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愛知スケート国体2日目の日、フィギュアスケート会場に足を運ぶ。

第76回国民体育大会冬季大会スケート・アイスホッケー競技会が開催中の名古屋に来ています。

今回の国体は、コロナ禍のため無観客試合になってしまいました。
フリーランスの記者の国体取材申請は、新聞協会、雑誌協会、日本外国人記者クラブなどを経由しないと難しく、国体は無料で観戦できるので、私は申請しなくてもいいや、と鷹をくくっていたら、愛知県と岐阜県が緊急事態宣言を発令してしまい、国体の主催者である日本スポーツ協会が、
「無冠客で実施するように」と鶴の一声。無資格の私は、観戦することすらできなくなりました。
地元の名古屋でスケート国体が開催されるのは9年ぶり2回目。なんとか取材したい、ともがいています。

無冠客ですが、主催者側は、
「無料ネット配信の”国体チャンネル”で全試合を放映するので、そちらでご覧下さい」というスタンス。
朝から日本ガイシアリーナアイスリンクで行なわれているフィギュアスケート女子シングルスフリーなど見ておりました。やはり観客がおらず、拍手や応援の声がないのは違和感があるし、寂しいです。
最初の種目は、少年女子(国体独特の呼び方です。18歳以下が少年の部。以上が成年の部)フリー。
地元・愛知県代表の松生理乃選手(中京大中京)が124.87の高得点で優勝しました。
それにしても競技のレベルが上がっているのはびっくりです。
私が最初に国体のフィギュアスケートを見たのは、30年前の栃木県日光の古河電工のスケートリンクだったと思います。売店のもつ煮かなんかの匂いがリンクに漂っていたような記憶が。
その頃の競技のレベルは低くて、何人かの選手は、ほとんどジャンプもスピンもやらず、ただリンクを滑っているみたいな選手も多かった。眼鏡をかけたまま演技をしていた選手もいたように記憶しています。
今は、国体のフィギュアは、2人1組の都道府県対抗団体戦になり、ブロック予選を勝ち抜いたレベルの高い選手しか参加しないので、インターナショナルスタンダードというか、それは見応えある競技になっています。しかも少年の部は、先週は長野でインターハイがあり、ほとんどの選手がこの国体を目指してきているので、完成度も高い。素晴らしいはずです。

PCで「国体チャンネル」を見ていたら、急に現場に行ってみたくなりました。今日は、少年男子、成年男子と夜まで競技をやっているので、3時すぎに自転車でアオキスーパーへ。自転車は駐輪場にデポ。JR東海道本線で会場の日本ガイシアリーナの最寄り駅・笠寺に行ってみました。

昨日の名古屋駅と同様、笠寺駅にも国体では恒例になっているはずのインフォメーションセンターもお土産屋の売店はありません。テレビのモニターが国体の広報VTRをモニターで流しているだけ。
「国体会場は→」の看板と「無観客試合で開催しております。国体の様子は国体チャンネルでご覧下さい」の看板もありました。
人通りは、ほとんど無し。→に沿って歩いてみると、日本ガイシアイスアリーナの手前に愛知県スポーツ振興会館という建物があり、そのビルの2階に「愛知県スポーツ博物館」があったので、見学することに。ユニフォーム、ブレザーの類やサイン色紙など記念品とともに展示してありました。
なぜか王子製紙のアイスホッケーのコーナーがあり、なぜなんだろうかな? 愛知県と王子製紙アイスホッケー部の関係がよくわかりません。
やはり、愛知県は世界的なフィギュアスケートの選手を多数輩出しており、その関連の展示は凄い。ガラスケースも何もなく無造作に置いてあるのが、ちょっと怖いです。
其処のコーナーのひと隅に、愛知国体の概要を示したチラシが置いてありました。その他、2026年の第20回アジア競技大会のチラシと子供向けの小冊子が置いてありました。ようやく、この手の資料を発見できました。1階には、スポーツ関連の書籍やVTRを揃えた資料室がありましたが、緊急事態宣言発令中で貸し出し停止中。閲覧できないのは残念でした。

そのあと、スケートリンクの周りを歩いてみましたが、国体の競技をやっている感がまるでない。普通なら選手や関係者、観客のおもてなしコーナー(茶菓が用意されている)やら、国体のお土産を売る売店なんかが並んでいるのに何もなし。選手も出てこないし、人が歩いていません。国体恒例の小中学校生が課外授業で国体を観戦することもありません。
こうなると、無観客というのは、スポーツ大会の体をなしていない。
今、巷間IOCのバッハ会長と森OOC会長の電話対談が話題になっていますが、もし東京オリンピックを無観客でやったら、こんな感じになってしまうのか? もう、それはオリンピックではないですね。

何も国体ムードを感じることもなく笠寺駅から枇杷島に戻ってきました。
アオキスーパーで買い物をし、6時前に帰宅。

ちょっと、地元で開催されている国体を考えてしまったスポーツ三昧でした。
<了>


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