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名古屋滞在3日目。体調不良で実家で休養。ドキュメンタリーで性暴力の闇を知る。

2011年の東日本大震災以来、名古屋に帰ることが多くなりました。

震災直後は、東京のスーパーやコンビニにモノがない、「計画停電」とは言いながら突然電気が消えてしまったり、風の具合によっては放射能の被害があるかも、なんていろいろと東京に滞在することが嫌になった時期でもありました。
母も高齢になってきているし、私自身も若い頃からのキャリアをリタイヤする年齢に近づいていたし、まあいろいろと考えることもありました。

昨年の3月に母が身罷り、それ以来デュアルの生活をしておりますが、昨年の新型コロナ禍以来は、一大汚染地帯の東京を離れたい(東京の我が家は、新宿歌舞伎町から電車一本で来られる街ですし、学生さんも多く近くのスポーツ部の寮では、時々クラスター化していました)気持ちも強かったと思います。

ようやく新型コロナも収まってきて、大手を振って故郷に帰れるようになりましたが、やはり名古屋に帰ってくると気が抜けるというか、今回のように取材の予定もないと、特に気が緩む感じです。
今日は、寝ても寝ても寝足りない感じ。どうしても起きて何かやらなければいけないこともなく、永遠と寝床から抜け出せない生活です。

さすがに朝の投薬だけは朝食後に済ませました。
これだけは、私の生命線です。
11時なのに「1時」と間違えるなど、「ボケたか?」と思っていたら「寝ぼけた」だけでした。

ゆっくり起き出し、またぞろBR-DのHDDに溜まっているソフトを整理するような生活。

夕方、NHKの「BS世界のドキュメンタリー」で「スポーツ界 性的虐待の闇」という番組が放送されたので拝見しました。
驚きしました。サッカーの元イングランド代表でマンチェスターシティーで活躍したポール・スチュアートが、10歳から14歳までコーチから性的虐待を受けていて、それが原因で現役引退後に薬物依存になってしまった話とか、スペインの女性体操選手が10歳くらいの時に国内でも実績のあるかなり有名なコーチからレイプされたとか生々しい証言が語られていました。
若い選手は、コーチから強要されれば、どんなことでも受け入れざるをえない、肉体的な苦痛と精神的な苦痛の区別がつかないなど、赤裸々にそうした関係になってしまうことが証言されていました。
驚きました。
それ以上に驚いたのは、アメリカ水泳連盟の話。アメリカ水連を発展させ強化に成功して長年にわたって事務局長を務めた人が、性的虐待の加害者であるコーチをかばい、あろうことか慰謝料を支払うための保険会社までを水連の組織の中に作り、慰謝料の上限も決めていたという話。
アメリカは未成年の性的虐待については、ともかくうるさい国ですが、州議会に弁護士を送り込んで法案成立の阻止をするなど、かなり悪質な事務局長だったようです。
こういった問題は、立証が難しく、かつ公にしにくい面もあるので、いずれの加害者も無罪放免のまま亡くなっているようです。
確かに「闇」は深いです。
IOCもこの問題に対して各スポーツ団体( IF)ヤNOCに対しセミナーとかシンポジュウムは行っているようですが、いちいちの事案については見過ごしているような感じでした。まあ、IOCなんてそんなもんでしょう。ドーピングに対しては厳しく処置するのに若い選手に対する性被害に対しては野放し状態です。

日本でもありそうな問題ですが、実際にあったとしても皆泣き寝入る状態なんでしょうね。
つい最近、勇気を出して生理の問題など告発する女性選手も出てきましたが、
「私はコーチにレイプされていました」と証言する人は、なかなかいない。
せいぜい「下半身ばかり撮影しているカメラマンさんがいる」と声を上げられるようになったくらいですから。まさに、
「闇」です。
そういった意味でも、なかなか鋭い問題提起をしたフランスのテレビ局のドキュメンタリーでした。

今日の「スポーツ三昧」はそんなものでした。
東京都の新規感染者は、25人。愛知県は8人。大阪府は26人となっています。

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