SSブログ

東京オリ・パラ聖火リレーが始まる。夜はサッカーの日韓戦をTV観戦。

東京オリンピック・パラリンピック2021(2020に非ず)の聖火リレーが、いよいよ今日から始まりました。

少しだけでしたが、福島のJヴィレッジで行われた聖火リレー出発式典を取材に行こうかとも思ったのですが、9時からの式典だったので前泊しなければなりません。それにコロナ対策で無観客で行われるという情報を得たので、取材申請を何処にどうしたら良いかも分からず、諦めてしまいました。
テレビで式典の模様を見ようとしたら、地上波デジタルではLive放送無し。まあ、選抜高校野球はあるし、国会中継もあるので仕方がないとも思うのですが、NHK総合では午後1時からの後追い放送しかない(BS1ではあったようですが)。聖火リレーが国家的な行事であるなら、やはり地上波Liveでやってほしいものです。
午後1時から放送を見ました。
驚いたことに、パラリンクックの聖火リレーも兼ねているというのに、式典の手話通訳が無い。石原さとみさんの「訳のわからない挨拶」、サンドイッチマンの「森さんは何処で見ているの?」というギャグは許せたとしても、手話通訳がないのはまずいでしょ。
聖火リレーに対しては、辞退者が多数出ていることや、リレーの感染防止策に対する不安の声が多数伝えられています。何か期日が来たから見切り発車した感が強いです。
かつて、これほどまで歓迎されない聖火リレーがあったでしょうか?

聖火リレーが始まるにあたって、テレビもようやく「オリンピック」に対する特別番組を放送することも多くなりました。
先週の日曜日の夜には、NHKスペシャル 令和未来会議「どう考える?東京オリンピックパラリンピック」という有識者を集めて討論会をやっていましたが、参加者のほとんどが「オリンピック」というものを正しく理解していない。「オリンピック」を「オリンピック・ゲームス」と同じもの(世界中の人を集めた大運動会)としか思っていません。
「オリンピック」は、大きく言えば「オリンピック・ムーブメント」を指し、「スポーツを通じて行う世界平和を目指す教育活動」なのです。その中に、
「この運動を世界に広めるため4年に1度、世界の若者を集めてスポーツ競技大会を開催する」とオリンピック憲章に定められています。しかも、
「ピエール・ド・クーベルタン男爵によって1896年に始められた競技大会は、4年サイクルに定められたオリンピアードの最初の年(つまり2020年)に行われる」となっています。したがって、今年に東京でオリンピック競技大会を開催するのは、憲章違反であり、異例中の異例であることを知らなければいけません。そんな特例を作ってしまったバッハIOC会長、森喜朗前組織委員会会長、安倍ちゃん小池さんの四人は、IOCの掟破りの大罪人なのです。
故に、現在のアンケートの設問で「オリンピックを延期にする」というのは、ありえない話なのです。

私は、2020年に大会を開催できない時点で、第32回オリンピアード東京大会は返上して他の都市で行うか、コロナ禍で中止にするのが正しい選択であったと思います。
どうしても東京(日本?)でオリンピックをやりたかった森氏と安部ちゃん、小池さんの画策でしょう。
まあ、やることに決めたんだったらやるのが良いんでしょう。今では私もそう思っています。だって、大会を目指している多くのアスリートは、
「大会はあるもの」と信じてトレーニングに励んでいるのですから。
延期が決まってから、私はオリンピックのマークがついたスベニアーグッツを結構買っています。電通さんに手数料が入るのは面白くないですが、大会に少しでも役立てば、と思っているから。
ともかく聖火リレーもオリンピック憲章に定められた公式な行事です。
もう、後戻りはできないんです。
7月23日の開会式に向かって進むしかありません。

夜はサッカーの日韓戦をテレビ観戦しました。
最近、日本は韓国に勝てていません。一昨年の韓国釜山で取材した東アジア選手権では日本が押し気味でしたが0-1で敗れました。その2年前の同大会でも1-4で完敗している日本。同年ジャカルタで行われたアジア競技大会でも0-1で敗北。この試合も現地で見ました。一体、日本が韓国に最後に勝ったのはいつだったか調べたら2011年の札幌ドームの3-0とか。ああ、その時も札幌まで行きました。懐かしい。
国内での代表戦も久しぶりです。メンバーも変わってきました。
日本代表のスターティングラインアップは、GK権田(FC東京U-18)。DF山根(ウイザス高校)、吉田(名古屋U18)、富安(福岡U-18)、佐々木(城山高校)。MF遠藤(湘南ユース)、守田(金光大阪)のダブルアシスト、右翼が伊東(逗葉)、左翼が南野(セレッソ大阪U-18)、トップ下が鎌田(東山高)。FW大迫(鹿児島城西高)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先。高体連出身者が6人。クラブチーム出身が5人。
対する韓国代表の先発は、GKチョ・ヒョンヌ(蔚山現代)。DFキム・テファン(蔚山現代)、パク・ジス(水原)、キム・ヨングォン(ガンバ大阪)、ホン・チョル(蔚山現代)。MFウォン・ドンジュ(蔚山現代)チョン・ウヨン(アルサドル/QAT)のダブルボランチ、右翼がイ・ドンジュ(蔚山現代)、左翼がナ・サンホ(FCソウル)。FWナム・テヒ(アルサドル/QAT)、イ・ガンイン(バレンシア/ESP)。4:4:2の布陣です。(カッコ内)は現所属チーム。

コロナ禍で国内、ヨーロッパから代表選手を招集。二つのグループはホテルのフロアーも別、食事も別。移動の車も別。練習場で会うだけだそうです。
韓国代表も、よくこんな情勢できてくれたものです。聞くところによると、ワールドカップ予選直前で監督のパウロ・ベント(ポルトガル)監督が日本との対戦を熱望したそうです。まあ、エースのソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー/ENG)が来ていないのは仕方がないにせよ、日本にとっても願ってもない対戦でした。

雨上がりの横浜国際競技場。観客はコロナ禍上限の1万人。午後7時26分、日本のキックオフで試合開始。
立ち上がり、少しだけ攻め込んだ韓国でしたが、徐々に日本ペースになっていきます。ボールポゼッションで上回った日本が試合の主導権を握ります。
5分、日本は左サイドを細かく攻め、大迫、南野と繋いで鎌田がシュート。左に外れますが日本の攻勢が続きます。
11分には遠藤がヘディングシュート。クロスバーに。
先制ゴールが生まれたのは17分でした。韓国ボールのこぼれた所を大迫がヒールキック、流れたボール似追いつい着いた右SBの山根が拾ってドリブルシュート。物の見事に韓国ゴールに放り込みました。
流れは変わりません。27分、中盤のこぼれ球を拾った大迫が溜めをつくります。鎌田が右を駆け上がる時間を大迫が1回転してからパス。受けた鎌田がドリブルでGKと1対1になりタイミング良く左隅にシュートを流し込みました。
大迫は、ロシア・ワールドカップのコロンビア戦でゴールを挙げ「大迫半端ない」で有名になりましたが、その後目立った活躍もなく、メディアの評価が高すぎる、と思っていました。今季はブンデスリーガでも出番がなく冷や飯を食っていると聞きましたが、苦労がようやく実ったという感じです。
大迫だけでなく、富安とか鎌田とかヨーロッパに行って成長したと思います。現在は、代表のスタメンがすべからくヨーロッパのクラブで活躍しているプレーヤーですが、やっと日本もここまで来たか、という思いです。
一方の韓国は、ほとんど有効な攻めがありません。いつもの闘志も感じられないし、気合の抜けた時の韓国は、全く怖くないチームになってしまいます。39分、ようやくナ・サンホがシュートしますが上に外れます。
40分にも日本は、伊東のシュートが韓国DFに跳ね返り、守田がシュートしますが、右へ外れます。
アディショナルタイムは1分3秒、アルム・ガン主審(インド)がハーフタイムの笛を吹きました。

負けている韓国は、後半頭から3枚替え。GKキム・スンギュ(柏レイソル)、MFナ・サンホに替えてチョン・ウヨン(フライブルグ/GER)、FWイ・ガジンに替えてイ・ジョンヒョップ(慶南)をピッチに送ります。日本もMF鎌田を江坂(神戸弘陵)に交代。
後半に入っても日本が主導権を握ります。
8分、江坂がバイタルエリアからシュート、GKキムがセーブしますがリバウンドを江坂がシュート。これをキムがキャッチ。
13分、韓国も絶好のチャンス。チョン・ウヨンがシュートしますが上に外します。悪い時の韓国は、シュートが枠に飛ばないことも多い。
16分、日本はバイタルから守田がシュート。GKキムがパンチングで防ぎました。
17分、韓国は4枚目のカードを切ります(この試合は6名まで選手交代が許されていた)。MFウォンをイ・ジンヒョンに交代。
20分、韓国がフリーキックのチャンス。ホン・チョルが蹴りましたがGK権田がセーブ。事なきを得ます。
21分、日本はDF佐々木を小川(流経大柏)に交代。29分にはMF伊東を古橋(興国)に、32分にはFW大迫を浅野(四日市中央工)に替える森保監督(長崎日大)。
38分、韓国はFWナムをキム・インソン(蔚山現代)に交代。この交代でマークがずれたり集中力が切れたわけでもないでしょうが、直後のCKで江坂が蹴り、遠藤がヘディングシュート。日本は3-0としました。
41分、日本は最後の2枚替え。MF守田を川辺(広島ユース)に、南野を脇坂(川崎U-18)に交代。森保監督も6枚のカードを切り終えました。
アディショナルタイムの表示は「4分」でした。
45+4分、日本は左サイドから小川がクロス、ファーに詰めた古橋がシュートしますが左に外れました。
もし、このシュートが決まっていれば4-0。1974年以来47年ぶりの大記録になるところでした。
アディショナルタイムは4分38秒、タイムアップを迎えました。

10年ぶりの日本の快勝です。
日本と韓国の対戦成績は、これで14勝23引き分け40敗。巷間、日本のサッカー界では、
「ライバルの韓国」などと言っていますが、そんなことを言うのが恥ずかしく烏滸がましいほど大きく負け越しています。
1993年にJリーグが誕生して以来、日本のサッカーが韓国を凌駕する日も近いと予想したスポーツ三昧ですが、なかなかその差は縮まりません。この一戦をきっかけに日本が韓国を圧倒する日は来るのか来ないのか。今日のような無気力な試合を韓国が続けるようであれば、遠からず日本の力もFIFAランキング通り(日本27位、韓国38位)になるのですが、どうでしょうか?

まずは、今日の勝利は素直に喜びたいと思います。

今日の東京都の新規感染者は394人。愛知県は79人。高止まり、微増の日々は続きます。
そんなスポーツ三昧でした。
<了>

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。