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アイスホッケー関東大学選手権Cグループ開幕、サッカーJリーグFC東京vs.浦和レッズ戦を取材。

5月最後の週末。久しぶりに週末晴れています。
午前中はノンビリと。

正午、DyDoアイスアリーナへ。今日からアイスホッケー関東大学選手権のCグループが開幕しました。今日は1回戦3試合が行われました。サッカーJリーグ、川崎vs.仙台も気になりましたが、ここはアイスホッケーの取材を優先させます。

第1試合は、ランク33位オールメンバー10人の杏林vs.ランク32位オールメンバー9人の成城の対決です。
杏林のスタメンは、GK大津(栃木5)。DF矢島(武蔵3)、石坂(武蔵4)。FW川井(城北埼玉5)、金子(土浦第一4)、渡邉(沼津東4)。
対する成城の先発は、GK西(清風3)。DF片見(常総学院3)、高野(成城学園2)。FW鈴木(拓大一2)、松澤(成城学園2)、小山(大泉桜4)。
東医体、サムス杯で試合経験が残っている杏林が元気でした。
5分38秒、杏林が先制します。パワープレーを利して石坂、渡邉のダブルアシストで諸橋(千葉日大4)がゴールしました。Cグループでのダブルアシスト・ゴールは珍しいです。
第1ピリオッドのシュート数は9-0と杏林が圧倒。
第2ピリオッドに入ると成城が反撃。3分35秒に酒井(篠の井4)のパスを受けた鈴木が左45度からシュート。1-1とします。
勢いに乗った成城はパワープレーを利して6分26秒に片見、鈴木のダブルアシストで酒井がゴール。1-2と試合をひっくり返します。
12分6秒には再びパワープレーを利して高野、酒井とパックを繋ぎ最後は鈴木がゴール。1-3とリードを広げます。
ここまで完全に受け身になっていた杏林ですが、ようやく13分30秒、石坂のパスがゴール前混戦になったところ渡邉が押し込んで2-3。試合の興味を第3ピリオッドに繋ぎました。第2ピリオッドのシュート数は9-12と成城がリードします。
10分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
2分46秒、坂井のアシストで鈴木が見事なリバースシュート。成城は2-4とリードを広げ、一歩勝利に近づいたかに見えました。ところが、ここから杏林が反撃にでます。
9分12秒、矢島のパスを受けた諸橋が疾風の如く駆上がり勢いでシュート。ゴール成って3-4。
13分12秒には山本(高槻3)、諸橋のダブルアシストで石坂がゴール。4-4と試合を振り出しに戻します。
そして14分1秒、諸橋がノーアイスとでゴールを上げ5-4と逆転。
14分38秒に成城はタイムアウトを取りGK西を氷上からあげ乾坤一擲の6人攻撃に出ましたが、薬石効無し。そのまま試合終了となりました。
総シュート数25-15。健闘した成城に対し、杏林が見事な逆転勝利を収めた試合でした。

第2試合は、ランク31位オールメンバー14人の日本医科vs.ランク34位オールメンバー8人の武蔵の対戦。
日本医科のスタメンは、GK蓮沼(芝5)。DF近藤(横浜緑ケ丘5)、河北(慶應4)。FW吉森(成蹊5)、山内(明大中野4)、貝沼(市川3)。
対する武蔵の先発は、GK大瀧(鶴岡中央3)。DF田村(緑岡4)、宇内(東京聖徳4)。FW宮崎(東京3)、佐藤力将(明大中野4)、中内(武蔵大附3)。
春シーズンは、医科系大学が元気なようです。
開始49秒、日本医科が山内のアシストで貝沼がゴール。先制します。
第1ピリオッドは、このゴールだけ。シュート数は12-6と日本医科が大きくリード。
5分の整氷なしインターバールを挟んで第2ピリオッド開始。
日本医科の吉森が2回続けてペナルティーボックスへ。攻撃のリズムが生まれません。
武蔵もオーバーメンバーのベンチマイナーペナルティーでショートハンドになり反撃の結果を掴めません。
ようやく8分29秒、日本医科の吉森がノーアシストでゴール。3-0とリードを広げます。
第2ピリオッドのシュート数は9-5でした。
10分間整氷インターバルを挟んで第3ピリオッド開始。
4分41秒、武蔵の宇内がトリッピングの反則で2分間退場。日本医科は、このパワープレーのチャンスを確実にモノにします。
6分36秒、山内のアシストで吉森がゴール。3-0。
畳み込む様に8分26秒、日本医科はゴール裏から山内がリターンパス、吉森が決めて4-0。勝負を決めました。吉森はハットトリックを達成。
日本医科は、10分37秒にGKを蓮沼から高橋(城西埼玉2)の交替する余裕。2人のGKで武蔵を完封しました。
曺シュート数は30-13。日本医科の完勝の試合でした。

第3試合は、ランク35位オールメンバー13人の工学院vs.ランク30位オールメンバー9人の東京学芸の対戦です。
工学院の先発は、GK富田(茅ヶ崎西浜4)。DF藤井(工学院2)、山田(茅ヶ崎西浜4)。FW松川(羽村4)、青(栃木4)、佐藤拓実(プログラムに記載なし)。
対する東京学芸のスタメンは、GK高原(安房4)。DF高瀬(日田2)、大森(甲府東2)。FW田畑(長野2)、千葉(栄東3)、長谷川(東京学芸大附2)。
フェースオフ後、両チームとも慎重な入り。
5分2秒、ノーアシストで石井(プログラムに記載なし)がゴール。東京学芸が先制します。
5分24秒には、大森のアシストで田畑がゴール。東京学芸がリードを2-0と広げます。
その後は東京学芸がショートハンドになてしまい第1ピリオッドが終了。シュート数は3-5とやや低調。
第2ピリオッドに入っても東京学芸ペースの展開。開始4秒で工学院の青がスラッシングの反則で2分間退場。反撃のきっかけが掴めません。
5分4秒、東京学芸は後藤(青雲4)のアシストで東郷(加治木2)がゴール。0-3。
8分26秒にも長谷川が右サイドをドリブルで持ち上がり切れ込んでシュート。0-4。ほぼ勝負を決めました。
12分20秒には、パワープレーを利して東京学芸がカウンターアタック。右サイドの大森がロングスルー、ハーフウェーライン付近で受けた石井がドリブルでゴール近くまで行きシュート。0-5としました。
第2ピリオッドのシュート数3-8。東京学芸の決定率が高い!
第3ピリオッド開始5秒、東京学芸の田畑がトリッピングの反則で2分間退場。
このパワープレーを利して10秒後に工学院が山田のアシストで佐藤がシュート。一矢を報いました。
しかし、その後は工学院はショートハンドになってしまいます。
東京学芸は14分26秒にパワープレーを利して田畑、千葉と繋ぎ長谷川が右45度から振り向き様のシュート。1-6として試合を締めくくりました。総シュート数は13-22で東京学芸が上回りました。

1回戦の勝者3チームは、6月3日(日)の準決勝(正午からDyDoアイスアリーナ)に進みました。敗者は3チームによる総当たり戦の5位〜7位決定戦に進みます。

アイスホッケーの取材を終え、サッカーJリーグ取材のため味の素スタジアムへ自転車で移動します。
今週でJ1はワールドカップ予選前の休養に入るため今日の試合が前期の最終戦になります。FC東京vs.浦和レッズの対戦。暫定勝点21同士の対決です。どちらも負けられない試合。観客も久しぶりの3万3,836人。
ここのところFC東京は浦和レッズに対しJリーグ8連敗中。昨年、天皇杯の準々決勝で勝っていますが、まったくの苦手にしている浦和レッズに、そろそろ勝ちたい所でした。
FC東京のスターティングラインアップは、GK権田(FC東京U-18)。DFチャン・ヒョンス(韓国)、徳永(国見)、森重(広島皆実)、椋原(FC東京U-18)。MF高橋(前橋商)、長谷川(横浜FMユース)のダブルボランチ、右翼が石川(横浜Fユース)、左翼がルーカス(ブラジル)、トップ下が梶山(FC東京U-18)。FW渡邉(国見)。4:2:3:1の布陣です。(括弧内)はユース年代の所属先。外国籍選手は国名。
対する浦和レッズの先発は、GK加藤(浦和ユース)。DF坪井(四日市中央工)、永田(静岡学園)、槙野(広島ユース)。MF右翼が平川(清水商)、左翼が梅崎(大分U-18)、阿部(市原ユース)、鈴木(東海大翔洋)にダブルボランチ、2シャドウがマルシオ・リシャルデス(ブラジル)、柏木(広島ユース)。FWポポ(ブラジル)。3:4:2:1の布陣です。

20年間Jリーグを観ておりますが、今日ほど素晴らしい試合は、取材した中でも5指に入ると思います。まずアウェーでも応援に駆けつけるレッズサポーターとホームF東サポーターの応援が素晴らしく試合を盛り上げました。それに後押しされる様にFC東京、浦和レッズともに素晴らしいサッカーを見せてくれました。まず浦和サポーターに感謝したいと思います。
FC東京はショートパスを繋ぐポゼッションサッカー。相変わらずフィニッシュは上手く行きませんが多くの時間で試合をコントロールしていました。
逆に浦和は完全なリアクションサッカーです。前節浦和に0-1で負けたチームの監督さんが、
「あんなサッカーで勝つのなら負けた方がマシ」と語って物議を醸しましたが、それは間違っていると思います。いろいろなサッカーが存在して良いのです。"Beter"はあっても”Best"は無いと思います。
ただし、浦和のサポーターが、ああしたサッカーで満足しているのかどうか。まあ、浦和サポは内容より結果重視かもしれません。ともかくポポヴィッチ監督が試合後の記者会見で、
「浦和はゴール前に大型バスを置いているように守りブロックを作っていた」と語っていましたが、その通りでした。
前半の得点機は、32分のFC東京・石川が放ったシュート(右ポストに当たって跳ね返る)と,44分にポポのスルーに反応したリシャルデスが放ったシュートをGK権田がスパーセーブを見せた2回くらいでした。両チーム無得点、シュート数は7-5でややFC東京がリード。吉田寿光レフェリーがアデショナルタイム3分、ハーフタイムを宣します。
後半に入っても同じ展開。サポーターの応援はヒートアップします、
FC東京にポゼッションを許しながら浦和はゴール前に堅いブロックを築きます。FC東京は真綿で浦和の首を絞めるような攻撃を見せますが、決定力がありません。
浦和は30分、カウンターアタックから柏木がシュート、クロスバーに嫌われます。
このままスコアレスで終了かと思った44分、右サイドを柏木がドリブルで切り裂きクロス、原口(浦和ユース、後半17分ポポと交替)がポストプレー、残してリシャルデスがシュート。権田のゴールを破りました。盛り上がる浦和サポーター!
正直、この時間。勝負あった、と思いました。ところがです。FC東京は1発のチャンスを生かしました。
ロスタイムの46分+、石川の蹴ったコーナーキックを、オーバーラップしていた森重がヘディングシュート。ちょっと遠目でノーマークでした。ゴールが決まって起死回生の同点ゴール。勝負は下駄を履くまで分りません。
アデショナルタイムは5分50秒。まさに死闘でした。そして1-1の結果は、まことに神の配剤。正当な結果である様に思いました。
浦和サポーターも負けに等しい引き分けながらブーイングは出ず、称賛の拍手。もちろんFC東京のサポーターからもブーィングは出ませんでした。
浦和ペトロビッチ監督は少しだけ不満のようでしたが、
「仕方ないな」という感じ。ポポヴィッチはいつもの様に自画自賛です。
記録をピックアップして帰りました。今日は記者会見が長かったせいか、記録も早く出た感じ。

まっすぐ家に帰り、家のみで今日の試合に祝杯を上げたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
秩父宮杯第60回関東大学アイスホッケー選手権Cグループ1回戦
杏林 5-4 成城(1-0、1-3、3-1)
日本医科 4-0 武蔵(1-0、1-0、2-0)
工学院 1-6 東京学芸(0-2、0-3、1-1)

サッカーJリーグ13節
FC東京 1-1 浦和レッズ(前半0-0)


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