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サッカーJ1リーグ川崎フロンターレvs.ジュビロ磐田戦を取材。

12月に入りました。
3月23日に開幕した25年目のJリーグも最終節。
DyDoドリンコアイスアリーナではフィギュアスケートの大会が開催されており、今日はサッカーJリーグを取材することにしました。

お天気も良く、久しぶりに自転車で遠乗りすることにしました。
約2時間弱のサイクリング、上着無しでOK.、適度な運動は、風邪も吹き飛ばすようです。

12時過ぎ、川崎の等々力陸上競技場着。
前々節、アウェーで優勝を決めている川崎フロンターレ。今日は最終節ですし、優勝を決めてから初めてのホーム戦。大勢の観客が詰めかけました。
一方のジュビロ磐田は、13位で最終戦を迎えました。すでにV・ファーレン長崎と柏レイソルの降格が決まっているのですが、数字的には12位の横浜F・マリノスまで降格圏にあり、磐田としては引き分け以上で降格圏から逃れられるわけです。単なる消化試合ではありませんでした。

昼食を摂り、1時過ぎには記者席へ。暖かいし、最終節は雰囲気を楽しみたい。
2連連続の1位、勝点66の川崎フロンターレのスターティングラインアップは、GK鄭成龍(韓国)。DFエウシーニョ(ブラジル)、奈良(札幌U-18)、谷口(大津)、車屋(大津)。MF守田(金光大阪)、田中(川崎U-18)のダブルボランチ。右翼が家長、左翼が長谷川(静岡学園)、トップ下が中村(久留米)。FW知念(知念)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先。
対する暫定13位、勝点41のジュビロ磐田の先発は、GKカミンスキー(ポーランド)。DF小川(磐田U-18)、大南(鹿児島実)、大井(藤枝東)、高橋(東京ヴェルディユース)。MF田口(流経大柏)、上原(磐田U-18)のダブルボランチ、右翼が中村(桐光学園)、左翼が山田(藤枝東)。FW大久保(国見)、川又(小松)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。
午後2時3分、川崎のキックオフで試合開始。

この日は、川崎フロンターレ広報配布資料に、「ラジオ放送 ニッポン放送」とあったので、ラジオを聴きながら観戦しました。実際は、名古屋グランパスvs.湘南ベルマーレが実況で、川崎vs.磐田戦と鹿島vs.佐賀戦はレポートだけ。名古屋vs.湘南戦の試合展開は把握できました。
湘南が前半に2点を先制。後半開始早々にも決定的なチャンスを湘南が2本外すなど一方的な展開。このまま名古屋が16位で決定かと思われました。
Jリーグ最終節は、不公平の無いよう9会場同時キックオフ。ドラマは同時進行で進んでいきます。
鹿島vs.佐賀と川崎vs.磐田はスコアレス。ハーフタイムの時点では、名古屋が勝点40のまま。磐田と佐賀が暫定41でした。

後半、めまぐるしく状況が変わります。
鹿島vs.佐賀は結局0-0のまま試合が終わります。
名古屋は、後半22分と30分にジョーがPKを2ゴール決め2-2の同点に。湘南は引き分けで残留が決まりますから、それ以上の失点を避けるため守りを固めたようです。名古屋、この時点で勝点41、得失点差はマイナス7。磐田も勝点41、得失点差はマイナス12。磐田が降格圏に落ちます。
ところが後半33分、磐田に起死回生のゴールが生まれます。川又のパスを受けた松本(JFAアカデミー福島。後半29分、中村と交代して出場)が右サイドからクロス、ファーで大久保がヘディングシュートを決めて先制します。この時点で磐田の暫定勝点は44。降格圏内脱出です。
しかし、この1点が川崎のしっぽを踏んでしまう結果になります。
後半38分、川崎は中村の蹴ったコーナーキックを奈良がニアに飛び込みヘディングシュート。1-1の同点に追いつきます。この時点でも磐田の暫定勝点は42。まだ名古屋を上回っていました。
守備固めのつもりか、磐田の名波監督(清水商)は、大久保をムサエフ(ウズベキスタン)に、45分にMF田口を櫻内(作陽)に交代します。試合後の記者会見で「交代の意図は?」という質問に対して名波監督は「それは皆さんの想像におまかせします」と答えていました。
一方の川崎の鬼木監督(市立船橋)は、勝ってもい負けても良い試合でしたが、後半23分にMF田中を阿部(大阪桐蔭)に、後半34分に長谷川を斎藤(横浜FMユース)に交代。最後まで勝利にこだわりました。名古屋の監督は、川崎の前監督、風間八宏(清水商)。川崎は、名古屋に塩を送るように猛攻に出ます。
アディショナルタイムは4分表示でした。
瑞穂もカシマも2分ほど先にタイムアップを迎えていました。等々力のアディショナルタイムは2分ほど長い。これがラストプレー、という瞬間でした。登里(香川西。前半14分、負傷した車屋に代わって出場)のパスを受けた家長が左サイドをドリブルで切り裂き、クロス。川崎選手がセンターに走り込みシュートを狙うボールをカットしようと磐田の大井がスライディング。その足にボールが当たってオウンゴール。劇的でした。2-1と川崎が逆転! 次のキックオフの前に木村博之レフェリーがタイムアップの笛を吹きました。アディショナルタイム4分27秒。磐田の勝点は41のまま。得失点はマイナス13となり、名古屋が15位、磐田が16位に確定しました。
いろいろなシーンを見てきましたが、こんな事があるのかと呆然としました。

名波監督、こないんじゃないか、という声も一部の記者が噂していましたが、彼は会見場に現れました。
「今、敗戦のコメントを話せるほど人間が出来ていません。現実を受け入れるだけで精いっぱいです。本来なら3チームが自動降格のところ、レギュレーションで救われ、残留のためにもう1試合できるので、入れ替え戦は簡単ではないと思いますが、気持ちを切り替え、気持ちを強く持って来週戦いたい」と答え、質問二つに簡単に答え帰っていきました。
名波さんは、1991年の日本高校選抜のヨーロッパ遠征でご一緒し同じ釜の飯を食べた仲。1週間でどこまでチームを立て直すのか。刮目して待ちたいと思います。

鬼木監督の会見は、ホーム最終戦の行事のため、大幅に遅れるとの事。公式記録をピックアップして帰路に着くことにしました。

帰路は、風向きが変わり北風。もう1日早かったら木枯らし一号だったでしょう。
滅茶苦茶疲れました。往路は2時間のところ帰路は3時間半もかかってしまいました(大休止を2回いれたのですが)。ヘロヘロになりながら午後9時に帰宅。

なんとか夕食を摂り、床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
川崎フロンターレ 2-1 ジュビロ磐田(前半0-0)


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