SSブログ

深夜のアイスホッケー取材で体調不良。お休みをいただきました。

早いもので10月も晦日になりました(毎月このフレーズを使っているような気がします)。
今日はハロウィン当日ですが、もちろん私には関係がありません。

今日も良いお天気でした。
昨日、東大和から深夜のサイクリング(終電がなくなってしまったため)で帰宅したのが2時過ぎ。軽く夕食を摂って床に就いたのが3時すぎ。

「高校サカー年鑑」の仕事をやっている頃は、深夜・早朝のサイクリングは平気でしたが、心臓を患ってからは、無理が利かなくなってしまいました。
だいたい40年以上、スポーツ取材の仕事に携わっていますが、午後11時26分試合開始の公式戦を取材するのは初めてかも。
アイスホッケーは、深夜に練習することも多く、終電でリンクに来て、始発で帰ることも多いと聞きます。それでもトレーニングですからね。
昨夜の試合は、0時56分タイムアップ。西武新宿に向かうには23時53分東大和市発の電車に乗らねばなりません。上りの終電は0時13分発の小平行です。
そんな中で、中2日で試合をした立教の選手の皆さん、お疲れ様でした。昨日の試合は疲労困憊だったでしょう。対戦相手の神奈川は中15日。どう考えてもイコールコンディションじゃない。立教の応援に来ていたお母さん方は元気でした。女子マネ以上にキャッキャしていました。
いずれにせよ、日付をまたいで熱戦を繰り広げた選手の皆さん、審判、オフィシャルの皆さん。役員、応援の方々、お疲れ様でした。
昨日の試合は、取材歴40年の老記者も記憶に留めて置きたいと思います。

さて、無理をしたために私の体調はボロボロ。
今宵も関東大学アイスホッケーリーグDiv.Ⅳ東京理科vs.東京学芸の試合があり、取材に行こうと思っていたのですが、身体がゆうことをききません。
残念ながら自宅で休養とさせていただきました。

そんな2019年10月31日のスポーツ三昧でした。

nice!(0)  コメント(0) 

アイスホッケー日本学生氷上選手権関東予選、立教vs.神奈川戦を取材。

秋らしい日本晴れの1日でした。
昨夜、東大和から帰ってきたのが午前様ギリギリ。
身体に悪いですよね。
今朝は、例によって朝のルーティーンは8時までに済ませ、再び休息。

今日も自宅でネットサーフィンをしておりましたが、
立教大学アイスホッケー部のHPを見ていると、「次戦」のコーナーに、
「令和元年日本学生氷上選手権関東予選 立教vs.神奈川 10月30日 23時15分 東大和スケートセンター」とありました。
目を疑いました。どんなスポーツの公式戦に「23時15分練習開始」なんてありますか(ドーハ世界陸上のマラソンは23時59分スタートなんてのがありましたが)。
まあ、アイススケートの会場を抑えるのが、いかに難しいのかを物語る好例ですね。IOCのバッハ会長にしらせたいところです。
でも、立教の試合があるのなら、と行ってみることにしました。

時間が遅くて、電車で帰ってこれないので自転車で行くことにしました。
10時少し前に出発。東大和スケートセンターを目指します。

日本学生氷上選手権、いわゆるインカレですが、けっこう関東予選はけっこう狭き門で、今回も東海、神奈川、立教、上智が参加していますが内2校しか全国大会に進めません。立教は初戦で神奈川に2-3のPSS負け。敗者復活戦で上智に4-1で勝ち代表決定戦に進んできました。神奈川は東海に敗れて再び立教と戦うことに。
今季、この両校は3試合目の対戦です。10月2日に行われた関東大学リーグ第1レグでは立教が5-2で5年ぶりの勝利。立教は前節でも青山学院に1-0と辛勝。今季はリーグ戦ですでに2勝を挙げ久しぶりの好調です。ちなみに両チームは春の選手権でもグループA敗者リーグで対戦しており、その時は神奈川が5-2で勝っています。つまり実力接近、どちらが勝ってもおかしくない試合になると思いました。取材のし甲斐があるというものです。

ランク14位、オールメンバー13人の立教のスターティングラインアップは、GK川上(埼玉栄1)。DF上床(拓大一4)、吉田(立教新座3)。FW佐山(立教池袋3)、竹高(水戸啓明3)、矢部(学習院2)。前の青山学院の試合から僅か中2日。疲労困憊での試合でした。
対するランク13位、オールメンバー19人の神奈川の先発は、GK山本(北海道栄3)。DF三戸(苫小牧東2)、高瀬(武相4)。FW星野(水戸啓明3)、石川(軽井沢4)、塚本(武相4)。前の試合は10月14日の専修戦、中15日の休養十分です。
午後11時26分、フェースオフで試合開始。

試合開始早々から立教の動きが鈍い。中2日の影響か。それに2セット回しで氷上に滞在する時間が長い立教。神奈川に比べて動きが悪い。
そんな立教に対して、勝負を長引かせたら粘りのアイスホッケーをされて拙いと神奈川は感じていたのでしょう。立ち上がりから猛攻をかけてきます。できれば1ピりで勝負を決めてしまえ、という勢いでした。
その猛攻を立教GK川上が必死のセーブ。なんとか失点を防いでいきます。
3分20秒、星野のパスを受けた塚本がリターンパス、石川が左60度遠目からシュート、先制します。
立教も反撃に出ますが、なかなかアタッキングサードでの有効な攻めが出ません。
7分5秒、星野のアシストで石川がゴール、0-2とリードを広げます。
この日の神奈川のGK山本は絶好調でした。リーグ戦の時の立教戦は登録メンバーにも入れず、インカレ予選の1回戦では出場機会がありませんでした。今日はそのうっ憤を晴らすような好セーブを連発します。
神奈川の猛攻は、留まるところを知りません。11分27秒には塚本がノーアシストでゴール、0-3。1ピり15分間(関東インカレ予選は15分制で実施)で先制、中押し、ダメ押しをしてしまたような形になってしまいました。
第1ピリオッドもシュート数は3-15と神奈川が圧倒して終了しました。

5分間の整氷無しインターバルを挟んで第ピリオッド開始(これもインカレ関東予選ルール)。
立教、これ以上得点差が開いてはいけません。何とか先に1点が欲しい。
1分すぎ、神奈川の塚本がクロスチェッキングの反則で2分間退場。立教パワープレーのチャンスでしたが、これを生かす事ができません。
神奈川はペナルティーを連発。ここに立教も突けいる隙もあったと思うのですが……。もう少しパワープレーの研究と練習が必要です。
8分26秒、神奈川の田名部(八戸商4)がトリッピングの反則で2分間退場。立教としては最後と言っても過言ではないチャンスでした。が、取ろう取ろうは取られの元、とは勝負の鉄則。パワープレーを前係で行ったところを神奈川はカウンターアタック。石川のアシストで星野がゴール。1ピり15分間での第2ピリオッド8分40秒の4点差は立教にとては致命的でした。
立教は、このパワープレーでもノーゴール。無得点のまま第2ピリオッドを終えました。シュート数は5-12と神奈川がリード。

12分間の整氷インターナルの後、第3ピリオッド開始。
ようやく立教のエンジンが暖まり調子が出てきました。
思うに、今日の立教はウォーミングアップが足りなかったのでは? 疲れている時は往々にしてウォーミングアップを軽めにしてしまうのですが、逆に疲れている時だからこそウォーミングアップは多めにした方が結果的に身体が動くという報告もあります。
ともかく立教、第3ピリオッドの動きが一番良かったように思います。
神奈川は4分54秒に石川がスラッシングの反則で2分間ペナルティーボックスに入りますが、ショートハンドになったも守りは堅い。15分間、リスクを賭けず立教の反撃を抑えました。
日付代わって10月31日0時56分、タイムアップのブザーが鳴りました。
総シュート数19-40。スコアは0-4。神奈川が快勝した試合でした。
神奈川のGK山本の攻守と立教にコンディショニングの悪さが目立った試合でした。立教は、この敗戦を引きずらず、次戦に臨んでいただきたいと思います。

午前1時に東大和スケートセンターを後にして帰路につきます。
帰宅は2時。軽い夕食を摂り、床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
立教 0-4 神奈川(0-3、0-1、0-0)



nice!(0)  コメント(0) 

アイスホッケー関東大学リーグDiv.Ⅳ武蔵vs.順天堂戦を取材。

未明から冷たい秋雨が降っています。
今年の10月は、ほんとうに雨が多い。

雨がわたしを眠らせる。
朝のルーティーンを済ませて二度寝します。

お昼前に起きて、ネットサーフィン。グーグルのアイコンがPCの画面から消えてしまい復活するのに一苦労。
YouTubeで音楽を聴いたり、TVerで先週見逃したドラマ(まだ結婚できない男、G線上のあなたと私、相棒)など見て時間を潰しました。

夕方雨も上がったので東伏見まで買い物に。

8時30分、家を出て東大和スケートセンターに向かいます。
今宵のミッドウィークナイトゲームは、関東大学アイスホッケーリーグ戦Div.Ⅳ武蔵vs.順天堂戦を取材します。
9時15分過ぎ、東大和スケートセンターの観客席に着席。顔見知りの役員の方が、いつもは東大和では手に入りにくいメンバー表を、親切に持ってきてくださりました。ありがとうございます。

Div.Ⅳは7チームが参加。1回戦総当たりのラウンドロビン(いわゆるリーグ戦)で順位を決めます。
ここまで各チーム概ね3試合が終了しています。
東京理科が3連勝で暫定1位。東京都市が2勝1分けで2位。以下3位は2連勝の東京学芸と2勝1敗の成城、5位は1勝2敗の武蔵、6位が1分け2敗の順天堂、7位が3敗の独協となっています。
まあ、ランキングとおりの結果で、唯一の下剋上は、武蔵が成城を2-1で破った一戦だけです。
東京学芸を除くと、武蔵と順天堂の2チームは、今季まだ一度も見ていないので楽しみな一戦でした。

ランク33位、オールメンバー20人の武蔵のスタメンは、GK石川皓太(隅田川4)。DF歯井(隅田川4)、細川(与野4)。FW石川和馬(渋川4)、高倉(石神井3)、野崎(川越東3)。
対するランク35位、オールメンバー20人の順天堂の先発は、GK稲葉(芝6)。DF伊藤(暁星5)、梨田(青稜4)。FW松崎(北嶺6)、須山(甲陽学院6)、黒田(千葉北4)。
お互いに一時部員不足で弱体化したのですが、ここにきて古豪復活、ともにオールメンバー20人揃えるという、このカテゴリーでは立派な陣容。なにしろDiv.Ⅰの立教でもオールメンバーは13人で戦っていますからね。

午後9時40分、フェースオフで試合開始。
今季ここまで順天堂は東京都市に1-1、東京理科に1-4、成城に0-2と1試合あたり1ゴール以下しか挙げていません。勝つためには失点を最小限に抑えなければいけません。
武蔵も成城には2-0で勝っていますが、東京理科と東京都市には0-2と完封負け。
勝負の境目は、2ゴールだと思われました。
ところが開始39秒。順天堂の守りの集中力が上がる前に武蔵が急襲。順天堂ゴールをこじ開けます。高倉のアシストで野崎がゴール。武蔵が先制します。
しばらく試合の均衡は保たれましたが、10分8秒に武蔵は勝負の分岐点ともいえる2点目をゲットします。今度は野崎がアシスト役に回り高倉がゴール。2-0とリードを広げました。
武蔵は、組織的な攻撃というよりも、個人の力で突破する合理的なホッケー。ここまでは、ほとんどの時間をアタッキングサードで試合を進め、順天堂に突けいる隙を与えませんでした。
2点を先行された順天堂、ようやく反撃に出ます。
10分42秒、武蔵の泉(駒場東邦3)がチェッキングザビハインドの反則でマイナーペナルティー+ミスコンダクトペナルティーで計12分間退場。佐藤(長野東4)がマイナーペナルティー2分間を代行します。
順天堂は反撃のチャンスでしたが、これを生かす事が出来ません。
このまま第1ピリオッド終了。シュート数は10-17と順天堂がリード。

5分間の整氷無インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。順天堂の控え部員(おそらく1年生)が終電の関係で帰ってしまったのはビックリ。女子マネは残っているのに。
武蔵、再び開始早々の不意打ちでリードを広げます。
13秒、順天堂は守りの集中力が、どうしても上がりません。武蔵が歯井、野崎と繋いで高倉がゴール。見事な速攻で3-0とリードを広げます。
反撃に出たい順天堂でしたが、1分3秒に竹下(芝5)がトリッピングの反則で2分間退場。ショートハンドになってしまし反撃のリズムが作れません。
その後、順天堂が押し気味に試合を進めますが、パックが両陣営を行きかうばかりで試合は動きません。そのまま15分間が終了してしまいます。シュート数は8-10と順天堂がリード。

12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
早く1点を返したい順天堂。ようやく1分47秒、渋谷(暁星6)のパスを受けた黒田がゴール。3-1として勝負の興味を繋ぎました。
3分23秒、5分26秒と武蔵の細川が連続で2分間づつ計4分間ペナルティーボックスに入り、順天堂にとってはパワープレーの大チャンスでした。が、武蔵はキルプレーを耐え、2点のリードを守ります。
ピンチの裏にはチャンスあり。
9分44秒、武蔵は細川がシュート。順天堂GK稲葉がストップしますが、リバウンドをゴール前に詰めた石川和馬が押し込んで決定的な4点目をゲットしました。
順天堂、1点を返そうと反撃に出ますが、焦りからかペナルティーを連発。12分43秒に須山が、13分56秒には梨田がトリッピングの反則で2分間退場。3 on 5のショートハンドになっては反撃のチャンスもありません。
午後11時3分、タイムアップのブザーが鳴りました。
総シュート数は26-42と順天堂がリードしましたが、結果は4-1。順天堂にとっては、かえすがえすも1ピリ、2ピリの立ち上がりの失点が惜しまれます。それと根本的に攻撃力が足りません。
武蔵の試合巧者ぶりが目立った一戦でした。

23時13分、東大和発の電車で帰宅。ぎりぎり午前様にならずに帰ってこられました。
遅い夕食を軽めに済ませ、床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
武蔵 4-1 順天堂(2-0、1-0、1-1)

nice!(0)  コメント(0) 

アイスホッケー立教の記録を調べてみてみました。そして星稜の河﨑先生の事を思う。

穏やかな秋らしい1日。
秋の日のヴィオロンの……みたいな日でした。

さて、今日は久しぶりに予定もなく、自宅で作業をしておりました。

昨日、ブログの記事の中で自らに課した宿題、
「立教は関東大学リーグで5年ぶりに勝利を上げたが、2勝以上上げたのは何年ぶり? 青山学院に勝ったのは何年ぶり?」の答えを探すため、古い資料をひっくり返していたところ、東京アイスホッケー連盟のHPにここ10年くらいの記録が保存してあるのに気が付きました。
そこで調べてみると、立教は2015年から昨年まで40連敗。その前の2014年には神奈川に2連勝(4-3、8-5)であることが判明。その年の青山学院との第1レグにも5-4で勝ち、その年は3勝を挙げている事が分かりました。キャプテンは高橋凌くん。GKは大学から始めた土永くん。それでも勝てたんですね。
やはり関東大学のレベルは確実にあがっているようです。
というわけで、最後の勝利、2勝以上あげたのも青山学院に勝ったのも5年ぶりということになりました。
いすれにせよ、記録的な快挙であることに間違いありませんね。

そもそも、わたしが今のようにドップリと関東大学アイスホッケーの取材に取り組むようになったのは立教のアイスホッケー部との出会いでした。
それまで、アイスホッケーは日本代表チームとか、日本リーグは取材していましたが、関東大学までは興味を持っていませんでした。
たまたま日本スポーツプレス協会(AJPS)の仲間であった内ケ崎誠之助さん(カナダ在住、アイスホッケー専門のフォトグラファーで立教大学アイスホッケー部OB)と東伏見のアイスアリーナでお会いし、立教の監督に就任したばかりの細谷弘一さん(現総監督)を紹介していただき、
「いま立教は3部に落ちちゃっているんだけど、細谷が何とかするから。取材してほしい」とお願いされたのがきっかけでした。2002年くらいの話です。
熱血漢の細谷さんは、当時経験者がほとんどいなかった部員を鍛え、2部、Div.Ⅰと昇格。その後、大学側もアスリート選抜という制度を創設。徐々に経験者も増えて立教はDiv.ⅠグループBに定着しました。
昨年から細谷さんの下で主将まで務めた大友滋敦さんが監督に就任。現役時代は、未経験者の多い中でガッツあるプレーを見せ、まさに「立教魂」を具現化していたプレーヤー。
「どうやれば強いチームに勝てるか」を工夫して試合で結果を出す。名門…強豪校から選手を集めて勝っている大学に挑戦していく姿は、まさに3部から這い上がってきた立教(もともと明治と覇権を争っていた強いチームでしたが)のメインテーマでもあります。
リーグ戦5年間勝ちなしだった立教が、ようやく動き出しました。これからも注目していきたいと思います。

ニュースで星稜高校サッカー部の総監督で副校長の河﨑護先生がパワハラ、暴力行為で謹慎処分になっていると伝えていました。
河﨑先生には「高校サッカー年鑑」の仕事に携わっていた関係で親交もあり、とくに2007年の日本高校選抜の監督を務められたときは、ヨーロッパ遠征に帯同取材した関係で大変お世話になりました。
とても温厚な先生で、暴力とかパワハラとか縁遠い指導者だと思います。
なにかの間違いではないかと思います。
たしかに昔は、かなり有名な学校の指導者も試合中ハーフタイムなどに平手打ちをしている場面をよく見ていますが、「愛の鞭」みたいなところもありました。まあ、いまでは認められないのでしょうが。
指導する際にも少しきつめの口調になることもあると思います。
よく聞く話では、自分の子供が試合で使ってもらえないと親御さんが指導者に対して「パワハラだ、暴力、暴言を使う悪徳指導者だ」と逆恨みで訴える事が多くなっていると言います。
チームを全国優勝にまで導き、何人も代表選手、Jクラブに選手を送り込み、副校長までしている方が、そんな事をするでしょうか。
河﨑先生個人を良く知っているだけに、一日も早い真相の解明を望みたいと思います。

そんな事を考えていたスポーツ三昧でした。



nice!(0)  コメント(0) 

アイスホッケー関東大学リーグとサッカー関東女子リーグ戦、早稲田vs.筑波戦を取材。

気が付けば2019年10月も最終週。最後の日曜日です。

10時にはDyDoドリンコアイスアリーナに出勤(?)します。
第1試合は、第1レグをトップで通過しながら昨日の試合で今季・全敗の慶應義塾にPSS負けした明治と法政の一戦。ディフェンディングチャンピオン明治の立ち直りを期待しましたが、勝ったものの内容は期待を裏切るものでした。
ランク1位の明治のスタメンは、GK香田(白樺学園3)。DF高木(日光明峰3)、廣田(清水2)。FW田名部(八戸工大一2)、徳田(武修館3)、宮田(白樺学園4)。昨日の敗戦のせいかGKを磯部(武修館4)から香田に替え、第2セットを先発させてきました。
ランク5位の法政の先発は、GK中島(駒大苫小牧3)。DF栗原(日光明峰2)、松井(武修館4)。FW安藤(駒大苫小牧1)、小西(武修館4)、三田村(白樺学園4)。こちらもGK吉田(苫小牧東4)から中島に替え、FWも伊藤(北海2)に替えて安藤(駒大苫小牧1)を第1セットに使ってきました。
今日も明治はペナルティーが多い。法政が4個に対し、明治が8個。60分間の試合のうち、5 on 5の普通の状態で戦っていたのが60分間のうち36分だけ。どちらかがショートハンドで戦った時間が長すぎます。その割には、パワープレーが決まったのは、明治が5 on 3のパワープレーで得た2ピり39秒の1点だけ。世界選手権やオリンピックなどの主要大会になると、実力が拮抗するトップチーム同士の対戦ではパワーゴールが勝敗を決める、とまで言われます。法政は、伝統的にパワープレーが上手いと言われますが、今日は0(3ピり最後の松井のゴールはGK中島を氷上から上げての6人攻撃でパワープレーと言えなくもありませんが)。これでは明治がペナルティーのやり得です。もう少しパワープレーの練習をしてほしい。そうすれば明治も簡単にはペナルティーを犯さなかったかもしれません。
まあ、明治は法政に土屋(埼玉栄3)に先制され、池田(北海4)のゴールで追いつき第1ピリオッドを終えたのは上出来でした。
2ピり、前に書いたように2人多いパワープレーで逆転しますが、法政も石川(東北3)のゴールでいったんは追いつく展開。まあ、見ている分には面白い試合でした。
しかしすぐ明治の徳田がゴールし再びリード。
3ピりに吉岡のゴールで4-2とリードを広げた明治。
法政も石川(駒大苫小牧3)のゴールで4-3とし、最後まで勝負の興味を繋げてくれました。
ところが、18分20秒にGK中島を氷上から上げて乾坤一擲の6人攻撃に出ますが、明治の壬生(八戸工大一3)がパックをスチール、池田が決めて5-3、勝負を決めました。
ところが法政は、なおも1点にこだわり6人攻撃。ついに19分40秒に小西がゴール裏からクロス、松井が決めて4-3と追いすがりましたが、残り20秒ではゴールは生まれず、明治が逃げ切りました。
12月6(金)、7(土)、8(日)にはDyDoドリンコアイスアリーナで今年も全日本選手権が開催されます。関東大学リーグ1位のチームは東北フリーブレイズと2位チームは王子イーグルスと対戦します。どこか出場チームになるかは分かりませんが、アジアリーグのチームを食ってやろう、ぐらいの気概を持ってほしいものです。今日のように緊張感の無いペナルティーの多い試合をやっていると、とてもではないが、好い戦いは出来ないと思います。
あまり酷い試合ばかりやっていると、大学の出場チーム数を減らされたり、もう大学は呼ばなくていいや、アジアリーグの4チームだけで全日本を開催しようとなるかもしれません。
少なくともデイフェンデイングチャンピオンの明治には、それくらいの気概を持って試合をしてほしいものです。次戦を期待したいと思います。
試合終了は12時45分。ペナルティーが多くて15分以上も押してしまいました。第2試合はリーグ戦2度目の早慶戦でしたが、後ろ髪をひかれる思いで丘の下の東伏見早稲田大学グラウンドに移動します。

関東大学女子サッカーリーグ第8節、早稲田大学ア式蹴球部女子vs.筑波大学蹴球部女子戦を取材します。
前節、最大のライバル日本体育に2-1で勝ち切った早稲田ア女。暫定トップに立っていますが、帝京平成が勝点1差で追いかけてきています。今季1部昇格の格下・筑波からは絶対に勝点3が欲しい早稲田ア女でした。ともかく関東女子リーグは1回総当たりなので、挽回の機会が少なく、前年上位チームのグラウンドで戦うのが原則なので何としても勝ち続けることが必要です。

早稲田大学ア式蹴球部女子のスターティングラインアップは、GK川端(十文字3)。DF源関(ちふれASエルフェン埼玉4)、小林(JEF千葉4)、中條(JFAアカデミー福島4)、中田(日ノ本学園4)。MF村上(十文字3)、高瀬(JEF千葉U-18・4)のダブルボランチ、右翼が蔵田(十文字2)、左翼が松本(十文字3)、トップ下が髙橋(日ノ本学園1)。FW土居(ちふれASエルフェン埼玉4)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先、数字は学年です。
対する筑波大学蹴球部女子の先発は、GK清村(JEF千葉U-18・1)。DF山縣(FC REVE 3)、谷井(フィオーレ武蔵野FC 1)、小平(文教女学院大女子3)、太田(大和2)。MFアンカー中田(富山レディース3)、右翼が蓮輪(作陽2)、左翼が保田(吉祥寺女子4)。FW濵(北須磨3)、森山(西京2)、千葉(藤枝順心2)。4:3:3の布陣です。
キックオフは、渡邉杏紗レフェリーの指示でやり直して午後1時1分、筑波のキックオフで試合開始。

開始早々から早稲田ア女が優勢に試合を進めます。
筑波はリトリート気味にディフェンス時にはMF保田をDFラインに戻して5バックで早稲田ア女の攻めるスペースを消します。プレシャーも弱く、早稲田ア女は好きなだけポゼッションを上げボール支配率を上げます。
17分、筑波は早稲田陣内でFKを得、太田がゴール前に入れますがヘディングシュートは右に外れます。
20分、早稲田ア女は高橋が右に上がった蔵田にパス。蔵田がドリブルで切り裂き切れ込んでシュート。見事なゴールで先制します。
25分、バイタルエリアから早稲田ア女の村上がミドルシュートを放ちますが上に外れます。
26分、早稲田ア女はコーナーキックのチャンス。高瀬が蹴ったボールを小林が右サイドキックで筑波ゴールに押し込みます。2-0。
31分、早くも筑波が動きます。FW森山を辻野(大手前4)に交代。
33分、早稲田ア女は右中間のフリーキック、源関が上げたボールを小林がシュートしますが筑波GK清村がキャッチ。
36分、源関のリターンパスを高橋がシュートしますが、上に外します。
ピンチの後にはチャンスあり。37分、左サイドを辻野がドリブルで突破。早稲田ア女DF源関を振り切ってシュートまで行きますが、GK川端がキャッチ。
42分、左サイドを早稲田ア女の中田がオーバーラップしてシュート。GK清村がキャッチ。
45分、早稲田ア女は村上のパスを受けた高橋がシュート、GK清村がセーブ。早稲田幾度もチャンスを掴みながらとどめの3点目を奪えませんでした。
アディショタイムは無く、ハーフタイムに入ります。シュート数は16-3と早稲田ア女が一方的にリードしました。

後半、前半終了時と同じイレブンで試合に臨み両チーム。
次の1点が勝負の明暗を分けるのは自明の理でした。サッカーでは2点差はセーフティーリードとは言えません。負けているほうが1点を返せば、一気に試合の展開は変わります。
後半の筑波は、早稲田ア女にたいしてプレッシャーを強くし、早稲田DF背後にボールを素早く運ぶことで勝機を求めようとしました。
2分、早稲田ア女はバイタルエリアから松本がシュート。クロスバーに阻まれます。このシュートが入っていれば、あるいは大差がついた結果になっていたかもしれません。
筑波のロングボールに背後を取られるのを恐れ、早稲田DFラインが、前半の様にオーバーラップできなくなってきました。実際、たびたび背後に上がるボールの対応に追われる早稲田ア女。
18分、筑波はDF谷井を稲富(おおつヴィクトリーズ2)に交代。
23分、早稲田ア女の蔵田が遠目からシュートを放ちますが筑波GK清村がキャッチ。
27分、筑波はMF濵を橋本(ノルディア北海道1)に交代、ユニバーシアード代表の千葉を右翼に回します。
31分、筑波のロングフィードが早稲田DF陣の背後に。走り込む俊足の辻野。早稲田ア女GK川端が判断ミスをしてボールに触れず、辻野が早稲田ア女ゴールにボールを流し込みます。2-1。
早稲田ア女には、控えのGK が二人いますが、川端とライバル関係の鈴木(浦和ユース3)が試合中の負傷により長期離脱中。もう一人の期待の新人・U-19日本代表候補の近澤(JFAアカデミー福島1)もようやく最近リザーブで登録されるようになった状態(もう少し身体を絞らないと実戦で活躍できません)。川端一人では心もとないし、試合中に何度も不安定なプレーをみせていただけに、このミスからの失点は、早稲田ア女イレブンに大きな不安を抱かせたはず。ますます不安な後ろに、DFラインは前に上がれなくなりました。
32分、早稲田ア女は右中間から村上がフリーキックを蹴りますが、上に外れます。そして一番恐れたことが起こります。
36分、リトリートしすぎた早稲田ア女のDFラインとMFの間にスペースが生まれたところから保田がミドルシュート。早稲田ア女ゴールに吸い込まれていきました。2-2と試合は振り出しに戻ります。
まだ時間は10分以上ありました。早稲田ア女は1人の選手交代もしておらず、打つ手はあったはずです。しかし、あまりにも前半の好調さが脳裏に残っていたのか、このままのイレブンで勝ち越し点が取れると信じたのでしょうか。早稲田ア女ベンチは動きませんでした。結局、これは無策に映りました。
試合は膠着状態のまま進みます。筑波は、同点になったことで勇気100倍、運動量を増やしてプレッシャーを強くしてきます。そして迷うことなく早稲田ア女DFの背後にボールを放り込んできます。
アディショナルタイムは「3分表示」。
45+1分、早稲田ア女は右サイドから蔵田がクロス、土居がヘディングシュートしますが、力なくGK清村が難なくキャッチ。
アディショナルタイム3分41秒、渡邉杏紗レフェリーがタイムアップの笛を吹きました。
早稲田ア女にとっては負けに等しい引き分けでした。帝京平成は日本体育に3-0で快勝、勝点3を加えて早稲田ア女を逆転し暫定トップに立ちました。早稲田ア女は台風15号の影響で順延になっている神奈川戦(11月6日)とアウェーで11月10日に戦う帝京平成戦が残っていますが、2連勝しないと逆転優勝は出来ない情勢です。
どうやってチームを立て直すのか。今日もシュート数は24-10と大きくリードしていたのに結果は引き分け。やっているサッカーは素晴らしかったのに結果に繋がらない時は、なかなか難しい。
次戦の神奈川戦を括目して待つことにしましょう。

丘の上のアイスアリーナに戻ります。
ちょうど早慶戦が終わったところでした。早稲田が5-4で慶應義塾に辛勝。
今日はアリーナ前の広場で子供たちと地域のお祭りが開催されていたのですが、その参加者の方々もアイスアリーナに招待されアイスホッケーを観戦、けっこうな入りでした。慶應の応援団も来ていて応援のメガフォンを渡していたようで、盛り上がったのでしょう。
第3試合は、東洋vs.日本体育の対戦。第1レグは5-1で東洋が勝っています。
ランク3位の東洋の先発は、GK岩田(武修館3)。DF 中村(八戸工大一4)、石田(武修館1)。FW久米(駒大苫小牧2)、清水(日光明峰3)、猪狩(駒大苫小牧3)。
対するランク7位の日本体育のスタメンは、GK加藤(武修館3)。DF松田(武修館3)、清水(埼玉栄2)。FW石井(埼玉栄3)、金子(駒大苫小牧3)、寺嶋(武修館1)。
午後3時44分フェースオフで試合開始。
サッカーの取材は長袖シャツで汗がダラダラ。アリーナ内は気温14度、湿度67%。身体の調子がおかしくなります。
わたしの取材ノートでは、1ピりは0-0で終了となっていますが、公式記録では1ピりの4分40秒に東洋の小嶋(白樺学園2)がゴールしていることになっている。それもご丁寧にもノートには、
「ゴールが動いたがレフェリーはゴールインと認め、そのあとゴールが動いたと判定した」と2ピりの途中にメモがある。先制点は日本体育が2ピりの3分15秒、パワープレーで北嶋(軽井沢3)がアシスト、佐野(武修館2)がゴール、となっている。公式記録では1-1の同点ゴールとある。
こんな状態だから、かなり身体の具合が悪いようだ。汗がひいて体感が寒い。
ちょうど、ラグビーのワールドカップ準決勝、ウェールズvs.南アフリカ戦が始まるので一度帰宅。
テレビで南アフリカの19-16での勝利を確認してアリーナに戻りました。

すでに第5試合、Div.ⅠグループB立教vs.青山学院戦を取材します。
対神奈川戦でリーグ戦5年ぶりの勝利を上げた立教。その10月5日の試合はラグビーの日本vs.サモア戦をTV観戦するために見られなかったのですが、今日は虫の知らせというか何かあるような気がしたのでアリーナに戻ったような次第です。
ランク14位、オールメンバー13人の立教のスターティングラインアップは、GK川上(埼玉栄1)。DF上床(拓大一4)、吉田(立教新座3)。FW佐山(立教池袋3)、竹高(水戸啓明3)、梶原(水戸啓明2)。
ランク12位、オールメンバー18人の青山学院の先発は、GK西村(日光明峰2)。DF高橋(釧路江南4)、星野(日光明峰3)。FW清野(日光明峰2)、深谷(日光明峰2)、石川(苫小牧東4)。
午後8時52分、フェースオフで試合開始。
青山学院にとっては、立教が神奈川に5-2で勝ったのは不気味であったと思います。自分たちは4-1で神奈川に勝っているので、得失点差は3と同じ。得点力は立教が一つ上という事になります。
おそらくスカウティングもしっかりしていなかったのでは? 
ともかく両チームとも慎重なゲームの入り。ショートハンドにならぬように試合を進めていきます。
10分20秒、青山学院の松長(釧路江南3)がフッキングの反則で2分間退場。最初の立教のパワープレーでしたが、これは生かす事が出来ません。
14分34分、今度は立教の熊木(保善3)がラッフィングの反則で2分間退場。青山学院もパワープレーを生かせず。熊木は18分2秒にもスラッシングの反則で2分間退場。立教はキルプレーを耐え、2秒だけ2ピりにパワープレーを積み残します。シュート数は2-17と青山学院が大きくリード。今日も立教GK川上のナイスセーブが目立ちます。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
フェースオフから僅か2秒、立教の熊木が氷上に戻り5 on 5になります。
しばらく均衡が保たれます。
立教は変にディフェンシブになることもなくフォアチッェックにも行きます。もちろん攻め込まれる時間も長いのですが、ゴール周りでも振り切られないように必死のディフェンス。
11分23秒、立教の吉田がチャージングの反則で2分間退場。まだ、この時点では青山学院も、
「そのうち取れる」と焦りはありません。しかし、パワープレーでの得点は生まれず。
15分23秒、この試合のハイライトがやってきます。ハーフウエーライン付近で相手パックをスチールした熊木がカウンタアタック、いったん左の竹高にパックを預け、竹高がドリブルで突進、ほどよいタイミングで右にフォローした梶原にパス。梶原が青山学院GK西村と1対1になり、落ち着いて決めました。今季これまで見てきたベスト5に入る見事なゴールでした。立教が先制!
この1点で青山学院は目が覚めたのか、スピードアップ。シャカリキになってきました。立教も必死の防御。
19分6秒、青山学院の深谷がレイトヒットの反則で2分間退場。立教を楽にさせます。パワープレーの得点のチャンスというより、2セット回しのディフェンスが一瞬息をつけました。56秒間、この平穏は3ピりに持ち越されます。第2ピリオッドのシュート数は7-17と青山学院がリード。
12分間のインターバルの後、第3ピリオッド開始。
立教、パワープレースタートでしたが、無理はしません。
青山学院の猛攻が始まります。が、時間とともに少しずつ焦りも出てきます。
立教GK川上にセービングの齟齬は出ませんでした。2度、3度、記者席の隣で取材している立教スポーツの記者たちから悲鳴に似た叫び声も上がりますが、川上本人は冷静でした。
15分52秒、青山学院の佐藤(清水1)がホールディングスティックの反則で2分間退場。あきらかに焦りが見られる青山学院。こんなはずじゃない、と声が聞こえてきそうでした。もちろん、立教はパワープレーで深追いはしません。セーフティーを意識しすぎです。
ところが17分31秒、立教の竹高がトリッピングの反則で2分間退場。このペナルティはいけません。残り試合を、ほぼショートハンドで立教は戦うことになってしまいました。
ここで立教の大友監督がタイムアウトを取り、キルプレーでの確認。
青山学院がパワープレーを利して猛攻を仕掛けます。立教、再び必死の防御。それでも立教の守りは崩れず、ついに18分46秒に青山学院もタイムアウト。最後の1分14秒で1点を挙げるべく最後の作戦を練ります。
ここで青山学院はGK西村を氷上からあげて6人攻撃に移ります。なんと4 on 6。
が、ここで青山学院は焦りから2度もインクルーズを犯してしまいます。これは立教の守りを楽にさせました。そのたびに青山学院はブルーライン外に出されます。
青山学院、最後まで1ゴールを目指して健闘しましたが立教、ついに1点を守り切りました。
リーグ戦で2勝あげたのは何年振りか、青山学院からの勝利は何年振りか(調べておきます)。
総シュート数は9-49。スコアは1-0。これぞ学生スポーツの精華ともいうべき勝利です。
久しぶりにアイスホッケー部に「立教魂」を見た思いです。
青山学院の試合を捨てぬ闘志も見事。1点を競う良い試合でした。
アイスアリーナに戻って本当に良かったと思いました。

11時ころ帰宅。
遅い夕食を摂り、早目に床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
関東大学アイスホッケーリーグ
Div.ⅠグループA
明治 5-4 法政(1-1、2-1、2-2)
早稲田 5-4 慶應義塾(0-2、3-0、2-2)
東洋 7-1 日本体育(1-0、1-1、5-0)
Div.ⅠグループB
立教 1-0 青山学院(0-0、1-0、0-0)

関東大学女子サッカーリーグ1部
早稲田大学ア式蹴球部女子 2-2 筑波大学蹴球部女子(前半2-0)


nice!(0)  コメント(0) 

アイスホッケー関東大学リーグ戦とラグビーWC準決勝ニュージーランドvs.イングランド戦取材。

台風一過のような小春日和の東京でした。

しかし、台風15号、19号、それに今回の大雨と千葉、茨城、福島などでは2週間に3回の大雨被害。
被害に遭われた方には本当にお悔やみ申し上げます。

DyDoドリンコアイスアリーナでも2週間ぶりの関東大学アイスホッケーリーグ戦開催。
お昼過ぎにアリーナに出向きました。
第1試合はDiv.ⅠグループA、第1レグを6勝1敗でトップに立った明治vs.全敗の慶應義塾との対戦です。
ランク1位の明治の先発は、GK磯部(武修館4)。DF三浦(駒大苫小牧2)、青山(釧路江南2)。FW佐久間(白樺学園2)、池田(北海4)、中條(白樺学園1)。
対するランク6位も慶應義塾のスターティングラインアップは、GK小池(浦和4)。DF小嶋(慶應2)、笹山(慶應1)。FW振津(埼玉栄2)、田中(慶應4)、運上(埼玉栄3)。
12時37分、フェースオフで試合開始。

試合は意外な展開でスタートしました。
2分40秒、劣勢を予想された慶應義塾がカウンターアタック、運上のパスを受けた振津が左サイドをドリブルで切り裂き、中に切れ込むと見せつけ外側から明治GK磯部のニアサイドを抜いてゴール。先制します。氷をスティックで叩いて悔しがる磯部。
早く追いつきたい明治でしたが、反則を続けて犯してしまいます。
6分22秒、宮田(白樺学園4)がスラッシングの反則で2分間退場。
10分31秒にはGK磯部がトリッピングの反則で2分間退場。宮田がペナルティーを代行します。
4分間のショートハンドに攻めのペースを乱したのか明治の反撃が見られませんでした。
シュート数は17-8と明治リードで第1ピリオッドが終了します。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
明治が立ち上がり守りの集中力が上がっていなかった慶應義塾の僅かなスキを突きます。
18秒、池田キャプテンのアシストで佐久間が決めて早い段階で同点に追いつきます。
明治の逆転は時間の問題とも思われたのですが、またしてもペナルティでリズムを崩します。
2分50秒に壬生(八戸工大一3)、4分24秒に三浦がペナルティーボックスに入り3 on 5に。慶應も絶好のパワープレーのチャンスでしたが、ゴールできません。
逆に9分に瀧澤(慶應3)が、13分54秒に運上がペナルティーボックスに。明治もパワープレーのチャンスを生かせません。
1-1のまま第2ピリオッド終了。シュート数は19-17。これだけシュートが放たれたのに明治の立ち上がりの1点だけは情けない。
第3ピリオッドはゴール合戦にはならずペナルティー合戦に。
明治は4回の、慶應義塾は3回のパワープレーのチャンスを迎えますが、ノーゴール。まったく由緒正しいホッケーは見られませんでした。双方、パワープレーが下手すぎ。これでは、ペナルティーのやり得です。
双方、1回ずつのタイムアウトを取り作戦を練りますが、薬石効なし。特に明治が先に14分9秒の早い時間にタイムアウトを取ったのにはビックリしました。もうディフェンディングチャンピオンの風格をかなぐり捨てという感じでした。
試合は1-1のまま終了。規定によりGWS方式で勝者を決めることになりました。
GWSでは両チームのGKのナイスセーブが目立ちました。
先行は明治。佐久間のシュートを慶應GK小池がストップ。
慶應1番手は先制点を決めた振津。明治GK磯部がセーブ。
明治2番手は宮田。これまたGK小池が止めます。
慶應2番手は福森(慶應4)。明治の磯部がセーブ。
明治の3人目は高田。慶應GK小池の身体を投げ出したセーブにシュートを右に外します。
慶應3番手は十文字開紀(八戸4)。右に左にフェイントを入れながらゴールに近づき見事にゴールを決めました。慶應が勝点2をゲット。今季初勝点です。悔しがる明治GK磯部と慶應の選手たちの喜びようは、まさに勝負の明暗を分けました。
総シュート数は59-27。小池を中心とした慶應の守りでの頑張りが目立った試合でしたが、両チームにはもう少しパワープレーの練習をするとともに、ペナルティーを抑えるような工夫をしてもらいたいものです。これでは世界では戦えません。

第2試合は、早稲田vs.法政戦。第1レグでは早稲田が3-2で法政に辛勝しています。

続く

[結果]
明治 1-2 慶應義塾(0-1、1-0、0-0、GWS 0-1)
早稲田 5-0 法政(1-0、0-0、4-0)

ラグビーワールドカップ準決勝
ニュージーランド 7-19 イングランド(前半0-9)
nice!(0)  コメント(0) 

雨がわたしを眠らせる。1日休養。

昨夜、東大和から帰宅するころから降り出した雨。
夕方まで絶えることなく降り続きました。
今秋の雨は、ともかく凄い量が降り続く。

雨がわたしを眠らせる。

睡眠の合間に見たニュースで、今月の東京では10日以上雨の日が続いていて、それは138年ぶり(?)とか報じていた。
これじゃあ、ワールドカップ(バレーボールじゃなくラグビー)で来日している外国人は、
「日本って雨の多い国だな」と思ってしまうだろうね。
55年前の東京オリンピック1964の大会中(10月10日から24日まで16日間)、雨が降ったのは10月14日の1日だけでした。
それくらい、この季節の日本は雨が少なかったけど、今のニッポンは熱帯雨林化しています。

今日は特に取材の予定もなく、そんな言い訳を考えつつ、休養にあてました。
血圧高めの老人にとって、アイスアリーナ通いは身体に悪すぎます。
これも怠慢男の言いわけか。

どうせ明日からはアイスアリーナに通います。
1日お休みをください。
そんなスポーツ三昧でした。

nice!(0)  コメント(0) 

アイスホッケー関東大学リーグDiv.Ⅱ筑波vs.日本医科戦を取材。

10月24日は東京オリンピック1964の閉会式の日でした。
その感動的な光景をテレビで観戦し、心揺さぶれた白髭少年でした。
それが、わたしのスポーツジャーナリストの原点のように思います。

それにしても、かの大会は10月10日から24日まで行われました。
このくらいの気候の時にオリンピックはやらなきゃ。
マラソンの札幌開催を論議しているのは、そもそもチャンチャラおかしい。

起床時に気分が悪い。
血圧を測ったらかなり高い。
気分が悪いはずだ、と納得したした次第。
今日は、なでしこジャパンの記者発表、サロン2002の月例会、JOAコロキウムなども開催日だったのですが、すべてキャンセル。
夜、東大和スケートセンターで行われたアイスホッケー関東大学リーグDiv.Ⅱ筑波vs.日本医科戦を取材に行きました。
まったくの偶然ですが、今季は日本医科の試合を良く見ています。Div.Ⅱは筑波が4戦全勝でトップ。日本医科は2勝2分け。したがって今宵は無敗対決となりました。楽しみな一戦でした。

いつものように西武柳沢発20時51分発の拝島行に乗車。東大和市に21時10分過ぎ着。
東大和スケートセンターには、特に記者席のようなものはなく、一般の観客席で試合を取材します。いつものリンクに向かって左側の観客席で座って試合前練習を待ていると選手のお母様とおぼしき方から声をかけていただきました。
「いつもブログ拝見しております。ありがとうございます」
日本医科の正面のベンチであったので日本医科の選手のお母さんと思いお話していると、どうやら永田峻也君(慶應2)のお母様らしい。ちょうど良き機会であったので取材させていただきました。
永田君のお父さんも埼玉医科大アイスホッケー部のOB(現役時代はGKだったそうです)。永田君が小学生のころ、お母様はお父様を一人置いて永田君と仕事の都合でカナダのトロントへ行かれたらしい。
お母様は、少しお父様に対して後ろめたいところがあったのか、
「峻也くん、アイスホッケーやてみようか」と指導者がしっかりしていて楽しそうにプレーしているアイスホッケークラブを選んでご子息にアイスホッケーを始めさせたそうです。
帰国後も小中学校と明治神宮クラブでアイスホッケーをプレー、高校はアイスホッケー部のある慶應義塾高校に進学(早慶定期戦の前座に行われる早稲田実業との定期戦に出場していた永田選手を取材したことがあります)。大学も慶應義塾大学の体育会のスケート部(アイスホッケー部門)に進んでプレーしたかったそうですが、大学のアイスホッケー部は、
「医学部生はカリキュラムの関係で体育会でプレーするのは無理。医学部のアイスホッケー部でプレーしてください」と言われ、ならば日本医科大のアイスホッケー部でプレーしようと現在に至ったようです。道理で上手いはずですよね。彼は立教大学の付属中学の出身で、その話を一昨日に立教大の大友監督にお会いした時に話したら「それは大変な人材流出でしたね」とおっしゃっていました。
ついでと言っては何ですが、GK荒井崚太郎君(青山学院4)にも話が及び、かれも明治神宮クラブで小中学校プレーしていて、高校3年間は学業に専念するためアイスホッケーはお休みしていたそうですが、日本医科に合格してから再びアイスホッケーへの情熱が復活、アイスホッケー部の門を叩いたそうです。やはり後ろに経験者のGKがいることで、日本医科の躍進が始まったそうです。納得しました。
1ピりと2ピりの間に、荒井君のお母様からキャンディーをいただきました。恐縮です。

閑話休題。
ランク17位、オールメンバー22人の筑波のスタメンは、GK稲葉(並木中等5)。DF西川(富山4)、宮下(長野日大3)。FW笹井(開成4)、鹿間(市川6)、内藤(立川4)。筑波の選手は、背番号と名前がプログラムと異なっているようで間違っていたら御免なさい(東大和の試合はスタートリストが報道員に配布されないので取材するのも大変です)。
ランク19位、オールメンバー12人の日本医科のスターティングラインアップは、GK荒井(青山学院4)。DF大石橋(広尾学園4)、永田(慶應2)。FW加藤(城西川越5)、岡崎(北嶺5)、西川(本郷6)。
午後9時44分、フェースオフで試合開始。

両チームとも実力的に拮抗していることは分かっています。まずはショートハンドにならぬよう慎重に試合に入っていきます。
それと、日本医科の得点がカウンターアタックを起点にするものが多い、という事も分かっていて、筑波は必ずセーフティーを意識し無理攻めはしません。
一方の日本医科は、DFが3人回し、FWも実質2セット回しの少数精鋭。4セット回しが可能な筑波に比べると1人あたりの出場時間が長い。蓄積疲労を軽減するため、どうしても運動量は減ります。したがって、あまりリスクをかけた攻撃ができません。選手交代のタイミングも難しい。
お互いにパックは両陣営を行きかいますが、アタッキングサードに入ってからは決定機を作れません。
ジリジリとした緊張した15分間は、あっという間に過ぎます。筑波アイスィング1回、オフサイド3回、シュート数は14。対する日本医科のアイスィング2回、オフサイド0回、シュート数2本でした。

5分間の整氷なしのインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。オールメンバーが12人の日本医科には一番きつい15分間が始まります。
一進一退の攻防が、引き続き展開されます。息をのむような緊張感。
時おり筑波が勢いで日本医科ゴールに迫りますが、GK荒井が好セーブを見せ、パックを捌いていきます。一方の筑波のGK稲葉は、やや手持ちぶたさか。
5分16秒、日本医科は禁を破ってしまいます。西川が思わぬチャージングの反則で2分間退場。
筑波はパワープレーのチャンス。スペシャルセットで挑みますが、日本医科は上智戦の終盤に同点に追いつかれたキルプレーの反省をもとに落ち着いて2分間のショートハンドを守り切りました。
2ピり終盤、さすがに日本医科は多勢に無勢、少し息が上がりましたが、30分間を無失点で乗り切りました。ある意味、日本医科のペースと言えるかもしれないゲーム展開です。
筑波のシュート数13、日本医科は3。見た目には筑波が圧倒している感じです。

12分間の整氷インターバルの後、最終ピリオッドが始まります。もはや1点が勝負の明暗を分けることは明らかでした。
日本医科は、どこかでリスクを賭けて攻めないと勝てません。2度、3度と永田が最後尾からパックを持ち出し筑波陣内にドリブルで入っていきますが、そこは筑波も承知の上。二人、三人と永田の突進を阻止すべくマークに付き、ゴール前までは侵入を許しません。
3分すぎ筑波のシュートが日本医科のゴールポストに弾かれた場面のありました。ゴールランプが点灯しますが、レフェリーはゴールを認めずゲームは続行されます。
その後も、筑波がやや押し気味ながら一進一退の展開が続きます。
しかし、勝負の明暗を分ける時がやってきます。
11分48秒、筑波の内藤のパスを受けた松本(早稲田6)がリターンパス、宮下が遠目からシュート。GK荒井のブラインドから飛んだシュートは日本医科のゴールに吸い込まれていきました。筑波は喉から手が出るほど欲しかった先制点をゲットします。1-0。
1点を追うべく日本医科は、リスクを賭けて攻めだしますが、逆に筑波はDF2人とFW1人で守りを固め、日本医科に攻めるスペースを与えません。1-0で勝とうという意図は十分でした。
永田もカウンターアタックで出ても遠目からシュートを打つしかありません。
14分24秒、日本医科はタイムアウトを取り、最後の作戦を練ります。そしてGK荒井を氷上から上げて乾坤一定の6人攻撃に出ます。
だが筑波の守りも堅い。最後まで筑波に守りの齟齬は出ませんでした。
午後11時1分。勝者敗者の明暗を分けるタイムアップのブザーが鳴りました。
総シュート数は40-14。スコア1-0は妥当な結果だったかもしれません。筑波GK稲葉の完封も見事でしたが、日本医科GK荒井の39本のシュートを防いだのも見事。
昨日の早稲田vs.日本体育の2度にわたる乱闘騒ぎの後味の悪さに比べ、なんと爽やかな試合だったでしょう。
これで筑波は5戦全勝で勝点15で1次リーグ1位抜け。日本医科は勝点8で3位以上が確定しました。
もう一度、両チームは上位決定リーグで対戦します。
その対戦も括目して待ちたいと思います。

1ゴール、1ペナルティーの試合で終了が早く23時13分東大和市発の電車に乗れました。
午前様にならず帰宅。
遅めの夕食を軽く済ませ、早目に床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
筑波 1-0 日本医科(0-0、0-0、1-0)
nice!(0)  コメント(0) 

サッカー大学対抗Jr.準決勝、早稲田vs.朝鮮戦とアイスホッケー早稲田vs.日本体育戦を取材。

素晴らし秋晴れの日。
久しぶりに大学時代からの旧友・村瀬さんとお会いしました。

場所は、早稲田のメルシーという食堂です。
ラーメン本では必ず名店として紹介されるお店。かつてはラーメンの名店を食べ歩いた経験を持つスポーツ三昧。かつて2回ほど訪問していますが、生粋の早稲田人である村瀬さんは行ったことが無いので一度行こうということになりました。

少し早目についてしまったので大隈庭園で時間潰し。
こんなに学生さんが多い時期に早稲田大学近辺に行ったのも久しぶりです。
1時からランチミーティング。村瀬さんはオムライスを、わたしはモヤシチャーシューラーメン(店のおばさんは「チャーモヤラーメン」と言っておりました)をいただきました。
食後は高田馬場に場所を移しお茶をして4時ころ再会を約してお別れしました。

買い物を済ませ一度帰宅。
午後5時30分すぎに家を出て自宅裏の早稲田大学東伏見グラウンドへ。
午後6時キックオフ予定の第29回大学対抗ジュニアサッカー準決勝、早稲田大学ア式蹴球部vs.朝鮮大学校体育会サッカー部の試合を取材しました。
直近の公式試合に45分未満の選手だけで試合をする本リーグ。リーグ戦では朝鮮大学校のグラウンドにお邪魔して同カードを取材しましたが、朝鮮2点のリードを終盤に早稲田が追いつき2-2の同点でした。早稲田は関東大学リーグ1部、朝鮮は東京都リーグ1部ですので、カテゴリー的には早稲田が二つ上の格上ですが、ジュニアリーグでは引き分け、試合は拮抗した戦いになると予想していましたが意外な結果になってしまいました。

早稲田ア式蹴球部のスターティングラインアップは、GK平田(国学院久我山1)。DF山中(桐蔭学園4
)、森岡(岡山学芸館4)、道淵(仙台ユース4)、余合(市立船橋1)。MF高橋(長良2)、山崎(町本山雅U-18・3)のダブルボランチ、右翼が須藤(町田ユース2)、左翼が秋元(早稲田実2)、トップ下が佐藤優(暁星4)。FW伊藤(守山4)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先、筋は学年。
対する朝鮮大学校体育会サッカー部の先発は、GKチョ・チュソン(東京朝鮮2)。DFリュウ・ユウォン(東京朝鮮2)、キム・テウ(東京朝鮮3)、ハン・スンガン(京都朝鮮3)、ムン・チュウンス(大阪朝鮮3)。MFキム・ソンホ(東京朝鮮3)、カン・チス(東京朝鮮3)のダブルボランチ、右翼がピョン・ヨンジュ(東京朝鮮3)、左翼がキム・テス(東京朝鮮3)。FWパク・セジ(URAL.S.D. 2)、ムン・インジュ(東京朝鮮2).中盤ボックスの4:4:2の布陣です。
午後5時58分(TBSラジオで確認)、朝鮮のキックオフで試合開始。

続く

サッカーの試合終了後、ただちに坂の上のDyDoドリンコアイスアリーナに移動します。
午後7時30分練習開始の関東大学アイスホッケーリーグ戦Div.ⅠグループA、早稲田大学vs.日本体育大学戦(台風19号によって順延された試合)を取材します。
このグループAは2回総当たりの第2レグに入っています。第1レグは4-1で早稲田が勝っています。
ランク2位の早稲田のスターティングラインアップは、GK谷口(早稲田実4)。DF吉野(早稲田実1)、務台(駒大苫小牧1)。FW 前田(早稲田実3)、青木(埼玉栄4)、杉本(駒大苫小牧2)。
対するランク7位の日本体育の先発は、GK加藤(武修館3)。DF其田(武修館1)、清水(埼玉栄2)。FW瀧川(武修館3)、金子(駒大苫小牧3)、伊藤優(武修館1)。
午後7時54分、フェースオフで試合開始。

格下の日本体育は、先制点が欲しいところでしたが、試合早々に早稲田が先制ゴールを挙げました。
1分3秒、早稲田は大崎(八戸4)、篠田(苫小牧東3)のダブルアシストで澤出(武修館3)がゴール。
その後、試合は膠着状態に。
9分4秒、日本体育の伊藤優がスラッシングの反則で2分間退場。ショートハンドになり反撃のチャンスを失います。しかし、早稲田もパ話「プレーのチャンスは生かせず。
そのまま第1ピリオッドは終了。シュート数は12-8と早稲田がリード。

12分間の整氷インターバルを挟んで第ピリオッド開始。
膠着状態は、もうしばらく続きました。
7分11秒、早稲田の前田がインターフェアランスの反則で2分間退場。日本体育は反撃のチャンスでしたが、これを生かす事は出来ません。
日本体育が手詰まりの状態が続く中、早稲田は追加点のチャンスを物にします。
15分29秒、篠田、澤出と繋ぎ、生江(釧路江南3)がゴール。2-0とリードを広げます。
18分46秒、早稲田の篠田がトリッピングの反則で2分間退場。日本体育は2回目のパワープレーのチャンスを迎えますが、これまた生かせず。46秒間、パワープレーは第3ピリオッドに持ち越されます。2ピりのシュート数は22-6と大きく早稲田がリード。

2回目の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
日本体育は44秒間のパワープレースタートでしたが、ゴール生まれず。
2分4秒、早稲田は加賀美(釧路江南4)がフッキングの反則で2分間退場。ところが、日本体育は3度目のパワープレーのチャンスもゴールに繋げることが出来ません。反則のやり得です、
チャンスを逃していると、ピンチがやってきます。10分17秒に早稲田は、杉本、務台のダブルアシストで青木がゴール。3-0とリードを広げ、ほぼ勝利を決めてしまいました。
15分28秒、早稲田の務台がフッキングの反則で2分間退場。4回目のパワープレーのチャンスも日本体育は生かす事は出来ません。フラストレーションがかなり高くなっていきます。
すると18分48秒、乱闘騒ぎが起こってしまいます。日本体育の寺嶋(武修館1)と早稲田の青木がラッフィング+スラシングのダブルマイナーペナルティー及びミスコンダクトペナルティーで16分間退場という聞いたことのないような退場に。
審判団は、両チームの選手を呼んで注意しますが、乱闘騒ぎはこれだけに終わりません。
19分13秒、再び乱闘騒ぎ。日本体育の信楽(光泉4)、金子、早稲田の生江にチャージングとラッフィング合わせて4分間退場。日本体育にはミスコンダクトペナルティーも加わり、伊藤翔(北海道栄4)が代行でペナルティーボックスに入る始末。もはやペナルティーボックスはギュウギュウ詰めの状態でゲームにも何もなりません。
そのまま午後10時4分、タイムアップのブザーが鳴りましたが、試合自体は3-0の接戦でしたが、たいへん後味の悪い試合になってしまいました。
アイスホッケーは身体接触が伴う非常な危険なスポーツ。ある程度の怪我など伴いますが、フェアプレーの精神を見失うとスポーツの範疇を越えてしまいます。
両チームには猛省をしてから週末の試合に臨んでいただきたいものです。

午後10時30近くに帰宅。
遅い夕食を摂り、床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
第29回大学対抗ジュニアリーグ準決勝
早稲田大学ア式蹴球部 1-5 朝鮮大学校体育会サッカー部(前半0-2)

関東大学アイスホッケーリーグ戦Div.ⅠグループA
早稲田大学 3-0 日本体育大学(1-0、1-0、1-0)

nice!(0)  コメント(0) 

サッカー関東大学女子ブロッサムリーグとアイスホッケー関東大学リーグを取材。

昨夜、JFAハウスから帰ることから雨が降り出し、朝までずっと激しい雨が降り続きました。

雨がわたしを眠らせる。
今日は天皇陛下の即位礼の祝日。思う存分、午前中は休養。
それにしても、皇室の大切な行事の日は天気が良い、という印象がありましたが、今日は激しい雨。
令和という時代は、雨にたたられるような気がします。
まあ、祝賀パレードが台風19号の件で延期になったのは良かったですね。
雨の中の祝賀パレードなんて、それこそ不吉な未来を予感させるもの。

雨が昼過ぎに上がりかかった頃、自宅裏の早稲田大学東伏見グラウンドに向かいます。
関東大学女子ブロッサム(育成)リーグ、早稲田大学ア式蹴球部女子vs.日本女子体育大学戦を取材します。
早稲田ア女のトップチームは、現在1部の暫定首位。一方の日本女子体育大学は2部9チームの暫定8
位。昨年度のランキング的には、早稲田が2位で日本女子体育は19位です。
女子育成リーグは、男子のジュニアリーグに似ていて、直近の公式戦に45分未満しか出ていない選手に出場機会を与えようという事で実施されています。ランキング通りの結果には、ならないかもしれません。わたしは、あまり見られない早稲田ア女のプレーヤーが見られるので、けっこう好きなリーグ戦です。
早稲田大学ア式蹴球部女子のスターティングラインアップは、GK近澤(JFAアカデミー福島1)。DF
佐々木(常盤木学園3)、井上(十文字Ⅰ)、黒柳(聖和学園2)、吉野(聖和学園1)。MF田中(セレッソ大阪堺レディース4)、桝田(ちふれASエルフェン埼玉2)のダブルボランチ、右翼が阪本(大商学園3)、左翼が秋山(八王子学園4)、トップ下が髙橋(日ノ本学園1)。FW土居(ちふれASエルフェン埼玉4)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先、数字は学年。
対する日本女子体育大学の先発は、GK中澤(日立二3)。DF芥川(飛鳥2)、植田(小山城南3)、山本(藤沢清流3)、今橋(日立二2)。MF豊田(FRENDLYレディース1)、浅倉(川口総合3)のダブルボランチ、右翼が村端(伊勢原3)、左翼が池田(十文字4)。FW増田(第五商2)、野村(若葉総合1)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。
12時59分(TBSラジオの時報で確認)早稲田ア女のキックオフで試合開始。

全天候の人工芝グラウンドである東伏見のピッチも、前夜来からの雨で水が浮くような部分もありました。早稲田ア女の陣地の右サイドバック佐々木は、久しぶりの公式戦とコンディションの悪さに足を取られる場面も。しかし、そこは早稲田ア女のプレーヤー、時間とともに最悪のピッチにも対応できるようになっていきます。
早稲田ア女は、悪いコンディションの中でもボールポゼッションを上げようと腐心していました。そこで中心選手として活躍したのは、中盤の真ん中でボールを支配した高橋でした。スポーツ科学部の学生が主体を占める早稲田ア女の中で数少ない社会科学を専攻するクレバーなプレーヤーは、ボールに絡みながら果敢に日本女子体育ゴールに迫っていきます。
9分、バイタルエリアでフリーになった高橋が、瞬時にシュート。先制ゴールを決めました。
24分に早稲田ア女は右サイドの阪本が土居にスルーパス、土居は中央に上がってきた高橋にパス。高橋がシュートを放ちますが、これは日本女子体育GK中澤の正面に。中澤がキャッチ。
30分、早稲田ア女の枡田が左中間からミドルシュート。GK中澤が辛くもセーブ.コーナーキックに逃れます。
早稲田ア女が、一方的にボールを支配し、日本女子体育陣内で試合を展開しました。
31分、早稲田ア女がコーナーキックのチャンス。桝田が蹴ったコーナーキックは低く確実に日本女子体育ゴール前に達し、土居がコースを変えてゴールイン。櫓の上から「お洒落!」と声が上がりました。2-0。
早稲田ア女の猛攻は、なお続きます。
35分、土居が左サイドをドリブルで切り裂きクロス、中に詰めた高橋が落ち着いてシュートを押し込みました。3-0。
アディショナルタイム50秒、ハーフタイムを迎えます(育成リーグは35分ハーフで実施)。

ハーフタイムで早稲田ア女は、育成リーグの規定ぎりぎりの選手6人を交代します。DF佐々木を黒川(大泉4)に、井上を小林(JEF千葉4)に、黒柳をブラフ・シェーン(スフィーダ世田谷1)に、MF桝田を加藤(アンジュヴィオレ広島2)に、秋山を杉原(MVLA 4)に、高橋を並木(藤枝順心2)に交代します。
日本女子体育は、前半と同じイレブンで後半に臨みました。

後半に入ると早稲田は中盤の要・高橋を交代でベンチに戻したため攻撃の起点が不安定になりました。4分、杉原がシュート、上に外れます。
それ以降も、早稲田ア女はアタッキングサードに入るもののゴール前で完璧な崩しの形が作れず、遠目からのゴールに繋がる確率の低いシュートしか打てなくなります。
一方の日本女子体育も個々の選手の運動量が徐々に少なくなり、なかなか早稲田ア女陣内に攻め込めなくなりました。
後半15分、ようやく日本女子体育は選手交代に活路を見出そうとします。DF植田を小山(小平SC 2)に、MF池田を石井(文教学院2)に交代しますが、薬石効なし。
お互いにニュートラルでの攻守交換が続き、ともに決定機が作れません。
早稲田ア女も前半の3点のセーフティーリードに安心したのか、攻撃が機能せず、そのままタイムアップの35分を迎えてしまいました。
アディショナルタイム12秒、タイムアップを迎えます。
早稲田ア女の高橋の存在感の大きさと、日本女子体育のハードワークによる健闘は目立ちましたが、ピッチコンディションの悪さもあり、やや盛り上がりに欠ける試合になってしまったのは残念でした。

せっかく祝日に集った両チーム。このあと25分間のトレーニングマッチを行うことになりました。
早稲田ア女のスタメンは、GK近澤。DFブラフ・シャーン、小林、佐々木、關(西宮女子フットボールクラブ2)。MF加藤、桝田のダブルボランチ、右翼が渡邊(大宮開成1)、左翼が秋山、トップ下が髙橋。FW並木。4:2:3:1の布陣。フレッシュなメンバーが2人加わりました。
一方の日本女子体育のイレブンは、GK滝口(文教学院3)。DF鬼頭(野津田2)、木村(浦和実2)、谷内田(横浜翠嵐3)、柴崎(熊谷女子1)。MF稲田(常盤大4)、山田(浦和西3)のダブルボランチ、右翼が新井(浦和実1)、左翼が池永(久喜3)。FW亀山(海綾2)、光野(福岡女学院3)。中盤ボックスの4:4:2の布陣。この試合初出場の選手ばかり。育成リーグのプラスアルファーとしては相応しいラインアップです。
午後2時32分、日本女子体育のキックオフで試合開始。
早稲田ア女イレブンの半数以上は関東大学女子リーグに出場できるレベルの選手。早稲田ア女がボールポゼッション率を高め試合を支配しましたが、日本女子体育も必死に守り、意外にも拮抗する時間が長い試合でした。
その中でもピッチに戻ってきてトップ下に君臨したのが早稲田ア女の高橋。この日の彼女はピッチの中で光り輝いていました。
特に12分、右サイドをドリブルで切り裂き角度のないところから放ったシュートは凄かった。この試合唯一になるゴールを挙げました。
その他、枠には飛びませんでしたが、9分のブラフ・シャーンのシュートも久しぶりに見た良いシュート。
日本女子体育GKの正面に飛んでしましましたが、22分の加藤の右からのいクロスを並木がシュートしたシーン、24分の左サイドから秋山がクロスを入れ井上がシュートした場面(惜しくも右に外れる)など得点になってもおかしくないプレーもありました。
早稲田ア女は14分にDFブラフ・シャーンを井上に、佐々木を黒柳に2枚替え。
日本女子体育も17分にDF鬼頭を長島(野津田2)に、MF池永を岡安(流山おおたかの森1)に2枚替え。
アディショナルタイムは30秒でタイムアップ。試合後、両チームの部員が全員整列して挨拶。無事に全日程を終了しました。
雨はようやく上がっていました。

一度帰宅。
午後8時すぎDuDoアイスアリーナに向かいます。台風19号来襲により延期になっていた関東大学アイスホッケーリーグ戦Div.ⅠグループA明治vs.日本戦が行われました。もちろん、取材します。
まず2回戦総当たりで行われるDiv.ⅠAグループ。現在一回り目が終了し二回り目に入るところです。上位4チームが3次リーグに進みますが、明治、東洋、早稲田、中央、法政の5チームが4強を狙っています。第1レグでは明治が7-2で日本を破っていますが、日本も一回り目では2勝しており暫定6位。明治としては絶対に取りこぼせない一戦でした。
明治のスタメンは、GK畑中(苫小牧工2)。DF三浦(駒大苫小牧2)、青山(釧路江南2)。FW佐久間(白樺学園2)、池田(北海4)、中條(白樺学園Ⅰ)。
対する日本の先発は、Gk椎名(日光明峰2)。DF柳町(八戸商1)、小笠原(八戸工大一4)。FW柳澤(武修館3)、笹川(八戸工大一4)、武田(八戸工大一3)。
8時53分、フェースオフで試合開始。

日本の健闘が目立った試合でした。
ランキング1位の明治は、第1試合の試合が多く、こんなに遅い時間帯の試合は、あまり戦ったことが無いようで、なかなか調子が上がりません。身体が眠っているような感じでした。
3分35秒、明治GK畑中が必要以上にパックをキープしたという事でディレイド・オブ・ゲーム。田名部(八戸工大一2)が代わりにペナルティーボックスに2分間入りました。日本、いきなりパワープレーのチャンスを迎えましたが、これは生かせず。
10分24秒、今度は日本の笹川がハイスティックの反則で2分間退場。明治も最初のパワープレーのチャンスは生かす事が出来ませんでした。
そのまま拮抗したまま第1ピリオッド終了。シュート数は15-13と拮抗していました。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。

2ピりに入ってもペナルティーだけが先行する試合が進みました。
5分4秒、日本の竹内(北海3)がホールディングの反則で2分間退場。
9分12秒には明治がメンバーオーバーの反則でベンチマイナーペナルティー2分間の退場。田中(武修館4)がペナルティーボックスに入ります。
しかし、いずれのパワープレーでもゴールは生まれず。
13分27秒には明治の高木(日光明峰3)がトリッピングの反則で2分間退場になりますが、このパワープレーも日本は生かせないどころか、明治キルプレーで日本ゴールを強襲。至近距離からシュートを放たれますが日本GK椎名が左手でパックをキャッチ。事なきを得ます。
先制ゴールは、唐突に生まれます。
18分7秒、徳田(武修館3)、京谷(清水4)のダブルアシストで廣田(清水3)がゴール。明治が先行して第2ピリオッド終了。シュート数は14-11とわずかに明治がリードしました。

12分間の2度目の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
反撃に出たい日本でしたが、いきなり開始37秒、日本の笹沼(北海1)がスラッシングの反則で2間退場、いきなり出鼻を挫きます。
こういったムードを自らのゴールに繋げるのが上手い明治、4分38秒に宮田(白樺学園4)のパスを受けた徳田がゴール、2-0。
そばらく均衡が続いた後、日本は笹川がトリッピングの反則で再びショートハンドに。2分間のキルプレーを耐えた日本、笹川がペナルティーボックスを出た直後、竹内が明治のパックをスチール。そのままドリブルシュートして1点を返します。2-1。
17分ちょうど、明治の京谷がクロス地xrっキングの反則で2分間退場。日本はパワープレーのチャンス。ベンチがすかさずタイムアウトを取り、1点差を取り戻すべく作戦を練ります。
19分24秒、パックが明治陣内に入ったところで日本GK椎名は氷上を去り,乾坤一擲の6人攻撃に出ます。同点にすべく作ったパワープレーは、残り1秒で自陣ゴールを空けるというリスクの前にもろくも崩れます。明治は佐久間がパックをスチール。唐津にパックを繋ぎ、唐津が右45度からシュート。無人の日本ゴールにパックが吸い込まれていきました。3-1。同時にタイムアップのブザーが鳴りました。
時計は午後10時47分。総シュート数は45-32。結果は妥当かもしれませんが、日本の健闘が目立った試合でした。

帰り支度をしていると、一人の青年から声をかけられました。
昨年から名門・立教を率いている大友滋敦さんでした。15前年続いた前監督の細谷弘一総監督から指揮権を委譲されて2年目の今年、チームを5年ぶりにリーグ戦勝利に導いた大友さん。ちょうど彼がキャプテンを務めているころからDiv.Ⅲにいた立教の快進撃が始まり、Div.Ⅰ復帰を果たしました。
まだ、大友キャプテンの頃の立教は、スポーツ推薦制度が無く、部員のほとんどが大学に入ってからアイスホッケーを始めた部員ばかり。そうした部員を鍛えて、上を目指して頑張っていました。まさに「立教魂」が毎試合感じられ、わたしも深夜の練習まで見にったほどでした。
その後、良い選手が少しづつ集まり強くなりましたが、「魂」は薄れていき大学のイメージと同じように都会的で洗練されたチームになりました。Div.Ⅰに定着しましたが、リーグ戦に勝てなくなり、昨年度の入れ替え戦でも医科系の昭和にPSS戦で何とか勝者扱いとなりDiv.Ⅰ残留を決めました。
そして今季は神奈川に5-2の堂々の勝利(残念ながらその試合見られませんでした)。
まだまだ明治と2強時代を築いていた名門・立教の復活は道半ばです。大友さんも普通の会社員をしながらの監督業は大変でしょうが、もう一度立教の試合を括目してみようと思いました。

そんなスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
関東大学女子育成リーグ
早稲田大学ア式蹴球部女子 3-0 日本女子体育大学(前半3-0)

関東大学アイスホッケーリーグ戦Div.ⅠグループA
明治 3-1 日本(0-0、1-0、2-1)

nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。