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サッカーJFLヴィアティン三重vs.東京武蔵野ユナイテッドFC戦を取材。

今回、名古屋の来てから2度目の土曜日。
三重県鈴鹿市にホームがあるヴィアティン三重。東京の自宅の一番近い場所にホームスタジアムがある東京武蔵野ユナイテッドFCが遠征してくるというので取材に行ってみることにしました。

10時少し前に自転車で出発。
いつも利用しているアオキスーパーにデポしてお昼ご飯を買い込み、JR枇杷島駅発10:21の電車で名古屋へ。
名古屋からは関西線で快速で一駅。10:37→10:57桑名。
ここからは三岐鉄道のナロー(JRの在来線=狭軌幅より狭い鉄道)に乗って行きます。電化されていますが、単線のローカル鉄道です。
西桑名11:05→11:28東員。
そこから試合会場の朝日ガスエナジー東員スタジアムまでは歩いて30分ほどです。

JFLはホーム&アウェーの2回総当たりのラウンドロビン(いわゆるリーグ戦)で開催されるのが原則です(昨年度は新型コロナの影響で1回戦総当たりで実施された)。
東員の駅からスタジアムまでは、隠れるものが何も無くてものすごい強風。いわゆる「鈴鹿颪」というやつですね。これだけの強風になると、いつもこういう環境に慣れているホーム三重が、絶対に有利です。
今日こそ「ホーム&アウェー」がどういうものかを考えさせられるものはありませんでした。

現在、東京武蔵野は16位。下から数えて2チーム目。このままでは降格の危機です。
残り8試合でホーム戦が5試合、アウェ戦が3試合。なんとか今日の試合を含めてアウェー戦で勝つか引き分けて勝点を加えたいところです。
前節勝って今季初の2連勝、この勢いで今日も勝点3が欲しいところ。
対するヴィアティン三重は、勝点32の9位。J100年構想チームになっておりJ3ライセンスも習得済み。なんとか4位に食い込んで念願のJリーグ昇格を果たしたいところ。三重に取っても16位の東京武蔵野からは勝点3を落とせない正念場のホームゲームでした。

ヴィアティン三重の先発は、GK加藤(JEF千葉U-18)。DF池田(麻布大渕野辺)、寺田(長崎北)、穂積(千葉明徳)、大竹(流経大柏)。MF橋本(柏U-18)、山藤(ヴェルディSS相模原ユース)のダブルボランチ、右翼が塩谷(磐田U-18)、左翼が早坂(横浜FMユース)。FW菅野(成立学園)、酒井(別府青山)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。
対する東京武蔵野ユナイテッドFCのスターティングラインアップは、GK西岡(神戸市立科学技術)。DF鳥居(東京ヴェルディユース)、小松崎(青森山田)、金守(四日市中央工)、小林(流経大柏)。MF金田(神戸U-18)、高(尚志)のダブルボランチ、右翼が本田(新潟工)、左翼が小野寺(修徳)、トップ下が石原(市立船橋)。FW澤野(横浜宗英)。4:2:3:1の布陣です。試合前に池上監督の話は聞けませんでした。
ここのスタジアムは、JFL日しては立派なスタジアムで、記者室も立派です。エレベーターで上がれるし、記者席も十分。茶菓子のサービスもあり。まあ、至れり尽くせりです。金魚鉢のような記者室ですが、コロナ対策で窓とドアが開け広げられており、強風が吹きっさらしです。

トスで勝った三重が、あえて前半風下を選びました。
午後1時ちょうど、谷弘樹レフェリーの笛で東京武蔵野がキックオフ、試合が始まります。

何とか風上の前半で2、3点奪っておきたい東京武蔵野。ここ数試合と同じように前からプレッシャーをかけ、相手陣内、ゴールに近いところでボールを奪いショートカウンターを狙う戦術の東京武蔵野。風上ということもあり、試合の主導権を握りました。
しかし、初シュートは三重の塩谷。開始5分にバイタルエリアからシュートを放ちますが、東京武蔵野GK西岡がキャッチ。
何度目かの東京武蔵野のチャンス。20分、澤野の蹴ったコーナーキックがゴール前の混戦となり三重DFがクリアするも、金田がシュート。こぼれ球を石原が押し込んで、東京武蔵野は喉から手がでるほど欲しかった先制点をあげました。
問題はこの後でした。
何度も三重陣内深くまで押し込み、コーナーキックも前半だけで5個も得たのに追加点はあげられませんでした。収まりそうな風もついには収まらず強いまま。この勢いでせめてもう1点は欲しい
東京武蔵野でした。しかし、2点目は生まれませんでした。
アディショナルタイムは2分15秒、前半は0−1で終了してしまいます。シュート数は1-6と東京武蔵野が大きくリードしていました。東京武蔵野は勝利するために、風上で2点目が必要でしたが奪えませんでした。

ハーフタイムに東京武蔵の池上寿之監督(広島皆実)が動きます。前半、前線から惜しまず追回しをしたMF本田とFW澤野に替えて鈴木裕(武南)、中川(浜松開誠館)をピッチに送ります。中川は、元々FWの選手でしたが、今季はチーム事情でDFで起用されることが多かったのですが、ここ3試合はトップで起用されています。

後半、風上に回った三重が嵩にかかって攻め込みます。東京武蔵野も細かいパスでポゼッションを上げ、風下に回っても思ったほどには劣勢になりませんでした。
しかし、高い位置からディフェンスを仕掛ける東京武蔵野は、風を利してDFラインから前線に一気にボールを繰り出す三重に対し後手を踏む場面も見られ始めます。
10分、三重の酒井がバイタルエリアからシュート。これはゴールポストに助けられた東京武蔵野。飲水タイム(22〜24分)を過ぎても1点差を守ります(この間、15分に三重はMF山藤を井上・新潟ユースに交代)。
しかし、ついに東京武蔵野の牙城が崩れます。
28分、三重は自陣からのフィードを酒井が頭で前線へ。ポストに入った菅野が左に振り、塩谷が中にリターン。そこに酒井が走り込んでシュート。同点に追いつきます。
ここで29分、東京武蔵野はMF小野寺を飯島(武蔵野工大二)に交代。この交代で東京武蔵野の集中力が一瞬途切れました。
30分、三重は右サイドから池田がクロス、東京武蔵野DFがクリアしますが、こぼれ球を塩谷がシュート。東京武蔵野GK西岡がセーブしますが、リバウンドを〇〇が押し込みゴール。ついに逆転します。
後半、風下に回った東京武蔵野でしたが、攻撃もしシュート数でも三重を上回っていました(4-5)。しかし、あまりの強風は「これでは風下からゴールを挙げるのは、かなり難しいな」と思わせるものでした。
37分、池上監督は最後のカードを切ります。DF金守を田口(流経大柏)にDF小林を真下(矢板中央)に交代。DFの枚数を減らし1点を狙って引き分けを目指します。
しかし、薬石効なし。ついに同点ゴールはあげられませんでした。
三重は、45分にMF早坂を野垣内(津工)に、45+4分にはMF塩谷を田宮(FC東京U-18)に交代。これは作戦的な変更というより時間稼ぎでした。
アディショナルタイム4分10秒、タイムアップの笛が鳴らされました。
総シュート数5-10、CK数は1-8。いずれも東京武蔵野が上回りました。が、結果は2-1。
鈴鹿颪を利用したヴィアティン三重の見事な逆転勝ちでした。

東京武蔵野、後がなくなりました。
残り7試合、これからホームで5試合です。これは5連勝で行くつもりでいかないと苦しくなります。
残りのアウェー2戦は、もうやるしかない。今日は「鈴鹿颪」にやられましたが、今やっていいるサッカーは間違ってないし、調子も良い。
最後の頑張りを刮目して待ちたいと思います。

東員16:29→西桑名、桑名17:08→名古屋17:56→18:01枇杷島
と帰ってきました、
青木スーパーで買い物を済ませ、自転車をピックアップして帰ってきました。

今日の東京の新規感染者は、32人。愛知県22人、大阪府46人でした。

そんな、久しぶりに取材に出かけたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
ヴィアティン三重 2-1 東京武蔵野ユナイテッドFC(前半0-1)

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