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サッカー第71回早慶定期戦を取材。早稲田大ア女の皇后杯2回戦敗退の報にガックリ。

師走最初の週末。
予定通りサッカーの第71回早慶サッカー定期戦を取材しました。

電動アシスト自転車のバッテリーも購入、準備万端でしたが唯一予想外の出来事がお天気でした。
10時に自宅を出るときは、雨が上がっていたのですが、小雨が降り出し、気温も上がりません。
最高気温7.7度という凍るように冷たい1日でした。

ずぶ濡れになりながら駒澤大学前のマックで昼食を買い込み、駒沢オリンピック運動公園陸上競技場に11時45分頃到着。
12時から報道受付が始まります。予め用意してきた半月分の体温を書き込んだ「健康チェックシート」を提出。手指の消毒をしましたが、「取材承諾書」というものを書かされました。何か法的に問題が起きても主催者側には一切責任を問いません、みたいな書類です。ここにも個人情報を書き込み、サイン。健康チェックシートで兼ねれば良いと思うのですが、当日現地でこの承諾書を書くこと自体が感染リスクを高めるような気がします。
一応、だだっ広い会議室がプレスルームになっていましたが、「報道員荷物置き場」みたいな感じでした。

今日もリストバンドが切符の代用でした。ADカードもなく、黄色のリボンが報道員の目印になっていましたが、ゲートごとにチェックする係員(部員だと思う)まで徹底されておらず「報道?」と言われました。まあ、そこは強行突破。
なんとか雨に濡れない席を1席確保(必ず1隻開けるように張り紙が貼ってありました)。
受付開始からキックオフの間が1時間しかないと、結構慌ただしい。

両校エールの交換が行われました。慶應義塾の応援リーダーは女性でした。
本来、早慶サッカー定期戦は、関東大学リーグ戦の対戦とは別個に夏におこなわれてきましたが、今年はコロナ禍のため延期となりました。過密日程のため独立して行うことが不可能になり、特別に今年は関東大学リーグの後期の試合を伝統の一戦に兼ねることになりました。
従って、スポンサーの関係で例年作られている立派なプログラムもありませんでした。残念です。
なお、女子の定期戦は、年明けの1月9日(土)にAGFスタジアム(味の素スタジアムのサブグラウンド)で観客を入れて行われることになったようです。その試合は独立して行われるので、なんとかプログラムを作っていただけないでしょうか。
ともかく男女とも早慶定期戦が開催できるのは喜ばしいことです。

かろうじてメンバー表は配布されました。
早慶定期戦8連勝中の早稲田大学ア式蹴球部のスターティングラインアップは、GK山田(浦和ユース)。DF大西(浦和ユース3)、杉山(三菱養和SCユース4)、工藤(日大藤沢4)。MF阿部(横浜FMユース4)、小倉(横浜FCユース1)のダブルボランチ、右翼が鍬先(東福岡4)、左翼が水野(大津2)、トップ下が田中(桐光学園3)。FW奥田(柏U-18・1)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先。数字は学年です。
対する慶応義塾大学ソッカー部の先発は、GK田原(静岡学園2)。DF内桶(国学院久我山4)、酒井(慶応3)、小林(清水東3)、谷本(FCトリプレッタユース3)。MF勝俣(清水東4)、木南(国学院久我山4)のダブルボランチ、右翼が杉本(名古屋U18・4)、左翼が橋下(横浜FCユース3)、トップ下が松田(FC東京U-18・4)。FW古川(学習院高等科2)。4:2:3:1の布陣です。
午後1時1分、田邊裕樹レフェリーの笛で早稲田がキックオフ、試合が始まりました。

早稲田は現在関東大学リーグは暫定首位。慶応は7位。普通に考えれば、圧倒的に早稲田が有利なのですが、そこは早慶戦。「早慶戦は劣勢と予想されるチームが勝つ」というジンクスもあります。
また、9月に行われた関東大学リーグの前期の試合では、終盤に慶応がFKを直接ゴールを決めて辛勝しています。この試合もどうなるかわかりません。
その予想通り、黄色のユニフォーム慶応が立ち上がりからオープンスペースを使って攻勢に出ます。そして高い位置から早稲田の攻撃を跳ね返していきます。
早稲田は、ゆったり試合に入ろうという作戦だったのか、完全に受けてしまったようです。
3分、慶応の古川がオープニングシュート。右に外れますが、気合の入ったシュートでした。
15分にも松田キャプテンが右サイドをドリブルで切り裂きクロス、中央に入った古川がヘディングシュートを放ちますが惜しくも右に外れます。
20分にも杉本がロングシュート。惜しくも上に外れました。
まったく押されてばかりの早稲田でしたが、27分に左サイドを抜けでた水野が左45度からシュート。慶応のネットを揺らしましたが、これはオフサイドの判定。早稲田応援団が、早稲田ゴールの直後に演奏する「紺碧の空」(古関裕而作曲)を奏し始めましたが、途中で演奏を中止しました。
その後も一進一退の攻防が続きましたが、決定機はなくアディショナルタイム1分10秒、慶応押し気味、郵政の中、ハーフタイムを迎えました。

ハーフタイムに早稲田の外池監督が動きます。MF西田を倉持(桐光学園3)に交代。
外池監督からハーフタイムに檄が飛んだのでしょうか、早稲田の動きが良くなります。最初の10分近くまでは慶応陣ないで攻勢に出ます。
7分、早稲田はMF小倉を丹羽(ガンバ大阪ユース2)に交代。
9分、慶応の松田がバイタルエリアからシュート。枠を捉えますが、早稲田GK山田が横っとび、セーブしてコーナーキックに逃れます。
慶応は橋下の蹴ったコーナーキックをニアポストから抜けてきた杉本がショートでリターン、橋下がクロスを上げると早稲田DFがヘディングでクリアしますが、これがゴール前でフリーになっていた慶應D酒井の頭上に。酒井は躊躇なくオーバーヘッドのバイスクルシュート。放物線を描いたシュートは早稲田ゴールに吸い込まれていきました。10分、慶應が先制します。
直後の11分、早稲田はFW奥田から加藤(山梨学院大付3)に交代。
1点のビハインドを追うべく、早稲田が攻勢に出ます。
15分、早稲田は4人目の交代。MF水野に替えて西堂(市立船橋2)に交代。
16分、右中間のフリーキックを西堂がゴール前に入れると工藤がヘディングシュート。右に外れます。
19分、阿部の蹴ったコーナーキックをニアで待つ大西がシュート、右ポストに跳ね返ったところを西堂が押し込み同点に追いつきます。
直後に慶応も古川に替えて宮本(国学院久我山2)をピッチに送ります。
時間が経つにつれ、早稲田がボールポゼッションを上げ、特に左サイドからの攻撃が目立ち始めます。
23分、慶応はMF木南を中畝(桐蔭学園4)に、杉本を松本(国学院久我山3)に二枚替え。
30分、自陣深くからのスルーを受けた加藤が慶応ゴールに迫りシュート、慶応GK田原がキャッチ。
33分、慶応はMF勝俣を石原(杉並学院4)に交代。
38分、ようやく慶応が反撃。バイタルから松田がシュートしますが右に外れます。
41分、早稲田は負傷したDF阿部を柴田(湘南ユース2)に交代。
45分、早稲田の鍬先がミドルシュートを放ちますが、これは上に外れます。
アディショナルタイムは「3分」表示。
45+3分、慶応はMF橋本を飯塚(慶応3)に交代。
45+4分、勝利を諦めない早稲田は左サイドで西堂ー丹羽と繋ぎ丹羽がクロス、ゴール前に加藤が走りこみますが僅かに合わずゴールラインをボールは割ります。
ここでタイムアップの笛がなります。アディショナルタイムは3分40秒でした。
ピッチにバタバタと早稲田イレブンが倒れます。有利が予想されながら9連勝は成りませんでした。

由緒正しきエール交換の後、MVPの発表。慶応のミラクルゴールを決めた酒井の受賞は衆目の一致することでした。

コロナ対策のため、公式記録も出ないというので、早々に引き上げることにしました。その頃には雨も上がっていました。
駒沢屋内体育館にある東京オリンピックのギャラリーを覗いて帰路につきました。
残り15分頃くらいにバッテリーが上がって予備のものと交換。なんとか買い物を済ませ、帰宅しました。

帰って、すぐPCを開いて皇后杯サッカー2回戦、早稲田大ア女vs.ASはりまアルビオンの結果を見ましたが、延長戦の末、早稲田ア女が1-2の惜敗。
勝っていれば3回戦で日テレ東京ベルディ・ベレーザとの対戦だっただけに、試合が行われる鳥取バードスタジアムまで取材に行こうと、ホテルまで予約したのに…。残念というかガッカリです。
予定通り行くのか、キャンセルするのか。少し考えたいと思います。

そんなスポーツ三昧でした。
<了>

[結果}
早稲田大学ア式蹴球部 1-1 慶応義塾大学ソッカー部(前半0-0)

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