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サッカー日本代表vs.アゼルバイジャン戦を取材。

前日の雨は上がり、よいお天気。

今日は静岡のエコパでサッカー日本代表vs.アゼルバイジャン戦が行われます。
ワールドカップ・アジア最終予選前の最後の試合。海外組を含めたメンバーが出場するというので取材に行ってみました。

10時、東伏見駅前にジャーナリストの大先輩・富越正秀さんのワゴン車に迎えに来ていただき静岡に向います。
途中、小田急線の千歳烏山駅でフォトグラファーの清水和良さんをピックアップ。東名高速道路に乗って一路静岡県掛川を目指します。

初めて新東名を走りました。
東名よりも少し山側を走るので最初は山ばかり。
ところが沼津を過ぎる辺りから遠目に駿河湾が望めるようになり、お天気が良いこともありなかなかの絶景。富士山も綺麗に見えました。
新清水のサービスエリアで昼食を摂りましたが、ほとんど国際空港の待合室状態です。お店は綺麗です。食堂も高速道路のSA、昔の猥雑な感じはありません。近代的な作りです。
ただし、お値段は以前からあるレストランなんかに比べると2割増。
それでも、かなり混雑していました。


もう1回、牧ノ原で休憩しましたが、お客さんも少ないし、完全に時流に乗り遅れた感じ。私などはホッとする部分もあるのですが……。

午後2時30分、予定より早くエコパ着。
プレスの受付は4時50分からというので駐車場で時間潰し。持参した書籍を読んでおりました。

4時30分ころ受付前に行くとかなりの長蛇の列。メディアの関心の高さも伺えます、ただし静岡まで来ないフリーランス関係者も多く、そこは地方開催の良し悪しですね。

5時少し前に受付開始。プレスセンターに1席、2階記者席に1席座席を確保し、プレスセンターで作業を開始。
しかし無線LANでインターネットと繋がっているものの、自宅のADSLよりも遅く、あまり作業の効率はよくありません。

午後6時20分、メンバー表が配布されます。配布された数が少なく10分ほど待ちました。
日本代表のスターティングラインアップは、GK川島(浦和東)。DF内田(清水東)、栗原(横浜FMユース)、伊野波(鹿児島実)、長友(東福岡)。MF長谷部(藤枝東)、細貝(前橋育英)のダブルボランチ、右翼が岡崎、左翼が香川(FCみやぎバルセロナユース)、トップ下が本田(星稜)。FW森本(東京ヴェルディユース)。4:2:3:1の布陣です。(括弧内)はユース年代の所属先。
対するアゼルバイジャンの先発は、GKアがエフ。DFメドベデフ、ナビエフ、アラベルディエフ、ゴクデミル。MFチェルトガノフ、アビショフのダブルボランチ、右翼がシュクロフ、左翼がブタク。FWオズカラ、アリエフ。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。
午後6時50分、作業にキリをつけ2階記者席に向います。

さすがに静岡エコパ、ただでさえ集客の悪いスタジアムですが、平日の夜です。5万人収容のスタジアムの今日の観客は3万276人。目算ですが、そんなに入っているかな、という感じです。
19時15分、日本代表のキックオフで試合開始。

アゼルバイジャンのフォクツ監督(あのベルティ・フォクツです)は試合後の記者会見で言っていました。
「国内リーグは2週間前に終わっているが、まったくトレーニングをしていない選手が集まっていた。これでは試合にはならない」と行った具合で、トレーニング十分な日本選手(国内組は1人ですが)が試合の主導権を握ります。
11分、左サイドの長友がクロス。岡崎がシュートしますが、GKアガエフがキャッチ。18分には長谷部のスルーに反応した森本がシュートを決めましたがオフサイドの判定でノーゴール。
25分には代表復帰を果たした本田がフリーキック。完全に枠を捕らえましたがGKアガエフがパンチング、右ポストに跳ね返ったシュートはアガエフの背中に当たってゴールラインを割りました。
前半37分、森本が脚を負傷。前田(暁星)と交替。前田がワントップに入るとボールの収まり所が出来て日本代表の流れになって行きます。
しかし、このままスコアレスのままハーフタイムになるかと思われた43分、長谷部ー本田ー長谷部のワンツーリターン。長谷部が左サイドの香川にパス、一度切り返してディフェンダーを外した香川がコースを狙ってシュート。ボールは右サイドネットに吸い込まれました。実に見事な香川のシュート。かつてジーコが語っていた様に「ゴールの枠内にパスする」感覚。UEFA CL決勝でミュラーやロッベンがシュートを思い切り蹴って外していたのとは好対称。まあ、舞台の大きさは違いますが、ともかく香川の冷静さ、キックのコントロールには舌を巻きます。
45分、46+分のシュートは決めきれず1分のアデショナルタイムでマリウ主審(シンガポール)がハーフタイムを宣しました。

先に動いたのは日本代表のザッケローニ監督でした。
後半あたまからDF内田を酒井(柏U-18)に、MF長谷部を高橋(前橋商)に交替します。
後半か石早々、アゼルバイジャンの右サイドのオズカラがドリブルで侵入、切れ込んでシュートを放ちますがサイドネット外に。
14分には長友のパスを受けた香川が左サイドをドリブルで切り裂きクロス、ファーで待ち受けた本田が頭で折り返し、これを混戦から岡崎が押し込み2-0。試合の主導権を掴みました。
17分、香川に替え宮市をピッチに送ったザック。観客から歓声があがります。
フォクツ監督も20分にDFメドベデフをナディロフに、27分にMFアビショフをアミルグリエフに交替。
29分、日本代表も本田を中村(久留米)に交替。
岡崎が右から中央にドリブル、宮市にパス。宮市がシュートを放ちましたがGKアガエフがパンチング。
アゼルバイジャンは35分、FWアリエフをスバシャチに交替。
38分、アゼルバイジャンはフリーキックのチャンス。ワンバウンドしたボールが右ポストに当たってゴールならず。
43分、伊野波を槙野に交替。6枚のカードを切り終えました。
試合はそのまま2-0で終了。アデショナルタイムは3分28秒でした。
ともかく、本田と香川、そして酒井らが加わると代表の得点力はアップします。最終予選出だい3連勝も夢ではないと思います。

アゼルバイジャンはジョンディションは良くないようでしたが、取り合えず一生懸命戦い、日本の最終予選前最後のシュミレーション相手を務めてくれました。フォクツ監督は、
「ブラジルワールドカップには100%無理だと思うけど、この若い選手たちで4年後のユーロ(出場チームが16から24に増えるそうです)の本大会には出場できると思う」と語っていました。
ザックの後はフォクツ監督みたいな人が日本の代表監督を引き受けてくれるといいな、と思います。
まあ、ともかく日本代表はここのところ3試合負け越していましたからね(北朝鮮に負け、アイスランドに勝ったもののウズベキスタンに負け)。本番前に勝てて良かった。
そして、明日の正午からJFAハウスで最終予選の代表候補の発表があることを知りました。

午後11時、エコパを出発。
12時、富士SAで遅い夕食。桜えび天ぷらソバ。740円とちょっと高かったけど美味しゅうございました。
日付がかわり2時、横浜の清水サン宅着。交通費精算、往復3000円で済みました。
3時、調布経由で東伏見着。富越さん、ありがとうございました。

軽くビールを飲んで祝杯。就寝したスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
日本代表 2-0 アゼルバイジャン(前半1-0)


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