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アイスホッケー関東大学リーグDiv.ⅠBグループ日本vs.立教戦を取材。

新しい週が始まりました。
12月は週末から始まりましたから今週が第1週です。

土曜日の川崎・等々力スタジアムまでの往復5時間のサイクリング。
適度な運動のせいで風邪は治りましたが、筋肉疲労が凄い。
しかも、この歳になると疲れが出るのが翌日ではなく2、3日後に出るから恐ろしい。
午前中は休養をいただきました。

午後から起きだし作業。

9月1日に開幕した関東大学アイスホッケーリーグ戦もDiv.ⅠBグループを除き、昨日までにリーグ戦本戦は終了しました。
Div.ⅠAグループは、明治が昨年同様に最終戦で逆転。2連覇を果たしました。早稲田は最終戦に引き分けていれば6年ぶりの優勝が決まったのですが、惜しいことをしました。
Div.Ⅱは、1次リーグで2位通過だった昭和が、上位リーグ最終戦で上智にリベンジ。2年ぶりの優勝を果たしました。
Div.Ⅲは、日本医科が無敗(6勝1分け)で優勝。2位の学習院も5勝1分1敗という素晴らしい成績。入れ替え戦の出場権を得ました。
Div.Ⅳは昨年度からリーグに参戦している独協医科が6勝1敗で優勝。来年度Div.Ⅲに自動昇格を決めました。2位は5勝1分1敗の東京理科。入れ替え戦に出場します。
Div.Ⅴは帝京が優勝。順天堂が2位でした。
入れ替え戦は、8日(土)、9日(日)にDyDoアイスアリーナで集中開催されます。

さて、Div.ⅠBグループの最終節は、11月10日にDyDoアイスアリーナのリンクコンディション不良のため延期になっていましたが、残り3試合が、今週のウイークデイの夜に1試合ずつ開催されます。
まず今日は、ランク9位の日本vs.ランク14位の立教の対戦です。
今季AグループからBに降格してきた日本、今日勝てば勝点が25となり、優勝が決まります。一方の立教、ここ4シーズンでリーグ戦の勝ち星がありません。リーグ戦勝利は2014年11月8日の神奈川戦8-5の勝利が最後です、なんとしても今季最後のチャンス、勝ち星をあげたいところ。今季オールメンバーがようやく22人揃うようになった立教。意地を見せてほしいところでした。

午後8時すぎに自宅を出てアイスアリーナに向かいます。
なにか準備もバタバタで報道受付もなし。メンバーリストを一般の方と同様10円はらってピックアップ。記者席に着きました。オフィシャル席は中央最上段のビニールカバーが取り除かれ、記者スペースが広くなっていました。

予定通り午後8時30分に練習開始。
日本の先発は、格下の立教相手ということでメンバーをいじってきました。GK野本(軽井沢3)。DF北澤(江陵2)、小笠原(八戸工大一3)。FW江良(北海4)、笹川(八戸工大一3)、武田(八戸工大一2)。
対する立教のスターティングラインアップは、GK田中靖(人吉4)。DF上床(拓大一3)、吉田(立教新座2)。FW田中大(横浜市立南1)、梶原(水戸啓明1)、鈴木(八戸1)。新チームを見越して若い選手中心でスタートしました。
リンクコンディションが悪く、整備のためフェースオフが遅れました。

日本は、ポテンシャルの高い選手が多く、実力的にはDiv.ⅠAグループ並みの陣容。Bグループで4年間勝利の無い立教とは、第1レグでも15-1と大勝しており、どこまで立教が耐えられるかが試合の焦点でした。
日本の攻撃は鋭い。が、速いですが一本調子という欠点があります。もし、立教GK田中のリズムがその速さに慣れれば面白いと思いましたが、日本は立ち上がりからエンジン全開で立教ゴールに襲い掛かりました。
54秒、館山(北海3)、川口(武修館2)のダブルアシストで相澤(武修館2)がゴール。電光石火の先制でした。
格下の立教は、絶対にショートハンドにならぬことが重要でしたが、4分32秒にGK田中靖がトリッピングの反則で2分間退場。ルールに則り田中靖に代わって安保(立教池袋4)がペナルティーボックスに入ります。
日本はこのパワープレーのチャンスを生かします。5分55秒、小笠原のパスを受けた武田がシュート。2-0とリードを広げます。
戦術的に拙い試合の入り方になってしまった立教。守勢一方になってしまいます。
7分19秒、日本は中道(北海1)のアシストで児玉(八戸工大一3)がゴール、3-0。
畳み込むように8分37秒にも江良、武田と繋ぎ笹川がシュート、4-0とリードを広げます。
守勢一方の立教、ようやく反撃に出ます。13分2秒、安保のパスを受けた尾池(沼田4)がゴール。反撃の狼煙を上げました。
しかし、14分41秒に立教の竹高(水戸啓明2)がインターフェアランスの反則で2分間退場。ショートハンドになってしまい反撃ムードに水を差しました。
この後のパワープレーでは日本もリスクを犯さず、立教もキルプレーを絶えました。試合は膠着したまま最初の20分間は終了します。シュート数は21-4で大きく日本がリードしました。

12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピりオッド開始。
最初の20分間では、力の差を見せつけた日本でしたが、第2ピりオッドでは試合巧者ぶりを発揮します。逆にいえば、立教の試合運びの稚拙ぶりが目立つ居ました。
まず、立ち上がり42秒にDF吉田がトリッピングの反則で2分間退場。
日本は、このパワープレーのチャンスを逃しません。わずか5病後の47秒、フェースオフから相澤ー館山と繋ぎゴール、5-1。
1分58秒、立教の関口(栃木4)がフッキングの反則。1対1でのディフェンスが稚拙なのでしょう。日本が反則を誘っているようなこともあるでしょう。ともかく立教は再びショートハンドに。
日本は、ここでも確実にパワープレーをゴールに繋げます。2分43秒、川口、館山のダブルアシストで小野(日光明峰4)がゴール。6-1となり、ほぼ勝利は確実なものになりました。
畳み込むよう10秒後の2分53秒に児玉、小野塚(水戸啓明3)と繋ぎ中道がゴール、7-1。立教GK田中靖は日本の高速アタックに対応できませんでした。
5分49秒、立教の大宮(東京都市大付4)がクロスチェッキングの反則で2分間退場。この2分間のキルプレーに耐えた立教にチャンスがやってきます。
12分23秒、日本の中道がチャージングの反則で2分間退場。立教は、この試合初めてのパワープレーのチャンス。
1点を返そうと前がかりになった立教。そこを日本がカウンターアタック。12分59秒、武田が抜け出しシュート。立教GK田中靖がセーブしますが、フォローしていた笹川がリバウンドを叩いてゴールイン。日本はキルプレーで8点目をゲットしました。
立教、これはいけません。何をかいわんや……。
その後、日本の攻撃と立教の守備の均衡が保たれノーゴールのまま第2ピりオッドが終了します、シュート数は19-3と日本が圧倒しました。

第3ピりオッドの入りも立教にとっては拙いものでした;
22秒、大宮主将がチェックイン・ザ・ビハインドの反則でミスコンダクトペナルティー10分間の退場。マイナペナルティー2分間退場は下平(日大三島1)が代行します。
日本は、このパワープレーのチャンスもきっちり生かします。39秒、相澤、小形(苫小牧東1)と繋ぎ川口がゴール、9-1。由緒正しきアイスホッケーを見せてくれます。
しばらく均衡が保たれましたが、9分22秒に日本の速攻が火を噴きます。小笠原、相澤のダブルアシストで川口がゴール、10-1。
13分15秒には相澤、館山と繋ぎ川口がゴール、11-1。関東大学アイスホッケーリーグの規約では10点差が開くと促進ルールが採用されます。得点後とペナルティー後以外、時計は止まらずランニングタイムになってしまいます。まあ、10点差をつけられたチームにとっては屈辱です。今季、立教は4試合目です。
時計はどんどん進みます。
16分44秒、ややディフェンス力が鈍った日本に対し立教がカウンターアタック。大宮が右からクロス竹高が決めました。11-2。
18分4秒、日本の小野塚がクロスチェッキングの反則で2分間退場。立教は、もう1点パワープレーのチャンスです。ここで立教はタイムアウト。細谷監督は仕事の都合か不在。9点差で何をするのか。
ここで立教はGK田中靖を氷上から上げて乾坤一擲の6人攻撃に出ます。日本のFPは4人。6 on 4の練習か?
これが裏目に出ます。
19分43秒、佐藤(北海2)、中道と繋ぎ、最後は平内(八戸工大一4)が無人のゴールにパックを押し込み試合を閉めました。得点差は再び10。12-2のままタイムアップのブザーを迎えます。
総シュート数は、55-10。結果は順当だったかもしれません。
日本は、勝点を25に伸ばしました。明日、大東文化が勝っても勝点は25。同数の場合は直接対決の結果が優先されますので、大東文化に1勝1分(GWSで勝ち)の日本が上位になります。Div.ⅠAグループ8位の東海と入れ替え戦に臨むことになりました。
一方の立教は、最下位の6位が確定。Siv.Ⅱ1位の昭和と入れ替え戦で戦います。立教はリーグ本線では4年間勝っていませんが、入れ替え戦は負けていません。今年はどうでしょうか?
入れ替え戦を刮目して待ちたいと思います。

11時過ぎ帰宅。
遅い夕食を摂り、床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
日本 12-2 立教(4-1、4-0、4-1)


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