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選抜高校野球は準々決勝、夜はU-24日本vs.アルゼンチン五輪代表選をTV観戦。

春の嵐は朝までには収まり、初夏を思わせるようなお天気。
エアコンの暖房をつけても外気と変わらぬ気候になりました。

朝の8時30分から選抜高校野球は準々決勝4試合が始まります。
最初から最後までじっくり見たわけではありませんが、テレビは点けっ放しでした。
今年の大会は、「1-0」みたいな高校野球らしい試合も多かったのですが、今日の4試合はいずれも大差が開きました。
天理、東海大相模、明豊、中京大中京の4校が明後日に行われる準決勝に進みました。
地元の中京大中京は、久しぶりのベスト4です。ここのところ愛知県内のライバル東邦がよく優勝している(平成最初と最後の全国優勝校です)のですが、中京大中京が春の大会に4度優勝しているのですが、直近では春夏連覇した1966(昭和41)年からありません。その頃の校名は「中京商業」ですから現在の「中京大中京」として優勝することになれば初めてということになります。
応援にも力が入るというものです。

夜は前戦から中2日、U-24日本代表vs.アルゼンチン・オリンピック代表戦をBS朝日で観戦しました。地上波の放送がなかったのは残念ですが、まあそれほど視聴率が取れるソフトでもないので、BSでも放送があったのは評価しましょう。
第1戦は、アルゼンチンにワンチャンスを生かされ、剥がしい気迫とボールの寄席に対する強さに惜敗したU-24日本。いかに相手が優勝候補のアルゼンチンとはいえ、同じ相手に短期間に連敗するようでは、目標とする「東京での金メダル」はおぼつかないと思われました。

U-24日本代表のスターティングラインアップは、GK谷(ガンバ大阪ユース)。DF原(市立船橋)、瀬古(セレッソ大阪U-18)、町田(鹿島ユース)、古賀(柏U-18)。MF田中(川崎U-18)、板倉(川崎U-18)のダブルボランチ、右翼が食野(ガンバ大阪ユース)、左翼が相馬(三菱養和SCユース)、トップ下が久保(FC東京U-18)。FW林(履正社)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先。高体連出身者が2人、クラブ主審者が9人。前の試合から9人メンバーを替えてきました。
対するアルゼンチン・オリンピック代表(すでにオーバーエイジの選手も加えている)の先発は、GKれディスマ。DFディラフェンテ、ペレス、コロンボ、マクアリステレ。MFアスカシバル、コロンバットのダブルボランチ、右翼がブルネッタ、左翼がベルナベイ、トップ下がゴンザレス。FWガウチ。4:2:3:1の布陣です。初戦から4名メンバーを入れ替えてきました。
日韓戦もレフェリーを務めたコインバトール氏が主審で午後7時45分、アルゼンチンのキックオフで試合開始。

初戦、アルゼンチンの「前へ前へ」という圧力と球際の強さに圧倒され戦意喪失気味になってしまったU-24日本でしたが、今日の日本は違っていました。
日本イレブンは、少しアルゼンチンに対してリスペクトが強すぎたのかもしれません。ところが今日は、早め早めに個々の選手にプレッシャーを掛け、アルゼンチンにプレーする余裕を与えませんでした。
両チーム、中盤から激しいプレッシャーを掛け合い、前半のシュートはU-24日本が2、アルゼンチンは0でした。
U-24日本の前半の最大のチャンスは、37分の右サイドを原が駆け上がり、久保がするー、原がクロスを上げると中に詰めた林がヘディングシュート。惜しくも左にはずれましたが、得点の匂いはプンプンしました。
アルゼンチンは、43分に右サイドからアーリークロス、中に詰めたイタリアのセリエAパルマ所属のブルネッタのシュートが左に外れた1本くらい(枠外なのでシュート数に数えられず)。
44分、U-24日本に先制ゴールが生まれます。
DF瀬古のロングスルーに反応した林がパスに追いつき突進。カーディフ所属のオーバーエイジGKレディスマを抜いてゴール。待望の1点を挙げました。
アディショナルタイム1分45秒、ハーフタイムを迎えます。

ハーフタイムにアルゼンチンのバティスタ監督が動きます。SBでラフェンテとMFボランチのコロンバットに替えてバレンスエラとバルガスをピッチに送ります。U-24日本は前半と同じイレブンで後半に臨みました。
線半終了間際に奪ったU-24日本の1点が勝負の分かれ目になります。
先制点を奪った初戦は、アルゼンチンがリスクをかける攻撃をやめ、ディフェンス重視に戦いました。が、先制点を奪われたこの試合では、ディフェンシブに戦うわけにはいきません。悪くても1点取って引き分けにしなければ、オリンピック本番のシュミレーションにはなりません。
そこがU-24日本の付け目でした。初戦でも左右のオープンスペースからの崩しやDFラインの裏を狙う攻撃は有効でした。
後半6分、U-24日本は右サイドを駆け上がった久保に林がスルー、久保がファーサイドまでクロス、ここに走り込んだ相馬がシュートしますが、惜しくも右ポストに跳ね返ります。
19分、アルゼンチンは中央でボールを拾ったバルガスが右にパス、受けたガイチがドリブルシュート。GK谷がキャッチします。
ピンチの後にはチャンスあり。23分、U-24日本のコーナキックのチャンス。久保が蹴ったボールを板倉がヘディングシュート。貴重な2点目をゲットします。試合後、久保は、
「板倉を狙った。ドンピシャでした」と語るほど息のあったプレーでした。
そして4分後、奇跡なような得点場面が生まれます。2点目と同じ左サイドから久保がコーナーキックを蹴ると、再び板倉がヘディングシュート。物の見事に決まりました。
このプレーに対して久保は、試合後に「ありえない。2本目は板倉を狙って蹴っていないけど、1試合で2本も決まるとはね」と語っていました。
ワールドカップのジンクスに、「1試合でリスタートで2点奪われたら勝てない」というものがあります。
こんな弟子フェンスでは、アルゼンチンの東京の金メダルは赤信号です。
ともかく3-0となり、U-14日本は、いろいろと選手を交代して試すことができました。
2点目のまえにFW林を田川(鳥栖U-18)に交代していましたが、31分には久保を三好(川崎U-18)に、38分に食野を旗手(静岡学園)に、43分には相馬を三苫(川崎U-18)に、44分には古賀を中野に、45+1分には田川を渡辺(東京ヴェルディユース)に交代。悠々と逃げ切りました。
アディショナルタイム3分58秒、試合はタイムアップを迎えました。

U-24日本代表、同じ試合でコーナーキックから2点を奪うという「上出来」の勝利でした。今日くらいの試合ができれば、金メダルは無理としてもメダル圏内にはあると思います。
そのためには、森保監督がなるべく早くチーム作りの方針を発表して、JFAもバックアップしてあげることです。過去にもヨーロッパのクラブ事情で予定していた選手が使えないこともありましたし、国内組に対しても、オーバーエイジを何人使うかはっきり表明することです。
最終メンバは、僅か18人(ワールドカップは23人)です。

今日の東京都の新規感染者は234人。数が少なめに出る月曜日にしては多い数です。愛知県も39人。安心できる数ではありません。

そんなスポーツ三昧でした。
<了>

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コメント 2

みねお

こんばんは。残念ながら中京大中京準決勝で敗退しましたね・・。各選手ともに体も大きく、エースも150㌔前後を投げられる。たいしたものです。優勝した姿が見たかったですね。センバツは夏に比べるとどうしても関心が薄くなりがちですが、コロナ禍の中で無事に開催されたこと本当に良かったです。そういう意味でも近年になく注目された大会でした。明日の決勝戦、東海大相模も明豊も悔いのない全力プレーを望みたいですね。
by みねお (2021-03-31 23:01) 

スポーツ三昧

みねお様、コメントありがとうございました。
とらぬ狸の皮算用でした。
1週間で500球以内」という珍妙な投手ルールで中京大中京はエース畔柳を使えず、先発・柴田の自滅、ベンチの替え時の遅さが致命的でした。最後は1点差まで行ったのに…。
今や松坂や桑田のような大エースは、どのチームも存在しない。同じような力の投手を3人くらい揃えないと決勝まで行けない時代になりました。
高校野球も、少しづつ変わっていくのですね。
決勝戦も大乱戦の模様ですね。
by スポーツ三昧 (2021-04-01 13:17) 

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