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関東大学アイスホッケーリーグ戦5試合を取材。

6時30分に起床。
遅れている原稿執筆。

10時には小雨の中、DyDoアイスアリーナに。

関東大学アイスホッケーリーグ戦5試合を取材します。
第1試合はDiv,Ⅴ 明星vs工学院を取材します。
Div.Ⅴの試合にもかかわらず、メンバー表が置いてありました。素晴らしい!
ここまで明星は今季4連勝、工学院は2勝2敗です。
オールメンバー14人、ランク31位の明星のスタメンは、GK大西(鳴門2)。DF荒井(聖徳学園3)、永島(今市2)。FW志村(日大鶴ケ丘3)、大嶋(拝島3)、松田(拓北3)。
対するランク39位、オールメンバー13人の工学院の先発は、GKi井藤(佼成学園4)。DF中野(水戸桜ノ牧4)、伊藤(神戸2)。FW山崎(広島工大4)、五十嵐(川崎綜合科学3)、河西(保谷4)。
工学院が2分39秒、ノーアシストで山崎のゴールで先制しました。面白くなるかと思ったのですが、ここから明星が地力を発揮。あっという間に逆転します。
4分40秒、ノーアシストで志村がゴール、1-1同点、8分30秒、大嶋ゴール2-1と逆転。11分43秒、志村のアシストで松田がゴール,3-1。第1ピリオッドのシュート数は17-3。
第2ピリオッドも明星の一方的なペース。15分間で5点を上げ8-1。シュート数は25-2と一方的になってしまいました。
第3ピリオッドも明星は大嶋、永島のゴールで2点を追加、10-1。工学院にとって屈辱の促進ルール。
総シュート数は61-6。明星は全勝を守り、トップは動きませんでした。

第2試合は、Div.ⅠBグループ 法政 vs.青山学院の一戦。ここまで法政は5戦全勝、51ゴール1失点(専修戦)。圧倒的な強さを誇っています。青山学院は1分け4敗と不調。どこまで法政に抵抗できるのか?
ランク7位オールメンバー22人の法政の先発は、GK岩槻拓郎(埼玉栄3)。DF山田康太(八戸工大一2)、関谷(埼玉栄4)。FW岩槻翔悟(埼玉栄1)、宇正(駒大苫小牧3)、鈴木(駒大苫小牧4)。
対するランク12位、オールメンバー16人の青山学院のスタメンは、GK田井(武相1)。DF佐藤(北海4)、高山(武修館3)。FW岸(自修館3)、三村(武修館4)、笹渕(北海1)。
格上の法政が、まずはリードを奪います。2分44秒、多田(清水2)のアシストで北村(清水3)がゴール、法政が先制。
8分17秒には、山田淳哉(白樺学園1)のパスを受けた土屋(埼玉栄4)がゴール、2-0。
12分17秒には北村のアシストで西東(武相4)が右45度からスラップシュート。3-0とします。
ここで青山学院は、たまらずGKを磯部(北海3)に交替。これで、なんとか第1ピリオッドは収まります。シュート数は25-5。

第2ピリオッドに入ると青山学院が二つのパワープレーを利して1点差に追いすがります。
まず、6分33秒に渡邊(北海1)、高山のダブルアシストで林(郁分館2)がゴール3-1。
8分1秒には今井(日光明峰2)、三村と繋ぎ林がゴール、3-2。今季、法政からはじめて2点を奪うチームになりました。1点差となり、俄然ゲームは白熱しました。
ところが、ここで法政が目覚めます。16分8秒、山内(釧路工3)のアシストで西東がゴール、4-2。
18分7秒には山田淳、松崎(武相3)のダブルアシストで土屋が中央から浮き球でシュート、5-2。
シュート数は24-6と法政がリードして終了。

第3ピリオッドは、まったくの法政ペース。地力が出てしまっては青山学院も手も足もでません。
宇正、村上(駒大苫小牧1)、山田淳(PS)、土屋、山内(釧路工3)が得点を重ね10-2。結局は促進ルール(最後の32秒だけで、2分間を切っていたのでランニングタイムは採用されず)の8点差で法政が大勝しました。総シュート数は76−13でした。

第3試合は、Div.ⅠBグループ 日本体育 vs.専修の一戦。一巡目は1-1の引き分けだった対戦です。
ランク8位、オールメンバー20人の日本体育の先発は、GK西垣(十勝江陵3)。DF斎藤(日光明峰2)、小野(武相3)。FW和田(長野工1)、廣地(十勝江陵1)、水野(Century High School 3)。
対するランク11位、オールメンバー22人の専修のスタメンは、GK平野(八戸工大一2)。DF戸田(弥富2)、金子(日光3)。FW䑓(清水4)、照井(清水3)、袖山(軽井沢2)。
両チームの実力は、本当に拮抗していました。結果から先に言うと、再び1-1の引き分け。ちょっと得点が少ないのがアイスホッケーというスポーツでは寂しい感じがしますが、手に汗握る熱戦でした。得点は、ともにパワープレーでの得点。
先制したのは専修。3分4秒にパワープレーを利して、稲葉(武相2)、照井のダブルアシストで袖山がゴール。
その直後の8分34秒、今度は日本体育がパワープレーを利して廣地、水野がアシスト、小野がゴール。1-1の同点に追いつきました。
第1ピリオッドのシュート数は7-7。
第2ピリオッドに入ると、ランク上の日本体育が攻勢に出ます。日本体育は1回、専修は2度のパワープレーのチャンスがありましたが無得点。シュート数は11-6。
第3ピリオッドに入ると、2日連戦の日本体育は疲れが出て足が止まりました。専修も同じ連戦でしたが、動きで圧倒。ただし両チームともショートハンドになるのを恐れて、リスクを賭けた攻撃はすくないように見えました。
13分33秒、日本体育の増田(釧路江南4)がホールディングの反則で2分間退場。しかし、専修はパワープレーを生かせません。
16分52秒、専修がタイムアウト。両チームが作戦を練りましたが、ゴールは生まれず。1-1のままタイムアップになりました。
総シュート数は29-21。専修ディフェンスの健闘が目立った試合でした。
これで日本体育は3勝2分け2敗。専修は1勝4分け2敗となりました。

第4試合は、今日のメインエベントともいうべきDiv,ⅠAグループ 慶應義塾 vs. 東洋の一戦です。前日、東洋は中央に2-4で敗れて今季初敗戦。慶應も一巡目で3-1で勝っていた明治に1-8と大敗。手負いの獅子同士の対戦でした。
慶應義塾のスタメンは、GK長嶋(慶應4)。DF津田(慶應4)、小川(慶應2)。FW小坂(桐朋2)、似鳥(苫小牧東3)、児玉(明和4)。
対する東洋の先発は、GK小林(武修館2)。DF柴田(武修館1)、佐藤(釧路工4)。FW池田(駒大苫小牧2)、高見(駒大苫小牧1)、山野下(清水2)。
東洋は3度ショートハンドになり、落ち着いて攻撃に移れません。ところが慶應も、このパワープレーを生かせません。
東洋は13分1秒、最初のパワープレーを利して佐藤が右に流れながらノーマークの高見にパス。パックを押し込み先制します。
18分14秒には、大町(軽井沢4)、春日(北海2)のダブルアシストで土屋(釧路工3)がゴール、0−2。
慶應もようやく19分33秒、梅津(慶應ニューヨーク学院3)、真鍋(苫小牧東1)のダブルアシストで氏橋(慶應4)がゴール、1点を返して第1ピリオッドを終えました。シュート数は3-22で東洋が大きくリード。

第2ピリオッドも東洋がパックポゼッションを上げ、一方的な展開。慶應はGK長嶋を中心にDF陣の頑張りが目立ちます。
9分39秒、東洋は山野下、池田のダブルアシストで高見がゴール、1-3。
17分30秒、東洋は山野下、秋元(埼玉栄1)と繋ぎ、ゴール裏を右から左に回り込んだ大町がパックを押し込み1-4。
慶應、必死の守りを東洋がこじ開けリードを広げます。第2ピリオッドのシュート数は7-19でした。

第3ピリオッドに入ると、双方ノーガードの打ち合いのような試合に。
49秒、慶應の集中力が上がる前に東洋が先制。秋元のパスを受けた大町がシュート。慶應GK長嶋がセーブしますが、こぼれ球を春田(北海2)が押し込み1-5。
4分37秒、パワープレーを利して池田がリターンパス、ブルーライン手前から柴田がスラップショット、1-6。
ようやく慶應が反撃、7分52秒に荒谷、真鍋のダブルアシストで氏橋がゴール、2-6。
13分35秒、東洋も負けじと反撃。松田、阿部のダブルアシストで春田がゴール2-7。慶應はここでGKを交替、田中(慶應3)を氷上に送ります。
16分5秒には東洋がパワープレーを利して川森、土屋と繋ぎ最後は大町がシュート、2-8。これで東洋の得点は打ち止めになります。
慶應は18分47秒、荒谷のアシストで氏橋ゴール、3-8。
19分28秒は、左45度から荒谷がスラップショット。ゴールからパックが跳ね返りましたが、審判はゴールインの判定、これに不服な東洋は、GK以外の選手をベンチに戻しましたが、判定は覆らず。田中がペナルティーボックスに入って試合再開。そのまま試合は終了。
総シュート数は16-65。両チーム、これで一巡目が終了。東洋は5勝1分け1敗のトップ。慶應は1勝1分け5敗で5位。7日の日本戦が重要になりそうです。

第5試合は、Div.ⅠBグループ 大東文化 vs. 立教戦です。一巡目は立教が残り39秒で追いつかれ4-4の同点引き分けでした。ここまで大東文化は2勝2分け2敗。立教は1勝2分け2敗です。この1戦の勝敗によって上位進出なるか、入れ替え戦圏内に入るかの別れ目です。
ランク9位、オールメンバー20人の大東文化の先発は、Gk土屋(軽井沢4)。DF横山(十勝江陵4)、樋口(八戸商2)。FW間山(北海道栄3)、有賀(長野工3)、香田(十勝江陵3)。
対するランク10位、オールメンバー17人の立教のスターティングラインアップは、GK鈴木(清水3)。DF北原(駒大苫小牧3)、石橋(八戸工大一1)。FW佐久間(Oak Bay 4)、井上(横浜平沼3)、水谷(国際基督教大2)。
1分2秒、大東の有賀がトリッピングの反則で2分間退場。
5分37秒、立教の戸塚(水戸短大附3)がボーディングの反則2分間退場。
7分33秒、大東の久保(日光明峰2)がクロスチェッキングの反則で2分間退場。
15分37秒、立教の高橋(苫小牧東2)がアンスポーツマンコンタクト、ミスコンダクトペナルティーで10分間退場。
この後、ようやくゴールが生まれます。17分19秒、佐久間、水谷のダブルアシストで井上がゴール、立教が先制します。
このまま第1ピリオッドが終了。シュート数は7-8で立教が1本リード。

第2ピリオッドも立教のペース。
が、先制したのは大東。4分ちょうどに立教クリアミスを拾った有賀が左サイドボード際45度からシュートGK鈴木に当たってゴールイン、1-1。
悪いムードを吹き払ったのは、松ヶ崎(八戸工大一2)。4分56秒にペナルティーストロークを決めました。1-2。
大東は2度ショートハンドになり、反撃に出られません。立教もパワープレーのチャンスを生かせず。
14分38秒、立教は西川、井上のダブルアシストで佐久間がゴール、1-3。
ここで第2ピリオッド終了。シュート数は5-12と立教が大きくリード。

完全な立教の勝ちペースでしたが、第3ピリオッドの先制点をどちらが取るかが問題でした。
44秒、立教の集中力が高まる前、大東が貴重な1点を返します。香田、間山のダブルアシストで有賀がゴール、2-3。
2分5秒、井上がトリッピングの反則で2分間退場。抗議した立教DFの要・北原がアンスポーツマンライクコンタクトで10分間退場。立教にとってこれが痛かった。
このパワープレーを利して大東は3分8秒、北山、村上をと繋ぎ原がスラップショット。立教GK鈴木がセーブしたかに見えましたがパックがこぼれてゴールイン、3-3の同点に。
ここで踏ん張りたかった立教ですが、攻め込んだ時にスチールされ、大東がカウンターアタック。有賀のロングスルーを間山が受けてGK鈴木と1対1。ゴールを決めて4-3と逆転します。立教、相変わらずセーフティーの意識が低い。
この後、反撃に出たい立教ですが、2回得たパワープレーのチャンスを生かせず。相変わらずパワープレー下手です(前試合の青山学院では決まったのに)。17分28秒、パワープレーになったところでタイムアウト、GK鈴木を氷上から上げて6 on 4に入りますが、相手陣内でパックを奪われ、横山、間山と繋がれ、最後は香田がパックを無人の立教ゴールに放り込みました。5-3。勝負あり。
立教は、もう一度パワープレーのチャンスを得ましたが、それ以上は得点できず。5-3で大東が貴重な勝ち点3をゲットしました。
総シュート数は17-33。倍近くのシュートを放ちながらスコアは5-3。立教、勝つべく試合を落としました。10分間退場が1試合で2回。しかも勝負どころで守りの要の選手が10分間もペナルティーボックスに座っていたのは痛かったですね。
せっかく前半は試合の主導権を握りながら勝ちきれない。立教スポーツの女性記者さんから、
「なぜ勝ちきれないのでしょうか?」と聞かれましたが、
「それを取材してください」と返してしまいました。ごめんなさい。
今日はTBSにお務めの細谷監督が、世界バレーで忙しくて不在。そんな事も関係しているのでしょうか? 立教、苦しいシーズンを戦っています。

10時すぎに帰宅。ゆっくり10月最後の夜を家呑みしたスポーツ三昧でした。
<了>


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南 立夫

立教はなぜ、勝てないんでしょう?この答えが一番欲しいのは選手達なのではないでしょうか。きっと頭の中で答えが出るのではなく、実際に勝つことが答えになるのでしょうね。苦しい時こそ立教魂をみせてくれ。
by 南 立夫 (2010-11-01 13:32) 

自由人

初めまして、毎日ブログ楽しみに拝見しています。
サッカーファンの自由人です。
ブログに触発され、昨日東伏見でアイスホッケー3試合観戦しました。
本当に久しぶりのアイスホッケー観戦でした。
寒さも忘れ約6時間、堪能しました。 大学リーグ戦も面白いですね。
また、東伏見に行きたいなと思っております。
ところで、白髭さんはアリーナのどこで観戦、取材されているのですか?
差し支えなかったら、お教えください。

by 自由人 (2010-11-01 18:01) 

フリーランス記者仲間のナンシー

ご無沙汰しております♪
最近、辛うじてフィギュアスケート取材には行っていますが、スポーツ現場から足が遠のいているフリーランス記者です(苦笑)
久しぶりに白髭さんのスポーツ三昧を読みましたら、世界バレー取材のADカードが発給されなかったことが書かれており、驚きました。
今年も世界バレーを取材されているんだろうな~と思っていたからです。
昨今、本当にスポーツ界のフリーランス排除は顕著になっていますね。(おそらく、スポーツ界だけではないでしょうが…)
残念ながら今後、ますます取材環境は厳しくなりそうです。
凹まずに取材活動を続けていきたいものですね!
ぐっと肌寒さが増してきました今日この頃、くれぐれもご自愛くださいませ。
また近々、どちらかのスポーツ現場でお会いできるのを楽しみにしております。
by フリーランス記者仲間のナンシー (2010-11-01 21:54) 

スポーツ三昧

南さま、コメントありがとうございます。
立教アイスホッケー部、言葉は悪いですが、「仏つくって魂いれず」状態かと思います。アイスホッケーを戦う態勢は出来たけど、なかなかチームとして機能していきません。とくに劣勢になったとき精神的に持ちこたえるディシプリンが不足しています。難しいですね。
まあ、どんなチームでも「強くなる」過度機はこういう状態になるのかもしれません。見捨てずに見守っていきたいと思っています。
by スポーツ三昧 (2010-11-02 07:02) 

スポーツ三昧

自由人さま、コメントありがとうございます。
サッカーも楽しいですが、アイスホッケーも楽しいと思います。特にトップ6チームの対戦は、アジアリーグ並みの迫力ですし、下位のDiv.も学生らしい戦いぶりを見せてくれています。上智vs,昭和なんて本当に熱のこもった一戦でした。チアリーダーが30人も来て学生スポーツらしい盛り上がり、雰囲気も感じられました。
さて、わたしは幸いにも記者ADカードをいただいております。南スタンド最上列机付きの記者席で取材しております。もし、見かけたら声をかけてください。
by スポーツ三昧 (2010-11-02 07:16) 

スポーツ三昧

ナンシーさま、コメントありがとうございます。
世界バレーの件は、もう忘れることにしました。どの競技でもフリーランスの活動を認めてくれない団体は、衰退の方向に向かって行くと思います。メディアに対する考え方と強化普及の方向は同じベクトルに向うのだと信じてております。
フィギュアスケートも厳しい方向にあると聞いております。協会よりも個人の努力に負う所が多すぎますものね。アイスホッケーも同様ですが、リンク環境が悪すぎます。関西大とか中京大のように大学でリンクを作らないと練習環境は悪くなる一方です。立教が大学側に「リンクを作ってください」とお願いしたら「土地はあるから11億円用意してください」といわれたらしい。toto BIGが2回当たらないとダメですね。
まだ、アイスホッケーはフリーランスに対して取材を認めてくれるだけ良いのですが……。
まあ、現役選手たちはスポーツを楽しんで懸命にプレーしています。それを伝えないといけませんね。お互いに頑張りましょう。
by スポーツ三昧 (2010-11-02 07:32) 

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