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サッカー天皇杯東京予選・早稲田vs.国士館戦とJFL東京武蔵野vs.FC大阪戦を取材。

3月も晦日になりました。
春爛漫の東京地方。
平成30年度もいよいよ週末に近づきました。

今日は自宅近所で行われるサッカーの試合を2戦取材しました。

まずは11時キックオフ、我が家の裏手にある早稲田大学東伏見グラウンドで行われた第24回東京都サッカートーナメント大学の部Aグループ決勝をしゅざいします。第99回天皇杯の東京都準々決勝を兼ねる試合です。
10時30分頃グラウンドに就いたのですが、簡易観客席はほぼ満員。何とか上から2段目に割り込ませていただきました。
今日は東京都サッカー連盟の仕切りのようで林義規会長(暁星高校・早稲田OB)も来ていらっしゃいます。

早稲田大学ア式蹴球部のスターティングラインアップは、GK山田(浦和ユース3)。DF杉山(三菱養和SCユース3)、工藤(日大藤沢3)、大桃(帝京長岡4)、牧野(JFAアカデミー福島4)。MF金田(神戸U-18・4)、桑先(東福岡3)のダブルボランチ、右翼が阿部(横浜FMユース3)、左翼が神山(真岡4)、トップ下が栗島(流経大柏4)。FW武田(ガンバ大阪ユース4)。(カッコ内)は前所属チームと新年度の学年。:2:3:1の布陣です。
なお、この試合のメンバー表は入手できませんでした。早稲田のメンバーは早稲田大学ア式蹴球部のホームページを参照しました。残念ながら国士館のホームページには記載がありません。
国士館大学の先発は、GK脇野(東福岡4)。DF明本(栃木ユース4)。#4、住吉(日大藤沢4)、#2。MF #10、#8のダブルボランチ、右翼が#18、左翼が澁谷(国学院久我山3)。FW高橋(埼玉栄4)、#11。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。

午前11時、早稲田のキックオフで試合開始。
早稲田の新チームを見るのは今季初めてです。昨年度はリーグ戦で優勝したもののインカレではベスト8で敗退。やや不本意なシーズンでした。今年は天皇杯が始まるのが早いため、この時期から新チームが立ち上がっています。
早稲田は例年通りDFからボールをポゼッションし、両サイドにボールを配し、そこからクロスを入れたりトップの武田にボールを託してオープンスペースに両翼が走りこむ展開を見せます。特に今日は左翼への放り込みが有効でした。
一方の国士舘は、選手個々の能力は高いのですが、戦術的には前にボールを放り込んで、前でなんとかしてくれ、というサッカーの様に見受けられました。
前半7分、早稲田が先制します。武田がバイタルエリアから思い切ってシュート。物の見事に国士舘ゴールに突き刺さ気ました。
15分にはフリーキックを起点に左サイドに走りこんだ神山にスルー、神山がクロスを上げるとゴール前の武田がフリー、しかし武田のシュートはクロスバー上に外れます。
チャンスを逃すとピンチが来ます。21分、国士舘は右サイドのオープンスペースにボールが出て#18が追いつきクロス、中に詰めた高橋がシュートを決め1-1の同点に追いつきます。
30分すぎ、再び早稲田の時間がやってきます。
33分、右サイドを阿部が切り裂きクロス、中の武田が左に流すと左サイドにオーバーラップした杉山がゴールに流して2-1と再びリードします。
畳み込むように早稲田は37分、栗島のスローインを受けた武田が国士舘DF2人を引き付けてインサイドにフォローした阿部が上手く抜け出てGK脇野と1対1。阿部が落ち着いて決めました。3-1。
アディショナルタイムは1分13秒。ハーフタイムを迎えます。

国士舘はハーフタイムにFW澁谷を加納(静岡学園4)に交代。
後半2点のビハインドを追う国士舘が攻勢に出ます。
11分、フリーキックを#8が直接狙いますが、早稲田GK山田がセーブ。
15分、国士舘はMFの#10がラフプレー(報復)で1発レッドカード、退場になってしまいます。国士舘は#11をワントップ、高橋を左翼に、#18をボランチに下げて4:2:2:1として対処します。
これで早稲田の数的優位は保たれると思われたのですが、25分、マークが甘くなった隙を国士舘#8が左中間からシュート。見事に決めて反撃の狼煙を上げます。
28分、ようやく早稲田の外池監督が動きます。MF神山を蓮川に交代。31分にも鍬先を田中(桐光学園2)に代えます。
国士舘は、33分には右サイドから明本ががクロス、加納がシュートしますが左に外れます。
早稲田は、ピンチの後のワンチャンスを生かします。35分、カウンターアタックから左オープンにボールを放り込み蓮川が走り込みクロス、ファーサイドに走りこんだ阿部が見事に国士舘ゴールに蹴りこんで起死回生のゴール。再び4-2と2点差にリードを広げ勝利に近づきます。
ところが国士舘、最後まで勝負を諦めませんでした。45分、ペナルティエリア内で早稲田の工藤が反則を犯し国士舘はPKを得ます。このPKを#11が決めて4-3とします。
しかし、最後は早稲田が1点のリードを守りました。アディショナルタイム5分9秒、タイムアップを迎えました。
新チームになってから日が浅いためか両チームともやや守りが甘いような気もしましたが、攻撃はオープンから攻めて中で決めきるという見事な形を見せてくれました。社会人の代表は、シードされている東京武蔵野シティFCとトーナメントを勝ち上がった東京23です。
この後、すぐJFL取材のため武蔵野陸上競技場に移動してしまいましたが、第2試合は明治大が駒沢大を1-0で破ったようです。
東京都の天皇杯準決勝は4月21日(日)西が丘サッカー場で行われます。

自転車で武蔵陸へ移動。ロスタイムが長がったのでキックオフに間に合いませんでした。
JFL第3節、東京武蔵野シティFC vs.FC大阪戦を取材します。

武蔵野陸上競技場は桜がが満開。お昼過ぎから気温が上がってきて観客も2000人超え。ホーム武蔵野は開幕二連勝中ですし。
東京武蔵野シティFCのスターティングラインアップは、GK飯塚(静岡学園)。DF池田(麻布大渕野辺)、金守(四日市中央工)、寺島(流経大柏)、金井(鹿島学園)。MF高(尚志)、岩田(川崎U-19)のダブルボランチ、右翼が本田(新潟工)、左翼が水谷(暁)、トップ下が後藤(矢板中
央)。FW石原(市立船橋)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先。
対するFC大阪の先発は、GK永井(神戸弘陵)。DF水野(磐田東)、岩本(東海学園)、池永(清明学院)、舘野(東京ヴェルディユース)。MF小松(立正大湘南)、前田(東山)のダブルボランチ、右翼が四ケ浦(京都橘)、左翼が川西(大和広陵)トップ下が須ノ又(神戸科学技術)。FW横野(札幌U-18)。4:2:3:1の布陣です。

専守逆襲を戦術の基本としている武蔵野ですが、珍しく前半あたまから一方的に押し込んでいました。試合後の監督記者会見でFC大阪の和田監督は、
「アウェーの試合が2試合続きコンディションが良くなかったようで押し込まれたのだと思います」
一方の武蔵野の池上監督は、
「大阪さんは、うちがカウンターアタック狙いとしっているので、わざとボールを持たせて攻めさせたのではないか、と勘繰りたくなるほどリトリートしていましたね。あそこで先制ゴールを決め
ていれば、案外楽に勝てたかもしれない」と語っていました。
ともかく、前半30分までに武蔵野は何度もチャンスを掴みながらゴールを割れませんでした。
40分、ようやくFC大阪はカウンターアタックからロングスルー、横野が走りこんでシュートまでいきますが左に外れます。大坂にとってはワンチャンスでした。
前半はスコアレスで終わります。

ハーフタイム、先に動いたのは武蔵野の池上監督でした。MF後藤を鈴木裕(武南)に交代します。
後半に入ると徐々に年間順位2位のFC大阪が盛り返してきます。ただお互いにチャンスを作れず1点勝負の展開になってきました。ある意味、今季2試合で2ゴールしか挙げていないのに2連勝、勝点6を上げている武蔵野のぺーすとも言えました。
25分、武蔵野はコーナーキックのチャンス。鈴木裕が蹴ったボールを大阪DFがクリア。このこぼれ球を岩田がシュートしますが、大阪GK永井の正面に。
27分、大阪の和田監督も動きます。MF小松を久保田(長崎日大)に交代。
一進一退の展開が続き、時間だけが進んでいきます。
35分、池上監督が2枚目のカードを切ります。水谷に代えて望月をピッチに送ろうとハーフウェーランで待機しますが、同時に大阪も少し遅れて四ケ浦を塚田(大成)に交代しようとします。第4の審判の対応がもたつきます。畠山レフェリーもそれをみてか交代を認めませんでした。
武蔵野イレブンが選手交代で一瞬集中力が途切れた時でした。
36分、大阪は左中間から舘野が素早くフリーキックを蹴り、久保田、川西と繋ぎ、最後は四ケ浦がワンタッチ。ボールは武蔵野ゴールに吸い込まれていきました。
貴重な決勝ゴールが決まり売ました。
37分、ようやく選手交代が許され、武蔵野・望月と大阪・塚田がピッチに入り、殊勲の四ケ浦がベンチに戻ります。
武蔵野にとっては、一瞬のスキを突かれ、痛恨の失点になってしまいました。試合後、池上監督は、
「選手交代の最中の失点は、残念。すこしレフェリーに対して不信感ももちますぅ。でもレフェリーの判定については、仕方ないですね。上手い人も下手な人もいますから。選手には、そういったジャッジをされても負けないようにしよう、と言っています」」と語りました。
その後44分、武蔵野はMF岩田を小林(流経大柏)に交代。大坂も45+2分にMF川西を端(札幌第一)に交代。お互いに3枚目の交代カードを切り、1ゴールを挙げようと懸命でしたが、それ以上ゴールは生まれず、アディショナルタイム3分11秒、タイムアップを迎えました。
総シュート数は9-11。FC大阪が辛勝して勝点7として武蔵野を順位を逆転した試合でした。

武蔵野、直近のライバル対決で負け、開幕三連勝はなりませんでした。次週はホーム武蔵野でディフェンディングチャンピオンのHonda FCを迎え撃ちます。Hondaも今季はスタートダッシュに失敗。今年は勝つチャンス。好試合を期待したいものです。

武蔵野市役所通りの満開の桜をお花見。緑町のマックで遅い昼食を摂りながら桜鑑賞。
帰路は、武蔵関公園付近の桜も堪能していきました。

そんな、サッカー2試合とお花見のスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
第24回東京都サッカートーナメント学生の部Aグループ決勝
早稲田大学ア式蹴球部 4-3 国士舘大学(前半3-1)

第21回日本フットボールリーグ第3節
東京武蔵野シティFC 0-1 FC大阪(前半0-0)
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