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さて、何処へ行こうか2日目。大阪の司馬遼太郎記念館を訪問。

JR秋の乗り放題パス3日目。
少々体は疲れてきましたが、今日もJR各駅停車乗り放題の旅に出かけました。

今日の目的地は、東大阪市にある「司馬遼太郎記念館」。念願の訪問です。

前々から何度も行きたいと思っていましたが、なかなか行く機会がありませんでした。
かつては、サッカー日本代表の試合が大阪長居スタジアムで開催された時など、甲子園球場に行ったり、花園ラグビー場に行ったり(ラグビーの試合がないときにですよ)、海遊館やUSJなど行ったこともありました。司馬遼太郎記念館は、行きたいと思っていながら行けていなかった最後の目的地と言っても過言ではありません。
若い時は、かなり司馬遼太郎のファンで、ほとんどの司馬作品も読みこみました。一時、ペンネームを「川本遼太郎」(「川本」はもちろん川本信正先生から頂きました。川本先生には遼に及ばない男、という意味です)としていたこともあります。
全集も持っていたのですが、前の家から今の家に引っ越すとき、ほとんど売却してしまいました。まあ、終活の一環ですね。
記念館の訪問も念願のものでしたが、何しろ今回のコロナは、東京都よりも大阪府の方が新規感染者が多い日も多く、足が遠のいていました。昨日の大阪府の新規感染者は49人。そろそろ大阪府を歩いても良いでしょう。

昨日とほぼ同じタイムスケジュールを予定していたのですが、京都線で線路内を歩いた人がいたとかでダイヤが滅茶苦茶になっていました。JR西日本は、ダイヤを崩さないことで有名ですが、概ね50分遅れでの運行でした。

枇杷島8:59→9:10尾張一ノ宮9:09→9:39大垣9:43→10:17米原。
ここまではオンスケでしたが、この後はダイヤ乱れました。

米原10:54→12:30大阪。
本来なら新快速の姫路駅行きだった列車が、走り出したら各駅停車。
「こりゃあ、時間かかるぞ」と覚悟してウトウトしていると、気がつけば山科。どうやら途中から新快速に戻ったらしい。
大阪には約50分遅れ着。本来なら司馬遼太郎記念館の最寄り駅・近鉄奈良線の八戸ノ里についている時間です。
大阪から環状線外回りで鶴橋へ。思えば、ずいぶん時さしぶりの大阪です。エスカレーターの乗る方向が右側です。
鶴橋で近鉄奈良線に乗り換え。ここに来るのも久しぶり。花園ラグビー場は、八戸ノ里の少し先、東花園から徒歩で行くのが普通です。
各駅停車しか止まらない八戸ノ里。河内の典型的な住宅街です。
司馬遼太郎記念館は、もともと司馬先生の私邸であったところに建てられているので、全くの住宅街。場所がわかるかな、と心配していましたが、老婆心に終わりました。実に分かりやすく道案内が次々に登場します。まあ、簡単に言えば、駅から南側に信号を二ついき、右折。最初の四つ角を左に曲がり、次の角を右に回れば80m。なんとかたどり着きました。

入り口に案内人がいて、ここで切符(500円)を自販機で購入。玄関を正面に見て左折。あとは道なりに進みだけです。司馬先生の書斎が。お庭から見える趣向。広いお庭には花の供養碑や休憩できるスペースがありました。
奥に記念館本館の長いアプローチがあります。安藤忠雄さんの設計で、かなり斬新な建物でありながら、司馬先生の書斎のイメージを生かして立ててあります。
受付で切符を渡すと記念のパンフレットをくれました。ちょうど1時10分前に着きましたが、1時ちょうどから地下のホールで映像が始まるというので移動しました。
「司馬良太郎と城を回る」は昨年私も訪問した備中松山城。改めて私自身も回顧したような次第。
また、地下ホールで現在行われていたのは、河井継之介をテーマにした「峠」。その関連フィルムも流されました(継之助が師事したのが備中松山藩の山田方谷を題材にしたフィルム)。
「峠」は、NHK大河ドラマ「花神」の原作本の1冊です。確かドラマでは高橋英樹さんが演じられました。私の大学生時代のことですね。私は、有名な「竜馬がいく」よりも、先に読んだ司馬作品だと思います。
「花神」は大村益次郎が主人公ですが、吉田松陰や高杉晋作を描いた「世に棲む日日」、そいて「峠」の河井継之助。これらの幕末を彩った群像が描かれていました。
だから、むしろ「竜馬がゆく」とか「坂の上の雲」とかよりも早く読んだものです。

このホールの蔵書が、すごい量です。高さ20m以上の本棚に、いったい何冊の蔵書が収められているのでしょう。ちょっと暗いのが残念ですが、奥の窓のステンドグラスから漏れてくる白い自然光が印象的です。多分、暗いのは書籍を守るためでもあるのでしょう。

今日も珍しく訪問者ノートに記帳してしまいました。
私にしては珍しいことです。

名残惜しかったのですが、売店で図録(普通図録というとソフトカバーが普通ですが、ここのは、紺色のハードカバーに金色で「司馬遼太郎」と刻印されていました。あまり記念品とか買わない私ですが、2200円で購入。
実は、今日はサッカーのW杯アジア最終予選・日本vs.オーストラリア戦があるので、帰りを急いだような次第。
あまりの空腹に、帰りがけに八戸ノ里駅前のスーパーライフで太巻きを買って昼食としました。

八戸ノ里18:39→鶴橋15:56→大阪16:23。
ここまでは良かったのですが、新快速に乗ったのが間違いでした。16:30に特別快速があったのです。それに乗れば良かった。
まだ京都線はダイヤが乱れているようで、私が乗った「新快速」は知らない間に「普通」に変わっていました。
米原18:47→大楽19:22→尾張一ノ宮20:02→20:15枇杷島。
なんとサッカーは、東海道線の列車の中で携帯電話ワンセグ画面で見る羽目になりました。
それが、田中碧のゴールで先制。前半を1-0で折り返したものの、フリーキックを直接決められ同点に。
残り20分。このまま引き分ければ、首位のオーストラリアに対して勝点差はそのまま。絶体絶命のピンチで浅野琢磨が起死回生のシュート(記録はオウンゴール)で勝越し。なんとか勝点3をゲットした日本。
そのあとに行われたサウジアラビア、カタールがともに勝ち、暫定4位は変わりませんが、ともかく勝ったのは大きい。ホームで勝つのは、上に行く最低の条件です。

なんとか、勝利の瞬間は、我が家のテレビで見ることができました。

今日の東京都の新規感染者は、77人。愛知県は35人。今日行ってきた大阪府は103人でした。

ともかく、無事に秋のJR乗り放題パスを使い切ったスポーツ三昧でした。
7850円で購入したパスで17,820円分乗車しました。

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