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サッカー早稲田大学ア式蹴球部女子 vs.NGUラブリッジ名古屋戦を取材。

世の中、「山の日」の三連休ですが、「毎日が日曜日」状態のスポーツ三昧にとっては、ただの月曜日です。

今日も暑い。
お昼寝でもして時間を潰してもよかったのですが、また澁野日向子さんから、
「タラタラしてんじゃないよ」と言われそうだったので、お昼過ぎから自宅裏の早稲田大学東伏見グランドに出かけてみました。
早稲田大学ア式蹴球部のHPによると、午後1時からア式蹴球部女子(以下「ア女」と記す)とプレナスチャレンジリーグWest所属のNGUラブリッジ名古屋のトレーニングマッチがあるというので取材に行ってみました。
炎天下の暑い中、熱心なファンが集まっていました(昔、お世話になった早稲田ア式蹴球部OBの小野さんにお会いしたのにはビックリ。現在はJヴィレッジの偉いさんですが、お盆休みで帰京されたのでしょうか)。
早稲田ア女が参戦している関東女子リーグは、格からいうと、ラブリッジ名古屋が加盟しているプレナスチャレンジリーグより下のカテゴリーですが、関東女子リーグで10連覇している早稲田ア女は実力的には女子のトップリーグ・なでしこリーグ1部所属のチームと皇后杯で勝ったり負けたりしています。最近では、7月21日になでしこリーグ2部のスフィーダ世田谷と練習試合を行い4-1で勝っています。おそらくラブリッジ名古屋よりもレベルは高いと思われました。関東女子リーグで2連敗中、月末からは関東女子大学リーグの開幕を待つ早稲田ア女にとっては絶好のテストマッチでした。

早稲田ア式蹴球部女子のスターティングラインアップは、GK川端(十文字3)。DF源関(ちふれASエルフェン埼玉4)、小林(JEF千葉4)、ブラフ・シャーン(スフィーダ世田谷ユース1)、吉野(聖和学園1)。MFアンカー中條(JFAアカデミー福島4)、右翼が山田(大商学園4)、左翼が松本(十文字3)、トップ下が村上(十文字3)と高瀬(JEF千葉U-18・4)。FW土居(ASちふれエルフェン埼玉4)。4:1:4:1の布陣です。(カッコ内)は前所属先、数字は学年。松本と村上がにポンユニバーシアード代表です。
対するNGUラブリッジ名古屋の先発は、GK都倉(東海大)。DF北川(スペランツァ高槻)、道倉(伊賀FCくノ一)、瀬倉(新潟医療福祉大)、能崎(尚美学園大)。MFアンカーが清水(ACはりまアルビオン)、右翼が高島(AC長野バルセイロ)、左翼が三宅(アンジュヴィオレ広島)、トップ下が安倍(早稲田大)と三浦(日本体育大)。FW竹林(愛知東邦大)。4:1:4:1の布陣です。
午後0時58分、早稲田ア女のキックオフで試合開始。45分間×3本勝負でした。

両チームともディフェンシブな展開にせず、積極的に攻勢に出ました。DFラインからボールをポゼッションし繋ぐサッカーを目指します。
早稲田ア女は、日テレ・メニーナ戦で左サイド土方のマークを担当した右SBのブラフ・シャーンがチンチンにやられて2失点。今日はCBで起用されましたが無難にこなしました。
6分、早稲田ア女は右からのパスを受けた松本が左から中央へ長躯ドリブル、シュートして先制します。
しかし、名古屋の個々の選手のポテンシャルもかなり高く、13分に左サイドをドリブルで切り裂いた三宅がクロス、右から走りこんだ能崎がシュート、同点に追いつきます。
しかし、早稲田ア女もすぐに反撃。19分、左からのパスを受けた土居が右サイドを突進、正確なクロスを上げ、ファーに詰めた村上がシュート。2-1として再びリード。
ところが、名古屋もカウンターアタックから右に流れた竹林がクロス、ファーに詰めた三宅がファインゴール、2-2の同点に追いつきます。早稲田ア女、ゴールを挙げた後のディフェンスが問題です。
23分、あまりの高温多湿に4分間の飲水タイム(クーリングオフ)。
31分、名古屋はSBの北川を加藤(星槎国際・U-19日本代表候補)に交代。加藤をMF左翼にに入れて三宅を左SBに能崎を右SBに回します。
飲水タイム、選手交代で少しだけ名古屋の集中力が落ちたようです。
35分、早稲田ア女は右から出たサイドチェンジのパスを受けた土居がドリブルで突進しシュート。右ポストに当たったボールは名古屋ゴールに吸い込まれました。エースの3人がそれぞれゴール、早稲田ア女、見事でした。
2分後にも村上のパスを受けた土居がシュートまでいきますが、このシュートはジャストミートせず名古屋GK都倉がキャッチ。
38分には早稲田ア女の村上がバイタルエリアからシュート、クロスバーに阻まれます。
42分、名古屋・三宅のボールをスチールした山田がシュートしますが、名古屋GKがセーブ。
44分、名古屋が反撃。左サイドから安倍がドリブルシュート。惜しくもサイドネットに外れます。
アディショナルタイムは15秒、1本目の45分間が終了しました。

最初の15分間のインターバルで、早稲田ア女は5人の選手を入れ替えます。DF源関を松原(MVLA 4)に、ブラフ・シャーンに替えて田中(セレッソ大阪堺レディース4)を入れトップ下に、トップ下の高瀬をCBに、吉野を富田(作陽3)に。MF中條を桝田(ちふれASエルフェン埼玉3)に、右翼の山田をFWに、左翼の松本を右翼に、FW土居を蔵田(十文字3)に替えてトップ下に入れました。
名古屋は、最初の45分が終わった時のイレブンで2回目の45分に挑みます。

2回目の45分間、新しいメンバーを入れた早稲田ア女が優勢になりました。特に左SBの富田と蔵田が度々ポジションチェンジして名古屋のDFを翻弄しました。富田はワンツーで中に切れ込んだり、サイドを駆け上がったりと変幻自在の動きを見せました。
15分、早稲田ア女は、右からゴール前にクロスを上げると名古屋GKがハンブル、それを松本が頭で押し込み4-2、セーフティーリードに点差を開きます。直後に名古屋はトップ下三浦を伊藤遥(ASはりまアルヴィオン)に交代。
猛暑を考慮して17分に1回目の飲水タイム。20分、試合再開。
24分、早稲田ア女は2回目の選手交代。DF松原を關(大阪教育大付2)に、小林を中條に、高瀬を井上(十文字1)に、MF右翼を松本から阪本(大商学園3)に、村上を並木(藤枝順心2)に、FW山田を萩原(大商学園3)に交代。フレッシュなメンバーを入れていきます。
28分、名古屋はFW竹林を福辻(福岡アンクラス)に交代。
31分、早稲田ア女は蔵田がシュート、右に外れます。
32分には右から上がったクロスを名古屋GKと競った蔵田が押し込みゴール。5-2。
33分、特例ルールの2回目の飲水タイム。
39分に早稲田ア女SBの關が大きなミス、ヒヤリとしましたが事なきを得ました。
41分、名古屋が久しぶりのチャンス。高島が左サイドからシュートしますがサイドネットへ。
45分に早稲田ア女の荻原がシュートしますがクロスバーに嫌われます。
アディショナルタイム3分34秒、2回目の45分間が終わります。

普通の試合であれば、5-2で試合終了ですが、日ごろ試合に出ていない選手に出場機会を与えるため、もう45分間試合を続行しました。
早稲田ア女の3本目は、GK川端。DF井上、船木(日テレ・メニーナ1)、森田(JFAアカデミー福島4)、黒川(大泉4)。MF高橋(日ノ本学園1)、加藤(アンジュビオレ広島2)のダブルボランチ、右翼が秋山(八王子4)、左翼が蔵田、トップ下が並木。FW廣澤(ノジマステラ神奈川相模原1)。4:2:3:1の布陣です。船木と廣澤がU-19日本代表です。
対する名古屋も7人フレッシュなメンバーを入れました。GK佐藤智(新潟医療福祉大)。DF北川、道倉、伊藤優(東海大)、宮川(十文字女子大)。MF堀添(聖泉大)、長谷川(スフィーダ世田谷)のダブルボランチ、右翼が大井(早稲田大)、左翼が伊藤遥。FW佐藤亞(関東学園大)、福井。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。

3本目の出だし、両チームとも相手の出方を見る一進一退の展開に。なかなか攻める形が作れず、16分に最初の飲水タイムに入ります。その間、15分に早稲田ア女はMF並木を荻原に交代。
21分に試合は再開。ようやく試合が動き出します。
23分、早稲田ア女は右からのクロスを高橋がシュート。GK佐藤智がキャッチします。
24分、名古屋がカウンターアタック、バイタルエリアから伊藤遥がシュート。久々にゴールに繋げました。
25分、早稲田ア女はDF黒川を渡邊(大宮開成1)に交代。
33分に2回目の飲水タイム。37分に再開します。
35分、早稲田ア女はMF蔵田を阪本に交代。
39分、ようやく早稲田ア女の高橋がシュート。しかしGK佐藤智の正面に。
なかなかゴールを奪えない早稲田ア女。ようやく40分に期待のストライカー廣澤が右45度から強烈なシュート。GK佐藤智がセーブしますが、リバウンドを阪本が押し込みゴール。6-3とします。
41分、名古屋も反撃。バイタルエリアからのシュート性のパスを大井が決めますが、惜しくもオフサイドの判定。
44分、早稲田ア女は右サイドの井上からアーリークロス、中央を名古屋DFに競り勝った廣澤が抜け出しシュート。期待のストライカー廣澤が最後に決めた7-3。
アディショナルタイムは30秒。タイムアップをm替えました。

炎天下での45分×3本の戦い、ご苦労様でした。
早稲田ア女は、いろいろなメンバーでいろいろな戦い方にチャレンジできました。課題になっているゴールへのコンセプトも、ある程度答えは出てきたと思います。8月頭の合宿での特訓がきたのでしょう。いよいよ2週間後に始まる関東インカレに向けて良いテストマッチになったと思います。
まだ、点を取った後の守りに課題は残りました。これは2週間で修正しなければいけません。
ラブリッジ名古屋は、思っていた以上に訓練された好チームでした。女の調子でなでしこ2部を目指してほしいと思いました。

4時過ぎに帰宅。
普通の月曜日を過ごしたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
早稲田大学ア式蹴球部女子 7-3 NGUラブリッジ名古屋(45分×3;3-2、2-0、2-1)

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