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サッカーJFL東京武蔵野VS.奈良クラブ戦と関カレ早稲田ア女vs.日体大戦を取材。

6月2度目のウィークエンド。
今日からアイスホッケーの関東大学選手権Bグループも開幕ですが、残念ながらコロナ禍のために昭和、順天堂、千葉が棄権。もともと医科系大学が多いBグループ。ハナからエントリしていないチームも多いのですが、出場を予定していた3校も棄権。今日予定されていた4試合中、3試合がノーゲームになってしまいました。

私は、午後1時キックオフのJFL第12節、東京武蔵野ユナイテッドFC vs.奈良クラブ戦を取材します。
目下、東京武蔵野は、今季未だに勝ち星なしの勝点4の16位と苦しんでいます。相手は15位(勝点8)の直近のライバル。初勝利のチャンスでした。
東京武蔵野ユナイテッドFCのスターティングラインアップは、GK諸貫(西武文理)。DF中川(三菱養和SCユース)、金守(四日市中央工)、香西(東京ヴェルディユース)。MF鈴木(桐蔭学園)、高(尚志)のダブルボランチ、右翼が真下(矢板中央)、左翼が小野寺(修徳)、2シャドーが本田(新潟工)、日高(桐蔭学園)。FW小林(流経大柏)。3:4:2:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先。
対する奈良クラブの先発は、GK金子優(鹿島学園)。DF金成城(愛知朝鮮)、小谷(関西第一)、平松(青森山田)、加藤(聖和学園)。MFアンカーが金子雄(桐蔭学園)、右翼が森田(徳島ユース)、左翼が山本(大津)。FW桑島(帝京)、長島(清明学院)、浜田(諫早商)。4:3:3の布陣です。
左側のゴールネットの不具合で、予定より1分遅れて午後1時1分、鈴木渓レフェリーの笛で奈良がキックオフ、試合が始まります。

東京武蔵野は、ここのところ池上寿之監督(広島皆実)の方針で、「まずは守りから」ということで3BKに両サイドMFを守備の際にはDFラインに下げる「5BK」制を取っています。リトリートしてカウンターを狙う作戦ですが、今日は積極的に珍しく(?)開始早々から攻勢に出ます。
14分、本田がドリブルで駆け上がりシュートまで行きますが、奈良GK金子優がセーブ、コーナーキックに逃れます。
25分にも東京武蔵野は、得意のロングスロー(真下が投入)からファーに飛び込んだ本田がヘディングシュートしますが、左に外れます。
ここで飲水タイム。
40分にも真下が右サイドからクロス、中川がヘディングシュートしますが、奈良GK 金子優がキャッチ。
アディショナルタイムは「2分」表示。
45+1分、奈良の桑島がシュートしますが、GK諸貫がキャッチ。
アディショナルタイム2分18秒、ハーフタイムを迎えます。
前半のシュート数は、3-4と奈良がリード、CKは2-1で東京武蔵野がリードしました。

ハーフタイムに両監督が動きます。
東京武蔵野は、FW小林に代わって石原(市立船橋)がピッチに入ります。
奈良のフリアン監督はDF平松を飯田(流経大柏)に、FW浜田を吉田(JFAアカデミー福島)に二枚替えします。

両チーム、前半の修正点を抱えて後半に臨みます。
先制点は、意外な形で現れました。
東京武蔵野は、左サイドから真下が得意のロングスロー。このボールがペナルティーエリア内でバウンド、東京武蔵野のシュートに入る直前に奈良DFが後ろからチャージ。鈴木レフェリーは躊躇なくおペナルティースポットを指ざしフォイッするを吹きました。
このPKを石原が難なく決めて、東京武蔵野は喉から手が出るほど欲しかった先制点を手にします。この後も東京武蔵野は攻勢に出てなんどもチャンスをつかみます。
17分、左サイドから石原がドリブルシュート。GK金子がキャッチ。
22分、奈良がワンチャンスを生かします。中央奥の小谷からのフィードを受けた森田が長島にパス、長島からのクロスを受けた山本がシュートを決めました。1-1の同点に。
25分、東京武蔵野はMF日高を田口に交代。飲水タイム直後の交代でした。
34分にも東京武蔵野はMF本田を西山(横河武蔵野FCユース)に交代。なんとか流れを変えようとしますが、これ以上は点をやれない、と両チームとも守りに必死です。
38分、東京武蔵野は2枚替え。MF小野寺を時里(浦和ユース)に、鈴木を鳥居(東京ヴェルディユース)に。同時に奈良もFW桑島を片岡(神戸U-18)に替えました。
アディショナルタイムは「4分」表示。
奈良は45分にDF加藤が負傷(脚をつった?)、幸島(流経大柏)がピッチに入ります。
結局、決勝点は生まれずアディショナルタイム4分32秒、タイムアップを迎えます。
アウェーの奈良は、勝点1をゲット。順位も変わりませんから大成功でしょう。一方の東京武蔵野は、今日も初勝利を逃しました。シュート数は8-8と同数。CK数も!0−6と東京武蔵野がリードしていました。

試合後、池上監督からお話を伺い、東伏見の早稲田大学グラウンドに移動。関東大学女子サッカーリーグ第7節、早稲田大学ア式蹴球部女子vs.日本体育大学女子サッカー部の一戦を取材します。この両チームは、ここ数年新年の全国大学女子サッカー選手権でも決勝で対戦することが多く、日本一決定戦と言っても良いのですが、この時期は日体大の1本目(1軍)は、WEリーグの下のなでしこリーグに参戦しており、関カレに出場しているメンバーはベストではありません。ただ、今週はなでしこリーグの試合はありませんし、選手層の厚い日体大ですから、それほど力が落ちるわけではありません。そんな事もあり、早稲田ア女はこの試合が関カレ6試合目ですが、日体大は3試合目。両チームとも、ここまで無敗ですが早稲田ア女が暫定1位です。
本日も無観客試合ということで、グラウンド内に入っての取材はできません。バック側の石神井川のプロムナードからネット越しの観戦です。ずいぶん蔓が伸びて、ますます観戦しづらくなってきました。それでも選手の父兄を中心に2、30人のギャラリーはいたと思います。

早稲田大学ア式蹴球部女子のスターティングラインアアップは、GK近澤(JFAアカデミー福島3)。DF船木(日テレ・メニーナ3)、後藤(日テレ・東京ヴェルディメニーナ2)、夏目(聖和学園2)。MF並木(藤枝順心4)、ブラフ・シャーン(スフィーダ世田谷ユース3)のダブルボランチ、右翼が加藤(アンジュビオレ広島4)、左翼が浦部(スフィーダ世田谷2)。FW高橋(日ノ本学園3)、廣澤(ノジマステラ神奈川相模原ユース3)、吉野(聖和学園3)。3:4:3の布陣です、(カッコ内)は前所属先、数字は学年。
対する日本体育大学女子サッカー部の先発は、GK伊能(浦和ユース)。DF丸山(日体大FIELDS横浜サテライト)、小牧(柳ケ浦)、谷口(日体大FIELDS横浜サテライト)、富岡(JFAアカデミー福島)。MF田村(日体大FIELDS横浜サテライト)、岡本(日体大FILEDS横浜サテライト)のダブルボランチ、右翼が金子(日体大FILDS横浜サテライト)、左翼が森(大商学園)。FW高原(大商学園)、森田(作陽)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。日体大の学年は不明(HPに記載なし)。
午後4時、谷内由菜央レフェリーの笛で早稲田がキックオフ、試合が始まりました。

早稲田ア女は今季公式戦は全勝街道を突っ走っています。GKは試合によって選手が代わっていますが、DF陣が好調で、守りの齟齬がほとんど出ません。今日はCB陣を3人並べて両翼の加藤と浦部の両SBを中盤両翼にあげました。もちろん、守る際は5BKにもなるし、片翼をあげて逆側を下げるツルベ理論で4BKになったり、自由自在にDFラインを操りました。
攻めでは、吉野をワントップに配し、廣澤は左ウイングに張らせてトップ下から右サイドを高橋が動き回るというフォーメーションで日体大DFを悩ませました。機に応じて右サイドの加藤、左サイドの浦部が前線まで侵入したり、アーリークロスを入れるという変化に富んだ攻撃を見せます。
日体大は、まずは粘り強く早稲田ア女の仕掛けに耐え、DFラインから上がり気味の早稲田ア女DFラインの裏を狙うシンプルな作戦。
開始早々の2分、早稲田ア女船木のロングフィードに吉野が反応、シュートまで行きますが日体大DFにブロックされます。このコーナーキックを並木が蹴り、ファーのブラフ・シャーンがシュートに持ち込みますが、日体大GK伊能がキャッチします。
14分、日体大が反撃。左サイドから崩してシュートまで行きますが、早稲田ア女GK近澤がセーブ、リバウンドを日体大がシュートしますがゴールの枠を外れ事なきを得ます。
20分、早稲田ア女がチャンスを迎えます。中盤でボールを拾った高橋が、右サイドを駆け上がる加藤にパス、加藤がクロスを上げるとファーサイドで待ち受ける吉野がシュートしますが、左にはずれました。
23分、飲水タイムに入ります。
押し気味に試合を進める早稲田ア女。ようやく33分にチャンスをモノにします。左サイドのブラフ・シャーンがクロス。ゴール前に詰めた廣澤がシュート。「キーン」という金属音を発したシュートは、ゴールのサイドネットに突き刺さりました。1-0。
その後、前半はお互いに失点を恐れてリスクをかけた攻撃を封印。アディショナルタイム1分54秒、ハーフタイムを迎えました。

両チーム、ハーフタイムでの交代はなく、前半と同じイレブンで後半戦に臨みます。
後半に入ると日体大は、プレッシャーを強め、ポゼッションも上げてきます。それに応じて早稲田ア女のピンチも増えてきます。
9分、日体大は自陣からフィードを右サイドから攻めますが、早稲田ア女の左サイドの廣澤、浦部が素早く対応、最後は後藤がカバーしてクリア。まずはピンチを防ぎます。
その後も、スローインから早めにシュートを打たれますが、GK近澤がセーブ。
12分、日体大はDF谷口を高橋亜美(日体大FILDS横浜サテライト)に交代。
19分、早稲田ア女は高橋のパスを廣澤がワンツーリターン、受けた高橋がシュート。貴重な追加点を得ました。2-0。
ここで早稲田ア女は。FW吉野に替えて築地(常葉大橘1)に交代。新人にもチャンスを与えます。
22分、日体大が2枚替え。MF岡本を加藤ゆあ(日体大FILDS横浜サテライト)に、FW森田を加藤明星(柳ケ浦)に交代。
23分、日体大が再びロングボールで早稲田ア女の背後を取ろうとしますが、ここでも後藤がスライディングでシュートをブロック。事なきを得ます。
37分、早稲田はMF並木を木南(ちふれASエルフェン埼玉1)に、日体大はDF富岡を知久(大商学園)に交代。
直後に、早稲田ア女は左サイドから廣澤が高橋を経由して右サイドの加藤へ。加藤がアーリークロスを上げると代わって入った木南が廣澤にスルーを出しますが、これがオフサイドの判定。惜しい連続プレーでした。
41分、日体大はFW高原に替え高橋恵美理(日体大FILDS横浜サテライト)に交代。
アディショナルタイムは「3分」表示。
45+2分、早稲田ア女が2枚替え。MFブラフ・シャーンを井上(十文字3)、MF加藤を堀内(’常盤木学園2)に交代。これは時間稼ぎでしょう。
アディショナルタイム3分36秒、タイムアップを迎えました。総シュート数は11-6。コーナーキック数も4-0。完璧でした。

早稲田ア女、当面のライバルに快勝しました。今日も、ほぼディフェンスに齟齬は出ませんでした。取りこぼしが多かった昨年、1年めの福田監督の采配にも今年は余裕が見られます。これで関カレ6連勝。次節の山梨学院の次は山場ともいうべき帝京平成戦。この調子で全勝街道を走ってほしいものです。

気がつけば、U-24日本代表vs.ジャマイカ代表戦が、同時刻に行われていたようです。
買い物を済ませて、帰宅しました。
今日の東京都の新規感染者は、435人。愛知県は149人。大阪府は134人でした。もう一息ですね。

そんなスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
東京武蔵野ユナイテッドFC 1-1 奈良クラブ(前半1-0)

関東女子大学リーグ第6節
早稲田大学ア式蹴球部女子 2-0 日本体育大学女子サッカー部(前半1-0)
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