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陸上ライジングスターを新国立競技場で取材。

ゴルフ全英女子オープンを未明まで見ていました。
巻き返しが期待された渋野日向子は、さらにスコアを崩し予選落ち。
昨年の優勝時は、ロンドン近郊の林間コースでの開催でしたが、今年はスコットランドのリンクス。経験不足がモロ出た感じ。それに仕方がないことですが、マスコミが持ち上げすぎました。
全英のようなメジャーで勝つ選手ですから、才能はあるはず。
長い目で見てみたいと思います。

そんなこんなで、暑いこともあってなかなか寝付かれず、今朝は目覚めたら8時。
大急ぎで朝のルーティーを済ませ、今回の上京のミッションのひとつを片付けます。
9時、近所のドクターゴトーの検診へ。受付は14番。約1時間待ち。
一度、帰宅してシャワーを浴び、出かける態勢を整えてから再び内科クリニックへ。
10分ほど待って検診を受けました。聴診器での心音を聞き、血圧測定。体内酸素量を図ってもらい終了。
今日は採血もしました。
10時30分に薬局へ。処方してもらった薬を受け取り、東伏見から電車で都心へ。
昔は真夏でも1時間かけて国立競技場へ行ったものですが、今はそんな元気がありません。

千駄ヶ谷駅から歩いて新国立へ。
セイコーゴルデングランプリ陸上2020東京ライジングスター陸上を取材します。
クマさんが作った新国立は、無駄に大きい。昔の国立は、ホープ軒の手前の四角を左折したら、報道受付のある代々木門があったのですが、今は旧明治公園の向こう側、ビクタースタジオの四つ角を左折しなければなりません。まっすぐ坂を登れば神宮野球場です。ともかく遠い。息が切れる。日差しは強い、暑い。受付に着く前に疲れてしまいます。

受付で大変なことに気がつきました。
今日のライジング陸上は、明日のゴールデングランプリ陸上の前座的なイベントで、私は今日のイベントの取材申請をすれば、明日のゴールデン陸上も取材できるものとばかり思っていたのですが、別々に取材申請しなければならなかったのです。
陸連は、フリーランス(特に日本スポーツプレス協会加盟のジャーナリスト)には寛容で、今回の取材も申請書さえ出せば、取材が可能です。他のスポーツ団体よりは寛容なのです。ただし、新型コロナウィルス対策は慎重で、取材するためには取材エベント1週間前からの「体調管理チェックシート」を提出しなければなりません。10のチェックリストと体温、服用している薬まで届けなければなりません(私は薬の服用していると正直に書いたら「どんな薬を飲んでいるのですか?」という質問メールが入り、14種類の薬の名前をリターンメールしました)。それほどまでに慎重を期した取材申請でしたが、「ライジング陸上」の申請しかしていませんでした。
本来なら、今日は新国立の様子を取材して、3時キックオフの関東女子サッカーリーグ、早稲田大学ア式蹴球部女子vs.浦和レッズジュニア戦を取材、明日ゴールデン陸上をじっくり取材しようかと思っていました。仕方がないので、今日は新国立をじっくり見て、サッカーは明日の育成リーグを取材することにしました。

新国立は、オリンピックのメインスタジアムですが、コロナ影響のため、1月1日のサッカー天皇杯決勝、1月11日ラグビーの大学選手権決勝しか使用されていません。今日が公には3回目のイベントです。陸上競技での使用は初めてです。
私は、昨年12月31日のサッカー天皇杯決勝の前日練習で新国立に初参上していますが、その時はピッチから新国立を見ただけ。記者席に上がるのは今日が初めてでした。
観客席を潰して造られたカメラマンエリア横を階段で登り、2階コンコースへ。記者席の最上段に座ってじっくりと競技を見ました。
ここで来年オリンピックが開催されたら、世界中のスポーツジャーナリストたちがオリンピックの取材をするんだ、と考えると少しワクワクしました。

選手は、小学生6年生、中学生3年生のカテゴリー。小学生は東京の子どもたち。中学生は関東地方から集められていました。
種目は、トラック競技が中学男女1500m、中学女子100mハードル、中学男子110mハードル、小中学生男女別の100m。
跳躍競技は、小中学校の男女別の走り幅跳び。投擲競技は、小学校男女別のジャベリックボール投げ(ソフトボール投げみたいなものです)。
フィールドは、各24名。トラックは1500mは16名参加で3レース、その他は10レースが行われました。
陸上競技は、普段からそんなに取材しているわけではないので、知らない選手ばかりでしたが、4年後のパリはともかく、8年後のロサンゼルス、12年後のオリンピックでは活躍するかもしれない原石がたくさんいるのでしょう。
選手たちも、今年の夏は大きな大会もなく目標を見失っていただろうし、新国立でプレーするなんて滅多にない体験です。気温34度の暑い中、一生懸命プレーしていました。ある意味、心打たれました。
中学生女子100mでは12秒を切った11.99秒の記録も出たし、中学生男子では、最終レースで藤井清雅くん(千葉・君津中3年)が10秒68の好記録をマークしました(日本中学生新記録は2014年5月17日に宮本大輔が出した10秒56)。
ただトラックレースでは、小中学生でスタートが下手なせいかフライイングが多かったのが残念です(ローカルルールで一人の選手が2回フライイングを犯すと失格)。そのために、だいぶレースが予定より押してしまいましたし、見ていても緊張感がなくなって辛かったです。

少し、新国立の内部を歩いてみました。ともかく座席後ろのコンコースが巨大。オリンピック本番では何に使うのでしょうか? 車椅子のスペースが十分にとってあるのは素晴らしいと思いました。
本当はプレスの人間は歩いちゃいけないんだけど、バックスタンドまで歩きました。何の変化もない、だだ広いコンコースが続くだけです。
トイレは、森喜郎OOC委員長が「なぜウォシュレットをつけなかったのか?」と質問したら「節約のためです」と係員が答えたという便座。まあ、身体障害者用トイレは広かった。そして唯一おむつ用のゴミ箱が置いてありました。手洗い場が、ミラノ・サンシーロのような噴水式になっていたのが国内では珍しい。
残念ながら2層、3層には上がれませんでした。
やはり、今度なんかの競技会に切符を買って入らないと、一般のお客さんの気持ちはわかりません。そんな機会が、直近であるとは思えないですが……。

午後4時30分、まだ中学生男子の走り幅跳び決勝が残っていましたが、バックスタンド側のピステで行われていたので(アナウンスでは「残っているお客様、近くでご覧ください」と言っていましたが、プレスは入れない地域です)最後まで見ないで帰ってきました。

帰りは都営大江戸線経由、中井乗り換えで帰ってきました。
明日、ゴールデン陸上が取材できないのは残念ですが(TBSテレビで見ることにします)、まあ新国立での初めての陸上競技会が取材できてよかったと思います。というよりも、取材申請をして久しぶりに取材できたことが嬉しい。
そんな事が普通になる日が早く来ることを祈っています。

そんなスポーツ三昧でした。

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みねお

各種の制限がありながらも取材活動の復活おめでとうございます。新国立競技場は通常は仮柵で囲われていて、市民が身近にスタジアムと接することができるのは五輪後になるのでしょうか。
新国立にはお客様の立場でしか行ったことがないので、取材活動だけで行かれている先生と意見交換すれば全体像が把握できそうですね(笑)。
節約という名目でウオシュレットを設置しなかったことは後世の方々から嘲笑の的になるでしょうね。残念なことです。
まだまだ暑さ厳しき折、油断せず、熱中症、コロナに気を付けましょう。
by みねお (2020-08-25 21:23) 

スポーツ三昧

みねお様、コメントありがとうございます。みねお様がコメントを入れていただくと、当ブログの検索数が1.5倍になるのが不思議です。
新国立は不思議な競技場ですね。
帰り際に、コンコースから外に出たのですが、二層、三層に上がるエスカレーターがある部分は「撮影禁止」とかでガードマンが立っていました。「国立競技場」という文字が入ったモニュメントがある地点です。そこの切符売り場も異様な感じがしました。
仮柵とか、第2コーナーのだだっ広い金属製のスペースとか、美しくないですね。
やはり私は旧国立競技場の方が好きです。

by スポーツ三昧 (2020-08-26 19:29) 

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