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暇に任せて映画「戦争と人間」全3部作を鑑賞。

風邪をひいていることもあって、昨夜は早めに床に就いたのこともあり、また熱帯夜ということもあり夜中に目が覚めてしまいました。

そうなると寝られなくなるもので、真夏の夜のネットサーフィン。YouTubeで全作みられる映画はないかと検索すると、なんと1975年から78年にかけて公開された五味川順平の「戦争と人間」を無料で見られるというので、全3作合計9時間23分を一挙鑑賞してしまいました。

日活、山本薩夫監督の作品。昭和3年の張作霖の爆死事件前夜から昭和14年のノモンハン事件までの日本近代史を縦軸に、新興財閥・伍代産業のファミリーとそれを取り巻く人々を横軸にした大河ドラマです。
原作では、東京裁判で伍代家が崩壊するところまで描かれていますが、日活が傾いてしまったので第1部「運命の序曲」,2部「愛と悲しみの山河」、3部「完結編」で終わってしまっています。4部も見たかったですね。

キャスティングも豪華です。伍代家の長女が浅丘ルリ子、恋人の柘植少佐が高橋英樹、次女が吉永小百合、次男が北大路欣也、恋人が佐久間良子、夏純子。栗原小巻とかも出ているし、それぞれの濡れ場も出てきます。栗原小巻さんの胸は、たぶん吹き替えだと思いますが、きれいでした。
ドキュメンタリータッチの硬派の戦争映画ですが、そんなロマンスシーンも豊富で「人間」が確かに描かれています。
日本の精神論が先行する軍部、その軍を相手に商売をしようとする経済界、治安維持法で取り締まる警察、徴兵で集められた軍隊組織、内務班の異常さ、五族協和を謳いながら差別と偏見に満ちた日本の植民地支配の様子など、若い人が知らない史実が満載。敗戦記念日を前にぜひ見ていたたきたい作品です。

ほんと、堪能しました。
8月15日までに「日本で一番長い日」とか「山本五十六」とかも見たくなりました。
現在、上映中の「アルキメデスの大戦」もシニア割引で映画館に見に行きたい作品です。

そんなスポーツ三昧でした。

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