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アイスホッケー関東大学選手権2試合とサッカーJ1リーグ横浜FM vs.名古屋戦を取材。

ようやく春らしくなってきました。

まず、お昼過ぎに近所のDyDoドリンコアイスアリーナに向かいます。
関東大学選手権は第2節。まずは1回戦敗者リーグ戦、神奈川vs.立教戦を取材します。

10年以上チームを率いてきて”名門・立教中興の祖”とも称せられる細谷弘一氏(3部からDiv.ⅠBまで引き揚げた)が総監督に勇退、今季から教え子の大友滋敦氏がが監督に就任。新たな体制でシーズンに臨んだ立教です。初戦も慶應義塾に1-7と善戦しました。特に久しぶりに迎えた経験者GK川上塁(埼玉栄1)がゴールを守った2ピり以降は1-2と食らいつきました。今日は川上をスタメンに起用した大友監督。期待が持てました。
関係者の話では、川上は山口県の出身。高校から故郷を離れ名門・埼玉栄の扉をたたいたのですから、半端な気持ちではなかったでしょう。埼玉栄ではレギュラーでは無かったようですが、やはり強豪校で鍛えられたGKです。ポテンシャルは高い。立教は鈴木(清水、現札幌第一テレビ)が学窓を去ってから5年以上、大学に入ってからGKを始めた選手ばかりでしたから、待望の選手です。

ランク13位、オールメンバー22人の神奈川の先発は、GK山本(北海道栄3)。DF高瀬(武相4)、松坂(八戸商2)。FW松田(北海道栄3)、石川(軽井沢4)、田中(武相1)。
ランク14位、オールメンバー14人の立教のスターティングラインアップは、GK川上(埼玉栄1)。DF上床(拓大一4)、吉田(立教新座3)。FW佐山(立教池袋3)、竹高(水戸啓明3)、矢部(学習院2)。プログラムではDFが4人ですが、その中の一人矢部がメンバー表ではFW登録。DFは実質的に3人回しなのでしょう。ただでさえメンバーが少ないのに、これでは大変です。
12時39分、フェースオフで試合開始。
立教GK川上の好セーブが続きます。神奈川は田中、高瀬がペナルティボックスに入り、立教はパワープレーのチャンスを2度迎えますが、これを生かせません。もともとパワープレーが得意なチームではありませんが、ここを強化することが大友新監督の腕の見せどころです。
その後、逆に竹高、佐山(立教池袋3)がペナルティボックスに入りますが、立教は3 on4でも守り切ります。ある程度GKが安定すれば、そんなに失点するものでもありません。
第1ピリオッドのシュート数は12-2と圧倒的に神奈川が押していました。GK川上、良く守っていた
と思います。
第2ピリオッドも一進一退の攻防が続きますが、やはりパワープレーでゲームが動きます。
7分55秒、立教の熊木(保善3)がが自陣でパックを外に出してしまいディレイド・オブ・ゲームス2分間退場になります。
神奈川は、このパワープレーを利して高瀬のパスを受けた塚原が右45度からシュート。先制しました。
11分47秒、神奈川の柏木(軽井沢2)がホールディングの反則で2分間退場。逆に立教がパワープレーのチャンスでしたが、これも生かせません。
ピンチの後にはチャンスあり、17分11秒に神奈川は中央の石川が右の塚田にパス。塚田は1点目と同様右45度からシュート。見事に決まります。
もしかすると立教GK川上は、GKから見た左45度からのシュートが苦手なのかしれません。ここは立教のDFがコースをカバーしなければいけないのかもしれません。ともかく、試合開始から安定していた川上が失点を許した数少ないケースでした。
立教の守りの集中力が切れかかる19分11秒、神奈川は田中のアシストで三戸(苫小牧東2)が中に切れ込んでシュート。3-0とリードを広げます。そのまま第2ピリオッドが終了。シュート数は12-3。
第3ピリオッド、ここまで沈黙していた立教の攻撃陣が、反撃を始めます。
1分45秒、立教は熊木がインターフェアランスの反則で2分間退場。神奈川はパワープレーの湯餡巣でしたが、少しセーフティーの意識が乏しかったようです。高い位置でパックをスチールした竹高が持ち込んでシュート。キルプレーで1点を返します。
畳みこみように3分36秒にフェースオフから速攻、再び竹高が決めて3-2。勝負の行方が分からなくなりました。
ところが、6分16秒に熊木が3度目のペナルティー、立教はショートハンドになってしまい反撃ムードに水を差します。ここは、なんとかキルプレーを耐え、8分7秒に神奈川の三戸がフッキングの反則で2分間退場、救われます。しかし、立教は熊木が氷上に戻ってのパワープレーも生かせず。
16分17秒、立教の大友監督は早めのタイムアウト。ここまでは良かったのですが、直後の17分27秒にGK川上を氷上から上げて乾坤一擲の6人攻撃に出ますが、少し早かった。積極的なのは良いですが、あまりにも残り2分33秒での6人攻撃はリスキーでした。
17分52秒、今度は神奈川がタイムアウト。一息ついて立教の6人攻撃の対策を練ります。
立教は、直後のフェースオフから強気に6人攻撃を継続。
18分20秒、それまでパックをポゼッションしていた立教、パックをスチールされ神奈川は、松田、塚田、石川と繋いで無人の立教ゴールにパックを流し込みました。立教DFのスライディングも間に合いませんでした。4ー2。
ここで立教はGK川上を氷上に戻しますが、川上の集中力は途切れてしまったようです。19分53秒、神奈川は、高瀬、石川のダブルアシストで塚田がGK川上と1対1になり落ち着いてシュートを決めました。5-2。
このまま試合は終了。総シュート数は40-8。GK川上の健闘が目立った試合でしたが、ベンチワークのまずさが無ければ3-2の試合であったと思います。

第2試合は、1回戦不戦勝の明治vs.1回戦で格上の日本を破って2回戦に進出した大東文化の一戦です。

続く

[結果]
関東大学アイスホッケー選手権
1回戦敗退チーム④~⑥リーグ戦
神奈川 5-2 立教(1-0、2-0、2-2)
2回戦
明治10-1大東文化(3-1、1-0、6-0)
法政5-4中央(2-1,2-1、0-2、PSS 1-0)

サッカーJ1リーグ第7節
横浜F・マリノス 1-1 名古屋グランパス(前半1-1)


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