SSブログ

バドミントンYONEX OPEN JAPAN準決勝とサッカーJリーフFC東京vs.神戸戦を取材。

週末の土曜日。ようやく東京地方は雨が上がりました。

関東大学アイスホッケーリーグは第3日目開催でしたが、バドミントンYONEX OPEN JAOAN、ずっと取材して来て、日本人選手が多数勝ち残っているので、やはり東京体育館まで足を伸ばすことにしました。

10時15分、自宅を自転車で出発。11時20分には東京体育館に到着しました。
3年くらい前までは、日本人選手が複数ベスト4に残ることはありませんでした。よくても1人が残るくらい。それを思えば、日本も強くなったものです。
女子シングルス2人、男子ダブルス1組、女子ダブルス1組がベスト4に残った日本。なんとか最終日(決勝)に誰かが残って欲しい、というのが偽らざる気森でした。
最初に登場したのは、男子ダブルス。世界ランク6位の遠藤大由/早川賢一がランク4位の傅海峰/張楠(中国)に挑みましたが、21-15、21-14であっさり敗れました。ちょっと勝ち目の無い試合。悪い予感(日本選手ベスト4で全滅)もしてきました。
2番目に登場して来たのが一昨年の女子シングルス優勝の山口茜。現在の世界ランクは10位。相手は王適シャン(中国)はランクは7位。
第1ゲームは山口が21-12で簡単に取り、「おお、これは」と思ったのですが、第2ゲームの5-5で王が戦術を変えてきました。それまでは普通に打ち合ってこた王が、前後左右に山口を激しく揺さぶり始めたのです。中肉中背の山口は、ミズスマシのようにコートの中を動き回り、シャトルを拾いまくりますが、王のコントロールが勝り21-15でゲームを奪い返します。
第3ゲームも一進一退の展開になりました。途中、駐輪場に止めた自転車、2時間の無料期間が時間切れになりそうになり、泣く泣く中座して駐輪場へ。プレスセンターに帰ると多くの記者の方がプレスセンターのテレビで観戦しています。そうなんです。記者席では、遠くて試合が良く見えない。やはりプレス席は高くても良いからコート全面が見渡さないとダメです。テレビで見ていた方が、試合展開が良く分る。第3ゲーム途中から王がリード。山口敗色濃厚です。テレビのアップで見る王、スタイルは良いし、かなりの美人。往年の宮村愛子選手の様な美人です。
15-19から18-19に迫った山口でしたが、18-20で王がマッチポイントを握ります。
「ああ、天は二物を与えるのか」と思った瞬間でした。山口の反撃が始まります。
20-20のジュースに追い付き21-20と逆にマッチポイントを迎えます。しかし、王もしぶとい。王がマッチポイントを奪い返せば、山口もやり返す。ついに24-23と王が王手。ここで山口が集中力を発揮。なんと3ポイントを連取し、26-24と第3ゲームを奪います。
「やはり天は二物を与えなかった」と思いました。山口、2年ぶり2回目の決勝進出を果たしました。
日本勢三番手に登場したのは女子シングルスの奥原希望。昨年、一昨年と膝の半月板を痛め出場していない奥原は世界ランク9位。相手はランク3位、中華台北の戴資欣。第1ゲームを21-12で奪いましたが、第2ゲーム14-21で奪われファイナルまで縺れ込みましたが、最後は21-14で勝ちきり、奥原も決勝進出。日本人同士の対決になり、これで1種目は日本のチャンピオンが生まれます。
ちなみに奥原と山口の対戦は、3年先輩の奥原の4戦4勝だそうです。緑後に隣りのコートで行われた女子ダブルスの準決勝ペダセン/ユール(デンマーク)vs.松尾静香/内藤真実は、ランク3位のデンマークペアに対してランク14位の松尾/内藤が善戦及ばす17-21、16-21で敗戦。1位、6位、12位と日本には上のランキングのペアが3組おり、そのペアがこけてのベスト4ですから、なんともスッキリしない女子ダブルスでした。
4人(組)いた日本選手。最終日は2人になりました。まあ。上出来でしょう。そこまで見届けてサッカーJリーグ取材のため味の素スタジアムに移動します。

午後5時45分、東京体育館を後にしました。
甲州街道を自転車でひた走り、7時ちょうどに味の素スタジアムに到着しました。
1964年の東京オリンピックの男子マラソンコースとほぼ同じルート。優勝したアベベ・ビキラの優勝タイムは往復で2時間12分ですから、アベベがいかに速く走ったか分かります。
サッカーJ1リーグ2ndステージ第10節、FC東京vs.ヴィッセル神戸戦を取材しました。
FC東京は勝点15で5位。神戸は勝点13で10位ですが、ヤマザキナビスコカップで柏を下しベスト4に進出、勢いがあります。一方のFC東京は、ナビスコカップ準々決勝で鹿島に0−3で大敗。負傷選手も多くピンチです。
FC東京のスターティングラインアップは、GKプラダ・アブラモフ(イタリア)。DF徳永(国見)、森重(広島皆実)、丸山(國學院久我山)、太田(麻布大渕野辺)。MF高橋(前橋商)のアンカー、右翼が羽生(八千代)、左翼が米本(伊丹)。FWトップ下が河野、ベイサン・バーンズ(オーストラリア)、前田(暁星)。4:1:2:1:2の布陣です。(括弧内)はユース年代の所属先。外国人は国名。
対する神戸の先発は、GK山本(清水ユース)。DF岩波(神戸U-18)、チョン・ウヨン(韓国)、増川(琴丘)。MF三原(ルーテル学院)、前田(神戸U-18)のダブルボランチ、右翼が高橋(浦和ユース)、左翼が相馬(ヴェルディユース)、2シャドウが森岡(久御山)と渡邉(国見)。FWレアンドロ(ブラジル)。3:4:2:1の布陣です。
午後7時3分、神戸のキックオフで試合開始。

立ち上がりアウェー神戸の攻勢が素晴らしかった。
レアンドロ、渡邉、そして両翼の高橋、相馬のハードワークによる連動性が機能しました。残念ながら前線でただ一人、天才・森岡の運動量が少なく、足を引っ張っていました。FC東京にとっては救いでした。
30分ころから神戸が攻め疲れたのか、FC東京が徐々に反攻に出ます。
30分、太田のFK直接ゴールをGK山本がセーブ。
28分、米本のカットからのパスを受けた高橋が中央から右の前田にスルー、前田が右45度から目の覚める様なシュートを決め、劣勢だったFC東京が先制します。
その後も河野が何度も抜け出しますが、GK山本のセーブ、オフサイドの誤った判定(ハーフライン手前からスタートしているのに何でオフサイドなの?)などで追加点を奪えず、
神戸は渡邉がシュートを外してくれたり、なんとか1-0で前半が終了します。アディショナルタイムは2分6秒でした。

後半、同じ選手の顔ぶれで開始。
神戸が同点になろうと前がかりにきます。森岡はシュートしますが、GKアブラモフがワンハンドでパンチング。
しかし、そこがFC東京のチャンスでした。
12分、フィッカデンティ監督が動きます。河野を東(大分U-18)に替えます。
14分、太田のクロスをバーンズがヘディングシュート。上に外れます。
18分、神戸のネルシーニョ監督も動きます。MF三原の替え石津をピッチに送ります。
24分、替わって入った東がシュート。右上に外れます。
そして25分、東のスルーを受けた前田がGK山本と交錯しながらシュート。ゴールなって2-0とリードを広げるFC東京。
31分、足を吊った羽生に替え橋本(FC東京U-18)が出場します。神戸もDF増川の替えブエノ(ブラジル)に交代。
33分、FC東京の仕留めのシュートが出ます。バーンズ、高橋と繋ぎ東がクロス、大外に走り込んだ前田がゴール。3-0、ハットトリックを達成。これで現役では、佐藤、大久保、前田と通算得点王争いが激化しました。
39分、バーンズに替えて平山(国見)が登場。
45+2分、神戸は森岡がシュートしますが上に外してしまいました。万事す。
アディショナルタイム6分5秒、松尾一レフェリーがタイムアップを宣しました。

FC東京、久々の完勝。今日の勝利で神戸に対して通算12勝8分け6敗と相性はいいのですが、ここのところFC東京は勝てない。逆に神戸は調子を上げていただけに、この3-0の勝ちは大きいと思います。

10時15分ころ帰宅。
ちょっと豪勢(?)な夕食で1日を閉めたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
FC東京 3-0 ヴィッセル神戸(前半1-0)


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。