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鎮魂の週2日目。良質なドキュメンタリーを見まくり3・11を振り返る。

3月も第2週に入り、だいぶ春めいて参りました。

いつものように7時起床。
朝のルーティンを済ませ、モーニングショーを見終えると特にやることなし。

ここのところ、3・11が近づいていることもあり、NHKさんが昔放送した東日本大震災に関する良質なドキュメンタリーを多数再放送しています。
「NHKスペシャル」「BSスペシャル」等々、なかなか国営放送が力を入れて作っている力作ぞろいで見ごたえがあります。中でも「原発メルトダウン 危機の88時間」は面白かった。
地震や津波のレポートは、時が経つにつれて若干風化していくわけですが、原子力発電所の事故に関してのレポートは、10年経った今でも全く風化しておりません。
多分、昔一度見たことのあるような番組でも、改めて見ると驚くべき事実が浮き彫りにされます。

あの事故の最も大きな問題は、想定外(嫌な言葉です。最悪の場合を想定して欲しかった)の津波によって交流電源が断たれ、原発のセーフティバルブの機構が全て使えなくなったことです。
停電のためSR弁を開き注水もできない、ベントもできなくなってしまった。バルブ一つ開くにも電源が必要なことは明らかなのに、東電はバックアップ用のバッテリーすら用意していなかった。
近くまで救援物資は来ていたものの、放射線漏れを恐れ、そこから現場まで輸送の手段がなかったとか、取り寄せた充電器容量が低くて、作業員が乗ってきた自動車用のバッテリーをかき集めたとか、そんな話ばかりです。そのうちに炉心棒は水冷できなくなり、溶解し恐ろしい燃料デブリになる。水素ガスが爆発、建屋がぶっ飛ぶ。それで第1と第3号機は崩壊しました。

そして最も危険だった第2号機のメルトダウン。多量の放射能を撒き散らしながら、なぜか爆発は間逃れました。もし、爆発していたら東日本全域が壊滅していたと言われています。この第2原発がなぜか崩壊しなかった。その原因すら解明されていません。
事故処理に当たった東電職員のご努力は敬服に値しますが、いかにも危機管理がお粗末でした。
これは東電と許認可を与えた国の責任です。
だいたい、来年にはタンクが飽和状態になる汚染水をどうするのか。国は先延ばしにせず、はっきり処理の方法を発表すべきです。その一点だけでも国は信用できません。

ドキュメンタリーは、正統な手法のほかど玉仕立てのものもあり、分かりやすい。
これなら視聴料も安いというものです。

今日は不要不急の外出を避け、引きこもりの生活をしました。
東京都の新規感染者は290人、愛知県は39人。再び増えてしまいました。
新型コロナの収束も、まだまだ道遠しです。

そんなスポーツ三昧でした。

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