サッカーJリーグ第12節、大宮アルディージャvs.サンフレッチェ広島戦を取材。

五月晴れ、気温が比較的低い（昨日よりは高いかな）日が続きます。

午前11時30分に出発。半袖でのサイクリングは快適でした。
途中g.u.で1着990円のポロシャツを五つ購入、auで愚息の携帯電話料金を支払い、NACKスタジアム大宮に1時間45分で到着。

ワールドカップ前中断の最終日。大宮アルディージャの相手はサンフレッチェ広島です。ここまで大宮は勝ち点8で最下位。監督が鈴木淳氏（仙台向山）に代わり。ようやく2勝目。広島は勝ち点15の9位。昨年は4位でしたが、選手の怪我が増え身分不相応（？）なACL出場の影響で本来のJリーグの成績が振るいません。
両チームとも負けられない1戦でした。

大宮アルディージャのスタメンは、GK北野（北海）。DF杉山（柏ユース）、坪内（前橋育英）、マト（クロアチア）、村上（四日市四郷）。MF安（東京朝鮮）、金澤（大宮ユース）のダブルボランチ、右翼が橋本（丸岡）、左翼が金久保（水戸短大附）。FW石原（高崎経済大附）、ラファエル（ブラジル）。相変わらずの中盤ボックスの4:4:2です。
対するサンフレッチェ広島の先発は、GK西川（大分U-18）。DF横竹（広島ユース）、ストヤノフ（ブルガリア）、槙野（広島ユース）。中島（仙台育英）、森﨑浩司（広島ユース）のダブルボランチ、右翼が山岸（市原ユース）、右翼が服部（渋谷幕張）。FW右が山﨑（久御山）、左が高萩（広島ユース）、中央が佐藤（市原ユース）。3:2:2:2;1の布陣です。（括弧内）はユース年代の所属先、外国籍選手は国名。

広島が小気味よく短いパスを繋ぎ試合を支配しますが、フィニッシュが決まりません。これは日本代表でも、FC東京でも、早稲田大学ア式蹴球部でも同じ事なんですが……。きょうも、良い形から1点を取っていれば勝てたのです。
対する大宮は、FWラファエルがボールを持って前を向いたときのみゴールの臭いがしました。が、そんな場面はめったになく、ラファエルがボールを求めて中盤（トップ下）に下がってしまうため、最前線に人が足りません。大宮にはパスの出し手が圧倒的に不足していました。安はセンターバック的なボランチで、小野伸二の様な気の利いたパスは出せません。
前半37分、大宮のDFに当たったボールがGK北野の前に。北野がキャッチしたところ廣瀬格レフェリーがバックパスの判定。広島が大宮ゴール10m地点から間接フリーキック。森﨑ワンタッチの後、槙野が蹴りましたが壁の大宮DFに当たってノーゴール。
決定的なチャンスは、これくらい。
前半のシュート数は5-6で広島がリード。アデショナルタイムは1分30秒。日の当たっているピッチは、かなり高温のようです。

後半、広島のペドロピッチ監督（オーストリア）が先に動きます。
FW高萩を李忠成（FC東京U-18）に交替。李は律儀に大宮の安に握手を求めにいっていまいた。同胞ですし、学校の先輩ですからね。
ハーフタイムに鈴木監督に注意されたのか、大宮のラファエルが中盤に下がらなくなりました。そうすると逆に大宮にはボールの納まり所がない。ラファエルが2人いて、前線と中盤に配置したら大宮は良いチームになるだろうに……。
その分、広島は中盤でボールを拾いまくり、一方的な試合になりました。
18分、疲れた金久保に代わって内田（四日市中央工）がピッチに立ちました。
27分にはMF橋本を青木（前橋育英）に交替。疲れた選手を替えるだけで、ポジションチェンジをするわけではありません。
そして広島は、何度もパス交換を繰り返しシュートを放ちますが、枠に飛ばない、GK北野の正面、そしてオフサイドが多い。ゴールの臭いがしません。
大宮は40分に頼みのMF安(北朝鮮代表ですよ）を木原（広島ユース）に交替。広島も直後にMF山﨑を來田（広島ユース）に交替しますが薬石効無し。
アデショナルタイム3分20秒で廣瀬レフェリーが笛を吹きました。総シュート数は10-14と4本広島がリード。

スコアレスドローの結果に、広島サポは、満足はしていないようでしたが、アウェーでの勝ち点1に「仕方ないな」という感じ。大宮サポも攻められっぱなしながら無失点での勝ち点１に「仕方ない」という感じ。
見ているニュートラルのわたしは、広島のスペクタルな展開を楽しみながらノーゴールに欲求不満。まあ、つまらなくは無かったですが、片道1時間30分かけて行った事はあったのか、と自問自答。
昨日のエスパルス長谷川監督じゃあないけど、
「これもサッカー」ですよね。

7時30分には帰宅。龍馬伝をオンタイムで観たスポーツ三昧でした。
<了＞