリオッドのシュート数は1-18。総シュート数は34-68。半分のシュートを放ちながらスコアは0-14。これは相手が法政という事をさっ引いても考えなければいけないでしょう。
法政ともう一度対戦する(11月7日午後5時DyDo)立教。次戦では意地を見せて欲しいものです。それとも、このまま終わってしまうのか。刮目して待ちたいと思います。

新横浜から帰宅したら午後11時すぎ。雨はいっこうに止みません。
そんなスポーツ三昧でした。
<了>

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南 立夫

大敗の後は、反省、修正はあっても、自信を無くすようなことはあって欲しくないですね。きっと一勝あげれば、いい波にのっていけると思います。ここは我慢のしどころ、今まで練習してきた立教のホッケーを貫いてもらいたいです。
by 南 立夫 (2010-10-10 13:38) 

スポーツ三昧

南さま、昨日は失礼いたしました。そしてコメントありがとうございました。帰ってから立教大学スケート部80年史を改めてみてしまいました。
さて、昨日の屈辱の大敗。法政が相手だから仕方がない、と諦めてもらっては困ります。なんとかこれからチームを立て直して次に法政とやる時は接戦にしてほしいものです。
by スポーツ三昧 (2010-10-10 21:49) 

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