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アイスホッケー関東大学選手権Aグループ最終日3試合を取材。

10連休3日目。昭和の日(昭和天皇誕生日、旧・みどりの日)です。
小学校時代からの旧友・緩利忠邦くんの誕生日(こういう日に生まれた人は得ですね。一生忘れられません)。

お天気は下り坂。
朝のルーティーンだけ済ませ、今日もDyDoアイスアリーナに直行します。
いろいろスポーツ行事もありましたが、今日は関東大学アイスホッケー選手権Aグループ最終日。ここは終日アイスホッケー3試合を取材しました。

第1試合は、Aグループ5位決定戦、中央vs.日本体育戦。
ランク4位の中央、1回戦は東海に5-2で快勝したものの2回戦で法政に4-5に惜敗。5位~8位決定トーナメントに回ってきました。1回戦で大東文化に12-1で大勝。5位決定戦に進出してきました。
一方のランク7位の日本体育は、初戦で青山学院に5-0と快勝。2回戦で早稲田に0-3と善戦しました。5位~8位トーナメントに回って慶應義塾に3-2と辛勝。この試合に進んできました。
中央の先発は、GK合田(釧路工4)。DF長岡(釧路江南2)、切江(白樺学園4)。FW嶋貫(武修館2)、齋藤(武修館4)、権平(武修館1)。
対する日本体育のスターティングラインアップは、GK加藤(武修館3)。DF松田(武修館3)、清水(埼玉栄2)。FW寺嶋(武修館1)、野口(清水1)、佐野(武修館2)。
開始12秒、いきなり中央の権平がペナルティー、5分8秒にも古場(釧路江南2)がホールディングの反則。日本体育は2回のパワープレーの先制チャンスがありましたが不発。しかし、10分13秒に中央ブルーライン上で日本体育の佐野がパックをスチール、寺嶋につないでゴール。先制しました。
11分31秒、中央の権平が再びぺナボックスへ。日本体躯は3度目のパワープレーでしたが、13分4秒
に日本体育の黒川(武修館3)がスラッシングの反則で2分間退場。4 on 4になってしまいます。
権平がぺナボックスを出て中央のパワープレーになった14分47秒、長岡、切江のダブルアシストで嶋貫がゴール、試合を振り出しに戻します。
1-1のまま1ピり終了かと思われた19分51秒、中央の齋藤がノーアシストでゴール。中央が2-1と逆転して最初の20分間を終えます。日本体育にしては痛恨の失点でした。
両チームのGKの出来が良く、1ピりは2-1で終了します。シュート数は21-8と中央が大きくリードしていました。12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
開始36秒、日本体育の清水がフッキングの反則で2分間退場。
そして52秒には、中央の徳光(日光明峰3)、日本体育の金子(駒大苫小牧3)が同時にペナルティー。スクランブルでゴールが生まれません。
7分46秒、中央の中村(八戸工大一2)がフッキングの反則。このパワープレーのチャンスに日本体育は瀧川(武修館3)、金子と繋ぎ伊藤優人(武修館1)がゴール。2-2の同点とし試合を面白くします。
お互いパワープレーのチャンスを1回ずつ逃した後、パワープレーで再び試合が動きます。
15分35秒、日本t来良くは中央陣のフェースオフでフェースオフのタイミングが合わないと選手を交代した後、サークル外の石井(埼玉栄3)が動いた問してディレイド・オブ・ゲームスの反則。この反則は昨年度から厳しく取るようになっていますが、ルールの運用に日本のレフェリーは少し厳しすぎるような印象を持っています。伊藤翔太(北海道栄4)がペナルティーボックスに入り日本体育はショートハンドに。このぱわーぷれーのチャンスを中央は逃しませんでした。
15分44秒、中央は日本体育ゴール前混戦に持ち込みGK加藤が氷上に倒れたところ徳光がやすやすとスラップシュート。再び1点をリードします。
そのまま第2ピリオッドは3-2で終了。シュート数は9-10と日本体育が1本リードしていました。
2回目の12分間整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
次の1点が勝負の分かれ目でした。
3分49秒、中央が練りに寝られたフォーメーションで攻撃。徳光のパスを受けた宮本(日光明峰3)がゴール裏左に待つ矢島(駒大苫小牧2)にパス。矢島はゴール裏を左から右へパックを運びながら
右ニア、GK加藤の狭いコースからパックを押し込んで貴重な4点目を上げました。
ここは我慢の日本体育でしたが、4分31秒に小向が痛恨のスラッシングのファールで2分間退場。ここで試合巧者の中央は、畳みこむようにパワープレーを利して4分42秒に永岡(釧路江南2)のアシストで齋藤がゴール。5-2として、ほぼ勝利を決めました。
しばらく膠着状態が続きました。
15分1秒、中央の菅田(埼玉栄1)が肺スティックの反則で2分間退場。日本体育は最後のチャンスとばかりパワープレーの前がかり。少しセーフティーの意識が乏しかったかもしれません。
そこを見透かしたように中央がカウンターアタック。齋藤の右からのアーリークロスを受けた嶋貫が左45度から決めてキルプレーのゴール。日本体育の息の根を止めるダメ押しゴールでした。
しかし、日本体育は試合を諦めません。パワープレーを利して16分58秒、其田(武修館1)のパスを受けた瀬川(武修館3)がゴール。秋につながる1点を返し6-3。
が、中央も反撃。18分53秒に切江、齋藤のダブルアシストで権平がゴール。7-3として試合を締めました。
ここで日本体躯はタイムアウトを取り、GK加藤を氷上から上げて乾坤一擲の6人攻撃に出ます。が、薬石効なくタイムアップを迎えました。
ファイナルスコア7-3。結果的には4点差になりましたが、3ピりに日本体育が先に得点し同点に追いついていれば分からない展開でした。
総シュート数は44-22。妥当な結果でしたが、アイスホッケーらしい面白い試合でした。

第2試合は、ここまでトップリーグ2戦全勝の東洋vs.法政の一戦。法政が勝てば2勝1敗で東洋と並び後の明治vs.早稲田戦の結果次第では三すくみとなり優勝の行方は混とんとなります。期待の一戦でした。
ランク3位の東洋のスタメンは、GK水田(駒大苫小牧4)。DF中村(八戸工大一4)、武部太(苫小牧工1)。FW所(駒大苫小牧4)、武部虎(苫小牧工3)、石橋(駒大苫小牧4)。
対するランク5位の法政の先発は、GK中島(駒大苫小牧3)。DF田畑(駒大苫小牧4)、松井(武修館4)。FW小金澤(駒大苫小牧2)、小西(武修館4)、三田村(白樺学園4)。
午後1時6分フェースオフで試合開始。
立ち上がりは互角の展開。
3分9秒、東洋の久米(駒大苫小牧2)がスラッシング、法政の土屋(埼玉酒3)がアンスポーツマンライクコンタクトで同時に2分間退場。4 on 4では数的有利が生まれずノーゴール。
7分38秒、法政の小金澤がスラッシングの反則で2分間退場。東洋が最初のパワープレーのチャンス。ここで東洋は7分49秒、中村、宮田(白樺学園1)のダブルアシストで武部虎がゴール。先制しました。
反撃に出たい法政ですが、ペナルティーがかさみます。志田(苫小牧東4)、三田村、小金澤、松井(武修館4)らが相次いでペナルティーボックスに入ってしまいショートハンドに。キルプレーに追われ、反撃に出られません。
なんとか東洋の追加点は防いで第1ピリオッド終了。シュート数は13-5で東洋がリードしていました。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
開始早々の1分28秒、法政の反撃がようやく実ります。栗原(日光明峰2)のアシストで土田(埼玉栄3)がゴール。同点に追いつきます。
2分10秒、東洋の武部虎がラッフィングの反則で2分間退場。法政はパワープレー、逆転のチャンスでしたが、これも生かせません。
6分16秒、法政のGK中島がスラッシングの反則、南(駒大苫小牧3)がペナルティボックスに代行して入ります。
このパワープレーは生かせなかった東洋ですが、9分46秒に久米のパスを受けた猪狩(駒大苫小牧3)がゴール。再び2-1とリードします。
その後、東洋は中村、武部虎、武部太などが相次いでペナルティーボックスに入り、法政はパワープレーを迎えたのですが、伝統的に得意なはずのパワープレーが生かせません。東洋がショートハンドでも積極的にフォアチェックを仕掛け、法政の数的有利を阻みました。
第2ピリオッドはそのまま終了。シュート数は17-10と東洋がリード。
第3ピリオッド、東洋は1分間のショートハンドのスタート。
法政としては、ここがパワープレーのチャンスでした。次の1点が大きく勝負にかかわるのは自明の理です。
ところが、1分が経過してペアんるティーボックスから出てきた武部太に、自陣でパックをスチールした川口(白樺学園4)がナイス・スルーパス。パスを受けた武部太はそのままドリブルし法政GK中島と1対1、落ち着いてシュートを決め3-1。結局、これが勝負を分ける大きな1点になりました。法政にとっては痛恨の失点でした。
その後、法政は5回、東洋は1回パワープレーのチャンスを迎えますが、ともに生かせず。法政は15分22秒にタイムアウトを取り、局面打開を試みましたが薬石効なし。そのままタイムアップを迎えます。ブザーと同時に東洋の選手がヘルメット、グラブ、スティックを放り投げ10年ぶり6回目の優勝を喜びました。
法政は、伝統的にパワープレーが得意なチームですが、東洋の積極的なキルプレーの前にパワープレーのチャンスが9回もあったにもかかわらず1点も上げることが出来ませんでした。逆に、東洋はパワープレーで1点、キルプレー直後のスクランブルで1点を挙げ、堅い守備で逃げkジりました。特にGK水田のゴールキーピングは特筆できると思いました。優勝するにふさわしいチームであったと思います。総シュート数は34-37と法政がリードしていました。

優勝が決まってしまい、やや画龍点睛を欠く最終戦になってしまったランク1位明治vs.2位の早稲田戦。しかし、ライバル同士で負けられない一戦。明治はチアリーダー10人、ブラスバンドも駆けつけ学生スポーツらしい雰囲気を醸し出してくれました。

続く

[結果]
5位決定戦
中央 7-3 日本体育(2-1、1-1、4-1)
決勝リーグ
東洋 3-1 法政(1-0、1-1、1-0)
明治 4-1 早稲田(1-0、1-0、2-1)

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