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アイスホッケー関東大学リーグDiv.Ⅲ首都東京vs.東京都市戦を取材。

いい夫婦の日だそうです。
今日も寒い一日、確実に冬が近づいているようです。

9月1日に開幕した関東大学アイスホッケーリーグ戦も佳境に入っています。
すでにDiv.Ⅲは日本医科の優勝が決まっています。Div.Ⅳも27日の東京理科vs.独協医科戦のい勝者が優勝。Div.Ⅱも上位順位決定リーグで上智、昭和、筑波が覇権をあらそっています。
トップのDiv.ⅠもA、B両グループとも明日からの三連休で順位が確定します。
最終段階に入ったリーグ戦、今宵のカードは、Div.Ⅲで今季1勝5敗の首都東京と5戦全敗の東京都市の対戦。最下位決定戦と呼んでもおかしくない試合です。
ここまで79試合を取材しましたが、Div.Ⅳまでの36チーム中35チームを取材しました。唯一、巡り合わせが悪くて首都東京だけ取材できずにいました。今日は首都東京の今季最後の試合です。今季の首都東京の試合を見る最後のチャンス。取材しないわけにはいきません。
いつものように午後8時30分過ぎに家を出て東大和スケートセンターに向かいます。

午後9時25分、東大和スケートセンター到着。今日も観客席はほぼ満員。
ランク25位、オールメンバー16人の首都東京のスターティングラインアップは、GK前田(聖ウルスラ学院英智3)。DF山本(富士4)、森田(渋川2)。FW杉原(本庄東2)藤井(浜名4)、松下(青山3)。
一方のランク26位、オールメンバー15人の東京都市の先発は、GK加茂田(熊本北3)。DF春山(東京都市大付4)、佐伯(佐世保北4)。FW加藤(東京都市大付1)、五十川(東京都市大付1)、栗田(三田国際学園1)。
午後9時39分、フェースオフで試合開始。

双方、開始早々から闘志を漲らせ試合に臨みました。お互いにアタッキングサードに入りますが決定機は訪れません。
東京都市は、付属高校の経験者を中心に個人技に優れていますが、ユニットとしての攻めの完成度が低いように思えました。
首都東京は、この試合しか見ていないので分からない部分も多いのですが、よくトレーニングを積んでいる感じを受けました。
ようやく7分4秒、首都東京が先制します。ゴール前にいた森田のリバースパスが右から左に出て松下がシュート。見事な連携でした。
このまま第1ピりオッドが終わるかと思われましたが、一瞬の隙をつき首都東京が追加点を挙げます。14分20秒、増尾(立川国際3)、日高(弘学館4)のダブルアシストで松下がゴール。これまた見事な連携です。
東京都市は栗田がスラッシングの反則でピりオッド終了を迎えます。15分ちょうどの反則となり第2ピりオッドはショートハンドスタートになってしまいました。
シュート数は6-8と東京都市がリードしていました。

5分間の整氷なしインターバルを挟んで第2ピりオッド開始。
パワープレースタートの首都東京でしたが、これは生かすことができません。
しばらく均衡は保たれましたが、2分35秒逆に首都東京の松下が入スティックの反則で2分間退場。東京都市は反撃のチャンス、パワープレーで前がかりになります。
首都東京は、このショートハンドのピンチを切り返します。3分40秒、カウンターアタックで森田のパスが日高に通り日高がキッチリ決めます。3-0。
5 on 5に戻ってから6分27秒、日高のアシストで松下がゴール。首都東京が4-0とリードを広げ完全に試合の主導権を握りました。
そして第2ピりオッドの終盤、14分51秒に東京都市の佐伯がトリッピングの反則で2分間退場。第3ピりオッドもショートハンドでのスタートになってしまいます。シュート数は11-9とやや首都東京がリード。

1分間の整氷インターバルの後、最後の15分間がスタートします。
キルプレーでのスタートとなった東京都市。ここで失点すれば試合は決まってしまいます。必死のショートハンドディフェンス、必死に1分51秒を守り切ります。
ピンチの後にはチャンスあり。東京都市のユニットが、ようやく機能し始めました。
3分31秒、栗田、加藤のダブルアシストで五十川がゴール、4-1。
畳み込むように3分50秒、佐伯、原田(海老名3)と繋ぎ秋草(東京2)がゴール。4-2と2点差に迫ります。
つぎの1点が勝負の流れを決めることは明らかでした。首都東京が奪えば駄目押しに、東京都市がとれば逆転のパワーにつながります。
7分43秒、東京都市の茂木が、首都東京の日高が共に入スティックの反則で2分間退場。この4 on 4の状態で首都東京が仕留めの1点をゲットします。
9分17秒、藤井、山本のダブルアシストで杉原がゴール。5-2として駄目を押しました。この失点に東京都市の選手はがっくり。勝負ありました。
10分26秒、首都東京の藤井が2分間退場。ここで東京都市がタイムアウトを取り最後の反撃の作戦を練りました。残り4分34秒もあるのにGK加茂田をい氷上から上げ乾坤一擲の6人攻撃。首都東京はショートハンドですから4 on 6、2人多くして得点を狙いに行きます。
11分36秒、首都東京は藤井がフッキングの反則で2分間退場。なんと3 on 6というスクランブルに。
ところが東京都市は、このパワープレーのチャンスも生かせず、11分55秒には焦ってメンバーオーバーの反則。ベンチマイナーペナルティーで茂木が2分間ペナルティーボックスに入り万事急す。
東京都市のGK加茂田は、戦況に応じて氷上に出たり上がったりしますが、ついにゴールは奪えず、タイムアップのブザーを迎えます。
ファイナルスコア5-2。首都東京、競り勝って2勝目を挙げ勝点は6に。東京医科の5を上回り6位を決めました。降格圏内を脱して喜ぶ首都東京選手たち。
一方の東京都市は7戦全敗で今季の日程を終了しました。若い経験者が多いだけにチームとしてのユニットが機能すれば得点力の向上は望めると思います。その片鱗が見えた第3ピりオッドの2点でした。来期は自動降格でDiv.Ⅳでの戦いになりますが、捲土重来を嫌いしたいと思います。

タイムアップは23時8分。なんとか12分発の小平行に乗れました。
午前様にならずギリギリ22日中に帰宅できたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
首都東京 5-2 東京都市(2-0、2-0、1-2)


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psyzoh

いつも楽しく拝見しています。
都市大は横国大との試合が26日に延期し、現時点では未だ6戦しか終えていません。
横国大は、オフェンス力が高い上に、ゴールマウスを新横浜ジュニア出身の市瀬さんが守る強豪校ですが、
既に終えたものとして扱うのは、気の毒に思います。
お心遣いいただけますと嬉しく思います。
by psyzoh (2018-11-25 19:32) 

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