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ホッケーREADY STEADY TOKYO初日を取材。

台風10号は日本海を北進中、温帯低気圧になったようです。

台風一過とはいかず、今日も風は強く、太平洋から高温多湿の空気が流れ込み、東京地方は午前中に37度に。こんな日は自宅でタラタラしていても暑いので、予定通り大井ホッケー場で今日から開幕するREADY STEADY TOKYO ホッケーの取材に出かけます。
男女4チームずつが参加、1回戦総当たりのラウンドロビンを行い、1位と2位が決勝戦を、3位と4位が3位決定戦を行うという趣向です。
早い話が東京オリンピックの会場となる大井ホッケー場のグラウンド開き(劇場ではないので「杮落し」という表現は誤り)を兼ねた、プレイベントです。
まあ、ホッケーの国際試合を東京で見られるのはめったにないこと。
いろいろな意味で面白そうなので取材に行ってみました。

9時30分東伏見発、西武新宿線、山手線で品川まで行き、都営バスで港南口から大井海浜公園近くの八潮南まで行ってみました(モノレールだと大井競馬場前が最寄り駅ですが、時間と交通費がかかるのでバスを選択した)。
驚いたのは、東京オリンピックまで1年を切っているというのに、都営バスの運転手さんが大井ホッケー場の最寄りバス停を知らなかったこと。「大井海浜公園」というキーワードで、ようやく、
「それなら八潮南が最寄りのバス停だ」と教えてくれんました。オリンピック会場も知らないで都営バスの運転手が良く勤まるなと思ったような次第。

メディアセンターは、大井スポーツセンターの2階にありました。
事前に取材申請を済ませておいたので、簡単にADカードはゲットできました。今大会のプログラムはなく、ホッケー日本リーグ、男女の日本代表選手のプロフィール、取材活動についてのお願い、男女監督(両方とも外国人)の豊富と紹介などの資料を受け取りました。
が、外国チームの情報に関しては皆無。
日本ホッケー協会が、こうした国際大会の開催に慣れていないのか、実際に仕切っているのが東京都のためか、結構運営がでたらめ。メディア関係者は11時に集合(わたしがメディアセンターに着いたのは11時10分過ぎ。前もって連絡くれれば11時に来てたのに)とか、今大会はメンバーリストを出さないとか(試合後メディアセンターに行ったら山積してあった)、訳がわかりません。
スタジアム自体は、新設で立派なメインスタンド(バック側とゴール裏は本番前に仮設スタンドを組むのでしょう。今日は更地でした)と青を基調にした人工芝ピッチ、電光掲示板は仮設でしたが、なかなかのスペック。ホッケーにも東京にメッカが出来た感じです。

11時45分に日本女子代表のヒットオフで試合開始。
ランキング14位の日本代表のスターティングラインアップは、GK景山(ソニーHC BRAVIA Ladies)。
FP小野(SONPO care)、真野(ソニーHC BRAVIA Ladies)、永井友(ソニーHC BRAVIA Ladies)、永井葉(ソニーHC BRAVIA Ladies)、 及川(東京ヴェルディホッケーチーム)、野村(南都銀行)、狐塚(ゲラクソ・スミスクライン)、金藤(コカ・コーラレッドスパークス)、河村(コカ・コーラレッドスパークス)、鈴木(山梨学院大)。1:3:3:3の布陣です。
対するランキング10位のインドの先発は、GKサヴィタ。FP G.カウル、エッカ、モニカ、コックハール、ラウレムシアミ、N.カウル、プクランバン、ラ二、ミンズ、ゴヤル。

開始早々は日本が押し気味の展開。5分、日本は最初のペナルティーコーナーのチャンス。シュートをインドにブロックされます。
8分、今度はインドがペナルティーコーナーのチャンス。デヴィがヒットしたボールをG.カウルがシュート。インドが先制しました。
14分、インドはN.カウルのクロスを交代出場のカタリヤがゴール前で合わせようとしますが、わずかに合わず。
最初の15分間が終了します。ピッチは相当に暑そうです。

第2クォーター開始1分、日本はインドの守りの集中力が高まる前に速攻。清水のクロスを三橋(コカ・コーラレッドスパークス)が中央からシュート。インドゴール右に突き刺さり1-1、試合を振り出しに戻します。
その後、試合は膠着状態に。双方、有効な攻めが出来ずハーフタイムを迎えます。

第3クォーター、先にチャンスを掴んだのはインド。3回目のペナルティーコーナーは惜しくも決まらず。
しかし、インド4回目のペナルティーコーナーのチャンス。G.カウルが再びシュートを決めて勝ち越します。
日本は13分、右からドリブルでインドDFを崩し最後は永井友が技ありのフローシュートを見せましたが、わずかにクロスバーの上を越えてノーゴール。
3回目の15分間も終了します。

第4クォーターに入ると激しい消耗戦になります。
1点をリードしたインドは、全体的にリトリートして攻めてきません。逃げ切る態勢です。
日本は12分、最後のワンチャンスを掴み、インドのゴール前で混戦に持ち込みますがインドGKのセーブに会い無得点。
そのまま終了。2-1でインドが辛勝しました。
インドは4回あったペナルティーコーナーのチャンスを2回生かしました。ぎゃくに日本は3回のPCのチャンスを1回も生かせず。この差が勝敗の分かれ目でした。

試合後、ミックスゾーンに行ってみました。サッカーなどと違い、観客からも見られるコート脇。会場のBGMもガンガン聞こえます。やはりホッケーという競技がこうした考えなのでしょう。テレビとペンの区別もなく呉越同舟の個別対応。これでは取材するのも大変だし、選手も苦労するでしょう。

メディアセンターでも、日本のヘッドコーチ、主将、得点した三橋選手の記者会見がありました。ワーキングルームでの会見は、やはり混乱します。別室を設けたほうが良いかも。
第Ⅰ試合のすべてが終わったのは2時30分過ぎ。きちんと記録も出たし、メディアセンターにはメンバー表もありました。やはり会場は東京都が仕切っていて≪メンバー表を試合前に出す」という概念がなかったのでしょう。本番でこうしたことがあると大変です。

スポーツセンターの2階には、お食事処もあったのですが、気分転換に買い物に行ってみました。
バス停で二つ歩くと大きなっショッピングセンターがあり、お弁当、飲み物、カップ麺など購入。
次の試合開始までメディアセンターで暇つぶし。どこからか蝉が侵入して部屋の中にも関わらず蝉しぐれ。

午後6時から、サウスピッチで行われる日本男子代表vs.ニュージーランド男子代表の試合のゲートオープンということでしたが、メンバー表が出ない。メディアセンターでピックアップしないと、会場の記者席では絶対に手にできないと思ったので待っていたら6時30分になってしまいました。
サウスピッチは、メディアセンターから遠い。

続く

[結果]
日本女子代表 1-2 インド女子代表(0-1、1-0、0-1,0-0)
オーストラリア女子代表 2-3 中国女子代表(0-1、0-1、0-1、2-0)

インド男子代表 6-0 マレーシア男子代表(1-0、1-0、1-0、3-0)
日本男子代表 3-4 ニュージーランド男子代表(0-0、0-2、3-0、2-0)


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