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サッカー早稲田大学ア式蹴球部vs.東京学芸大学蹴球部のトレーニングマッチを取材。

朝からはっきりしない天気。

6月最後の週末。
サッカーJリーグの開催日ですが、取材したい試合がないのでパス。
調べてみたら、朝の9時から自宅裏の東伏見早稲田大学グラウンドで早稲田大学ア式蹴球部vs.東京学芸大学蹴球部のトレーニングマッチ(早い話が練習試合)があるというので行ってみることにしました。

現在、早稲田大学ア式蹴球部は、関東大学サッカーリーグがショートブレイク中(総理大臣杯の予選のため)。総理大臣杯関東予選の2回戦で法政に敗れてしまった早稲田。次の大きな試合は7月12日(金)の早慶定期戦(等々力スタジアム、午後6時30分キックオフ)までありません。つまり、練習試合でも主力選手が出場して本気モードの試合になるはず、と読みました。
相手は現在、関東大学2部の東京学芸大(一昨日のサッカー史研究会のオフ会でも話題になったのですが、長く指導されてきた滝井敏郎先生が退官されて監督、顧問を勇退。少々低迷しています)。
部のHPを見ると「トップチーム早稲田大学とトレーニングマッチ」とありました。2部も8節から9節の間にインターバルがあるようです。
つまり、早稲田も東京学芸も本気モードで戦うと思われました。

小雨振る無風の東伏見グラウンド。週末の朝早くから熱心なファン(選手のご家族?)が集まっていました。
練習試合のためメンバー表など存在せず、メンバー交代もレフェリーに一声かけるだけでした。早稲田のメンバーはHPで確認しました。背番号は、ほぼ関東大学リーグのプログラム通り。
この練習試合は、45分×3本で行われました。
早稲田大学ア式蹴球部のスターティングラインアップは、GK山田(浦和ユース3)。DF牧野(JFAアカデミー福島4)、杉山(三菱養和SCユース3)、大桃(帝京長岡4)、大里(鹿島ユース4)。MF鍬先(東福岡3)、柴田(湘南U-18・1)のダブルボランチ、右翼が神山(真岡4)、左翼が鈴木俊(FC東京U-18・1)、トップ下が金田(神戸U-18・4)。FW中園(早稲田実4)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先。数字は学年。
東京学芸大学蹴球部の先発は、HPその他の資料を調べましたが、氏名不明。背番号だけ記載します。GK#51。DF右から#48、#85、#5、#55。MF#47と#76のダブルボランチ、右翼が#70、左翼が#74。FW#37、#28。
予定より3分早く午前8時57分、東京学芸のキックオフで試合開始。
両チームともボールをポゼッションするサッカーです。双方、ディフェンス時には激しいプレッシャーをかけあい、自由に攻めさせないサッカーです。
東京学芸は、DFラインでボールを保持するものの、なかなか縦にボールが入らずアタッキングサードに入れません。
早稲田は、時折中盤を省略し、左右のオープンスペースにボールを放り込み効果的な攻撃を見せました。
11分、早稲田は左45度から鈴木俊がシュート、東京学芸GKがセーブします。
13分、早稲田は右サイドを神山がドリブルで切り裂きクロス、中央の金田が右の中園にパス、中園がゴールを決めますが、オフサイドの判定。ゴール成りません。
26分、早稲田の柴田がバイタルエリアからシュート、惜しくも左に外れます。
27分、早稲田が早くも動きます。DF大里を阿部(横浜FMユース3)に交代。33分にはMF金田を栗島(流経大柏4)に交代。37分には鈴木俊を工藤(日大藤沢3)に交代します。
それにともない早稲田はポジションチェンジ。阿部を右翼に入れ、右翼の神山を左翼に、左翼に入れた工藤を右SBに、右SBの牧野を左SBにポジション変更します。
この早稲田のベンチワークがさっそく薬石効を奏します。
39分、早稲田は中央から左へのフィードを受けた神山がクロス、中に詰めた中園が決めて先制しました。
42分、東京学芸はFW#28を#80に選手交代。
44分にも左サイドを牧野がドリブルで突破しクロス、中園が慎重に決めようと右足インサイドでシュートしますが、上に外れます。櫓の上から「中園、頭で決めろ」と声がかかります。
最初の45分間はアディショナルタイム28秒で終わりました。

早稲田は、2本目に入る際、大幅にメンバーを交代します。
GK笠原(早大本庄4)。DF須藤(町田ユース2)、工藤、坂本(横浜FMユース2)、阿部。MF柴田、栗島のダブルボランチ、右翼が田部井(前橋育英2)、左翼が鈴木俊、トップ下が山崎(松本山雅U-18・3)。FW清水(京都橘3)。
東京学芸は、MF#70を#25に交代しました。
2本目の45分は、両チームとも活発な攻防を見せてくれました。
まず5分、早稲田は左サイドの阿部が中央の清水にパス。受けた清水がシュートしますが左ポストに嫌われます。
11分には、東京学芸の#76がシュート。早稲田GK笠原がパンチング、ボールはクロスバーに当たってノーゴール。
12分、早稲田はMF栗島を丹羽(ガンバ大阪ユース1)に交代。
15分、早稲田は左から鈴木俊がリターンパス、左中間に居た阿部がシュート。ボールは右隅上のサイドネットに吸い込まれていきました。2-0。
23分には左から鈴木俊がクロス、中に詰めた清水がクリーンシュート。ゴール成って3-0。
24分、早稲田は2枚替え。MF柴田を小野寺(専大北上2)に、MF鈴木俊を大和(鶴岡南3)に交代します。
その後も早稲田が優勢に試合を進めます。35分にも早稲田はCKのチャンス。ファーでヘディングで合わせなすが上に外れます。
42分、早稲田は自陣からのロングフィードを受けた大和が右の田部井にパス。田部井がシュートしますが、東京学芸GKがファインセーブを見せノーゴール。
アディショナルタイム50秒、2本目の45分間が終了します。

3本目の45分間に入るにあたり早稲田は大幅にメンバー交換。
GK高田(東山2)。DF西前(町田ユース3)、大西(浦和ユース2)、川野(栃木ユース2)、大里。MF小野寺、丹羽のダブルボランチ、右翼が倉持(桐光学園3)、左翼が練習生(こればっかりは氏名も所属チームも学年も不明)、トップ下が大和。FW鈴木郁(FC東京U-18・3)。
東京学芸も大幅にメンバー、ポジションチェンジ。GK#90。DF#47、#48、#43、#4。MF#96、#10、右翼が#71、左翼が#25。FW#9、#80。
3本目の45分間は、早稲田が攻勢で東京学芸の攻撃は少なくなりました。
10分、早稲田はぺナルティエリア近く左中間からフリーキック。大里の蹴ったFKを東京学芸DFがクリア。
11分、大里の蹴ったコーナーキックを川野がヘディングシュート。ゴールに成りました。4-0。
20分、東京学芸ゴール前の混戦で早稲田FW鈴木郁が負傷。清水が代わって再度ピッチに入ります。
24分、東京学芸はFW#80を#45に交代。最後の交代カードになりました。
34分、早稲田は右SB西前がアーリークロス、清水がシュートしますが上に外しました。
42分にも早稲田は右サイドから倉持がクロス、ポストに入った清水が落として小野寺がシュートしますが上にふかします。
負傷退場時のアディショナルタイムの45+2分、倉持の中央からのロブを清水が走りこんでシュート、右隅に突き刺さりました。5-0。
アディショナルタイムは3分16秒。サタデーモーニングのテストマッチは終了します。

早稲田にとっては、長いインターバルに良いトレーニングマッチになったように思います。休んでいた選手が試合勘を保つには、このような時間が必要です。また選手同士のマッチングや攻撃パターンの確認になったように思います。
東京学芸は、ちょうどよい対戦相手でした。関東大学リーグ1部復帰を目指すには、今一度の強化が必要かと思います。
双方にとって、貴重な45×3本になったと思います。

午後は、自宅で作業しながら日本陸上競技選手権を見ていました。
サニブラウン、200m予選は余裕の走り。明日の決勝はコンディションさえよければ(晴天で追い風)日本新記録(19秒台)が出そうです。

そんなスポーツ三昧でした。
<了>

[結果] 45分×3本
早稲田大学ア式蹴球部 5-0 東京学芸大学(1-0、2-0、2-0)



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