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和歌山まで日帰り旅行。生まれて初めて紀州路に足を踏み入れました。

今日は9月10日。
今夏の青春18きっぷも今日が利用期限です。
結局、2回分残ってしまいました。
まあ、1セット定価1万2050円以上は使っているので問題ないですが……。
疲れていましたが、最後の1日、頑張って出かけることにしました。

何処に行こうか迷いましたが、最終日は和歌山に行くことにしました。
「高校サッカー年鑑」(講談社刊)という本に40年携わっていた関係で、日本全国くまなく高校総体と国民体育大会で取材し回ったのですが、福井県と和歌山県だけは宿泊したことがありません。
もしかしたら、小さい頃に父の会社の社員旅行で那智の滝(和歌山県)に連れて行かれたことがあったかもしれません。ともかく、和歌山県とは縁の薄いスポーツ三昧です。
そこで、現存天守閣ではなく復興天守閣ですが、和歌山城には行ったことがなく、和歌山に行ってみようと考えた次第。
ついでに有名な紀三井寺総合運動公園にも行ってみようと思い立ちました。

今日も5時起床。
朝のルーティーンを済ませて6時に家を出発。雨が降っています。
傘をさして自転車でJR枇杷島駅へ。
大阪までは、昨日と同じ列車、ルートで行きます。
大阪に9時43分着。雨はすっかり上がっています。傘持ってきて失敗かな、とも思えたのですが、9時56分発の紀州路快速が和歌山県に入る頃から再び雨が降り始めました。

大阪も随分言っていません。大阪から環状線で天王寺に出て、そこから阪和線に入るのですが、途中大阪常宿の新今宮を通過する時、通天閣が見えたのは懐かしかったです。長居球技場も改修中でした。

和歌山11時29分着。
とりあえず、腹ごしらえということで、駅地下にある丸美商店へ。名物・和歌山ラーメンをまず食べねば。特製ラーメン(チャーシュー麺)セット(火薬飯がつく)980円なりを並んで食べました。
バスの案内所で聞いたらお城へは2番のりばに来るバスに乗って二つ目の「公園前」で降りれば良いこと。紀三井寺へは、そこから海南駅に乗れば途中の「競技場」というバス停から徒歩5分であることを聞きました。

12時16分発のバスで公園前へ。
バス停は、大手門に渡る橋の前にありました。
しっかりしたお堀があり、大手門をくぐると場内。
姫路ほどではありませんが、大きな城構えのお城です。さすがは徳川御三家。

雨が降っていて足元は悪い。最短距離で天守閣を目指しますが、なかなか天守閣を煮ることができません。これも一つの防御網なのでしょうか。
急な坂道を二つ登って、ようやく天守閣が望めました。複合天守閣でなかなか見事な構えです。大天守に多聞櫓で小天守や櫓と連結されています。
ここの天守閣は、昭和20年の和歌山市大空襲で焼失しています。それまでは国宝でした。惜しいものを失くしました。現在の天守閣は鉄筋コンクリートで作られた復元天守ですが、なかなか見事な出来栄えです。その復元過程が、天守閣入ったところの入り口の部屋でVTRで見ることができます。興味深いVTRでした。
三層三階の天守閣は、それなりの威容を誇っていましたが、やはり復元天守。3階の回廊は回れましたが、心地よい風は吹いていませんでした。

紀三井寺に向かうバスが1時間に1本しかなく14時21分までにバス停まで急ぐため大急ぎで城を下りました。
公園前からバスで40分。雨はますます激しくなります。初めての街でバスから見える景色は興味深かったですが、視界が悪い。
競技場前のバス停は住宅街の真ん中で、一体どこに総合運動公園があるのか分かりませんでした。ぐるりと見渡すと鉄塔が見え、そちらの方向に歩いて行くとスタジアムが雨に霞んで僅かに見えました。鉄塔はスタジアムの夜間照明のようでした。
正門まで歩くと、右手に野球場、正面に陸上競技場、左手にテニスコート、その奥に球技場兼補助競技場が見えました。
雨は激しく降り続いており、アスファルトの上に水溜りが出来るような状態。とても公園内を歩くような状況ではありませんでした。
仕方なく正門近くの喫茶店に避難。アイスコーヒーを飲みながらお店の女性に、
「海南駅はJRの駅ですか? 和歌山に戻るのと海南駅に行くのは、どちらが近いですか?」と問うと、
「海南駅はJRの駅です。快速も止まります。和歌山に戻るより遥かに近いですよ」というお答えでした。
しばらく待っても雨は弱くならず、紀三井寺見学は諦めました。また、何かイベントがあるときにも再び訪問しましょう。

バスで海南駅に向かいます。
途中、住友金属海南工場がありました。チェアマンを務められた大東和美さん(早稲田大ラグビー部OB)は卒業後一時「住友金属和歌山」にお勤めでしたが、ここがその工場だったのでしょう。その奥には立派なマリーナシティーがありヨットハーバー併設のリゾートになっていました。
鹿島アントラーズが、住友金属の厚生施設だったように、このマリーナも住友金属の方の施設なのかもしれません。日の長い時期なら、5時に仕事を終えた後、ヨットを楽しむこともできます。
ここのところ、高校総体のヨット競技も毎年、和歌山県で開催されており、宿泊施設や競技施設なども充実しているのでしょう。
そんな事を思っているとマリーナから10分ほどで海南駅に到着。
15時51分に和歌山駅が来たので大急ぎで乗車。
JRにも「紀三井寺」という駅がありましたが、運動公園からは相当離れており、やはり運動公園にはバスで行った方が良かったようです。
和歌山駅16時9分発の快速電車で大阪に戻りました。なんと、この列車はFree WiFiになっており、早速レノヴォのタブレットを出し、我が家に録画してあったVTRなど視聴。
のんびりと大阪の環状線から風景を眺めていると、日本ではないような。釜山でも旅行している気分です。
この頃には、すっかり雨も上がり、ウロコ雲が目に入ってきました。もう秋がそこまで来ています。

大阪18時発の新快速で米原へ。彦根の一つ手前の能登川までは通勤客で満員でしたが、それ以降はガラガラ。
米原19時35分発の豊橋行き快速は、何かの理由で運休。JR東海得意の間引き運転です。20時5分に同じ電車が変わって、それで尾張一ノ宮へ。ここで21時7分発の各停で枇杷島まで帰ってきました。
これで今年の夏の青春18きっぷの旅は終了です。1回分残ってしまいました。

21時30分、帰宅。
よく無事に帰ってこられたものです。
さすがに3日連続のお城巡りは堪えます。

そんなスポーツ三昧でした。
<了>

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