サッカー高円宮杯全日本ユース選手権決勝FC東京U-18 vs.サンフレッチェ広島ユース戦を取材。
素晴らしい秋晴れでした。
早朝から原稿執筆作業。
お昼ころ、出発。今日は「ライドアース東京」という自転車で東京を走ろう、みたいなエコ・イベントが開催されているようですが、こちらは「ライドアース埼玉」です。
埼玉スタジアムは、6,860人の善男善女が集まりましたが、顔見知りの記者は韓国に行っていて不在。また、群馬ではFC東京vs.北九州の試合、そして中国ではU-19日韓戦（アジアユース準々決勝）があり、そちらも気になるところでした。
６年振り2回目の優勝を狙うサンフレッチェ広島の先発は、GK大野（レスポール浜田FCジュニアユース）。DF越智（四国中央市立土居中）、脇本（サンフレッチェ広島FCジュニアユース）、柳川（サンフレッチェくにびきFC）。MF早瀬（サンフレッチェ広島FCジュニアユース）、平田（サンフレッチェ常石FC）のダブルボランチ、右翼が砂川（サンフレッチェ広島FCジュニアユース）、左翼が浅香（吹田JFC千里丘）、FW岡本（松山市立三津浜中）。野津田（サンフレッチェ広島FCジュニアユース）の2シャドウ、トップが川森（FC四日市）。3:2:2:2:1の布陣です。
対する9年ぶり2回目の決勝進出のFC東京U-18スターティングラインアップはGK三浦（町田JFCジュニアユース）。DF廣木（FC東京U-15むさし）、小林（FC東京U-15むさし）、松藤（FC東京U-15深川）、村松（FC東京U-15深川）。NF江口（FC東京U-15むさし）、佐々木（富山北FC）のダブルボランチ、右翼が岩田（FC東京U-15むさし）、左翼が武藤（FC東京U-15深川）。FW前岡（FC東京U-15深川）、岩田（FC東京U-15むさし）。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。
試合は、FC東京が主導権をにぎり進みました。
16分、佐々木のコーナーキックを武藤がヘディングシュート、広島DFがクリア。
20分には広島がフリーキックからチャンスを掴みますが得点ならず。
そのクリアボールからFC東京がカウンターアタック。江口、岩田と繋いで最後は左サイドを佐々木が抜け出ててシュート。先制します。
35分には左サイドから武藤がクロス、岩田がヘディングシュート。クロスバーに当たって跳ね返ります。これが勝敗のターニングポイントでした。
まったく押されて良い所がなかった広島でしたが、前半の最後ロスタイムに入ったワンプレーで生き返ります。平田、野津田と繋ぎ浅香が左サイドからクロス、ファーサイドでノーマークになっていた越智がヘディングシュート。同点に追いつきます。まさにラスト１プレーの悪夢でした。
アデショナルタイム1分26秒、木村博之レフェリーがハーフタイムの笛を吹きました。
試合後の記者会見で、FC東京U-18の倉又監督が、
「失点時、マークを外してしまった選手を励ました」と語っていましたが、ちょっとナイーブすぎますよね、選手が。やられたらやり返す気概が無い。精神的に弱すぎます、FC東京U-18。
後半になると、試合展開はがらりと変わりました。
広島が、一方的に押し出したのです。準決勝もそうでしたが（０−２から逆転して4-2で勝ち）、走力、体力で圧倒してしまうのです。
はたせるかな後半15分、野津田の蹴ったコーナーキックを浅香がシュート、FC東京DFがカバーしますが、こぼれ球を拾った越智がシュート。勝ち越し点を挙げました。
この後も、広島は猛攻。FC東京は守勢一方になってしまいます。たった１点の失点で、こうまで試合展開が変る試合も珍しい。
28分、FC東京の倉又監督が動きます。MF岩田を岩木（FC東京U-15むさし）に替えます。
33分、広島の森山監督（熊本県立第二）も動きます。FW野津田を井波（ヘミニス金沢SC）に交替。同時にFC東京もFW前岡を奥村（FC東京U-15むさし）に交替。
この時間帯から負けているFC東京が、ようやく攻勢に出ます。
41分、FC東京はMF江口を永井（FC東京U-15深川）に交替。3枚目のカードを切りました。
FC東京は度々チャンスを迎えますが、どうしてもゴールが生まれません。あきらかに焦りがみえました。
ロスタイム48分、広島はMF早瀬を野口（Jヴィレッジスポーツクラブ）に交替。これは時間稼ぎの様な交替でした。
広島GK大野がゴールキックを蹴った瞬間、タイムアップの笛が鳴りました。
最後の高円宮杯でもFC東京u-18は勝てませんでした。芝生で倒れているなら、もっと90分間に頑張って欲しかった。
しばらくすると、U-19アジア選手権準々決勝で日本が韓国に2-3で逆転負けを喫したニュースが流れました。やはり2点先行しながら前半終盤に3点食らって負けたようです。精神的にひ弱なんでしょうね。SBSカップや仙台カップがピークだったのかな。スペインなんか強豪に勝っていましたけど……。布監督も宇佐見選手（ガンバ大阪）も肝心な時に勝てない。2回連続で世界への道は閉ざされました。
がっかりして、帰りの自転車はスピードが上がらず。2時間以上かかってしまったスポーツ三昧でした。
<了＞
早朝から原稿執筆作業。
お昼ころ、出発。今日は「ライドアース東京」という自転車で東京を走ろう、みたいなエコ・イベントが開催されているようですが、こちらは「ライドアース埼玉」です。
埼玉スタジアムは、6,860人の善男善女が集まりましたが、顔見知りの記者は韓国に行っていて不在。また、群馬ではFC東京vs.北九州の試合、そして中国ではU-19日韓戦（アジアユース準々決勝）があり、そちらも気になるところでした。
６年振り2回目の優勝を狙うサンフレッチェ広島の先発は、GK大野（レスポール浜田FCジュニアユース）。DF越智（四国中央市立土居中）、脇本（サンフレッチェ広島FCジュニアユース）、柳川（サンフレッチェくにびきFC）。MF早瀬（サンフレッチェ広島FCジュニアユース）、平田（サンフレッチェ常石FC）のダブルボランチ、右翼が砂川（サンフレッチェ広島FCジュニアユース）、左翼が浅香（吹田JFC千里丘）、FW岡本（松山市立三津浜中）。野津田（サンフレッチェ広島FCジュニアユース）の2シャドウ、トップが川森（FC四日市）。3:2:2:2:1の布陣です。
対する9年ぶり2回目の決勝進出のFC東京U-18スターティングラインアップはGK三浦（町田JFCジュニアユース）。DF廣木（FC東京U-15むさし）、小林（FC東京U-15むさし）、松藤（FC東京U-15深川）、村松（FC東京U-15深川）。NF江口（FC東京U-15むさし）、佐々木（富山北FC）のダブルボランチ、右翼が岩田（FC東京U-15むさし）、左翼が武藤（FC東京U-15深川）。FW前岡（FC東京U-15深川）、岩田（FC東京U-15むさし）。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。
試合は、FC東京が主導権をにぎり進みました。
16分、佐々木のコーナーキックを武藤がヘディングシュート、広島DFがクリア。
20分には広島がフリーキックからチャンスを掴みますが得点ならず。
そのクリアボールからFC東京がカウンターアタック。江口、岩田と繋いで最後は左サイドを佐々木が抜け出ててシュート。先制します。
35分には左サイドから武藤がクロス、岩田がヘディングシュート。クロスバーに当たって跳ね返ります。これが勝敗のターニングポイントでした。
まったく押されて良い所がなかった広島でしたが、前半の最後ロスタイムに入ったワンプレーで生き返ります。平田、野津田と繋ぎ浅香が左サイドからクロス、ファーサイドでノーマークになっていた越智がヘディングシュート。同点に追いつきます。まさにラスト１プレーの悪夢でした。
アデショナルタイム1分26秒、木村博之レフェリーがハーフタイムの笛を吹きました。
試合後の記者会見で、FC東京U-18の倉又監督が、
「失点時、マークを外してしまった選手を励ました」と語っていましたが、ちょっとナイーブすぎますよね、選手が。やられたらやり返す気概が無い。精神的に弱すぎます、FC東京U-18。
後半になると、試合展開はがらりと変わりました。
広島が、一方的に押し出したのです。準決勝もそうでしたが（０−２から逆転して4-2で勝ち）、走力、体力で圧倒してしまうのです。
はたせるかな後半15分、野津田の蹴ったコーナーキックを浅香がシュート、FC東京DFがカバーしますが、こぼれ球を拾った越智がシュート。勝ち越し点を挙げました。
この後も、広島は猛攻。FC東京は守勢一方になってしまいます。たった１点の失点で、こうまで試合展開が変る試合も珍しい。
28分、FC東京の倉又監督が動きます。MF岩田を岩木（FC東京U-15むさし）に替えます。
33分、広島の森山監督（熊本県立第二）も動きます。FW野津田を井波（ヘミニス金沢SC）に交替。同時にFC東京もFW前岡を奥村（FC東京U-15むさし）に交替。
この時間帯から負けているFC東京が、ようやく攻勢に出ます。
41分、FC東京はMF江口を永井（FC東京U-15深川）に交替。3枚目のカードを切りました。
FC東京は度々チャンスを迎えますが、どうしてもゴールが生まれません。あきらかに焦りがみえました。
ロスタイム48分、広島はMF早瀬を野口（Jヴィレッジスポーツクラブ）に交替。これは時間稼ぎの様な交替でした。
広島GK大野がゴールキックを蹴った瞬間、タイムアップの笛が鳴りました。
最後の高円宮杯でもFC東京u-18は勝てませんでした。芝生で倒れているなら、もっと90分間に頑張って欲しかった。
しばらくすると、U-19アジア選手権準々決勝で日本が韓国に2-3で逆転負けを喫したニュースが流れました。やはり2点先行しながら前半終盤に3点食らって負けたようです。精神的にひ弱なんでしょうね。SBSカップや仙台カップがピークだったのかな。スペインなんか強豪に勝っていましたけど……。布監督も宇佐見選手（ガンバ大阪）も肝心な時に勝てない。2回連続で世界への道は閉ざされました。
がっかりして、帰りの自転車はスピードが上がらず。2時間以上かかってしまったスポーツ三昧でした。
<了＞
2010-10-11 06:06
nice!(1)
コメント(4)
トラックバック(0)
Ｕ19残念でしたね。勢いに乗って行くかな？と思ってましたけど・・今夜のサムライ達に仇を討って欲しいですね！悲しい事に、青森県はフジテレビが有りません。（北海道寄り、岩手寄りは他県から受信出来ますが）携帯でチェックします。三昧さんも現地に行けず悔しいでしょうが、一緒に応援しましょう！
by チェリーチェリー (2010-10-12 13:29)
チェリーチェリーさま、コメントありがとうございます。
女子U17で敗れ、男子U19で敗れ、その分、男子代表には絶対勝って借りを返して欲しかったのですが、1点が取れませんでした。ただ、心のどこかに「スコアレスドローか。行かなくて良かった」みたいな気分もあるのも確か。それにしてもフジテレビが見られず、実況が見られないなんてお気の毒です。DVD-Rを送ってあげましょうか？ もうお友達に手配済でしょうね。まあ、一見の価値はある試合でしたが……。それにしても悔しいですね。駒野は大けがみたいですよ。
by スポーツ三昧 (2010-10-13 00:37)
今回ＤＶＤ録画、頼まなかったんで見たいです！お礼します！
以前、三昧さんが「皆さんのおかげ」の食わず嫌いに長谷部ＶＳ長友がって書いてたので、仲間達に教えて、見逃さずにすみました。本当に助かりました。「みなさん」や「スマスマ」「月9」等は、日中の変な時間に放送されるので、テレビ欄、要チェックなんです！
by チェリーチェリー (2010-10-14 10:51)
チェリーチェリー様。
それでは、下のメールアドレスまで送り先を連絡ください。
zanmai2007@yahoo.co.jp
すぐに送ります。
by スポーツ三昧 (2010-10-16 01:22)