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アイスホッケー関東大学リーグ戦Div.Ⅳ東京理科vs.千葉戦を取材。

8時起床。
今日も原稿執筆作業に入ります。

お昼前、煮詰まってメールチェック。すると「迷惑メール」に下のタイトルのメールが入っていました。
”WCH2010 PRESS [FIVB_Women's_Volleyball_World_Championship_JAPAN_2010]_Disapproval 2010 10/26(火) 11:51”
メールを開いてみると、
"Dear Mr. Takayuki Shirahige

We are sorry to inform you that your application for the FIVB Women's
Volleyball World Championship JAPAN 2010 press accreditation is rejected.
We were not able to confirm that your media is appropriate sports media.

If your media is appropriate for sports media, please send the detail
information of your media and the past record of international Volleyball
competitions.


---
Japan Volleyball Association
Press Accreditation Section

日本バレーボール協会から日本人の私へのメールが何故"ENGLISH"なのか? 理由は分りません。世界選手権のADカード発行の件だから英語なのか、はたまたFIVBからのメールの様にカモフラージュ、煙にまくために英語なのか。まあ、このくらいの英語なら私にも理解できます。
つまりは、「あなたにはADカードを出せません」というお知らせです。

フリーランスの人間には確かな媒体が無いとプレス認定できないということでしょう。
まあ、わたしのバレーボール取材のスタンスは、年間に国内試合10試合程度。その他、世界選手権、ワールドカップ、グラチャンバレー、オリンピック世界最終予選はフルカバーするというものです。サッカーやアイスホッケーのように頻繁に取材にいっている訳ではありません。
そんなスタンスでは、昨今なかなかメディアとして認められないのでしょう。
しかし、わたしの取材スタンスは取材を始めた頃から変化していないのですが、世界選手権は、日本開催の時は全て取材してきたし、今回のように断られたのは2年前のワールドカップ1回だけです。それなりに、バレーボールの記事を書いて来たし、オリンピックに行けばバレーボールは必ず取材(切符を購入してですが)しています。
先週「媒体を明らかにしてください」といわれて、今やっている仕事の媒体をあげたら、すでに編集者の方がADカードの認定を受けており、「1社1名でお願いします」と言われたそうです。
その他、週刊誌の知り合いの方から「何かあったらお願いします」と頼まれていますが、そこに社判まで押す申請書(最近『社判を必ず押す事』という申請がふえていますが、そんなに簡単に『社判』はおしてくれない)をお願いする訳にはいかない。まあ、気分的には「バレーボールのことを応援したいけど、あまり良く書きたくないな」というのが今の正直な気持ちです。
それがフリーランスの私の現状です。

1993年にサッカーのJリーグが立ち上がった時、予想以上にメディアが取り上げ、それが成功の後押しをしたように思います。それはJリーグが我々フリーランスにもオープンで、新聞、専門誌だけでなく、フリーランスが仕事を掘り起こし、普段サッカーを取り上げない雑誌などでもサッカーを取り上げ、記事が氾濫し「Jリーグブーム」が起こったからだと思います。
残念ながら多くのスポーツイベントが、媒体がはっきりしないというだけで、取材の門を狭くしているような気がします。これでは、出版社に「バレーボールの記事を書かせてください」と話を持ちかける事もできません。
昔、バスケットボールの男子JBLでも同じ様な事がありました。広報の窓口の方と話し合いましたが取材は認められず、それ以来1試合も取材していません。バスケットボールでも女子のWJBLとか男子でもbjリーグは柔軟な対応をしてくれています。比較的良い成績を残したり、チーム数が増えるなど繁栄しているのはどちらか。自明の理ですね。

まあ、そんな愚痴みたいな事を書いていても仕方がないので、残念ながら今回のバレーボール世界選手権の予定は全てキャンセル。手帳から抹殺しました。私の様なものにも取材を許してくれるスポーツは一杯ありますし、遅れがちな「体協・JOC100年史」の仕事もラストスパートです。

午後も原稿執筆続行。しかしモチベーションはさがりますよね。フリーランスにADカードがおりないということは、それまでの仕事を否定されたような気分がします。まあ、「へこむ」という状態です。

夕方、クリーニングに出してあったベンチコートとダブルのブレザーを受け取りに。ブレザーは汚れが取れて綺麗になっていましたが、お気に入りの臙脂色のベンチコートは、TOYOTA CUPのマークがほとんど取れていました。ちょっとがっくり。

9時に夕食。午後10時にはDyDoアイスアリーナへ。
大好きな関東大学アイスホッケーリーグ戦Div.Ⅳ東京理科vs.千葉戦を取材します。
ここまでランク29位の東京理科は4戦全勝トップを走っています。対するランク30位の千葉は3勝1敗で2位。この1戦は首位攻防戦です。楽しみな一戦でした。
オールメンバー12位の東京理科の先発は、GK小松(小金3)。DF関田(法政一3)、大曲(倉敷南1)。FW井上(浅野4)、今村(八戸工大二3)、吉田(本郷4)。
オールメンバー13人千葉のスタメンは、GK渡部(専大松戸4)。DF曽村(市川3)、牛木(渋川1)。FW鈴木(県立船橋4)、水蔵(小石川4)、櫻井(長岡工高専4)。
お互いに相手の味方を出る慎重な立ち上がり。東京理科は、メガネをかけてプレーする関田と今村の足自慢の二人がパックポゼッションを上げ、ゴールを狙いますが、そこは千葉もしっかりマーク、なかなかゴールを許しません。
8分11秒、千葉の牛木がマイナーペナルティー2分間退場。東京理科は、このパワープレーのチャンスに井上のアシストで吉田がゴール、先制しました。
第1ピリオッドは、1-0で終了。シュート数は6-12で千葉がリード。

5分間のインターバルで第2ピリオッド開始。主力の選手を出ずっぱりの東京理科は体力的に厳しいピリオッドです。ここで千葉が反撃に出ます。
まず、2分27秒、櫻井のパスを受けた水越が左サイドから切れ込みシュート。東京理科GK小松がセーブしますが、こぼれたボールがゴールイン、1-1。
4分4秒、ゴール前の混戦を水越、牛木が繋ぎゴール前にこぼれたパックを櫻井がシュート、1-2と逆転。
ここで、たまらず東京理科のベンチがタイムアウト。早めのようなTOでしたが、適切な取り方でした。ベンチワークの冴えです。
5分12秒に関田のアシストで大曲がシュート。2-2の同点に追いつきます。
ところが千葉も怯みません。5分29秒のカウンターアタックから鈴木ー水越と繋ぎ見事なゴール。東京理科の戻りの遅さを突きました。2-3。
この後、再びゲームは膠着状態。終盤に東京理科GK小松な緩慢なプレーで千葉は2回ほど得点機がありましたが得点は無し。シュート数は4-10と千葉が大きくリード。

最終ピリオッド、12分間のインターバルで態勢を立て直した東京理科。関田が出ずっぱりのシステムからDF3人回しに変更。これが最後の最後に効を奏します。
先行したのは千葉でした。4分56秒に水越ー鈴木のダブルアシストで櫻井がゴール、2-4と突き放し勝利に近づいたかに見えました。
しかし、東京理科はここで作戦変更。自分たちのストロングポイントを前面にだし反撃に出ます。
まず、6分9,秒に今村がノーアシストでゴール、3-4。
9分23秒には関田がノーアシストでゴール、4-4の同点に。
そして10分38秒には、今村のドリブル突破をフォローした関田がゴール。見事な2人のコンビネーションでした。5-4。
ここで千葉もタイムアウト。最後の反撃の策を練ります。しかし、千葉は疲れと焦りのためかスティックがパックに合わずアイスィングを連発。自ら反攻のチャンスを逸してしまいます。
そのまま時計は進みタイムアップ。時計は0時2分を表示していました。
総シュート数は23-27。千葉がリードしていましたが、やはり関田、今村2人の決定力が千葉の総合力を上回りました。東京理科は全勝を守り、千葉は痛い2敗目。それでも手に汗にぎる熱戦でした。
優勝争いは3勝1敗の一橋、2勝1分け1敗の東京学芸にの今後に懸かります。その両校の対戦は、明日(今日か)27日午後11時からDyDoアイスアリーナでおこなわれます。その両チームの選手も、今宵の好勝負を観戦していました。これを明日の試合のエネルギーにして欲しい。

0時15分、帰宅して一人家呑み(やけ酒?)したスポーツ三昧でした。
<了>
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Kotsuji

Shirahigesan kombanha.

なぜ英語(ローマ字)(笑)

おかしな話ですね。

バレーボールもバスケットも日本ではすでに
マイナースポーツ(でしょ?)
ファンを増やすために、積極的に取材を受ける
方が得策に思えますが・・・・。

野球の日本シリーズも地上波では全国中継されない
試合があるとか。

野球は交代選手が沢山用意されているので、
チームの数と選手の数を簡単にJリーグとは
比較できませんが、一流選手はどんどん
MLBに挑戦していってしまうので、日本の
プロ野球のファンが減ってしまうのも仕方が
ないのかもしれません。

日本のサッカー選手も一流になると、海外の
チームに取られてしまいますね。

Jリーグは見ないけれど、海外の試合は見ている
というサッカーファンも少なくないのでしょうか?

急に寒くなりましたので、風邪と交通事故に
気をつけて、取材をしてください。
(いきなりまとめてすみません!)
by Kotsuji (2010-10-27 00:39) 

スポーツ三昧

Kotsujiさま、コメントありがとうございました。
お互いに日本バレーが強かった頃をしっている人間にとっては「?』の世界です。
何かを基準にADカードを出さないといけないのでしょう。それが「社判をおした申請書です。
過去の取材実績とか何も考慮されない世界になってきました。日立が強かった頃(つまり日本が世界の頂点にいたころ)をしっている人は少なくなりました。
by スポーツ三昧 (2010-10-27 01:03) 

小野哲史

ご無沙汰しています。
僕も今回、世界バレーの取材IDをもらえませんでした。
某出版社に申請をお願いしたら、「1社1名」と断られたので、いつも仕事を依頼されている某実業団チームにお願いしたんです。そうしたら、協会は「特定のチームの選手だけを取材されるのは困る」という理由でIDを発給してくれませんでした。

僕もまさに「バレーボールのことを応援したいけど、あまり良く書きたくないな」という気持ちです。
by 小野哲史 (2010-10-27 15:42) 

スポーツ三昧

小野さま、コメントありがとうございました。
私はともかく、頻繁にバレーボールを取材されている小野様までが断られるとは……。酷いメディアコントロールですね。
まったく記事を書かない編集者とかにADカードが出て(しかもかれらは社判を握っている)、じっさいバレーボールを応援して来たライターにADカードがでないとは、あきれかえります。AJPSのバレーボール分科会も、協会の顔色を伺って及び腰だし。フリーランスの何たるかもわからず「1社1名」などとバカを言っている協会といい、世も末です。
わたしは、これまで随分バレーボール協会の肩を持ってきましたが、死ぬまでバレーボール協会批判を貫こうと覚悟しています。
by スポーツ三昧 (2010-10-27 21:03) 

南 立夫

私は、テレビでバレーボールを観る人ではないので、このブログでバレーボールが取材されなければ、バレーボールにアクセスすることなく過ごすだろうと思われます。バレーボール協会はそれでもいいと思っているのでしょうか。コアなファンと同様、末端のファンを大切にして、コアなファンに取り込んでいく努力も必要ではないでしょうか?
by 南 立夫 (2010-10-27 22:56) 

スポーツ三昧

南さま、コメントありがとうございました。
協会は、新しいファンの掘り起こしとか、考えていないでしょう。すべて発想が狭いです。なるべくたくさんの人に取材してもらい、少しでも多くの人の目にバレーボールを見てもらおう,興味をもってもらおうなんてスタンスではありませんん。ホスト放送局(今回はTBS)と新聞、専門誌だけ対応しておけば良いという感じです。
by スポーツ三昧 (2010-10-28 01:14) 

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