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日本のいちばん長い日、8月15日。今年も暑い敗戦記念日になりました。

75回目の敗戦記念日の今日。
週末の土曜日に重なりました。

暑い日が続いていますが、今日は一段と暑い。
亡くなった母の話では、1945年の8月15日も暑かったと言っていましたが、これほど暑くはなかったでしょう。

ここのところ戦争に関するドキュメンタリー番組とか映画とかが集中的に放送されています。
個人的に私は嫌いではないので次々に見ているのですが、多すぎてなかなか全部は見られません。
中でも「隠された”戦争協力”朝鮮戦争と日本人」は興味深かった。
太平洋戦争後、平和憲法が施行されて戦争に参加するのがタブーとなった日本。しかしアメリカの占領下にあった日本は、後方支援の形で朝鮮戦争に協力していた。実際、その特需で日本の経済は再興したのですが、後方支援の最中に実際に武器を持って戦場で戦った人、北朝鮮軍の機雷に触れて沈没した輸送船に乗っていた日本人がいた、また実際に大田(てジョン)の包囲戦で戦死した日本人がいたことを知りました。もちろん、最近までアメリカも日本政府のこの事実はひた隠しにしていたらしい。
「果てなき殲滅戦〜日本本土上陸作戦に迫る〜」は、1945年11月に予定されていた”オリンピック作戦”と名付けられた(何が悲しくて”オリンピック”と名付けたのか)九州南部に76万人もの兵隊を上陸させる作戦です。立案者のジョージ・マーシャルは、沖縄戦を経験してアメリカ兵の損害を少なくさせるために、7月頃から南九州に無差別の爆撃をし、原爆9発や毒ガス兵器の使用まで考えていた恐ろしい作戦です。
実際には、その前の8月15日に日本が降伏したため、殲滅作戦は回避されましたが、「一億玉砕」を掲げて戦争を継続していたら、と思うとぞっとします。逆に早く日本が降伏していれば、南九州の空爆の被害もなかったし、広島・長崎にも原爆は落とされなかった。そしてソ連の参戦も間に合わず、満州や中国にいた邦人もあのような悲惨な目には合わなかったでしょう。
本当に戦いは始めるのも大変だが、終わるのは大変。いったい誰が責任を取るのか?

その国の戦争責任を問う「忘れられた戦後補償」も考えさせられる作品でした。
戦後、国は軍関係者や軍属に対しては「恩給」の形で戦後補償をしましたが、民間人に対しては一部の被爆者などを除き、全く補償ををしてきませんでした。
国策で戦争協力させられた民間人は、戦後75年は全く補償がありません。
同じ敗戦国でもドイツやイタリアは民間人の戦後補償が行われているそうです。
それと極東裁判で死刑判決を受けた板垣征四郎も民間人の補償を考えていた事実が明かされました。
日本のために戦った戦死者の遺骨収集も進んでいません。
まったく日本とは酷い国です。
外国の徴用工や慰安婦の問題の前に解決しなければならないない問題です。

ドラマ「太陽の子」は、京都帝国大学物理学教室で開発研究中だった原子核爆弾開発の話。
題材とキャストは良かったのですが、最後の幕切れが今ひとつでした。
ちょっと期待はずれ。それに画面の左端に「東海3県に高温注意情報 熱中症に十分注意」のテロップは必要でしょうか?

今年は全国高校野球選手権が中止になり、夏の甲子園での黙祷は無しかと思っていましたが、交流大会が行われ、今年も履正社vs.星稜の9回裏の攻撃前に黙祷が行われました。
例年通り、私も黙祷。
真夏の早慶戦も前代未聞。神宮球場も灼熱地獄だったでしょう。

特に予定もなかったのに今日はファブリ世界名曲集のデジタル化はお休み。

夕方、買い物に出かけただけ。暑い名古屋で自粛中です。
東京の新規感染者は2日連続の300人超え、385人だそうです。

そんな敗戦記念日のスポーツ三昧でした。

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