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アイスホッケー関東大学選手権Aグループ順位決定戦を2試合取材。

GW明け最初の土曜日。GW最後の土曜日という方もいらっしゃるかもしれません。

4月17日に開幕した関東大学アイスホッケー選手権Aグループも残すところ2日になりました。
緊急事態宣言が発令されて、途中から無観客試合になり、優勝候補の明治の選手が高熱を発し出場辞退(新型コロナの陽性患者が出たかどうかは未発表)、日本体育も同じように離脱。2チームが欠けながらも、なんとか最終週にまでこぎつけました。
今日も第3試合の日本体育vs.日本戦が無くなりました。日本の15-0の不戦勝ちです。大会運営はいくら気をつけても、戦うチーム、選手一人ひとりが感染に気をつけなければ、こういう結果になります。
残念です。

12時に家を出て丘の上のDyDoドリンコアイスアリーナに自転車で向かいます。かなり暑い。
そろそろアイスホッケーの季節も終わりかもしれません。

相も変わらず、報道受付には誰もおらずスルー。ノーチェックで入場します。
第1試合は、12時30分練習開始のAグループ11位決定戦、マッチナンバー24の青山学院vs.東海戦です。ランクは10位と11位。オールメンバーも18人と19人。実力的には互角、接戦が予想されました。
青山学院のスタメンは、GK西村(日光明峰4)。DF相澤(軽井沢2)、太田(清水2)。FW高木(日光明峰2)、深谷(日光明峰4)、清野(日光明峰4)。あえて第2セットでスタートしました。
一方の東海は第1セットが先発します。GK大野(駒大苫小牧3)。DF寺地(八戸工大一3)、林和(東北2)。FW高橋(埼玉栄4)、片岡(埼玉栄4)、古館(八戸工大一3)。
12時55分、フェースオフで試合開始。
予想通り、最後の最後まで勝負の分かれ目が読めない試合になりましたが、内容的には今ひとつの試合でした。
まず、東海の反則が多すぎます。第1ピリオッドは6ペナルティー。つまり20分間の試合時間中、およそ12分間がショートハンドということです。これでは想定の攻撃フォーメーションが駆使できません。
そして対する青山学院のパワープレーの稚拙さが、ますます試合をダレたものにしてしまいました。これでは東海の反則のやり徳です。青山学院ががパワーゴールを奪えていれば、東海もここまでペナルティーをしなかったと思われます。まずい試合のデススパイラルでした。せめて10分6秒からの5 on 3時くらい、ズバッとゴールを決めてほしいものでした。パスのスピードは遅いし、タイミングも悪い。東海に対して数的有利を利用しようとしても、東海にディフェンスの修正を簡単に許してしまいました。
第1ピリオッドは、そんな展開でスコアレス。シュート数は14-8と青山学院がリード。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
青山学院のパワープレー(東海の1ピリ積み残し1分1秒)が終わった直後に、青山学院の深谷がフッキングの反則で2分間退場。東海は、この試合2度目のパワープレーをズバッと決めます。1分17秒、大村(東北4)、片岡と繋いで田中(清水3)がゴール、先制します。由緒正しきアイスホッケーです。
6分9秒にも東海は早坂(東北4)、大村のアシストでが田中がゴール、0−2とリードを広げます。
12分47秒には青山学院の井上(中京大中京3)がクロスチェッキングの反則で2分間退場。東海はこの試合3回目のパワープレーのチャンスでしたが、12分57秒に折角のチャンスに東海の小中がフッキングの反則で2分間退場。4 on 4になりパワープレーが解消してしまいます。
19分30秒、青山学院の清野がホールディングの反則で2分間退場。これまた第3ピリオッドに積み残しの反則になります。
第2ピリオッドのシュート数は6-13と東海がリード。
第3ピリオッドに入ると、ようやく青山学院が奮起。3連続でパワープレーで得点。大逆転をします。思うに青山学院は、パワープレーの練習というよりは、氷上練習自体が不足しているのではないか。コロナ禍で仕方がないことですが、試合中にどんどんコンビネーションが良くなりチームワークが上がってきました。このパワーゴールを試合の序盤から見せていれば、楽勝だったと思われます。
4分56秒、東海の早坂がとリッピングの反則で2分間退場。
5分59秒、青山学院は高橋(埼玉栄1)、高山竜(日光明峰3)のダブルアシストで小野寺(苫小牧東1)がゴール、反撃の狼煙を上げます。
7分14秒の東海の西岡(八戸商2)のペナルティーは青山学院のパワーゴールに繋がりませんでしたが、9分53秒、古館がクロスチェッキングの反則で2分間退場。
ここで青山学院はパワープレーを利して10分29秒、佐藤(清水4)、深谷のダブルアシストで清野がゴール。ついに2-2と試合を振り出しに戻します。
ここで東海、タイムアウトを取り一息入れますが、青山学院の勢いは止まりません。
13分25秒、朴(駒大苫小牧1)がクロスチェッキングの反則で2分間退場。なぜ、わかっているのにペナルティーを犯すのか?
ここでも青山学院は由緒正しきアイスホッケーを見せます。パワープレーを利して高橋、清野と繋いで深谷がゴール。ついに3-2と逆転に成功します。
ところが、16分8秒、青山学院が痛恨のメンバーオーバー。ベンチマイナーペナルティーを取られます。
高山蓮(日光明峰1)がペナルティーボックスに入ります。
東海も絶好のチャンス、この試合2度目のパワーゴールをしっかり決めました。宮脇(白樺学園3)のパスを受けた谷(埼玉栄3)がゴール。再び試合を振り出しに戻します。
19分43秒、その東海の殊勲の谷がラッフィングの反則で2分間退場。もう1回アピャマ学院に17秒のパワープレーのチャンスがやってきます。ここで青山学院もタイムアウトを取り最後の作戦を練ります。
しかし、GK西村を氷上からあげることもせず、5 on 4で攻めましたが、遺憾せん時間がありませんでした。試合は、そのままタイムアップ。
大会規定によりGWSで勝者を決めることに。東海が先行。片岡、田中、大村の3人が全員ゴールを決めます。青山学院も清野、深谷がきっちりキマますが、3番手の佐藤のシュートは東海GK大野の体の中心に飛びストップされました。
総シュート数は36-26と青山学院がリード。前半のパワープレーでゴールを奪えなかった青山学院、残念な敗戦でした。それにしても東海、もう少し反則を少なくしないと、パワープレーが上手い上位チームには歯が立たないでしょう。それがアイスホッケーの原点です。

続く

[結果]
青山学院 3-4 東海(0-0、0-2、3-1、GWS 2-3)
大東文化 0-1 専修(0-0、0-1、0-0)

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