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サッカーJFL東京武蔵野vs.MIOびわこ戦と関東女子リーグ早稲田大vs.筑波大戦を取材。

朝食を済ませ、いつものようにPCを開き東京都アイスホッケー連盟のHPを見ると次のようなニュースが掲載されていました。

緊急事態宣言発令による無観客試合のお知らせ
政府からの緊急事態宣言発令にともない、スポーツイベントについての無観客試合の要請がありました。
ついては、4月25日以降の秩父宮杯Aグループの試合は全て無観客試合となります。
観戦を楽しみにされていたファンの皆様には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。

恐れていたことが起こりました。
アイスホッケーの関東大学選手権も、一般の観客を入れて行うのは今日が最終日ということになってしまいました。
試合の方は、無事に最後まで行われることを祈るばかりです。

今日は、サッカーの取材をすることを決めていたので、お昼前に自宅を出発。
自転車で武蔵野市陸上競技場に向かいます。
JFL第6節、東京武蔵野ユナイテッドFCFC vs.MIOびわこ滋賀戦を取材します。
東京武蔵野は、選手から新型コロナ陽性患者が出て2試合が中止(延期)。天皇杯の東京都予選準決勝は練習再開4日後に出場しましたが、法政大学に1-1、延長戦後にPK方式で敗者扱いに。それから1週間でJFL2分1敗の勝点2で今日を迎えました。
一方のMIOびわこ滋賀は、ここまで1勝4敗の勝点3。苦戦しています。
順位でいえば東京武蔵野が15位、MIOびわこが14位。どちらも負けられない一戦でした。

東京武蔵野ユナイテッドFCのスターティングラインアップは、GK西岡(神戸科学技術)。DF小松﨑(青森山田)、金守(四日市中央工)、中川(浜松開誠館)、小野寺(修徳)。MF高(尚志)、鈴木(武南)のダブルボランチ、右翼が小林(流経大柏)、左翼が伊藤光(柏U-18)、トップ下が石原(市立船橋)。FW飯島(武蔵工大二)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先)。
対するMIOびわこ滋賀の先発は、GK永冨(ニューウェーブ北九州U-18)。DF内野(野洲)、角田(桐生第一)、高畠。MF村上(桐光学園)、嘉茂(藤枝明誠)のダブルボランチ、右翼が早矢上(市立船橋)、トップ下が山内(読谷)、2シャドウ右が長谷川(神戸弘陵)、左が松本(横浜F・マリノスユース)。FW小口(前橋育英)。3:3:1:2:1の布陣です。左翼をオープンスペースにする独特のフォーメーションでした。
午後1時、梅田智起レフェリーの笛でMIOびわこがキックオフ、試合が始まります。

シーズン開幕前から継続的に活動を続けているMIOびわこ。対する東京武蔵野は新型コロナの影響でチームトレーニングを一時中断しており、フィットネスの点でやや劣る感じがしました。もともとのチームコンセプトで「まず引いて守りディフェンシブに戦う」ということもあり、アウェーのMIOびわこが攻勢に出ました。
9分、東京武蔵野の中盤の要・鈴木が負傷。この予期できない交代は、大きく試合展開影響したように思われました。池上監督(広島皆実)はやむなく日高(桐蔭学園)をピッチに送ります。
12分、MIOびわこの高畠が遠目からシュート。上に外れます。20分にも小口がシュートしますが右に外れます。
23分に飲水タイムが入ってからは、東京武蔵野も攻勢に出て一進一退の展開になっていきます。
26分、MIOびわこの高畠が中盤から侵入、ドリブルシュートを放ちますが右に外れます。
28分、ようやく東京武蔵野がチャンスを迎えます。バイタルエリアから金守がシュートを放ちますがMIOびわこGK永冨がファインセーブ。得点には至りません。31分、MIOびわこの高畠がスルーパス、ポストプレーで受けた長谷川がシュートしますがGK西岡がキャッチ、事なきを得ます。
45分、MIOびわこはフリーキックのチャンス。松本が蹴ったボールを内野がシュートしますが、GK西岡がキャッチします。
アディショナルタイム表示は「2分」。
45+1分、東京武蔵野の高がバイタルエリアからシュート。上に外れます。
アディショナルタイム2分7秒、ハーフタイムに入ります。

ハーフタイムに動きがありました。東京武蔵野の池上監督が2枚目のカードを切ります。MF左翼の伊藤光を伊藤大(浦和東)に交代します。
後半6分、東京武蔵野は小松﨑がシュートを放ちますが、上に外れます。池上監督がよく言われる「JFLレベルのシュート力の無さ」が、なかなかゴールを生みません。
16分、この試合で最もゴールに近いシーンがありました。MIOびわこが右サイドから長谷川がシュート。GK西岡を抜いたボールは、明らかにゴールの枠に飛んでいました。そこに左サイドから突っ込んできた小口が触ってゴールイン。得点なったかに見えましたが、第1副審の原田大輔氏はオフサイドの判定。小口が触っていなければ完全にゴールであったと思います。少なくとも長谷川の背後から取材していた私の位置からは、そう見えました。
ノーゴールの判定で試合は続行します。
後半20分、MIOびわこの大槻監督がいうごきます。MF山内を竹下(磐田U-18)に交代。
25分過ぎから東京武蔵野の田口(九州国際大付)と真下(青森山田)がタッチラインに立ち、交代出場を待ちますが、なかなかアウト・オブ・プレーにならずピッチに立つことができません。
そのうち、MIOびわこも選手交代に動きますが、第4の審判はパニック状態になります。ようやくプレーが止まったのは28分過ぎでした。ここで飲水タイムをとり、再開時に選手交代。小野寺→真下、飯島→田口に。MIOびわこはFW小口を橋下(鹿島ユース)に交代します。
これをきっかけに、ここまでディフェンィブだった東京武蔵野が後世に出し始めました。
37分、MIOびわこは疲労が見え始めた早矢仕と松本に替えて松田(野洲)と神田(津工)をピッチに送ります。
42分、東京武蔵野は途中交代した伊藤大を西山(横河武蔵野FCユース)に交代。最後のカードを切りました。
43分、ラインを上げた東京武蔵野はMIOびわこゴール前にボールを集めて怒涛の攻撃、ゴール決まったかというシーンもありましたが、MIOびわこも人を集めてゴールをガード。ついに得点を許しませんでした。
アディショナルタイム3分35秒、タイムアップの笛が鳴りました。

試合後、久しぶりに池上監督からお話を伺えました。
「二つのチームを融合して駒は揃ったんですが、コロナでの中断などあり、コンビネーションを合わす時間が少し足りません。やはりフォーメーションなどでもズレがあり、そこを修正するのに時間が欲しいところです。フィジカルも完全には戻っていません。もう少しかかると思います。今日でも最後のところは決めなければいけませんでした。あそこで決めて勝つのがチームのコンセプトですから。ただ、今シーズン始めから失点が多い試合が多かったのですが、天皇杯もPKで負けちゃったんですけど失点1、今日は失点0。守りは良くなっていると思うので、次節のHonda FC戦も十分に戦えると思っています」と話していただきました。今後の健闘をお祈りします。

公式記録もピックアップせず、東伏見の早稲田大学グラウンドに移動。
関東女子サッカーリーグ第3節、早稲田大学ア式蹴球部女子vs.筑波大学蹴球部女子戦を取材します。
新チームの早稲田ア女の試合は、今季は3月20日の練習試合しか取材していません(今年の早稲田ア女、HPに練習試合の詳しい結果、出場選手、対戦相手など公表していません。何か方針の変更があったのでしょうか? ファンとしては残念なことです)。今日は公式戦で、ある程度公表していて、楽しみな一戦でした。早稲田ア女は開幕2連勝。東洋大と勝点6と同点ながら得失点差で首位に立っています。
早稲田大学ア式蹴球部女子のスターティングラインアップは、GK石田(大阪学芸1)。DF加藤(アンジュヴィオレ広島4)、堀内(常盤木学園2)、夏目(聖和学園2)、船木(日テレ・メニーナ3)。MFブラフ・シャーン(スフィーダ世田谷FCユース3)、並木(藤枝順心4)のダブルボランチ、右翼が築地(常葉大橘1)、左翼が笠原(横須賀シーガルスJOY2)。FW高橋(日ノ本学園3)、吉野(聖和学園3)。
FWの高橋が引き気味で吉野と縦位置関係。4:2:3:1に近い4:4:2の布陣です。(カッコ内)は前所属先、数字は学年。高橋が社会科学部で他はスポーツ科学部で学んでいます。
対する筑波大学蹴球部女子の先発は、GK太田(大和4)。DF押鴨(おおつヴィクトリア3)、朝倉陽菜(筑波大のHPには2年生以上の記載しかなし。おそらく1年生)、玉村(岡山作陽3)。MF橋本(ノルディーア北海道3)、森本(FCリフォルマ2)のダブルボランチ、右翼が堀井(十文字Ventus 4)、左翼が羽岡(姫路西2)。トップ下2シャドウが山田(横須賀シーガルス2)、日東(十文字2)。FW千葉(藤枝順心4)。3:4:2:1の布陣です。GKの太田は本来はMF登録。GK不在でのスクランブルな試合でした。DF押鴨は理工学群の、森本は生命環境学群の学生さんですが、他は体育学群の所属です。
午後4時、筑波のキックオフで試合開始。関東女子リーグHP公式記録にはレフェリーが記載されていません。

今回の取材も無観客試合ということでグラウンドには入れません。バック側のグラウンドの外、石神井川河畔のプロムナードからフェンス越しの取材になりました。ピッチが全て見渡せるわけではないので誤った記載があるかもしれません。悪しからず。
筑波は、GKが本職ではないようです。GK登録の澤村(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18 3)と大海優樹(SOCIOS FC 2)は怪我のためか教育実習のためか不在です。ややディフェンスが不安定で不安でした。
概ね前半から早稲田ア女がボールポゼッションを上げ、試合の主導権を握りましたが、筑波もロングボールで早稲田陣内に攻め込むこともあり、前半はむしろチャンスをつかむ回数も多かったような気もします。ディフェンスは中盤の両翼を最終ラインの最後尾に下げることが多く5バックの状態を作り早稲田ア女に得意のオープン攻撃のスペースを与えないように工夫していました。
早稲田ア女は、加藤キャプテンを左SBに配して堅い守りを見せました。ほとんど守りの齟齬は出ませんでした。
17分、早稲田ア女は吉野がポストプレーを見せ高橋のシュートまで持って行きましたが、惜しくもシュートは上に外れます。
26分、飲水タイムの後、早稲田ア女の一瞬の隙をつき筑波のWEリーグ指定選手・千葉が中央をドリブルで突破。対応が遅れた早稲田ア女CB2人を置き去りにしてシュートまで行きますが、シュートは右に外れます。早稲田ア女、事なきを得ました。
42分にも筑波の山田がシュートを放ちますが、これは左に外れます。
アディショナルタイム1分3秒、スコアレスでハーフタイムを迎えます。

後半も両チーム同じイレブンでスタートします。
5分、早稲田ア女はコーナーキックのチャンス。並木の蹴ったボールを吉野がヘディングシュートしますが、筑波GK太田がファインセーブ。事なきを得ます。
14分、筑波の平嶋監督が先に動きます。MF羽岡を菅野(1年)に交代。
19分には早稲田ア女の福田あや監督が動きます。FW吉野に替えて廣澤(ノジマステラ神奈川相模原3)をピッチに送ります。そうすると早稲田ア女の前線にターゲットができ、攻めの橋頭堡を築けるようになりました。
23分、早稲田ア女の並木が中央をドリブル、右サイドの築地にパス。築地が右からクロスを上げると廣澤がニアに飛び込んでヘディングシュート。先制ゴールが生まれました。
30分、筑波が2枚目の交代カードを切ります。山田を安部(1年)に交代。
33分、早稲田ア女は並木がバイタルからシュートを放ちますが、右に外れます。
直後に早稲田ア女は、築地のパスを受けた廣澤がワントラップでシュート。2-0とリードを広げます。
35分、筑波の千葉が早稲田ゴール前でボールを広いシュートを放ちますが、力が入りすぎました。大きく上に蒸してしまいます。
40分、筑波はMF森本を八角(1年)に交代。
早稲田ア女も45分にDF堀内を田頭(十文字1)に交代。
45+2分、早稲田ア女は連動した素晴らしい攻撃を見せました。築地からのパスを受けた廣澤が高橋に繋ぎ右サイドをドリブルしてクロス、中に詰めた笠原がシュート、3点目を挙げました。
45+3分、早稲田ア女は並木に代えて井上(十文字3)を投入しますが、アディショナルタイム3分23秒でタイムアップを迎えました。
シュート数は17-8と早稲田ア女がリードしましたが、エース廣澤がピッチに入るまでは攻撃が機能しませんでした。来週から関東インカレ(関東女子大学リーグ)も始まります。土曜日が関東インカレ、日曜日が関東女子リーグが行われるという強行日程。90分間の試合を連日戦うことはパフォーマンス的には難しい。おそらく2チーム作って交互に戦うこと(2プラトンシステム)になるでしょう。そこで廣澤のようなエースをどのように使うのか? 今日の試合は試金石であったと思います。土曜日も日曜日も後半途中から使えば勝負処での連戦でも2試合とも活躍することができるでしょう。
早稲田ア女は、今以上の選手層の厚さが必要になるし、各選手それだけ出場チャンスも増えるでしょう。ここが今後の課題です。

今日も河川敷のギャラリーは、50人くらいいたのでしょうか?
途中、早稲田ア女のサポーターと、筑波の選手の父兄の方の諍いがありました。試合中に試合と関係ない雑談をしていた人に、「気分が悪いからあっちに行ってくれ」と怒っている人がいました。
怒る気持ちもわかりますが、ここはグラウンドの中ではなく河川敷の公道です、お互いに気持ちよく観戦したいものです。

坂の上のアイスアリーナに移動。関東大学アイスホッケー選手権を覗いてみました。
最終試合の第2ピリオッドが終了すると、切符販売は終わり、自由に入場することができます。
第3試合、マッチナンバー10、法政vs.東洋の試合でした。試合は0-0の接戦。
先に法政が先制。東洋も同点に追いつきますがVTR判定で覆りノーゴール。
その後、東洋が3点を連取し逆転しますが、法政も1点返し2-3。最後まで手に汗を握る接戦になりましたが、東洋がなんとか逃げ切りました。
明日から東京も緊急事態宣言に入るため一般のお客さんが入場できるのは今日が最後。かなりの蜜の状態でした。

買い物を済ませ帰宅。長い1日が終わりました。
今日の東京都の新規感染者は876人。いよいよ1000人越えも近いのか? 大阪は1097人、愛知県は339人。これだけ新規感染者が毎日増えたら、医療は崩壊します。そうとわかっていても路上のみなどする馬鹿者がいるのはなぜでしょうか?

明日は、アイスホッケーを取材することにしたスポーツ三昧です。
<了>

[結果]
東京武蔵野ユナイテッドFC 0-0 MIOびわこ滋賀
早稲田大学ア式蹴球部女子 3-0 筑波大学蹴球部女子(前半0-0)

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