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スポーツアーカイブ、ラグビーとサッカー2試合を堪能する。

緊急事態宣言全面解除後初の週末。
お天気はくだり坂。少々、肌寒い。

来週月曜日に東京に帰りますが、ほぼ名古屋での予定も終了。
今日は、やることもなく実家でテレビを見ていました。

こんなご時世なので、最近はスポーツの実況放送は皆無(最近ドイツでサッカーブンデスリーガの実況が日本でも始まっていますが)。その穴を埋めるように昔行われた名勝負の再放送が盛んに放送されています。それはそれで喜ばしいことです。
朝8時からラグビーの「雪の早明戦」1987年12月6日の放送がありました。
前夜から降り積もった雪のために国立競技場のコンディションは最悪。なんとか早明両校部員が試合前に雪だけは取り除いたのですが、泥濘戦で両チームのミス(特に早稲田のハンドリングミス)が多く、内容的には今ひとつの試合なのですが、試合展開が面白い。また、両チームにディフェンスの齟齬が少なく(気合いのこもったタックルが良かった)しまった試合になりました。
笑ってしまうのは、7-10と3点差で負けていた明治が、試合終盤に押し込み2回も早稲田ゴールラインまで5mの地点でPGのチャンスを掴みながらトライを狙いに行き、結局3点差で敗れるという結果になったことです。あれは、やはりPGを狙って10-10の同点にしておくべきです。
この試合、私は旧国立競技場の記者席に座って見ていました。この年から毎日新聞社出版部から発行された「ザ・ラグビー」という雑誌のライターとして仕事をしていました。10年ほど続いた仕事でしたが、その最初の年の早明戦が、この伝説の試合でした。
当時は10-7という接戦に酔った気がしますが、改めて冷静に見てみると、悪コンディションにもかかわらずライバルに「勝ちたい」という気合いが目立つ試合でした。

10時に放送が終わり、その後はネットサーフィン、BDRレコーダーのソフト鑑賞。
夕方、息抜きにシャワーを浴びてお買い物に。
朝から体調不十分でしたが、すっきりしました。

夕方6時から再びアーカイブス。
今度はサッカーFIFA女子ワールドカップ2011ドイツ大会の決勝戦。日本vs.アメリカ戦。
これも伝説の一戦です。
前半はスコアレス。
後半、アメリカがモーガンのゴールで先行して、このままアメリカの優勝かと思われたのですが、丸山桂里奈のシュートをアメリカDFがクリアミスしたところを宮間が押し込み同点に。試合は延長に入ります。
延長前半にアメリカはエース・ワンバックがヘディングシュート。勝負あったかに思えましたが、宮間の蹴ったCKを澤穂希がニアに走り込んでアメリカゴールに流し込んで同点。2-2のままPK方式での決着になります。
そしてご存知の通り、3-1で日本が優勝。この試合は何度見ても泣けますね。
この試合、私はフランクフルトのスタジアムの記者席で見ていました(この大会は開幕戦から決勝までフルカバー)。
2006年のドイツワールドカップでイタリアが優勝した折、試合後にベルリン・オリンピック・シュタディオンのプレスセンターで鼻歌を歌いながら楽しそうに記事を書いているイタリアの記者を見て、
「羨ましいな、日本人の私にはあんなことはないだろうな。夢だな」と思ったものです。
それが5年後のフランクフルトで実現してしまったのです。夢は諦めなければ叶うものだな、と思いました。アメリカの女性記者が悔しそうに「良いお仕事してね」と言って記者席を後にしたのを思い出しました。
まあ、日露戦争の日本海大海戦といい太平洋戦争の真珠湾攻撃といい、圧倒的に劣っている日本が強国に対するときは、運というものが必要です。
この日のアメリカもシュートを外しまくってくれました。失点を2点に抑え、少ないチャンスを2度とも生かした日本女子の粘り強さが運を呼んだのだと思いました。
現地では、一喜一憂していただけであったと思います。
とにかく、結果はわかっていても、スポーツというものは9年経っても興奮するものです。改めて感じました。

最近、再び東京の感染者が増えてきました(昨日22人、今日16人)。北九州の感染者の増え方は、第二波とよんでいいのでは。
そんな事を考えていたスポーツ三昧でした。
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