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サッカーJFL東京武蔵野シティーFC vs.奈良クラブ戦を取材。

東京地方は、予想と異なりお天気が大崩れせず、日曜日を迎えました。

朝5時50分から恒例の「サンデーLive」「サンデーモーニング」「ワイドナショー」のハシゴ視聴。
朝のルーティーンも遅めに済ませて午前中は潰れます。

同じ街にあるDyDoドリンコアイスアリーナでは、関東大学アイスホッケーリーグ戦Div.ⅠグループAの折り返し4試合目。明治vs.法政、中央vs.日本、東洋vs.大東文化の興味あるカードが行われました(早稲田は慶應義塾に不戦負け)が、取材申請の一件で取材できず。

12時過ぎにJFL取材のため武蔵野陸上競技場に自転車で向かいます。
道すがらマクドナルドの武蔵野市美登里町店にお昼ご飯を買いに行ったのですが、12時30分に着いてハンバーガーを2個買うだけなのに25分もかかりました。レジが2か所あるのに1人しか受け付けをやっていない。しかもレジ担当の女の子がトロくて1人のお客に平均3分以上かかってしまう。これでは長蛇の列は捌けません。しかも最近は半分はモバイル注文(横入のようなものです)。なかなかお客さんを捌けない。
危うくキックオフ時間に間に合わないところでした。

今日も記者室にメンバー表のストックがなく、受付の女性にコピーしてもらいます。
メンバー表を見ると、東京武蔵野シティFCの池上寿之監督は、3バックを本来の4バックに戻していました。スターティングラインアップは、GK児玉(東京ヴェルディユース)。DF小口(川崎U-18)、金田(神戸U-18)、中川(浜松開誠館)、金井(鹿島学園)。MF高(尚志)、岩田(川崎U-18)のダブルボランチ、右翼が本田(新潟工)、左翼が鈴木裕(武南)、トップ下が石原(市立船橋)。FW後藤(矢板中央)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先。
対する奈良クラブは、GK上田(京都U-18)。DF鈴木(盛岡中央)、中村(立正大湘南)、金(神戸朝鮮)、寺島(流経大柏)。MF吉田(興国)、早坂(横浜FMユース)のダブルボランチ、右翼が斎藤(桐生第一)、左翼が加藤(聖和学園)。FW坂本(初芝橋本)、水谷(暁)。フラット気味の4:4:2の布陣です。
今日も第1副審は、女子国際副審の手代木直美さん。ここのところ東京武蔵野の3試合は同じパターン。女子副審は、走力の点で男子の試合を裁くのは難しい(オフサイドラインについていけない)。が、前節の坊薗真琴さんといい前々節の手代木さんといい、さすがに国際副審。見事なジャッジを見せました。多分、女子国際副審には男子JFLのレベルが適当なのでしょう。
午後1時ちょうど、原田雅士レフェリーの笛で奈良クラブがキックオフ、試合が開始されました。

東京武蔵野は、3バック(MF両翼をBKラインに下げて実質5バック)を4バックに戻したとはいえ、ここの2試合はアディショナルタイムに失点して負けているだけあって守りの意識を強くして試合に入ります。
対する奈良クラブは、J3を目指しているだけあって攻撃志向のチーム。「あんなにハイボールを使ってくるとは思わなかった」(東京武蔵野の池上監督談)という通り、トップ2人にボールを集めます。
東京武蔵野は、しっかり守ってカウンター狙いというポリシーが生きていました。
14分、右サイドを切り裂いた小口がクロス、奈良GK上田のクリアを本田がシュートしますが、右にはずれます。
奈良も18分に反撃、右サイドから水谷(昨年度まで東京武蔵野に所属)がクロス、斎藤がヘディングシュートしますが、上にはずれます。
23分にも早坂の蹴ったコーナーキックを鈴木がヘディングシュート、クロスバーに嫌われます。
この直後に引水タイム。
これで試合のリズムが変わります。東京武蔵野の時間帯が始まりました。
28分、右サイドのゴールラインまでドリブルで持ち込んだ石原がクロス、ファーにパスが通り岩田がシュートしますが右にはずれます。
32分にも右サイドから小口がクロス、岩田がヘディングシュートしますがGK岩田がキャッチ。今日の東京武蔵野は、得点の匂いがプンプンするものの決めきれない展開が続きます。
35分、左サイドで奈良のパスをインターセプトした高が素早くスルー、追いついた後藤が右足一閃、見事にボールを決めました。東京武蔵野の先制ゴールを見たのは、ソニー仙台戦以来(?)。
池上監督は、前半はこのリードを守ろうと必死に指示を出します。
アディショナルタイム表示はなく、ハーフタイムを迎えました。

ハーフタイムに奈良の林舞輝監督が先に動きます。後半またまからMF斎藤に替えて島田(奈良育英)をピッチに送ります。1点リードした東京武蔵野は、前半と同じイレブンで後半に臨みます。
1点を先行された奈良は、前半にも増してハイボールを駆使して東京武蔵野ゴールに迫ります。
5分、右中間のフリーキックを寺島が東京武蔵野ゴール前に放り込みます。ファーに早坂が飛び込みヘディングシュートしますが左に外れます。
そして10分、ワンチャンスを奈良が生かします。GK上田のロングフィードを水谷がゴール前に流し込むと東京武蔵野GK児玉がクリアしようと前に出ますが、わずかに奈良の島田が先にタッチ。ボールは東京武蔵野ゴールに吸い込まれていきました。ラッキーな1点でしたが、東京武蔵野は一瞬の隙を突かれました。
22分、東京武蔵野はゴール前でパスをつなぎ、石原がシュートしますが、左に外れます。チャンスは作るが締まりのないプレーが続きます。
ここで飲水タイム。
24分、奈良はFW坂本を都並(東京ヴェルディユース)に交代。あの都並さんのご子息です。
27分、東京武蔵野に伝家の宝刀カウンターアタックが出ます。
GK児玉の中央縦のロングフィード、奈良DFが処理を誤り後藤がスチール。左サイドを切り開いた後藤は右45度遠目からシュート。物の見事に決まるスーパーゴール。2-1となりました。
東京武蔵野は31分にも石原が左サイドをドリブル突進。45度からシュートを放ちますが右に外れます。ゴール前に詰めた後藤、わずかに間に合わず。
36分、東京武蔵野はMF岩田を大倉(水島工)に、奈良はMF吉田を森本(名古屋U18)に、早坂を長島(清明学園)に交代。190cm長身の長島をトップに入れパワープレーを強化します。
44分、奈良は東京武蔵野ゴール前で混戦のチャンス。長島が足を伸ばしシュートしますが、これは弱くてGK児玉がキャッチ。
45分には。こぼれ球を中村がシュートしますが、力が入りすぎて上に外します。
艶支所なるタイム表示は「3分」。前の試合でロスタイムに失点している東京武蔵野は二度と同じ轍を踏むまいと必死の防御。
45+2分、東京武蔵野の池上監督が2枚目の交代カードを切ります。殊勲の後藤を下げて小林(流通経大柏)を入れますが、これは時間稼ぎでしょう。
3分39秒、原田レフェリーがタイムアップの笛を吹きました。

東京武蔵野、会心の勝利でした。相手はJ3を目指すチーム。前年度のシーズン途中でJ3まで後一歩まで行ききながらフロントの都合でその夢を無くした東京武蔵野。選手個人的にはJへの夢は続きますが、チームとしては難しい戦いが続く中、よく目の前の勝利にこだわりました。
池上監督は、
「今日勝てて何とか残り3試合に望みがつながりました。何とかアウェー2試合を連勝して、最終戦ホームに帰ってきたいです」と久しぶりに屈託ない笑顔を見せてくれました。
公式記録を拾って帰路につきました。
実は、東伏見早稲田大学グラウンドで早稲田大ア女の関東大学リーグ最終戦(帝京平成大戦)があったのですが、すでに前節優勝が決まっていたし、キックオフ時間が13時だったため取材はできませんでした。
ここのところ分の悪かった帝京平成に3-0で快勝したそうです。DF富田(岡山作陽4)が久しぶりに先発したそうで、彼女は見たかったけど残念です。また機会はあるでしょう。

マックでお茶をして買い物をして帰宅。今日から大相撲も始まっていました。
そんなスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
東京武蔵野シティFC 2-1 奈良クラブ(前半1-0)

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