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サッカー関東大学女子リーグ、早稲田大ア女vs.神奈川大女子戦を取材。

5月24日に帰京して以来、初めての週末。
本来なら今日からアイスホッケーの関東大学選手権Bグループが開幕する予定でしたが、東京都の緊急事態宣言が延長されたため2週間延期になりました。
緊急事態は6月20日までなので、6月15日開幕では辻褄が合いません。何か理由があるのでしょうか。

サッカーJ1リーグも代表戦の影響で今日が前期の最終試合(一部未消化の試合やルヴァンカップは実施されるようですが)、長い中断に入ります。
私は、久しぶりに自宅裏にホームグラウンドがある早稲田大学ア式蹴球部の試合を取材に行きました。
ここも緊急事態宣言発令中で、昨年度からグラウンドに入って観戦することができません。
バックグラウンド側のフェンス越し(石神井川の河川敷のプロムナード)から見るしかありません。
久しぶりに行ってみたら、ずいぶん蔦が伸びてフェンスに絡まっています。ますます取材状況は悪くなる一方です。
もちろん、メンバー表なんか配布されません。早稲田ア女は、部のHPに写真付きの立派なメンバー紹介が掲載されていますが、神奈川は部のHPに選手の資料の掲載なし。仕方なく、関東女子リーグと関東大学女子リーグのHPから今季の神奈川大の公式記録をダウンロードし、背番号、氏名、ポジションの確認をあらかじめしておきました。したがって前所属チーム、学年は不明です。ご了承ください。

早稲田大学ア式蹴球部女子は、今季負けなしの快進撃。昨年度は失速してしまいましたが、その轍を踏まぬように2年めの福田あや監督が采配を振るっています。今季は、週末の土日に関東大学女子リーグと関東女子リーグの併催で難しい戦いが続いていますが、上手くチームが回っています。
一方の神奈川大。かつてのインカレを制していた頃の勢いがありません。すでに5月9日に関東リーグの試合で早稲田ア女と一度対戦していますが、0-4(前半0-3)と完敗を喫しています。リベンジを期相手のしての試合でした。

早稲田大学ア式蹴球部女子のスターティングラインアップは、GK丸山(スフィーダ世田谷ユース1)。DF船木(日テレ・メニーナ3)、後藤(日テレ・東京ヴェルディメニーナ2)、夏目(聖和学園2)、浦部(スフィーダ世田谷2)。MFアンカーがブラフ・シャーン(スフィーダ世田谷ユース3)、右翼が加藤(アンジュヴィオーレ広島4)、左翼が笠原(横須賀シーガルスJOY2)。FW高橋(日ノ本学園3)、廣澤(コジマステラ神奈川相模原ユース3)、吉野(聖和学園3)。4:3:3の布陣です。(カッコ内)は前所属チーム。数字は学年。廣澤を左サイドに出し、吉野がワントップを務めていました。右サイドの高橋だけが社会科学部の所属で他はスポーツ科学部の学生さん。何度も書いていますが、総合私学の雄を自負する早稲田にしては、学部生に偏りがありすぎです。政経学部とか商学部にはサッカー経験者はいないのか?
対する神奈川大学女子サッカー部の先発は、GK高橋杏奈。DF若杉千里子、蓮見真悠、高野瀬菜苑、吉田
優菜。MF川北美空、小野奈菜のダブルボランチ、右翼が池口響子、左翼が平井杏幸、トップ下が望月麻央。FW平田ひなの。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。前述の通り、学年と前所属チームは不明です。知っている方がいれば教えてください。
午後4時、残照の残る暑い中、青木亮レフェリーの笛で早稲田ア女がキックオフ、試合が始まりました。

開始早々から早稲田ア女が優勢、攻め込みます。
3分、左サイドの浦部がクロス、中に詰めた廣澤がシュートしますが、神奈川GK高橋がジャッチします。
その後、早稲田ア女はDFラインからボールをポゼッションし、ゲームを作っていきますが、神奈川も前回の結果もあってリトリート、なかなか早稲田ア女もフィニッシュまで行けません。
24分、飲水タイム。
ここでやや形成が変化します。早稲田ア女が選手間の距離を縮め、ショートパスを繋ぎ活路を見出すようになりました。
31分、夏目のフィードを左サイドで受けた浦部がポストの吉野にボールを預け、吉野が廣澤に繋ぎます。廣澤は得意のドリブルで右前方に出ながら体をひねってシュート。惜しくもGK高橋の正面に。
37分、左サイドの浦部からアーリークロスが出ますが、ファーに詰めた加藤と僅かにタイミングが合わず。
39分には右サイドから船木がクロスを上げますが、中のプレーヤーと合わず。
アディショナルタイム表示は「1分」。
45+1分、早稲田ア女は再び細かく繋ぎ、浦部ー廣澤ー高橋と繋いでシュートまでいきますが、枠の外に外れます。
アディショナルタイム1分9秒、ハーフタイムになりました。
前半のシュート数は3-0、CK数は0-1。やや両チームとも攻撃が低調な試合になってしまいました。

神奈川は、関東リーグで0-4で敗れている早稲田ア女に対してアウェーで引き分けを狙うのは当然です。早稲田ア女としては、どうしても勝点3が欲しいところ。そこを踏まえて両チーム交代なしで後半戦に臨みました。
前半と同じように神奈川がリトリートし、早稲田ア女がハーフコートでアタック練習をしているような展開。
12分、左中間でフリーキックを得た神奈川。数少ない得点機でしたが、若杉が蹴ったボールは上に外れます。
直後、早稲田ア女の福田監督が動きます。MFシャーンを井上(十文字3)に交代。
18分、神奈川もDF若杉を野沢真由に交代。
早稲田ア女も、チャンスは多く作りますが、シュート前のプレーの精度が低く、なかなか得点機を作れません。
24分、飲水タイム。
27分、早稲田ア女がようやくチャンスをつかみます。左サイドから浦部がゴール前にクロスを放り込み、混戦になったところで廣澤が押し込んでゴール、先制します。
ようやく勝ち越した早稲田ア女。攻撃にも落ち着きが出てきます。ここまでの展開で、ほとんど神奈川に攻められていないだけに余裕が生まれました。
29分、神奈川はMF平井に替えて宮田あすかをピッチに送ります。
早稲田ア女も2枚替え。38分にMF笠原を並木(藤枝順心4)を、FW吉野を黒柳(聖和学園4)に交代します。
42分、早稲田ア女がトドメのゴールを奪います。浦部のスローインを左サイドで受けた高橋が急速反転、神奈川DF2人を置き去りにしてドリブル突進。左45度遠目からシュート。物の見事にゴールに吸い込まれていきました。2-0。
アディショナルタイム表示は「2分」。
45+2分にも高橋がシュートを放ちましたが、これは神奈川GKがファインセーブでゴール枠外にはじき出し、事なきを得ました。
アディショナルタイムは2分5秒、タイムアップを迎えました。
総シュート数は10-2。総CK数は1-1。神奈川の守りでの検討が目立った試合でしたが、最後は早稲田ア女の廣澤、高橋の卓越した技術で奪った2点がモノを言いました。苦しい連戦を勝ち抜いていく「逞しさ」みたいなものを早稲田ア女に感じた試合でした。

丘の上の生協で買い物を済ませ、6時すぎに帰宅。
河川敷だ立ちっぱなしの取材で、やや疲れましたが、まずは1日無事に済んで感謝。
東京都の新規感染者は530人、愛知県は347人。高止まりの状態が続きます。大阪府は216人とだいぶ下がってきましたが、ここからが勝負です。

そんなスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
早稲田大学ア式蹴球部女子 2-0 神奈川大学女子サッカー部(前半0-0)


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