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五月晴れ3日目。実家の納戸から昔のお宝を発見。

梅雨の合間の晴れの日が続いています。
今日は、日差しは強いが気温はそれほど上がらず、湿度もそこそこ低い。
過ごしやすい1日でした。

朝のルーティーン、お勤めを済ませ、掃除をしたついでに、納戸を覗いてみると、昔お宝にしていた品々が大切に保管されていました。
我が家は、2000年の水害(工事中の新川の堤が切れて、2mの水が押しよせた)で、ほぼ水没。その後片付けで、私はシドニー・オリンピック取材を諦めました。
その際、私が勉強部屋に使っていた離れの2階に置いてあったレコード盤や書籍の1部が、水没せず残っていたのです。
母が捨てずに大切の保存していてくれたのでしょう。

私は、この品々を上京する際に一緒に持って行ったのだろう、と勘違いしていました。
まずレコードですが、加山雄三のLPレコードが5枚、EPレコードが4枚。TVの主題歌(春の嵐=TBS、天下御免=NHK)が2枚。寺内タケシとバニーズの「レッツゴー運命」、サンサーンスの「動物の謝肉祭」、レナード・バースタイン指揮ニューヨークフィルのベートーベン交響曲第5番運命、レオノーレ序曲第3番。これらは若き日の白髭隆幸がお小遣いを貯めて買ったものです(その頃の私の価値の基準が「LPレコード何枚買えるね」というものでした)。
そして父が持っていた「グレーン・ミラー・ストーリー」、アーサー・フィドラー指揮ボストン・ポップス管弦楽団の「ドナウ河の漣」(イヴァノビッチ作曲)と「ペルシャの市場にて」(ケテルビー作曲)。
最後の2曲は、私がクラシック音楽に興味を持ったきっかけを作ってくれた1枚です。
当時、ハイカラ好きだった父がボーナスをはたいて購入した電気蓄音機で、擦り切れるほど聴きました。

残りのクラシックのレコードは、甥っ子が妹の嫁ぎ先に持って行って現存していると思いますし、一部は東京ベースの何処かに保存してあります。
ともかく、母が残してくれておいたことに感謝!
なんとかレコード盤を再生できるオーディオを探して演奏したいものです。

一方、書籍の方は、私がスポーツジャーナリズムの世界に進んだきっかけを作ってくれた品々でした。
まず、「アサヒグラフ」増刊(1964年11月1日)「東京オリンピック」。
大会開催当時、小学校4年生だった私は、テレビで見られるだけオリンピックを見ました。しかし当時はVTRなど無く、TV受像器の前で正座をしてオリンピックを見た記憶があるものの、TVから得た記憶は限られる。
考えてみれば、そんな具合ですからテレビからの記憶は、ほんの一部だけです。大会後に発売されたアサヒグラフの増刊を擦り切れるまで見て、記憶に残したのだと思います。実際、手元に残っているアサヒグラフもボロボロです。
そんな本を、じっくり読んでしまいました。
その他、アサヒグラフ1972年2月25日特別増大号「札幌オリンピック冬季大会」。これもVTRのない頃です。それほどウインタースポーツに馴染みのなかった名古屋の高校2年生に冬のオリンピックの魅力を余すことなく知らしめた1冊です。
アサヒグラフ1972年9月1日特別増大号「熱闘・甲子園 第54回全国高校野球選手権大会」も懐かしい1冊です。中学校時代から高校野球のTV中継を見ながらスコアブックをつけていたことを思い出します。めずらしく開会式が雨のなか強行された大会で津久見高校が優勝した大会。
今では信じられないことですが、チアリーダーのスカートの中を下から煽って撮影した写真(いわゆる「パンチラ」です)なども掲載されています。
大会のバックヤードをイラストで描いた永井ひろしさんの作品が秀逸です。親子丼230円、きつねうどん100円が泣けてくる。高校野球は外野席は入場料はタダですから、100円玉1枚を握りしめて朝から夕方まで4試合を見ていた小学生もいたでしょう。
グラフNHKの「ミュンヘン・オリンピック特集号」も出てきました。掲載されているスケジュール表を参考にしてカレンダーの裏側の白地に全競技のスケジュール表を日本時間に直して書き込んだことを思い出しました。高校3年生の夏休みのことでした(受験勉強もしないでね)。
最後に、手製の紙製カバーをかけられていたのは、中学2年生の時に器楽部で演奏したロッシーニの歌劇「アルジェリアのイタリア女」序曲のチェロとコントラバスのパート譜。こんなものよく残っていたものです。この曲で西枇杷島中学校は、こども音楽コンクール中部日本大会で優秀賞を受けました。

お昼ご飯を食べて、少し横になったら今日もシィエスタ状態に。いつからスペイン人の様になってしまったのか?

起きて、5時に買い物に行ったくらい。

納戸で、とんでもないものを見つけ、それで1日が終わってしまったスポーツ三昧でした。

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