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二二六事件の新事実を知る。戦前の日本は公文書偽造なんかはせず、構成に史実を伝えていた。

東京オリンピック2021開幕まで150日を切り、今日は二二六事件の当日です。
確か昭和11(1936)年の出来事だから85年が経ったわけです。
この年の8月1日にはベルリンで第11回オリンピックが開催されています。そんな年に事件が起こったわけです。そう考えると、何やら恐ろしい気分になります。

例年、この日は二二六事件を取り扱った映画とかドラマを見るのが恒例ですが、今日は良質なドキュメンタリーを見てみました。
「全貌二・二六事件〜最高機密文書で迫る」という初出は昨年の番組でした。

二二六事件は、陸軍の皇道派(天皇を中心に政策を進めようとする一派)の青年将校によって行われたクーデター。当時の首相や内相、蔵相らを暗殺、天皇の親政を行おうとしました。一時は、陸軍全体がクーデーターに参画する方向にも進みそうでしたが、昭和天皇御自身がクーデターに対して遺憾の意を表明。結果としては、4日間で収束したクーデターでした。
陸軍は戒厳令司令部を設けて、事態の収拾を主導的な立場で収束したのですが、現在に残っている事件の資料は、陸軍が残した身内のものしか残されていないと思われていました。

ところが、中立的な立場を取っていた海軍の軍令部が詳細な記録を残していて、その記録が近年に発見されました。海軍軍令部の富岡少々が6冊にも及ぶ分厚い資料を残していたのです。
そして、その資料の中には、すでに2月18日の時点で陸軍皇道派の青年将校が決起するという情報をキャッチしていたというのです。
なぜ海軍は、その情報を掴んでいながら事件が起こるのを傍観していたのか?
ひょっとすると軍縮傾向にある政府の転覆を陸軍にやらせようとしていたのではないか?
そんなことを思わせてしまいます。

驚くべきことは、こんな貴重な資料が、80年後にもきちんと残っていることです。
昨今の森友問題での財務省の公文書偽造などを見るにつけ、現在の政府、官僚のいい加減さには反吐が出ます。すべては安倍ちゃんが元凶なのですが、長期政権というものはロクなものではありません。
戦前の日本は、おかしな部分もたくさんありますが、官僚制度や公文書を残すということでは、素晴らしい、たいしたものだと思いました。

東京の新規感染者は270人。愛知県は43人です。どうやら愛知県は、今週末には緊急事態宣言から外れそうです。喜ばしい。

そんなスポーツ三昧でした。

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