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サッカー早稲田大vs.高麗大定期戦とアイスホッケー関東大学リーグ東海vs.専修戦取材。

11月も晦日になりました。
齢を重ねると時間が過ぎるのが速い事。ひと月くらい「あっ」という間に過ぎていきます。

サッカーJ1リーグも佳境。今日あたり優勝が決まるかもしれませんが、ここのところ少し個人的に興味を失っています。
今日も東伏見近辺で取材することにしました。

アイスホッケー関東大学リーグ。トップのDiv.ⅠグループAは先週すべてが終わりました。
今週はグループBの最終週です。第1試合は青山学院vs.神奈川。青山学院は、第1レグで2勝3敗と負け越し。ところが第2レグは上位チームに3連勝。一躍、優勝争いに加わってきました。一方の神奈川、今日、明日で勝利を挙げられないと最下位のピンチ。大事な試合です。
が、自宅裏の早稲田大学グラウンドで早稲田大学ア式蹴球部と高麗大学校足球部の55回目の定期戦があるというので、まずはそちらに行くことにしました。
早稲田大学ア式蹴球部の公式HPによると、定期戦のキックオフは14時になっていたので、13時20分くらいにグラウンドに行ってみると、すでに試合が始まっていました。最初は、前座の2本目の試合かと思っていたら、どうもキックオフが1時間早まったらしい。大学、とくに早稲田の試合ではよくあること。すぐに前半25分過ぎから取材体制に入ります。
早稲田大学ア式蹴球部HPの試合レポートを参考に試合の模様を書いてみます。

早稲田大学ア式蹴球部のスターティングラインアップは。GK山田(浦和ユース3)。DF島崎(川崎U-18・1)、平瀬(鳥栖U-18・1)、監物(清水ユース1)、大西(浦和ユース2)。MF 丹羽(ガンバ大阪ユース2)、鍬先(東福岡3)のダブルボランチ、右翼が阿部(横浜FMユース3)、左翼が梁(東京朝鮮③)、トップ下が小林将(高崎2)。FW清水(京都橘3)。4:2:3:1の布陣です。(かっこ内)はユース年代の所属先。数字は学年。
対する高麗大学校足球部のメンバーは不明。伝統の一戦なら簡単なプログラム(選手名と背番号を掲載して過去の対戦成績を掲載するくらいでも良い)があっても良いと思います。それがスポーツの文化です。GK#1、DF#11、#22、#4、#6。MF#7、#25、のダブルボランチ、トップ下が#5。FW#14、#19、#18。
キックオフは、やはり1時でした。
わたしがグラウンドに着く前の11分に早稲田の梁がゴールを決めて先制していました(すでに得点板に1-0となっていました)。そして20分に、DF島崎が西尾(流経大柏1)に、MF鍬先が山下(柏U-18・1)に交代していました。
それ以降は、現地で取材した記事です。
30分、早稲田は中央から一度右にパスし右サイドからクロス、ファーに詰めた清水がゴール。2-0とします。これには高麗も円陣を作って気合を入れなおします。レフェリーがキックオフを即してもも、なかなか円陣の輪は解かれませんでした。
2-0のまま前半は終了しました。

ハーフタイムで早稲田はメンバーを総入れ替えします。
GK千田(横浜FMユース3)。DF秋元(早稲田実2)、西前(町田ユース3)、坂本(横浜FMユース3)、竹浪(国学院久我山1)。MF小野寺(専大北上3)、柴田(湘南U-18・1)のダブルボランチ、右翼が倉持(桐光学園2)、左翼が水野(大津1)、トップ下が杉田(名古屋U18・2)。FW宮脇(早稲田実2)。
後半開始早々、早稲田の水野が左45度からシュート、3-0としてほぼ勝負を決めました。
19分、ようやく高麗が反撃の狼煙を上げます。#10が蹴ったフリーキックは右ポストに当たって跳ね返り、ゴール前にいた#19が押し込み1点を返しました。3-1。
直後の20分、早稲田が反撃、バイタルエリアから倉持がシュートを決め4-1。
しかし、高麗も反撃。22分に#23がバイタルエリアからミドルシュート。4-2と追いすがります。
その直後、早稲田が2枚替え。DF秋元を須藤(町田ユース2)に、MF倉持を森本(浦和東3)に交代。
32分に早稲田はMF水野に替えて西田(東福岡1)をピッチに送りました。
39分、早稲田は中央スルーパスを通して宮脇が中央突破、ドリブルシュートを決め5-2。
そのまま試合は終了しました。
高麗がどんなメンバーか分かりませんが、早稲田は3年生以下で伝統の定期戦を快勝しました。来年に向けて、よい感触を得た試合であったと思います。

このあと45分×1本の練習マッチも行われました。
早稲田大学ア式蹴球部のスターティングラインアップは、GK上川(湘南ユース)。DF倉田(草津東2)、西田(東福岡1)、杉山(三菱養和SCユース3)、奥野(早稲田実3)。MFアンカーが余合(市立船橋1)、右翼が橋山(早稲田実1)、左翼が松高(浦和ユース1)、トップ下が吉岡(早稲田実1)と中津留(大分上野丘1)。FW平田(早大本庄1)。4:1:4:1の布陣です。
高麗大の先発は、GK#1、DF#17、#19、#22、#3。MF#19、#15のダブルボランチ、右翼が#11、左翼が#6、トップ下が#5。FW#4。中盤ボックス4:4:2の布陣です。
午後2時53分、早稲田ア蹴のキックオフで試合開始。
2分、縦パスを受けた奥野が左サイドを突破。ドリブルシュートを決めて早稲田が先制。
早稲田がポゼッションしつつ試合の主導権を握ります。
20分、左からのクロスを中央で受けた吉岡がシュート。2-0とします。
23分、早稲田が4枚替え。GK上川を宍戸(桐光学園1)に、DF杉山を小山(早稲田実1)に、MF橋山を楠(本郷3)に、FW平田を佐藤航(早稲田実2)に交代。同時に高麗大もDF#3を#14に、MF#6を#18に交代しました。
その後も早稲田が主導権を握って試合を展開。
25分に早稲田の楠がバイタルエリアからシュートを決め3-0。駄目を押しました。
そのままアディショナルタイム3秒、タイムアップを迎えました。

最後に、両チーム全員がセンターラインを挟んで整列。伝統の一戦は早稲田の快勝で幕を閉じました。

その後、丘の上のアイスアリーナに戻り、アイスホッケー関東大学リーグDiv..ⅠグループBを取材します。
すでに青山学院が6-3で神奈川を破り、ほぼ立教の最下位脱出が決まりそうです。
その立教は苦手の大東文化に1-7で大敗しました。
第3試合の東海vs.専修戦から取材します。

続く

[結果]
サッカー早稲田大学vs.高麗大学定期戦
早稲田大学 5-2 高麗大学校(前半2-0)
エキストラマッチ(45分ハーフ)
早稲田大学 3-0 高麗大学校

関東大学アイスホッケーリーグ戦
Div.ⅠグループB
大東文化 7-1 立教(3-0、2-0、2-1)
東海 1-2 専修(0-0、1-0、0-2)


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アイスホッケー関東大学リーグDiv.Ⅴ埼玉医科vs.東京慈恵会医科戦を取材。

最低気温が4度を割る寒い日。最高気温も10度くらいと12月下旬の気候です。

昨夜、東大和スケートセンターから帰宅したのは12時ちょっと前。
連日これでは身体に悪い。

それでも今日は8日ぶりに雨が降らず、日本晴れでした。
それでも気温が上がらないのは、冬になっているからでしょう。

午後2時からJFAハウスでEAAF E-1サッカー選手権に出場する日本女子代表の記者発表がありました。
韓国の釜山で12月10日から18日まで行われる旧東アジア選手権のことで取材に行く予定にしているので今日も行こうかと思いましたが、JFA.comでインターネット実況放送があったので、そちらで取材することにしました。
高倉麻子監督が発表したメンバーは、下記の通りです。

GK
池田 咲紀子(浦和レッズレディース)
山下 杏也加(日テレ・ベレーザ)
平尾 知佳(あるヴィレックス新潟レディース)

DF
松原 有沙(ノジマステラ神奈川相模原)
三宅 詩織(INAC神戸レオネッサ)
土光 真代(日テレ・べれーザ)
清水 梨紗(日テレ・ベレーザ)
清家 貴子(浦和レッズレディース)
宮川 麻都(日テレ・べれーざ)
南 萌華(浦和レッズレディース)

MF
中島 依美≪INAC神戸レオネッサ)
栗島 朱里(浦和レッズレディース)
籾木 結花(日テレ・ベレーザ)
長谷川 唯(日テレ・べれーザ)
杉田 妃和(INAC神戸レオネッサ)
三浦 成美(日テレ・ベレーザ)
遠藤 純(日テレ・ベレーザ)

FW
菅澤 優衣香(浦和レッズレディース)
岩渕 真奈(INAC神戸レオネッサ)
田中 美南(日テレ・ベレーザ)
池尻 真由(水原WFC、KOR)
小林 里歌子(日テレ・べレーザ)
植木 理子(日テレ・べれーザ)

以上です。今大会は、FIFAの定めるインターナショナル・マッチデイではないので、海外組は参加しません。
12月11日に中華台北と、14日に中国と、17日に韓国と対戦します。
代表発表会は、質疑応答も含め15分ほどで終了しました。

今宵のアイスホッケー関東大学リーグは、Div.Ⅴ埼玉医科vs.東京慈恵会医科の対戦。
Div.Ⅴは8チームを二つに分けて1回戦総当たりのラウンドロビン(リーグ戦)を行い、その順位によってジュに決定戦を行うシステムです。
すでにV2グループは終了しており、1位が都留文科、2位が千葉、3位が杏林、4位は慶應義塾医学部が確定しています。1位、2位が準決勝に進み、3位と4位は順位決定戦を行います。
今宵のカードは、V1グループの最終戦です。このグループは工学院が3戦全敗で4位が確定していますが、1位から3位は今日の結果で確定します。
埼玉医科は1勝1敗ですが、今日勝てば聖マリアンナ医科、東京慈恵会医科と三すくみになり、得点差によっては準決勝に進める可能性が残っていますが、負ければ東京慈恵会医科が3戦全勝で優勝。埼玉医科は5位決定戦に回ることになります。
両チームにとって大切な一戦になりました。

ランク36位、オールメンバー14人の埼玉医科のスタメンは、GK鈴木(秀明4)。DF石丸(獨協4)、宮田(茗渓学園4)、FW堀澤(中部大春日丘3)、吉田(高輪4)、新井(本郷2)。
対するランク30位、オールメンバー11人の東京慈恵会医科の先発は、GK山崎(海城6)。DF新井(公文国際2)、村田(慶應4)。FW川元(淑徳5)、藤原(世田谷学園2)、額田(西大和6)。
21時40分、フェースオフで試合開始。
開始早々の1分、慈恵会医科の新井がトリッピングの反則で2分間退場。埼玉医科が最初のパワープレーのチャンス。が、これは生かせません。
7分37秒、埼玉医科のゴール成ったかに思われましたが、レフェリーはインクルーズの判定、ノーゴールに成ります。
11分45秒、今度は埼玉医科の堀澤がインターフェアランスの反則で2分間退場。慈恵会科も最初のパワープレーは生かせません。
スコアレスのまま第1ピリオッドは終了。シュート数は8-5と埼玉医科がリードしていました。

5分間の整氷無しインターバルを挟み第2ピリオッド開始。
拮抗した展開が続きましたが、優勢な埼玉医科にペナルティーが重なりショートハンドに。
5分24秒、石丸がインターフェアランスの反則で2分間退場。
8分38秒、宮田がフッキングの反則で2分間退場。
2回のパワープレーのチャンスを慈恵会医科は生かせません。
2度目の15分間もスコアレスドローに終わります。シュート数は2-10で慈恵会医科が大きくリード。試合の流れが変わってきました。

12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
44秒、慈恵会医科の額見がトリッピングの反則で2分間退場。埼玉医科は2度目のパワープレーのチャンス。
しかし、埼玉医科のGK鈴木が1分28秒にインターフェアランスの反則。規則により堀澤が代行してペナルティーボックスに入り、4 on 4に。パワープレーは雲散霧消。
額見がペナルティーボックスから出て、今度は慈恵会医科のパワープレーになりますが、ここでもゴールは生まれません。
しばらく均衡が保たれますが、6分43秒にいきなり均衡は破られました。杉本のアシストで川元がゴール。慈恵会医科が先制します。
反撃に出たい埼玉医科でしたが、10分14秒に吉田がフッキングノ反則で2分間退場。この際、吉田が負傷、高野(学習院1)が代わってペナルティーボックスに入ります。
追加点のチャンスを迎えた慈恵会医科でしたが、ここでもパワープレーは不発。
逆に14分5秒、慈恵会医科の新井がスラッシングの反則で2分間退場。ここで埼玉医科は勝負ところとみてタイムアウトを取ります。そのタイムアウトが終了すると同時に今度は1点のリードを守りたい慈恵会医科もタイムアウトを取ります。虚虚実実の駆け引き。なにしろ残り時間は55秒です。
ここで埼玉医科はGK鈴木をベンチに戻し乾坤一擲の6人攻撃に。慈恵会医科はショートハンド中なので6 on 4の数的有利。
そこにきて慈恵会医科は額見がラッフィングの反則で2分間退場。ついに6 on 3になってしまいます。思い通りの展開にならない慈恵会医科。ペナルティーボックスに入っている新井がスティックでボードを叩き、レフェリーはこれを見逃さすアンスポーツマンライクコンタクトの2分間退場をプラスされます。まあ、残り28秒ですから関係ないですが、これはいけないプレーです。
埼玉医科は、6 on 3の3人数的有利を利して堀澤のアシストで吉田がゴール。ついに1-1の同点に追いつきます。なおも6 on 3で攻め立てますが残り11秒では逆転ゴールまで奪えず、そのままタイムアップに。試合は1-1のまま終了。勝ち点1ずつを分けました。
この結果、慈恵会科は首位を守って1位、埼玉医科は聖マリアンナ医科に及ばず3位という形になりました。ただし、終了後に慈恵会医科の新井が審判に不正な抗議をしたようで、アンスポーツマンライクコンタクト2分間+ゲームミスコンダクトペナルティー(残り試合出場停止)の判定を受けました。タイムは15分なので、この試合に直接は関係ありませんが、残り2試合の出場停止、つまり準決勝、決勝には出られないことになります。こういう反則は絶対にするべきではありません。
総シュート数は22-25で慈恵会医科が上回りました。

終盤のごたごたで終了は23時12分。13分発の電車には乗れず31分の電車で帰ってきました。
帰宅したら午前様になてしまいました。
それから夕食を摂り、床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
埼玉医科 1-1 東京慈恵会医科(0-0、0-0、1-1)
(この結果、V1リーグは東京慈恵会医科が1位、2位が聖マリアンナ医科、3位が埼玉医科、4位が工学院となり、1位と2位が準決勝へ。埼玉医科は5位決定戦へ、工学院は7位決定戦に進みます)

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アイスホッケー関東大学リーグDiv.Ⅳ東京都市vs.東京理科戦を取材。

東京地方、今日で雨が7日連続で降るぐずついたお天気。

雨がわたしを眠らせる。

気温も10度までいかず、午前中はベッドでグズグズしていました。

午後はTVerで見逃したTVドラマを見たり、ネットサーフィンをしたり。
自宅で時間を潰す。

夜は、JOAのオリンピックコロキウムも開催されていたのですが、東大和スケートセンターで関東大学アイスホッケーリーグ戦Div.Ⅳの最終戦、東京都市vs.東京理科戦があったので、クリスマスの頃と同じ厳冬でしたが、東大和まで行ってみることにしました。

今年度のDiv.Ⅳは好試合が多く激戦でした。すでに1試合を残し東京理科が5戦全勝で優勝をきめており、来季はDiv.Ⅲに自動昇格です。
今日対戦するランク最上位の東京都市は2勝1分け2敗の勝点7で今日勝てば勝点を10まで伸ばし、勝点9で全日程を終えている東京学芸、武蔵を上回って3位となります。Div.Ⅲ7位の東京医科と入れ替え戦を戦うのは勝点12で2位を決めている成城です。東京都市は、順天堂に引き分けており、そこで勝点2を失ったのが痛かったですね。
東京理科は一時部員数不足と、長年チームを率いられていた長谷川利和総監督が体調を崩されていたこともあり不振を極めていましたが、ようやく部員数も増えて上向きになってきました。今年は全勝優勝のチャンス。お互い負けられないDiv.Ⅳの掉尾を飾る大一番になりました。これを見逃す手はありません。

21時15分、東大和スケートセンターに到着。いつものようにリンクに向かって左側の観客席に座ります。今日は東京理科の応援席、今年度リーグ最終戦という事で観客も多く、立ち見も出る盛況です。お元気になられた長谷川総監督も開始直前にいらっしゃいました。
ランク29位、オールメンバー17人の東京都市の先発は、GK加茂田(熊本北4)。DF茂木(國學院4)、山本(雪谷4)。FW栗田(三田国際学園2)、秋草(東京3)、原田(海老名4)。
対するランク30位、オールメンバー20人の東京理科のスタメンは、GK志賀(東京学芸大付4)。DF中村(大濠3)、久保井(文京4)。FW高橋(国際基督教大付4)、伊藤(札幌旭丘2)、古川(釧路湖陵1)。
21時40分、フェースオフで試合開始。
今季、東大和にDiv.Ⅳを取材に来ると1点差の好試合が続いています。今宵はどうなのか? 期待に胸を膨らませました。
開始早々は一進一退の展開。両陣営をパックが行きかう展開。
7分8秒、東京理科の風間(相模原中等教育3)がノーアシストでゴール、東京理科が先制します。
8分53秒、東京理科の久保井がホールディングの反則で2分間退場。1点を追う東京都市はパワープレーのチャンスでしたが、これは生かせず。
逆に11分9秒に東京都市の栗田がフッキングの反則で2分間退場。東京理科、追加点のチャンスになりますが、このパワープレーもゴールにはつながらず、第1ピリオッドは0-1で終了します。シュート数は6-9と東京理科がリードしました。

5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
同点に追いつきたい東京都市でしたが、東京理科は試合を優勢に進めます。
4分48秒、東京理科は伊藤のアシストでフレッシュマン古川がゴール。リードを広げ完全に試合の主導権を握ります。
5分2秒、東京理科は町田(日大二4)がスラッシングの反則で2分間退場。東京都市は反撃のチャンスでしたが、これも生かせません。
12分24秒、東京都市の水野(泉1)もスラッシングの反則でペナルティーボックスへ。東京理科はパワープレーのチャンスでしたが、リスクを賭けず時間の経過を待ちました。
このまま第2ピリオッドは終了。シュート数は9-9と互角。東京都市は最終ピリオッドに逆転の望みを賭けます。

12分間の整氷インターバルの後、第3ピッリオドオ開始。
次の1点が勝負の明暗を分けることは明らか。
2点を追う東京都市の反撃に期待しましたが、その東京都市の守りの集中力が上がる前に東京理科が速攻します。
43秒、古川のパスを受けた伊藤がゴール。東京理科がセーフティーリードの3点目をゲットします。
1点差の好ゲームを期待していたスポーツ三昧。ちょっと意外な感じもしましたが、ここからが面白かった。
3分ちょうど、東京都市の原田がチャージングの反則で2分間退場。3点差で負けている東京都市がショートハンドになり、正直なところ「これで試合終了だな」と思いました。
ところが、とどめを刺そうと前がかりになった東京理科に対し、東京都市がカウンターアタック。五十川(東京都市大付2)がカウンターアタックで盛り込みシュート。遅ればせながら反撃の狼煙を上げました。
試合の流れが変わるかと思われた4分44秒、東京理科はパワープレーを利して、中村のパスを受けた古川が今日初のパワーゴールを決めて1-4。勝負あったかと思われました。
ところが東京都市は試合を諦めてはいませんでした。
7分19秒、東京理科の神谷(東京電気大4)がインターフェアランスの反則で、7分42秒には風間がトリッピングの反則で2分間退場。2人がペナルティーボックスに入り5 on 3の大ピンチ。
9分19秒、東京理科の神谷がペナルティーボックスから出た瞬間に東京都市は、山本、茂木のダブルアシストで坂下(佼成学園4)がゴール、4-2とします。しかし、この1点でt号京都市のパワープレーは解消します。
試合のムードは、東京理科の反撃モードに入っていましたが、10 分28秒に東京都市の水野がインターフェアランスの反則で2分間退場。反撃ムードに水を差します。
しかし、東京都市は勝負を諦めません。13分9秒、タイムアウトを取り最後の反撃を試みます。
14分3秒、東京都市は五十川がノーアシストでゴール、3-4と1点差に追いすがります。
14分22秒、東京都市はGK加茂田を氷上から上げて乾坤一擲の6人攻撃を仕掛けます。が、薬石効なし、午後11時9分、タイムアップのブザーが鳴りました。
総シュート数は27-27。やはり今宵も1点差の勝負になりました。

これでDiv.Ⅳは全日程を終了。優勝は東京理科、準優勝は成城。以下、東京学芸、武蔵、東京都市、順天堂、獨協の順位です。不参加の帝京がDiv.Ⅴに自動降格します。表彰式は12月1日(日)午後7時30分からDyDoアイスアリーナで行われます。
それにしても東京理科の全勝優勝は見事でした。廃部寸前まで行っていた部を再建した4年生12人は学窓を去りますが、今日の試合で2ゴール、1アシストを決めた古川ら若いプレーヤーが後を継いでいくことでしょう。古川は、かつてのエース関田冬人いらいの逸材です。来シーズンの活躍も楽しみです。

23時13分の電車で帰宅。滅茶苦茶に寒い。
遅めの夕食を摂り、早目に床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
東京都市 3-4 東京理科(0-1)、0-1、3-2)

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田無の中央総合病院へ眼科の定期検診に行く。

寒い日が続きます。今日も雨模様で東京地方は6日連続で雨。

今日は2か月に1度の眼科定期検診の日。
朝10時には家を出て田無の中央病院に向かいます。

11時に予約が入れてあったのですが、少し早目に着いてしまい、10時45分には番号を呼ばれました。
まず眼圧測定、視力検査。その後、瞳孔を開く薬を点眼し、30分ほど待ちます。

すると再び番号を呼ばれ眼底の撮影。
再び待ていると番号を呼ばれて、やっとドクターの検診を受けることができます。
今回のドクターの判定は、
「むくみもないし症状は落ち着いているようです。また2か月後に来てください」とのことでした。

買い物を済ませて12時過ぎに帰宅。

瞳孔を開く薬を点眼されると、その日は仕事はできません。
目がぼやけてしまうのです。

別途に入ってボーっとテレビなど見ながら時間を過ごしました。
久しぶりに、よい休日になりました。

そんなスポーツ三昧でした。

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関東大学アイスホッケーリーグDiv.ⅠグループAを回顧。夕方、床屋さんに行く。

昨夜は日本サッカー史研究会の忘年会(?)で午前様。
前夜来の雨は止まず。東京地方5日続けての雨。

雨がわたしを眠らせる。

今日は取材の予定が無いので、思う存分(?)眠ることにしました。

眠りながら、日曜日に全日程を終了していた関東大学アイスホッケーリーグDiv.ⅠグループAを回顧してみました。
今季の1次リーグ、右上半分が白星で埋まるような普通の形ではなく、波乱が多いシーズンとなりました。
最終的に優勝はディフェンディングチャンピオンの明治でしたが、今季は実力接近の大接戦のトップリーグでした。明治も春の選手権で優勝していた東洋に1次リーグで連敗。そして最下位に終わった慶應義塾にもPSSでしたが星を落とすなど盤石の優勝ではありませんでした。決勝リーグ最終戦で中央に勝点1差で逆転。なんとか三連覇を果たしましたが、昨年同様薄氷を踏む栄冠でした。
準優勝の中央も、最終戦の東洋に勝てば(実際1点を先制してリードしていた)優勝に手が届くところまで行っていましたが、最後の最後に同点に追いつかれPSS戦の末敗北。大魚を逸しました。まあ、1次リーグで明治、早稲田に連敗しているので、これで優勝していたら虫が良すぎるというものです。今の最終順位の弱点が露呈されるところでした。まあ、早稲田を上回り2位になったのは健闘といえるでしょう。
昨年は最終戦で明治に敗れ、今年も優勝を逃した早稲田、3位に終わりました。明治には3連敗、東洋に1次リーグ2連敗が今年の実力というところでしょう。決勝リーグで東洋に勝ったのが希望です。インカレでのリベンジが望まれます。
東洋は、春の選手権で優勝。今大会も優勝候補ナンバー1と思われていました。ところが意外にも下位ランクチームへの取りこぼしが多く(1次リーグで中央、法政に2連敗。日本にも1敗)、最後の決勝リーグでは早稲田にも完敗して4位に終わりました。ここ一番の集中力、安定感が望まれたシーズン。9
年もリーグ優勝から遠ざかっているのは残念です。
長い間5強と呼ばれながら今年もベスト4を逃した法政は、東洋に連勝しながら上位3チームの明治、中央、早稲田に連敗して5位に沈みました。伝統の堅いディフェンスと得意の確率の高いパワープレーの復活が望まれます。
今季Bグループから昇格してきた日本は、大善戦のシーズンでした。直近のライバル日本体育に連勝、慶應義塾には1勝1敗(PSS負け)、東洋に5-4で勝った試合は今季の白眉と言っても過言ではない試合でした。かつては速いが変化に乏しいアイスホッケーでしたが、今季はチェンジ・オブ・ペースの展開も出来るようになりました。来季の活躍も楽しみです。
ここ数年、意欲的な選手補強で力を付けてきた日本体育は、2年生、3年生の伸び悩みで得点力が低下。1年生の積極的な起用、3年生の金子嵩基の主将抜擢なども薬石効なく7位に。一時ランクを5位まで上げながら徐々に地盤沈下。ここが正念場です。
優勝した明治に黒星を付けながら最下位に落ち込んだランク6位の慶應義塾は、史リック、在家、滝らが学窓を去ったためか、得点力が格段に落ちてしまい、そのために勝ちきれない試合が多かった。久しぶりにBグループに落ちる危険性の高いシーズン。グループAに残れるか正念場です。
ぐるープA全体に言えることは、何度も書きますが、パワープレーでの得点率が低い事。それにより、無駄なペナルティーが多すぎます。パワープレーでの得点率を上げるためには、正確で速いパス、精度の高いトラップの正確さ、数的有利を如何に局地的に作るか、シュートの正確度を上げる事、など基本的なスキルの徹底的な向上が望まれます。
まあ、関東リーグの卒業生から数人しかアジアリーグに入団できないから仕方がないですが、アジアリーグのパワープレーを研究して何とか追いつくように研鑽してほしいものです。そうしないと確実にレベルは下がっていきます。関東大学リーグ全体で考えなければいけません。

そんなことをウツラウツラしながら考えておりました。

夕方、久しぶりに近所の床屋さんに行ってみました。
やっぱり男の子はヘアサロンなどに行ってはいけません。
頭もさっぱり、気分もさっぱり。

そんなスポーツ三昧でした。

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日本陸連第6回ダイヤモンドアスリート認定式と日本サッカー史研究会を取材。

先々週の金曜日の15日から、連日の取材。週明けの今日はお休みを頂きたいところでしたが、午前中から取材の予定を入れてしまったため、9時には家をでました。

まずは、外苑前の日本スポーツオリンピックスクエア(JSOS)を目指します。
入り口近くで日本アイスホッケー連盟の細谷妙子さん(立教OG)にばったりお逢いしました。
「立教アイスホッケー部、5年ぶりの勝利おめでとうございます」と伝えると、
「やっぱりGKに経験者が入ったのが大きかったです。でも、なかなか選手が入ってくれないんで大変です」と言われていました。そうですね、あの手この手で有望な選手を集めないと。Div.Ⅰを維持するのは大変かもしれません。

10時30分からJSOSの14階にある岸清一メモリアルホール(NHK大河ドラマ「いだてん」に出てきたあの岸清一先生のご遺徳を記念して命名)で日本陸上競技連盟第6回ゴールデンアスリート認定式が開催され、その式典他を取材しました。
日本陸上競技連盟ゴールデンアスリートとは、6年前から日本陸連が制定したユース年代の強化システムです。
将来、日本陸上競技をしょって立つと思われる有望選手を選定、積極的に強化に乗り出した選手育成システムです。海外の国際競技会や海外留学など積極的に支援するなど派遣システムから語学研修、その他陸上競技以外のアスリートを招請して講演会を開くなど、広い意味でのアスリート要請を目指しています。過去ダイヤモンドアスリートに認定された選手の中には、すでに世界ジュニアやユニバーシアードなどで活躍している選手も多く、確実に実績を残しています。陸連が目論んだ育成システムの中では大成功している事業だと思います。
今回は、以下の8名がゴールデンアスリートに認定されました。
塚本ジャスティン惇平(100m/200m 東洋大1年)
クレイ・アーロン竜波(800m 相洋高3年)
中村健太郎(やり投げ 清風南海高3年)
海鉢泰輝(走り幅跳び 日本大1年)
出口晴翔(100mH 東福岡高3年)
小林歩未(100mH 筑波大1年)
鵜澤飛羽(女子100m/200m 築舘高2年)
藤原孝輝(走り幅跳び 洛南高2年)

カタカナの名前の選手が登場しているのは、今時ですね。この傾向は今後も増えていくでしょう。
認定書のプレゼンターは、ゴールデンアスリートのOBで現在もっとも活躍している橋岡優輝選手でした。
橋岡選手の激励の言葉の後、認定選手を代表しクレイアーロン竜波選手が決意の言葉を述べましたが、緊張していたせいか、何度も言葉に詰まりました。まあ、これも経験です。終了するころにスラスラ挨拶が出来るようになれば良いと思います。

同時に、今季でダイヤモンドアスリートを卒業して巣立っていく選手にも修了書が受理されました。
以下の5選手でした。
宮本大輔(100m/200m 東洋大2年)
井本佳伸(100m/200m 東海大2年)
高松智美ムセンビ(長距離 名城大2年)
藤井菜々子(競歩 エディオン)
長 麻尋(やり投げ 国士舘大2年)

藤井選手は、9月の世界選手権で女子20km競歩で7位に入賞しています。その他、世界陸上やユニバーシアードの日本代表が勢ぞろい。赫々たる成績を残しています。
藤井選手が選手を代表して挨拶をしました。
フォトセッション、囲み取材があって午前の部は終了。

このあと、関係者だけで懇親会があったようですが、メディアは仲間に入れさせてもらえません。こういう形が最近は増えました。むかしはマスコミ関係者も含めて懇親会が開かれて意見交換やザックばらんな取材が出来たのですが、最近はメディアは呼ばれず。残念です。われわれも陸上競技を盛り上げるために活動しているのですが……。どうも煙たがれているみたいです。
久しぶりにお会いしたカメラマンさんと最近のスポーツ状況について雑談。時間を潰しました。

12時30分から第2部。
ラグビーの前日本代表の広瀬俊朗氏を招き、ファシリテーターの為末大氏とゴールデンアスリートらによるディスカッション、リーダーシッププログラムが開催されました。
一番印象に残ったのは、アスリートから「負傷してトレーニングが出来ない時、どんな風に過ごすのがよいか?」という質問に対し廣瀬氏が答えた回答でした。
「もちろん、怪我をしていない部分をトレーニングすることは大切ですが、皆さんはエリートで裏方さんの気持ちはわからいないと思います。試合に出られない時には積極的に裏方に回って、どうやって自分が多くの人から支えられているか、そこを学ぶことも大切だと思う」
廣瀬さんは、4年前のワールドカップで日本代表主将でありながら1試合もベンチにも入れませんでした。しかし、日本代表の精神的支柱としてチームを支えた選手。発言に説得力がありました。
リーダーシッププログラム1部はフォトセッション、囲み取材があって2時過ぎに終了。この後行われた第2部は、メディア関係者は取材出来ず、JSOSを後にしました。

東京メトロを使って御茶ノ水に。
午後7時から日本サッカー史研究会があったので少し早目でしたが移動。3階の記者室は無線ランが飛んでいるのでPCを持ち込み6時過ぎまで作業をしていました。

午後6時30分過ぎに4階の会議室に移動、第110回日本サッカー史研究会に出席しました。
今日の講師は、講談社サッカー部時代お世話になった矢野透さん。演題は「日本女子サッカーの始まり」。
例によって会の詳しい内容は、個人のブログやSNSでは書くことが出来ません。参加者の紳士協定で決まっています。
年次を追って、女子サッカーの歴史を、何人制でプレーされたかとか、ボールの大きさとかにまで解説されました。詳しく資料を精査し、実際に当時の方からも取材されたようで貴重なお話であったと思います。
会は7時から9時まで。最後のア30分は、質疑応答に充てられましたが、蹴球亭さんこと佐藤氏が、
「今後の日本女子サッカーは、プロ化されるということだが、矢野さん個人はどう思われていますか」という質問は白眉であったと思います。実は、誰も質問しなければ私がしたかった質問です。
この回答も、ここでは書かないことにします。日本サッカー史研究会の方で発表されると思います。

サッカー史研究会は、今回が今年最後という事で、いつもは参加しないアフターファンクションに参加しました。
考えてみれば、もう忘年会シーズンですね。わたしにとって今年最初の忘年会。フリーのジャーナリストには、忘年会も遠い存在なので、貴重な飲み会。
11時30分くらいまで飲み放題食べ放題4000円で談論風発しました。

帰宅は日付代わって0時45分。また雨が降っています。
そんなスポーツ三昧でした。
<了>
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アイスホッケー関東大学リーグDiv.Ⅰ4試合を取材。トップリーグは明治が優勝。

一昨日来の雨が朝まで降っていましたが、小雨となり、お昼頃には上がりました。
それと同時に、南から暖かい風が吹き、気温は20度越え。
10月の陽気になりました。

雨がわたしを眠らせる。
と、行きたいところでしたが、10時にはDyDoドリンコアイスアリーナへ。
今日でDiv.ⅠグループAの順位が確定します。すべての他のスポーツ取材をうっちゃってアイスアリーナに向かいます。
まず、グループBの2試合が行われ、その後にグループAの決勝リーグ最終戦2試合が行われました。
第1試合は、ランク10位の大東文化vs.ランク11位の専修の試合。第1レグは5-4で大東文化が辛勝しており、接戦が予想された試合。
大東文化の先発は、GK清水(盛岡中央4)。DF日高(軽井沢3)、宮崎(埼玉栄1)。FW土屋(軽井沢4)、寺西(埼玉栄2)、茂木(埼玉栄4)。
対する専修のスタメンは、GK小笠原弥(八戸工大一3)。DF大澤(八戸工大一2)、土屋)水戸啓明3)。FW笹川(日光明峰3)、石崎(北海3)、岡峯(光泉1)。
10時25分、フェースオフで試合開始。
結果から先に言うと、スコア上は接戦にはなりましたが、内容が伴っていません。
昨日の王子vs.クレインズ戦を見たときに思ったのですが、関東大学リーグはペナルティーが多すぎます。それは個人のディフェンスの稚拙さもあるのですが、反則をしてもパワープレーで得点されることがないので、反則のやり得というか、キルプレーに入っても緊張感がありません。
今日も大東文化のペナルティーは7個、専修のペナルティーが5個。それでもパワーゴールは無し。
少なくても3回に1回はパワーゴールを決めないと由緒正しいアイスホッケーとはいえません。
理由は簡単。パスのスピードが遅い、トラップは下手くそ、スティックでパックをこねてしまうので、ディフェンス側に時間的余裕を与えて、ポジションの修正する時間を与えてしまっています。
これでは、局地的な数的有利を作ることが出来ません。
それに比べるとアジアリーグのパワープレーは迫力があります。パスが速い。トラップは正確。ほとんどワンタッチでパックを繋いでいく。だからこそ局地的に数的有利が出来あがりシュートチャンスも生まれる。アジアリーグのVTRでも見て勉強してほしい。まあ、その前にパスとトラップの技術の向上、正確なゲームプランも必要ですが。
ともかく、第2ピリオッドの4分53秒、大東文化の茂木のパスを受けた寺西が右から左へパス。土屋が左60度からシュートを決め、これが決勝点になりました。
専修は第3ピリオッド18分29秒に4 on 4になりながらGK小笠原弥を氷上から上げて5人攻撃を仕掛けました薬石効なし。結局は7回もあったパワープレーのチャンスを1回も成功できず、最少失点で敗れました。シュート数は35-19。まあ、結果は妥当かもしれませんが、専修にとっては惜しまれる一戦でした。

第2試合は、ランク13位、オールメンバー19人の神奈川vs.ランク14位、オールメンバー14人の立教の対戦。この両校、今秋は4回目の対決です。リーグ戦第1レグでは立教が5年ぶりに神奈川に5-2で快勝。だが、インカレ関東予選(1ピリオッド15分制)では2 回戦い3-2(PSS)、4-0で神奈川が2連勝。立教はインカレ全国大会への道を絶たれています(ただし2戦目は神奈川が前の試合から2週間空いていたのに対し、立教は中2日。イコールコンディションではありませんでした)。それでも今季の両校は実力接近です。
神奈川の先発は、GK山本(北海道栄3)。DF三戸(苫小牧東3)、横山(軽井沢3)。FW星野(水戸啓明2)、石川(軽井沢4)、塚本(武相4)。
対する立教のスターティングラインアップは、GK川上(埼玉栄1)。DF上床(拓大一4)、吉田(立教新座3)、FW矢部(学習院2)、竹高(水戸啓明3)、梶原(水戸啓明2)。
立教は第1レグで3点差を付けているので、今日たとえ負けて1勝1敗になっても大会規定で2点差以内なら順位的には神奈川の上に行くことが出来ます。
両チームとも実力接近は承知の上。ショートハンドにならぬよう慎重に試合を進めていきます。
それでも反則が生まれます。9分31秒、神奈川の本田(水戸啓明1)がスラッシングの反則で2分間の退場。なんとか、このキルプレーを耐えた神奈川。途中、立教はターンオーバーからGK山本と1対1になるチャンスを迎えますがセーブされます。
13分すぎ、今度は立教がペナルティー、レフェリーが片腕を上げて、神奈川がGK山本を氷上からあげてアドバンテージの6人攻撃。ここで13分20秒に石川のパスを受けた塚本がゴール裏右からクロス、星野が決めて神奈川が先制。
13分52秒、立教の梶原がフッキングの反則で2分間退場。2セット回しの立教、疲れてくると反則が出てきます。それでもキルプレーは耐えて1-0のまま第1ピリオッドが終了。シュート数は16-7と神奈川がリード。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
両チームとも出だしは慎重です。
9分53秒、神奈川は横山のアシストで石川がゴール、2-0とリードを広げます。2セット回しの立教は疲労のピークでした。
畳み込むように10分19秒、神奈川は内野(筑紫台4)のパスを受けた松田(北海道栄3)がゴール。3-0。
11分9秒、神奈川がタイムアウト。意図が良くわかりません。第1レグで3点差で負けているので、そこを意識させたかったのか?
立教、15分54秒に田中(横浜市立南3)がフッキングの反則。これはいけません。
17分26秒、神奈川は3回目のパワープレーのチャンスを生かします。塚本、三戸のダブルアシストで星野がゴール。4-0として、第1レグとの合計6-5となり逆転しました。立教はピンチです。
第2ピリオッドは、このまま終了。シュート数は17-4と神奈川が大きくリード。
12分間の整氷インターバルで、立教の大友監督(八戸)は、よほど喝を入れたのでしょうか。第3ピリオッドの立教の動きが変わります。
まず49秒、梶原のパスを受けた竹高が神奈川GK山本ニコラスの堅い壁をこじ開けます。今季、山本の守っているゴールから立教が初得点です。4-1。
2分9秒にも立教のゴール成ったかと赤ランプが点灯。が、レフェリー協議の結果ノーゴールの判定。
しかし、立教の攻撃は怯むことがありません。吉田がシュート、神奈川GK山本がセーブしますがリバウンドを竹高が叩いてゴールイン。4-2とします。これで2戦合計6-7となり、再び立教がリード。
7分31秒、神奈川の星野がトリッピングの反則で2分間退場。立教、パワープレーのチャンスを生かせません。
試合は、しばらく膠着して終盤に入っていきます。
16分36秒、神奈川の小芝(八戸学院光星4)がペナルティーボックスへ。ここで立教がタイムアウト。
しかし、それ以上はゴールが生まれませんでした。
19分58秒、立教のゴール成ったかに見えた(赤ランプ点灯)しましたが、その前にメンバーオーバーのベンチマイナーペナルティーがあったとの判定、矢部が2秒間ペナルティーボックスに入ります。
試合は午後2時50分、ブザーが鳴って終了。総シュート数は45-22。4-2という結果は妥当だったかもしれませんが、4-0から2点を返し、2戦合計で6-7とした立教の反撃も見事でした。敗れたものの「立教魂」が垣間見られた一戦でした。

第3戦はDiv.ⅠグループAの決勝リーグ第5試合。大変なことになっています。トップで決勝リーグに進出した明治が東洋、中央に連敗。逆に3位で進出した中央が連勝で勝点6を加えて、この東洋戦に勝てば優勝を決めてしまうことになりました。3位決定戦になるかと思われた試合が大一番になりました。
ランク4位、予選リーグ3位の中央のスタメンは、GK合田(釧路江南3)。DF長岡(釧路江南2)、米山(白樺学園1)。FW小原(武修館2)、齋藤(武修館4)、荒木(駒大苫小牧1)。
ランク3位、予選リーグ4位の東洋の先発は、GK岩田(武修館3)。DF福田(日光明峰2)、川口(白樺学園4)。FW所(駒大苫小牧4)、石倉(八戸工大一4)、石橋(駒大苫小牧4)。
午後3時26分、フェースオフで試合開始。
予選リーグ第1レグでは5-4(PSS)で、第2レグも7-3で中央が連勝しています。中央、有利の前評判は変わりませんが、東洋も意地を見せたいところ。
両チームともショートハンドにならぬよう、慎重に試合を進めます。
8分25秒、両チームに小競り合い。東洋の石倉と中央の荒木が同時にラッフィングの反則で2分間退場。しかし、4 on 4では試合は動きません。
13分15秒、中央の小川がホールディングの反則で2分間退場。東洋は最初のパワープレーのチャンスでしたが、これは生かせません。
試合は膠着したまま第1ピリオッドを終了します。シュート数は9-16と大きく東洋がリード。勝てば優勝というプレッシャーに、中央の動きがやや悪かった感じがします。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
4分29秒、試合の均衡が破れます。中央がカウンターアタック。やや攻守の切り替えが遅れた東洋に対し、中央は見事な連動を見せました。小原ー荒木と繋いで最後は米山がゴールを決めました。
反撃に出たい東洋。6分10秒に小堀(白樺学園2)がトリッピングの反則で2分間退場。ショートハンドになってしまいます。
7分21秒、中央の切江が負傷。試合が中断します。こうした中断は微妙に東洋の反撃の勢いを鈍らせます。
11分16秒、中央の叶多(武相3)がホールディングの反則で2分間退場。しかし、ここでも東洋はパワープレーのチャンスを生かせません。
再び試合は膠着状態に。双方、堅い守りで第2ピリオッドは終了します。シュート数は10-17で依然として東洋がリードします。
2度目の12分間の整氷インターバルの後、運命の第3ピリオッド開始。
3分33秒、中央のGK合田がパックを長く保持しすぎたとしてディレイド・オブ・ゲームスの反則。このペナルティーは今季から厳しく取られています。荒木が代わりにペナルティーボックスに入ります。
が、東洋はこのパワープレーのチャンスも生かせません。BグループのみならずトップのグループAもパワープレー下手くそです。
7分55秒、中央のGK合田が負傷。試合は再び中断。なかなか東洋に反撃のリズムが生まれません。
14分36秒、中央の切江がホールディングの反則で2分間退場。東洋は4回目のパワープレーのチャンス。そろそろパワーゴールが欲しいところでしたが、これも生かせません。
切江がリンクに戻ってから1分後、ようやく東洋にチャンスがやってきました。
17分27秒、カウンターアタックで中村(八戸工大一4)、猪狩(駒大苫小牧3)と繋ぎ、石田(武修館1)が中央突破、中央ゴール前に距離を詰める前にバイタルエリアからシュート。これが物の見事に中央ゴールに突き刺さりました。1-1の同点に喜ぶ東洋。
1-1同点のまま試合は終盤に向かっていきます。
19分20秒、中央がタイムアウト。中央は、どんな形でもこの試合で勝たないと自力優勝の道は絶たれます。最後の40秒にすべてを賭ける覚悟です。
19分30秒、中央オフサイド。フェースオフで再開。
19分42秒、中央はGK合田を氷上からあげ。乾坤一擲の6人攻撃に出ます。残り3秒で再びフェースオフ。が、ついにゴールは生まれませんでした。第3ピリオッドのシュート数は17-18と互角でした。
大会規定により4 on 4の5分間のエキストラタイム(延長戦)に入ります。
追いついた東洋、圧倒的に攻めますが、5分間ではゴール生まれず。ついにPSSでの決着になります。
GWSは、昨日のアジアリーグでは5人で行われました。が、関東大学リーグでは3人。使うゴールもアジアリーグでは両方のゴールを使いましたが、今日は片側だけです。ローカルルールが採用されているのでしょうか? 分かりません。
GWSは中央が先攻。1番手・矢島、荒木が失敗しますが、3番手の宮本が成功。東洋にプレッシャーを賭けます。東洋も石田、石橋が失敗しましたが、土壇場で宮田が決めて1-1。ここでも決着がつきません。
サドン・ヴィクトリー方式に入ります。今度は東洋が先攻。
窮地を救った宮田が失敗した後、中央の矢島失敗。東洋2番手の久米(駒大苫小牧2)が早目に速くて低いシュートを決めて先行します。
中央2番手の米山のPSは東洋GK岩田にセーブされ万事休す。
東洋が2-1で勝ち、意地を見せた試合でした。
これで中央は勝点1しか上積みできず36。第2試合で早稲田が勝てば明治の勝点は35のままで中央の優勝が決まりますが、明治が勝てば勝点を37に伸ばして、明治が優勝を決め三連覇となります。この時点で早稲田の優勝は無くなりました。

今日の第4試合、決勝リーグ第5戦(最終戦)はランク1位の明治vs.ランク2位の早稲田の一戦です。東洋と同じように早稲田にも意地を見せてほしかったのですが、まったく情けない戦いに成ってしまいました。まあ、第1レグ5-0、第2レグ3-2で明治が連勝しています。ちなみに春の選手権も明治が4-1で勝っています。中央の他力本願は、本当に空しいものでした。
明治の先発は、GK磯部(武修館4)。DF三浦(駒大苫小牧2)、青山(釧路江南)。FW田名部(八戸工大一2)、池田(北海4)、徳田(武修館3)。
早稲田のスターティングラインアップは、GK谷口(早稲田実4)。DF務台(駒大苫小牧1)、草島(早稲田実3)。FW前(早稲田実3)、青木(埼玉栄4)、杉本(駒大苫小牧)。オールメンバーは21人でした。
両チームのGKの出来が勝負の明暗を分けました。
第1ピリオッドは、両校互角の展開。早稲田の積極性が目立ちましたが、14分9秒の明治・亀田の犯したインターフェアランスの反則で得たパワープレーを生かせなかったのが痛かった。
第1ピリオッドのシュート数は、10-17で早稲田がリードしていました。
第2ピリオッドも、どちらかと言えば早稲田押し気味の展開でしたが、明治がシュート数を増やし、有利に試合を展開しだします。
4分、明治の岩﨑(釧路工3)がスラッシングの反則で2分間退場。早稲田、2度目のパワープレーも生かせません。
ピンチの後にはチャンスあり。11分38秒、明治の青山パスを受けた池田がゴール左裏からクロス、徳田がシュートを押し込み、明治は喉から手が出るほど欲しかった先制ゴールを挙げました。
しかし、早稲田もここから踏ん張り、大崩れすることなく第2ピリオッドは終了します。シュート数は20-14と明治が上回りました。早稲田、勝利を最後の20分間に賭けます。
12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
先手を取って同点に追いつきたい早稲田でしたが、明治が試合巧者ぶりを発揮します。
1分33秒、明治は岩﨑、京谷(清水4)のダブルアシストで佐久間(白樺学園2)がゴール。勝利をぐっと引き寄せます。
3分42秒、早稲田の選手がボードに激突して負傷、担架で退場させられます。ここで早稲田はベンチマイナーペナルティー(執拗な抗議のせい?)で2分間退場。前田がペナルティーボックスに入ります。
ここで明治がパワープレーを生かし、4分14秒に三浦、池田と繋ぎ、徳田がゴール。このパワーゴールは、早稲田の息の根を止める感じになりました。
4分22秒に明治の佐久間がインターフェアランスの反則で2分間退場。9分1秒には廣田がトリッピングの反則で2分間退場になりますが、早稲田はいずれもパワープレーを生かせず。これでは勝機がやってきません。
二つのキルプレーを終えた後、明治は11分58秒に亀田のパスを受けた池田がゴール。もはや早稲田GK谷口は集中力が切れた状態でした。
4-0になり、明治は時間を経過させればOKになりました。悠々と逃げ切り勝利をゲット。決勝リーグ初勝利を挙げて勝点を37に伸ばし、中央の勝点36を1点上回り優勝を決めました。ヘルメット、グラブ、スティックを投げて喜びますが、どこか控えめな喜び方でした。
早稲田は、昨年も明治に最終戦に敗れ、明治の逆転優勝を許しました。今年は勝てば中央が明治の優勝を阻み中央の優勝でした。勝負弱いというか、今年度1回も明治に勝てなかったのは、本当に情けない。

この後、Div.ⅠグループAとDiv.Ⅱの表彰式がありました。
Div.ⅠグループAの最終順位は、優勝・明治、準優勝・中央、以下、早稲田、東洋、法政、日本、日本体育、慶應義塾。日本体育と、慶應義塾が入れ替え戦を戦います。
Div.Ⅱは優勝が筑波、準優勝が上智、以下、日本医科、学習院、駒澤、昭和。昭和が自動降格、駒澤は入れ替え戦を戦います。Div.Ⅱの個人賞は、最多ゴールが筑波の大森新(膳所4)、最多ポイント賞が上智の相馬敦史(長野日大4)、最優秀選手賞は筑波の西川岳(富山4)が選ばれました。
Div.ⅠグループAの個人賞は、まずベスト6。GK磯部裕次郎(明治4)。DF京谷充洋(明治4)、米山幸希(中央1)。FW徳田滉也(明治3)、齋藤大知(中央4)、佐久間雄大(明治2)。最多ポイント賞は、池田涼希(明治4)、最優秀選手も池田でした。そして相も変わらず、最優秀選手がベスト6に選ばれない不思議な選考です。
今日は、新横浜でアジアリーグの試合があったため、心なしか一般のファンが少なかったように思いました。色々な事情はあるのでしょうが、関東大学アイスホッケーリーグのトップの最終日は併催を避けてほしかったような気がします。

これで12月6日に開幕する第87回全日本選手権には、優勝した明治と準優勝の中央が出場することになりました。明治は1回戦で東北フリーブレイスと、中央は王子イーグルスと対戦します。勝てないまでも一泡ふかす試合を見せてほしい。
そう思いながら家路に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
Div.ⅠグループB
大東文化 1-0 専修(0-0、1-0、0-0)
神奈川 4-2 立教(1-0、3-0、0-2)

Div.ⅠグループA決勝リーグ
中央 1-2 東洋(0-0、1-0、0-1、Exe 0-0、GWS 1-1、SV 0-1)
明治 4-0 早稲田(0-0、1-0、3-0)

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アイスホッケーアジアリーグ新横浜シリーズ、王子イーグルスvs.ひがし北海道クレインズ戦を取材。

前日来の雨は、1 日降り止むことがありませんでした。

勤労感謝の日(旧新嘗祭)は、雨が降らないことで有名。
わたしが上京してから4回目くらいですね。

今日は、東伏見で関東大学サッカーリーグの早稲田大学ア式蹴球部と専修大の公式戦があったり、JリーグのFC東京vs.湘南ベルマーレ戦が味スタであったり、秩父宮ラグビー場ではラグビーの早慶定期戦があったり、盛りだくさん。でも、雨の中、外で取材する気になれず、室内で行われるアイスホッケーに取材対象を絞りました。
ご近所のDyDoアイスアリーナでは、残り2日になった関東大学リーグのDiv.ⅠグループAの順位決定決勝リーグもあったのですが、あえて新横浜で行われたアジアリーグの王子イーグルスvs.ひがし北海道クレインズ戦の取材に行きました。今季、まだアジアリーグは1試合も見ていないし、明日は関東大学リーグの最終日で外せないため、今日行くしかないと思ったからです。

雨が降っていたので東伏見ー高田馬場ー渋谷ー菊名ー新横浜というルートで行きました。
新横浜スケートセンターに着いた直後、チーム・コンポジション・フォーム(メンバーリスト)は出ましたが、全部英文で、選手名の日本語(漢字)が不明。プログラムを手に入れようとアジアリーグの広報を探したが、来ていないらしい。今回は、北海道ホームの2チームの対戦で、その2 チームが仕切っているようです。
仕方がないので、受付で配布していた両チームのメンバーが載っているチラシを手に入れて、なんとか選手名を確認。売店でプログラムは売っているのかと捜しましたが、500円でペラペラのプログラムになっていました。昨年までは、1000円で結構立派なものを作っていたのに。プログラムを簡略化すると、なにかリーグ全体の規模が小さくなってしまったような感じがします。少し、寂しい。
やはり、たかがプログラムでも、それは文化です。
午後3時15分から練習が始まります。
今日の試合、ホーム扱いの王子イーグルスの先発はGKドリュ・マッキンタイア(カナダ)。DF山下(駒大苫小牧高)、芳賀(東洋大)。FW三田村(白樺学園)、レティン・バック(チェコ)、柴田(東洋大)。
アウェー扱いのひがし北海道クレインズのスタメンは、GKヤニス・オージェン(ラトビア)。DF梁取(明治大)、伊藤(釧路工業高)。FW河合(カナダ)、入倉(駒大苫小牧高)、西脇(早稲田大)。河合卓真は中学校卒業後、カナダに渡りプレーした選手です。
午後4時、フェースオフで試合開始。

日本製紙の支配下から離れ市民クラブとして再スタートしたクレインズ。メンバーは入れ替わっていますが、ホッケー自体は変わっていませんでした。
手の内を知り尽くした両チーム。ショートハンドにならぬよう、気を使いながら試合を進めていきます。
やはり日本のトップの選手同士の対決。テクニック有、スピード有、フィジカル強。アイスホッケーの醍醐味、面白さを堪能させてくれます。
「やっぱりアイスホッケーは見てて楽しいな」と再認識しました。
膠着状態が続き、なかなか試合の均衡は崩れません。
15分3秒にクレインズの梁取(明治大)がトリッピングの反則で2分間退場。王子は最初のパワープレーのチャンス。15分38秒、王子の猛攻を必死にセーブしたGKオージェンシュがゴールを動かして試合は一時中断しますが、ゴールは生まれず。
そのまま第1ピリオッドはスコアレスで終了します。シュート数は9-8とほぼ互角でした。

最初の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
両チームとも20分間のアイドリング(?)でエンジンが暖まったのか、第2ピリオッドは活発な展開になります。
2分12秒、クレインズの伊藤がハイスティックの反則で2分間退場。王子、2回目のパワープレーのチャンス。
4分9秒、王子がクレインズのゴール前に人数をかけて猛攻をかけますが、ゴールは生まれません。
8分17秒、クレインズはメンバーオーバーの指摘を受けベンチマイナーペナルティー。微妙な判定でクレインズは少し不服の様でしたが、松野がペナルティーボックスに入ります。王子3回目のパワープレーのチャンス。そろそろゴールが決まってもいい頃、そんな予感がしました。
果たせるかな王子は、9分31秒に山下、久慈のダブルアシストでレディパックがゴール。先制します。
チャンスの後にはピンチあり。10分41秒に殊勲のレディバックがホールでシングの反則で2分間退場。このキルプレーは何とか耐えた王子でしたが、14分32秒、百目木(駒大苫小牧高)がトリッピングの反則で2分間退場。この2回目のパワープレーをクレインズは得点に繋げます。
14分50秒、クレインズは大津(明治大)、高見と繋ぎ、伊藤がゴール。1-1の同点に追いつきます。
双方、パワープレーで得点を挙げる由緒正しきアイスホッケー。世界選手権、オリンピック並みの格調の高さ。
ここでクレインズ、失点に気落ちした王子ディフェンスをあざ笑うかのように畳み込みます。同点ゴールから僅か8秒後、クレインズは電光石火のゴールを見せます。小泉(中央大)、久保(早稲田大)のダブルアシストで池田(早稲田大)がゴール。1-2と逆転しました。
18分40秒、クレインズのアウグストカルヌスがクロスチェッキングの反則で2分間退場。今度は王子のチャンスでしたが、1分20秒間クレインズもショートハンドを耐え第2ピリオッドが終了します。シュート数は14-9で王子がリードしました。

2度目の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
次の1点が勝負の明暗を分けるのは、明らかでした。王子40秒間のパワープレースタートでしたが、これは生かせません。
1点を追う王子がアグレッシブに攻勢に出ます。必死に守るクレインズ。
8分32秒、王子は山田のパスを受けた高木がゴール裏右からクロス、ゴール前で待ち構えた大澤がパックjを押し込みました。試合は2-2の同点に。振り出しに戻ります。
10分48秒、クレインズの伊藤がトリッピングの反則で2分間退場。王子、逆転のパワープレーのチャンス。しかし、生かす事はできません。
13分58秒、王子が再びイーグルスゴール前で人をかけて猛攻。身体を張ったクレインズGKオーシェンジュが負傷。一時中断。
16分41秒、今度は王子の三田村がフッキングの反則で2分間退場。クレインズ3度目のパワープレーのチャンスですが、これも生かせません。
19分23秒、クレインズの松金がスラッシングの反則で2分間退場。最後の37秒もショートハンドになるピンチでしたが、王子もリスクを賭けた攻撃には出ませんでした。
そのまま第3ピリオッドが終了。シュート数は17-5と大きく王子がリード。2-2の同点のため大会規定により5分間の4 on 4の延長戦に入ります。

延長戦、王子は4 on 3のパワープレースタート。クレインズは1分23秒のキルプレーを耐えます。4 on 4になっても王子は攻勢、クレインズの梁取のスティックが折れて身体だけで守るピンチもありましたが、得点は生まれず。シュート数は5-0でした。

決着つかず、5人によるゴールウイニングショット戦に入ります。王子が先攻。
王子は1人目のレディンバックが難なく決め先行。クレインズは齋藤がGKマッキンタイアに止められ失敗。
2番手は王子・高木、クレインズ・大澤が失敗。
3番手は王子が大澤が失敗。クレインズの西脇が成功、同点に追いつきます。
その後、王子はレディバック、百目木が失敗。クレインズも上野、アウグスカルヌスが失敗。結果1-1とここでも勝負つかず。サドンヴィクトリー方式に入ります。
ここでクレインズが先攻に。1番手の西脇は失敗。
王子の1番手はGWSの最初にゴールを決めているレディンバッグが、いとも簡単にゴールを決めて決着がつきました。
シュート数は46-22。スコアは3-2で王子イーグルスの勝ちという結果になりました。試合展開も見ごたえがある素晴らしい試合でした。

公式記録を待っていたのですが、なかなか出ませんでした。両チームが確認、2人のレフェリーとスコア―キーパー全員が確認、サインするまで出ないので時間がかかります。けっこう、間違ったまま記録がでてしまう関東大学リーグとは違います。まあ、少しは時間がかかりますが、この方が正確でよいですね。さすが、トップリーグだけのことはあります。

そんなわけで、新横浜スケートセンターを出たのは8時ちかく。
大急ぎで東伏見に帰ってきましたが、第4試合のDiv.Ⅱ上位順位決定リーグ筑波vs.上智戦は、第3ピリオッドに入っていました。
1-0で筑波が勝っていたのですが、上智が5点を奪い逆転、筑波の反撃を1点に抑えて2-5で上智が雪辱。優勝は筑波に決まっていたのですが、今季初めて筑波に土をつけました。
試合結果を確認すると、Div.ⅠグループAは大変なことになっています。決勝リーグに3位で進出した中央が早稲田、明治に連勝。首位だった明治が東洋、中央に連敗したため勝点を伸ばせず。中央は、明日の東洋戦に勝てば3年ぶりに優勝ということに成りました。
明日は、関東大学リーグを取材する予定です。
<了>

[結果]
王子イーグルス 3-2 ひがし北海道クレインズ(0-0、1-2、1-0、Ext 0-0、GWS 1-1、SV 1-0)

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アイスホッケー関東大学リーグDiv.Ⅳ武蔵vs.獨協戦を取材。

二十四節季の「小雪」の今日。
寒さで雨が雪に変わる季節という意味らしい。
実際今日は寒くて、東京地方は気温8度。年末年始の頃の寒さです。
しかも朝から雨が降っています。

雨がわたしを眠らせる。

朝のルーティーンだけ済ませて二度寝を決め込みます。
考えてみれば、先週の金曜日から1週間、毎日夜に取材している(それもアイスホッケー)ような感じです。

お昼前に起きだして、作業。

雨は夜まで降りやみません。
8時30分すぎ、自宅を出発。今宵も東大和までアイスホッケーの取材に向かいます。
今宵のカードは、関東大学アイスホッケーリーグ戦Div.Ⅳ、武蔵vs.獨協戦。
Div.Ⅳは、すでに東京理科が1試合を残して5戦全勝で優勝を決めています。
今日戦う武蔵は2勝3敗で五分の星にしたいところ。獨協は5戦全敗ですが、1点差負けが2試合、2点差負けが2試合、3点差負けが1試合と善戦しながらの全敗。なんとか今季初勝利を上げたいところでした。

いつものように西武柳沢を20時51分発の拝島行で東大和市に向かいます。
雨の影響で6分分ほどの遅延でスケートセンターに到着。獨協側の応援席は私も含めて6人ほどの観客。今日も取材しやすい。それにオフィシャルの学生さんがメンバー表も持ってきてくださいました。ありがとうございました。

ランク33位、オールメンバー19人の武蔵のスタメンは、GK石川晧(墨田川4)。DF歯井(墨田川4)、細川(与野3)。FW高倉(石神井3)、石川和(渋川4)、泉(駒場学園3)。
対するランク32位、オールメンバー11人の獨協の先発は、GK工藤(札幌清田3)。DF中舘(八戸工大二3)、菅沼(城西川越2)。FW小林(セントポールアメリカンスクール4)、新垣(沖縄尚学3)、高橋(開智中高3)。
午後9時40分、フェースオフで試合開始。
立ち上がりから武蔵のアタックが好調でした。
3分34秒、泉のパスを行けた高倉がゴール。あっさり先制します。
5分29秒にもカウンターアタック、高倉が自陣からパックを持ち出しドリブルで中央突破、シュートを決めて2-0とし、武蔵が試合の主導権を握ります。
反撃に出たい独協でしたが、坂野(淑徳巣鴨3)が5分53秒と9分1秒に続けざまにペナルティー。キルプレーになった独協は反撃に転じられません。
武蔵も9分14秒に野崎(川越東3)がチャージングの反則で2分間退場。パワープレーの権利を失します。
そのまま第1ピリオッドが終了。シュート数は12-6と武蔵がダブルでリード。

5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
反撃に出たい獨協でしたが、武蔵の攻勢は続きます。
5分20秒、泉、坂本(小金井北3)のダブルアシストで松田(松山3)がゴール。3-0とリードを広げます。
獨協、相変わらずペナルティーが多い。
7分40秒、坂野はこの日3回目のペナルティーボックス入り、これはいけません。
8分13秒、獨協の好守の要である新垣がチェックインビハインドの反則で2分間退場+10分間のミスコンダクトペナルティー。これでは獨協、翼をもがれたような状態。2分間退場を小川(川口東2)が代行します。
しかし、ここで武蔵も5 on 3のチャンスを生かす事が出来ません。\\
ただ、武蔵は新垣の居ない独協を5 on 5で猛攻します。
11分41秒、野村(広尾3)のアシストで高倉がゴール。4-0。
12分33秒には泉がノーアシストでゴール。5-0。
13分22秒、野崎のパスを受けた高倉が右から切れ込んでシュート。6-0。勝負ありました。
このまま第2ピリオッド終了。シュート数は16-5と武蔵が大きくリード。

12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
獨協のエース新垣は7分13秒過ぎまでペナルティーボックスに拘束されています。
もはや武蔵は15分間を何事もなく過ごせば勝利は確実。
なかなかプレーが途切れず、新垣は氷上に戻れませんでしたが、戻ってからすぐの7分58秒、うっ憤を晴らすかのようにノーアシストゴールを決めます。6-1。彼がミスコンダクトペナルティを犯していなければ、こういう試合展開にはならなかったでしょう。
試合は止まることも少なく、そのまま11時4分、終了。総シュート数は30-16。武蔵の総合力、決定力の勝利でした。
武蔵は3勝3敗、五分の成績で全日程終了。獨協は6戦全敗で最下位に。自動降格は今季参加していない帝京になるので、Div.Ⅴの2位と入れ替え戦を戦うことになりました。

23時13分、東大和発の電車で帰ってきました。
雨は降り止まず。勤労感謝の日が雨になるのは珍しい。
そんなスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
武蔵 6-1 獨協(2-0、4-0、0-1)


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アイスホッケー関東大学リーグDiv.Ⅴ東京慈恵会医科vs.聖マリアンナ医科戦を取材。

最低気温が東京でも10度を切りました。
冬の足音が近づいています。

今日も平凡な11月の木曜日。
どうって事ない一日でした。

自宅で作業を済ませ、夜から東大和スケートセンターに出かけます。
今宵のアイスホッケー関東大学リーグ戦ミッドウィークナイトゲームは、Div.Ⅴ1グループの全勝対決、東京慈恵会医科vs.聖マリアンヌ医科戦です。
Div.Ⅴは8チームを2グループに分けて4チームで1回総当たりのラウンドロビンを戦い、各リーグの順位を決めた後に他のグループと順位決定戦を行い最終順位を決めます。
Ⅴ1っグループは、聖マリアンナが2戦全勝、東京慈恵会医科が1戦1勝、埼玉医科が1勝1敗、工学院は3戦全敗という途中経過です。今日、聖マリアンナ医科が勝てば、聖マリアンナがV1トップで準決勝に進みV2の2位チームと準決勝を戦うことになります。東京慈恵会医科が勝つと、埼玉医科を含め3すくみになる可能性もあり、順位争いは混とんとしてきます。
そんな面白い展開なので取材にもモチベーションが上がります。行かないわけにはいきません。

いつものように西武柳沢を20時51分発の拝島行で東大和市に向かいます。
リンクに向かって左側の観客席で取材しますが、ここのところ満員だった観客席に今宵は4人。ゆったりと取材できました。
ランク39位、オールメンバー12人の東京慈恵会医科のスタメンは、GK山崎(海城6)。DF鈴木(新潟3)、村田(慶應4)。FW川元(淑徳3)、藤原(世田谷学園2)、杉本(浅野3)。
対するランク40位、オールメンバー14人の聖マリアンナ人医科の先発は、GK寺田(淑徳4)。DF井上(三田学園5)、飯田(桐朋6)。FW岩川(日大二6)、久保(前橋1)、松本(安積2)。
予想に違わぬ好試合になりました。
東京慈恵会医科は、DF3人回し、FW2セット回し。聖マリアンナ医科は、メンバー表には22人登録でしたが、実際は12人しかリンク上に居ません。諸事情でメンバーが揃わなかったのでしょう。
パックが両陣営を行きかう活発な試合展開になりました。
3分37秒、聖マリアンナ医科の久保がフッキングの反則で2分間退場。東京慈恵会医科はパワープレー、先制のチャンス。が、これは生かせません。
6分55秒、今度は東京慈恵会医科の額見(西大和6)がインターフェアランスの反則で2分間退場。聖マリアンナ医科がパワープレーのチャンス。しかし、これも生かせません。
ピンチの後にはチャンスあり。これは勝負の鉄則。
12分45秒、東京慈恵会医科は杉本が左からクロス、右に詰めた川元がシュート。先制しました。
この後、聖マリアンナ医科は、この試合最大のチャンスを迎えます。
13分28秒、東京慈恵会医科の村田がトリッピングの反則で2分間退場。間髪入れず13分46秒には杉本がハイスティックの反則で2分間退場。聖マリアンナは5 on 3のパワープレーのチャンスを手に入れます。が、東京医慈恵会医科も1分14秒をショートハンドで守りきり第1ピリオッドが終了します。シュート数は7-7と互角でした。

5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
5 on 3のパワープレーでスタートした聖マリアンナ医科でしたが、結局これを生かせず。これが大きく響きます。
この後、聖マリアンナ医科の反則が相次ぎます。
1分29秒、飯田がトリッピングの反則で2分間退場。
4分55秒には井上がスラッシングの反則で2分間退場。
この2回のパワープレーのチャンスを生かせなかった東京慈恵会医科でしたが、9分58秒に杉本ー川元のホットラインで貴重な追加点をゲットします。
ところが11分15秒、この試合で2点を挙げた川元がチェッキングビハインドの反則でマイナーペナルティー+ミスコンダクトペナルティー10分間退場。山田(西大和2)がマイナーペナルティーを代行します。東京慈恵会医科としてはエースの川元が第3ピリオッドの10分15秒までペナルティーボックスに入ってしまうのは痛いです。
2-0、東京慈恵会医科りーどのまま第2ピリオッド終了。シュート数は10-4と東京慈恵会医科が大きくリード。

12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
早く1点を返し試合の流れを変えたい聖マリアンナ医科でしたが、3分36秒に松本インターフェアランスの反則で2分間退場。反撃の出鼻を挫いてしまいます。
東京慈恵会医科は、まだエース川元がペナルティーボックスに居続けており、このパワープレーを生かせません。
9分43秒、東京慈恵会医科は不注意なメンバーオーバーでベンチマイナーペナルティー。井上(海城4)がペナルティーボックスに入ります。
ここが聖マリアンナ医科、最後の反撃のチャンスでしたが、東京慈恵会医科もキルプレーで踏ん張ります。得点を許さず、反撃の狼煙は上がりません。
13分11秒、聖マリアンナ医科がタイムアウトを取ります。ここで何か手を打つかと思ったのですが、動きはありませんでした。
午後11時6分、タイムアップのブザーが鳴りました。
総シュート数21-16。スコアは2-0でした。両チーム、パワープレーからの得点は無し。ちょっと情けない。2点差の好勝負でしたが、今一つ物足らないのはそこらあたりか。
東京慈恵会医科は、杉本ー川元のホットラインが機能し2ゴールを挙げましたが、聖マリアンナ医科は、ここまで2試合で井上が3ゴール、久保が4ゴールと1アシスト、岩川が3ゴール、2アシストと活躍したのですが、今日は音無しでした。この決定力の差が出たようです。
ただし、東京慈恵会医科は、まだ埼玉医科との試合を残しており(11月29日、東大和)、ここで埼玉医科が勝つと3校が2勝1敗で三すくみになります。その場合は、三校の試合の得失点差の勝負になります。東京慈恵会かは、もう少し得点差をつけて勝ちたいところでした。
11月29日の試合を括目して待ちたいと思います。

23時11分の電車で帰ってきました。
なんとか日付が変わる前に帰宅し、遅い夕食を摂り、早目に床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
東京慈恵会医科 2-0 聖マリンアンナ医科(1-0、1-0、0-0)

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