SSブログ

東京オリ・パラ開閉会式の総合プロデューサがヘイト発言で突然の辞任。

週末、帰京するまで虚しく名古屋で時を過ごしております。

朝のニュースで東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式の総合プロヂューサーを務めていた佐々木宏氏が、ヘイト発言で辞任したことを知りました。
東京オリンピック開幕まで、残り4か月という時に、突然の辞任です。

どうやら1年ほど前、開会式の演出で、ある女性タレント(渡辺直美さんらしい)にピンクの縫いぐるみを着せて「オリンピッグにしたらどうでしょう」などと仲間内にLineで伝えていたと言います。それに対してスタッフの多くは、
「それはマズイのではないか」という意見が出て、佐々木氏も反省、撤回したというのですが、もしこれが表に出たら辞めようと思っていたらしい。
それが今日発売の週刊文春に掲載されてしまったのです。

まあ、森さんの問題もあったわけだし、責任の取り方としては正しいのかもしれないけど、4か月しか時間が残されていないのに、この失態は痛い。
開閉会式は、無事に挙行できるのか? いかにも無責任です。

なんでも、160億円ほどあったオリ・パラの開閉会式の予算が削られ、100億円になっているらしい。
佐々木氏は、これでは思っているような式典がプロデユースできないというので、
「オリンピックの開会式とパラリンピックの閉会式の2回の式典で済ませないだろうか」と提案していたという話もあったそうです。もちろん、これはバッハIOC会長が却下したそうな。

私個人的には、佐々木氏のリオ・オリンピックの閉会式、スーパーマリオの演出(安倍ちゃんが登場したやつ)が嫌いで、彼が演出をしないのは歓迎なんだけど、後は誰がやるんだろうか。萬斎さんも辞めてしまっているしね。
今回の東京は、公式エンブレムに始まって、メインスタジアムの設計白紙撤回、会期の1年延期、組織委員会会長問題、そして今回の問題とケチのつけっぱなし。まさに呪われていますね。
「アンダー・ザ・コントロール」、そして「日本の7月はスポーツをやるのに最適な季節」などと大嘘をついて誘致してきたツケがきています。
開催はすると思うけど、どんな大会になるのでしょう。

明後日、帰京する予定でしたが、今日東京アイスホッケー連盟のHPを見ていたら、今週末に地元DyDoドリンコアイスアリーナでアジアリーグアイスホッケー、HC栃木日光アイスバックスvs.王子イーグルス戦が行われることを知りました。その試合を取材するために急遽、明日帰京することにしました。
例年、200試合近くアイスホッケーの試合を取材していたのに、今年度は1試合しか取材していません。
明後日、なんとか取材するために、明日帰京することにしました。

今日の新規感染者は、東京都323人。愛知県は38人、1日でも長く愛知県にいた方が感染リスクは低いのですが、取材活動も優先しないといけませんから。
首都圏の緊急事態宣言は、予定通り21日に解除されそうです。どうなることやら。

そんなスポーツ三昧でした。

nice!(0)  コメント(2) 

nice! 0

コメント 2

みねお

こんにちは。コロナ蔓延の東京へ上京されるのはリスクを伴うだけに、ご苦労ご心配いかばかりかお察しいたします。緊急事態宣言を解除するとガースーが話しをしただけで、都内各所の盛り場の人出は一気に増えているようです(笑)。くれぐれもご自愛ください。
さてさて、、五輪セレモニーのリーダーである佐々木氏の辞任。
過去の作品を拝見すると面白いCMを制作されてきた方と改めて認識しましたが、私がFacebookに投稿しましたように、オリンピックの理想や理念に対して無理解、無知に驚くばかりです。そもそもこのイベントグループのメンバーの間でオリンピズムに対する目線合わせ、共通認識、共有がなされてきたのか。もしそのようなことがなされているのであれば、アイディアレベルでも絶対!!に「オリンピッグ」などという醜悪な言葉は出てこないはずです。巷間、直美さんに対する「女性蔑視」とか言われていますが、私からすれば、それ以前の話であると思っています。
「平和」「友好」「平等」、、こうした普遍的な理念を蔑ろにする実に不快極まる演出案に驚くばかりです。
ただ、それだけオリンピックに理解が至らない佐々木氏から言わせれば、ロス五輪以降のいわゆるコマーシャリズムに浸食されてきた五輪の姿を見れば、オリンピックの理念を感じ取れなかったという事かもしれません。
商業主義の跋扈により、勝利至上主義、そして「見世物」としてのより過激で過剰なスぺクタルを求められている最近のオリンピックに建前としての理念さえ見出すことは難しいかと思います。
図らずも、海外からの観客の受け入れの見送りが決定された現段階では、一体この2020東京五輪に何らかの開催の意味さえ見出すことが難しくなってきていると思います。
東京五輪を取り巻く、ここに至るまでの混乱、不祥事、不始末の数々、、。これは単に東京五輪組織委員会の問題ではなく、国際オリンピック委員会が長年自らを省みることなく突き進んできた矛盾が一気に顕在化したものと言えるのではないでしょうか。何物にも忖度しないコロナウイルスが、五輪が抱えている矛盾を炙り出したともいえるかもしれません。
私はオリンピックに反対する者ではありませんが、オリンピック開催の意義も意味も見失った大会を開催するくらいなら、中止にしてオリンピックそのものの原点を考えることの方がよほど意義深いのではないかと思います。ダラダラと失礼しました。
by みねお (2021-03-21 12:58) 

スポーツ三昧

みねお様、コメントありがとうございます。
まったく同感です。
まるで天国のお父上が、みねお様の筆を介して述べられている様で、まさに「天声人語」です。
サマランチとピーター・ユベロスが敷いた路線は、瀕死のオリンピックを救った様にも見えましたが、堕落の道の第1歩でした。
本来のムーブメントを忘れたエンタメ思考が、「オリンピッグ」を作ろうとしたのは間違いないです。
ただ、今回はスタッフに自浄作用が働いたのはラッキーでした。それだけが救いです。
どんなオリンピックになるのやら。
刮目して見守りたいと思います。

by スポーツ三昧 (2021-03-22 13:44) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。