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バドミントンYONEX JAPAN OPEN 第6日目(決勝)とサッカー早稲田ア女vs.日テレ・メニーナ戦を取材。

前夜来の激しい雨は、朝までには上がりました。

ふだん、あまりエアコンのお世話にならないスポーツ三昧。バドミントンのジャパンオープンのメディアセンターが涼しすぎて風邪気味になってしまいました。少しずつ疲れてきているし、体調も完璧でありません。

それでも7時起床。朝のルーティーンだけ済ませ、9時30分には家をでて武蔵野の森スポーツプラザに向かいます。
10時15分メディアセンター着。

今日はダイハツ・ヨネックスジャパンオープン最終日。決勝戦5試合。1コートで女子シングルス。女子ダブルス、男子シングルス、混合ダブルス、男子ダブルスの順で行われていきます。
試合開始は11時30分。
予定では、日本人選手が出場する男子シングルスまで取材し、東伏見に移動。サッカー関東女子リーグ、早稲田大学ア式蹴球部女子vs.日テレ・メニーナ戦を取材するつもりです。

11時30分過ぎ、TV用の演出で奥原と山口が登場。ウォームアップの後、試合が始まります。
11時41分、山口のサーブで試合開始。
第1セット頭は、奥原が好調。2ポイント連取し、山口が盛り返します。しかし、取ったり取られたり。一進一退の展開で奥原がリードしますが、ようやく山口も6-6で追いつきます。そして7-8と山口が逆転、初めてのリード。が、奥原も8-8と同点に追いつき、山口が9-11で1stブレイク、インターバルに入りました。
ここから一気に山口がポイントを重ねていきます。奥原も粘りますが山口の正確なショットに点差は開き、第1セットは13-21で山口が先行します。
第2セットに入ると奥原が先手先手をうち先行。リードしましたが、山口も根気よく粘り10-10とおいつくと逆転し10-11でブレイクに入ります。
取りつ取られつの壮絶なラリーは続きます。微妙な判定や奥原のわずかなショットの乱れもポイントに影響しました。ついに15-20と山口がマッチポイント。最後も奥原のショットがサイドを外れて山口がウォッチ。15-21で山口が6年ぶり2度目の優勝を果たしました。初優勝が16歳の時、まだ22歳です。
試合後の取材対応がミックスゾーン対応から記者会見対応に代わり、優勝者と準優勝者を別々に行うので時間を取られます。
山口の会見が終わった時には、第2試合の女子ダブルス決勝が始まっており、すでに第1セットのインターバルも終わっていました。松本・永原のペアが、韓国の金・孔ペアにリードされています。そのまま第1セットは、12-21で韓国ペアが押し切ります。
奥原選手の会見が終わった時には、韓国ペアが2セット目も7-14で大きくリード。松永ペアは、まったく良いところがありません。
4階記者席に上がってみましたが、座る暇もなく12-21で終わってしまいました。WBFランキング1位の松本・永原が14位の金・孔ペアに完敗です。日本が世界ランキング3位まで占めているカテゴリーなのに、ホームの日本でこれでは来年のオリンピックには暗雲が漂ってしまいました。

第3試合は男子シングルスの桃田賢斗vs.ヨナタン・クリスティ(インドネシア)の対戦。桃田はランキング1位、ヨナタンは7位です。ただ、直近の対戦(マレーシアオープン)では0-2でヨナタンが勝っています。しかし、残念ながら時間切れ。移動の時間になりました。この一戦はVTRで確認します。
後ろ髪をひかれる思いで移動します。テレビ朝日のライブ放送の音声をワンンセグラジオで聴きながら移動。桃田がストレートで2連覇達成を確認。

午後2時45分、東伏見早稲田大学グラウンド到着。約45分の移動は日差しが強く汗だくです。
「あのままアリーナに居たほうがエアコン効いていて涼しかったのに。ほんとアホだな俺」と思わないでもない。
関東女子サッカーリーグ後期第6節、早稲田大学ア式蹴球部女子vs.日テレ・メニーナ戦を取材します。現在、リーグ11連覇を狙う早稲田ア女は6勝3分2敗の勝点21で暫定1位です。対する日テレ・メニーナは3勝3分5敗の勝点12で6位ですが、じつはU-17、U-19日本代表に6人も選ばれていて、なかなかベストのイレブンで試合に臨めない環境にあります。ただ、早稲田ア女の対戦時には不思議と力を発揮します。前期の対決も早稲田ア女が1点先行しながらメニーナが同点に追いつき引き分けでした。今日は、その決着をつけるべく対決になりました。

早稲田大学ア式蹴球部女子のスターティングラインアップは、GK川端(十文字3)。DFブラフシェーン(スフィーダ世田谷ユース1)、小林(JEF千葉4),、船木(日テレ・メニーナ1)、吉野(聖和学園1)。MFアンカーが中條(JFAアカデミー福島4)、右翼が山田(大商学園4)、左翼が松本(十文字3)、トップ下右が村上(十文字3)、左が高瀬(JEF千葉U-18・4)。FW廣澤(ノジマステラ神奈川相模原ユース1)。4:1:4:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先。村上と松本がユニバーシアード代表、船木と廣澤が日本U-19代表です。
対する日テレ・メニーナの先発は、GK野田(パディFC)。DF柏村(FC中原)、伊藤(ARTEえいあんじSS)、伊藤(関前サッカークラブ)、安積(富士見ヶ丘少年蹴球団)。MF岩﨑(芝南SC)、大山(ヴェルディジュニア)のダブルボランチ、トップ下が眞城(パディSC)。FW松永(大沢FC)、土方(新座片山FC少年団)、山本(NPO FCパーシモン)。4:3:3の布陣です。後藤、伊藤がU-17とU-19の日本代表。岩﨑、山本がU-17日本代表。
午後3時1分、予定より1分遅れて日テレ・メニーナのキックオフで試合開始。第4の審判席に吊る下げてある不快指数を計測する温度・湿度計が「ピーピー」なり続けています。こんな暑い日にサッカーの公式戦はやってはいけないということでしょう。
これだけの高温多湿の中、両チームよく攻めあいました。しかし、そうはいってもいつもの身体の切れがありません。
6分、早稲田ア女の村上がドリブルで中央突破、シュートしますが左に外れます。
12分、右からのクロスを早稲田ア女の高瀬がシュートしますが、力なくメニーナGK野田がキャッチ。
日テレ・メニーナは、前半の暑い時間帯あまり攻勢に出ず、我慢の状態。後半勝負と踏んでいたのでしょう。
22分、飲水タイム(クーリング・ブレイク)。
早稲田ア女、先週のスフィーダ世田谷との練習試合で見せた動きの連動がありません。両翼(山田、松本)の上下動も少なく、トップの廣澤の車のワイパーの様な動きもない。廣澤の動きが鈍いためトップ下二人の村上、高瀬の攻めあがりの機会も少ない。DFも個人技の高いメニーナのドリブル突破を恐れてか体力の消耗を避けるためかリトリートしたまま上がってきません。
42分、中盤の底でボールを拾ったメニーナのCB後藤がボールを拾ってドリブルで攻めあがります。早稲田ア女は誰も対応せず、完全にウォッチャーになりました。後藤はバイタルエリアまで侵入、シュートしますが左に外れます。このプレーを見て、メニーナの古川将大監督は、後半の戦い方の大きなヒントを得たような気がします。
アディショナルタイム3分10秒、ハーフタイムに入ります。

これだけ暑い試合は、「高校サッカー年鑑」の仕事をやっていたころの高校総体の取材以来でしょうか。木陰に15分間逃げました。

この高温多湿の中、両チームとも同じイレブンで後半に臨みました。
徐々にではありますが、風が出てきて曇って日差しが遮られた後半。日テレ・メニーナが個人技で仕掛け出します。
後半3分、右からのサイドチェンジのパスを受けたメニーナの土方がドリブルで早稲田ア女ペナルティエリアに侵入。マークのブラフシャーンは、抜かれるのが怖くてアタックせずに一定の距離を取りながら下がってしまいます。そこを土方は5m前進、右足一閃シュートを放ちます。ボールはブラフシャーンとGK川端をすり抜けゴールイン。メニーナが先制します。
8分にも中央でボールを持った山本が一度左にドリブル、これもブラフシャーンの対応が遅れて切れ込まれてシュートされますが、GK川端が何とかキャッチ。事なきを得ました。
9分、早稲田ア女も反撃、左サイドからのアーリークロスを中央に詰めた廣澤がヘディングシュートしますが、上にはずしてしまいます。
13分、先に動いたのは日テレ・メニーナの古川監督。中盤で運動量が多かった大山を木村(日テレ・メニーナセリアス)に交代。
15分、日テレ・メニーナがコーナーキックのチャンス。松永の蹴ったボールを後藤がヘディングシュート。早稲田ア女GK川端の正面に飛び、川端がクリアしました。
17分、早稲田ア女の川上嘉郎監督が動きます。MF右翼の山田を蔵田(十文字3)に、トップ下の高瀬主将を田中(セレッソ大阪堺レディース4)に2枚替え。
そしてDFブラフシャーンを源関(ちふれASエルフェン埼玉4)に交代。22分のクーリングブレイク明けまで待たされます。
なんとか追いつきたい早稲田ア女。29分にコーナーキックのチャンスを得ますが、得点に結びつきません。
そんな、少し前がかりになていた早稲田ア女。またしてもメニーナの土方の個人技にやられます。DFラインは引きすぎてバイタルエリアがガラガラ。左からドリブル侵入を許し、中央バイタルエリアから土方がシュート。大きな追加点を得ました。
こうなると日テレ・メニーナはイケイケです。個々の選手がドリブルで持ち上がり、積極的に早稲田ゴールに向かっていきます。
それに反して早稲田ア女は、余裕があってもチームコンセプト(無理はしない?)なのか、すぐにボールを横にはたいたり、バックパスをしてしまいます。これでは日テレ・メニーナは怖くありません。ますます早稲田ア女ゴールを目指して突進してきます。
32分、左中間でフリーキックを得た早稲田ア女、キャプテンマークを引き継いだ中條が低い弾道のボールをけりますが、ゴール成りません。
33分、日テレ・メニーナは自陣からフィードされたボールを受けた岩﨑がドリブルで突破、シュートまでいきますが、早稲田ア女GK川端がセーブ、コーナーキックに逃れました。
36分、日テレ・メニーナは松永を坂部(ヴェルディジュニア)に交代。
37分、早稲田ア女はコーナーキックのチャンス、折り返したボールを松本が至近距離からヘディングシュート。これはゴール成ったかと思われたのですがGK野田の正面に。難なくキャッチ。
41分、早稲田ア女は2枚替え、最後のチャンスに賭けます。MF村上を高橋(日ノ本学園1)に、FW廣澤を土居(ちふれASエルフェン埼玉4)に交代。
42分、メニーナはDF柏村を樋渡(上北沢サッカークラブ)に交代。45分には、殊勲のFW土方を稲葉(関谷SC)に交代。試合を締めました。
アディショナルタイムは「5分」表示。観客から「なげーな」と声が上がると、「飲水タイムが長かったからな」と返答がありました。
アディショナルタイム5分25秒、タイムアップを迎えました。

日テレ・メニーナ、年齢的には上の早稲田ア女に対して個人技で堂々と渡り合いました。よく早稲田ア女のストロング・ポイントを消していました。条件の悪い試合でよく戦ったと思います。これで早稲田ア女との今年度の対戦がないのが少し寂しい気がします。練習試合でもいいから、好勝負をもっと見せてほしいものです。

早稲田ア女、神奈川戦に続き2試合連続の勝点0。神奈川に抜かれて2位に転落です。早稲田ア女はリーグ11連覇に黄信号がともりました。残り2試合、勝ち続けるしかありません。
早稲田ア女は、これから関東大学リーグに入り、関東リーグは11月17日までブレイクに入ります。果たしてチームを立て直せるのか? 括目して待ちたいと思います。

5時30分に帰宅。
シャワーを浴びて少し横になりました。
風邪もこじらせてしまった模様。
とにかく、YONEX JAPAN OPEN週間が終わったスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
早稲田大学ア式蹴球部女子 0-2 日テレ・メニーナ(前半0-0)



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