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緊急事態宣言発令の日、アイスホッケー関東大学選手権3試合を取材。

4月最後の日曜日。
今日の午前0時、東京都、大阪府、京都府、兵庫県の1都2府1県に緊急事態宣言が発令されました。

早朝、午前5時50分に起床。
今日も「サンデーLive!!」「サンデーモーニング」をはしご取材。
10時に出かけようと思っていたら、思わぬ睡魔に襲われました。
結局、アイスホッケー第1試合の取材はパス。2時間ほど仮眠してから出かけることに。

12時、DYDOアイスアリーナに到着。
今日から緊急事態宣言が出たため無観客試合のはずです。
通用門から降りて行ったら受付に誰もいない。これでは、誰でも入場できてしまうではありませんか。
緩いですね。
無人の机で誓約書にサインして入場。

無観客のはずなのに、ずいぶんお客さんがいます。
おそらく、選手の家族とかOBとか、試合をやっているチームの関係者なのでしょう。
各試合ごとに入れ替わっておりました。
第1試合は青山学院が4-0で勝利。これで神奈川は初戦で法政に0-11。2戦目が大東文化に0-12、そして青山学院に0-4。まだ今季は無得点。早くも13位決定戦(最下位決定戦)に回ることが決まりました。

第2試合はmマッチナンバー12、上位Cトーナメント2会戦、早稲田vs.日本の一戦です。早稲田は初戦は立教に11-1で快勝していますが、立教は格下でオールメンバー12人。昨秋のリーグ戦は新型コロナ陽性患者のクラスターが出て全試合棄権。今日からが本番といった一戦です。日本は初戦で東海に6-0で快勝。早稲田に挑戦です。
ランク3位の早稲田のスタメンは、GK千葉(武修館2)。DF沼田(八戸1)、務台(駒大苫小牧3)。FW林幹(早稲田実1)、杉本(駒大苫小牧4)、鎌田(駒大苫小牧2)。
対するランク6位の日本の先発は、GK椎名(日光明峰4)。DF岩館(八戸工大一1)、小形(苫小牧東4)。FW月舘(八戸港大一4)、中道(北海4)、浅野(白樺学園1)。
お互いに相手の出方を探りながらの立ち上がりでした。
4分49秒、日本の柳町(八戸商3)がインターフェアランスの反則。早稲田最初のパワープレーのチャンス。しかし、これは生かせません。
9分44秒、今度は早稲田の大塚修(佐久長聖4)がインターフェアランスの反則で2分間退場。日本もパワープレーのチャンス。
ところが10分35秒に中道がとリッピングの反則で2分間退場になってしまい4 on 4になってしまいます。大塚が11分44秒にペナボックスを出て氷上に戻ると、今度は早稲田が逆パワープレー。このチャンスを利して12分35秒に木綿、杉本と繋いで大塚鵬(埼玉栄2)がゴール。早稲田が先制します。
反撃に出たい日本ですが、16分47秒に山口(釧路工3)が、16分51秒に岩瀬谷がフッキングで相次いで2分間退場。早稲田は5 on 3のパワープレーの大チャンスです。
ここで18分40秒に、有賀(白樺学園1)、金井(苫小牧東2)のダブルアシストで林幹がシュート。VTR判定になりましたがゴールは認められ2-0とリードを広げました。このまま第1ピリオッドは終了。シュート数は13-8と早稲田がリードします。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
反撃に出たい日本ですが、いきなり45秒に小川(北海2)がハイスティックでダブルマイナーペナルティ−4分間の退場。ショートハンドになってしまっては格上の早稲田からゴールを挙げるのは難しい。
日本は第2ピリオッドの20分間に4個、早稲田は3個のペナルティーを犯してしまいます。これだけ反則をすると5人で攻撃する時間が少なくなり、なかなか攻撃のリズムを作るのは難しい。
前にも書きましたが、反則をするのは1対1の弟子フェンスが稚拙ということです。この辺り両チームは考えを改めないと、なかなか好成績をあげるのは難しいと思います。
第2ピリオッドは、両チームともスコアレス、2-0のまま終了します。シュート数は19-5と大きく早稲田がリードしていました。
2回目の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
2点のビハインドを負った日本。なんとか反撃の体制を作りたいところですが、性懲りももなく反則を繰り消します。
2分24秒に三上が、7分13秒月舘がとリッピングの反則で2分間退場。11分ちょうどには柳町がクロスチェッキングの反則でショートハンドに。キルプレーを耐えるだけでした。
一方の早稲田もパワープレーを生かせず、日本にダメを押せません。これではインターナショナル・スタンダードからは離れたホッケーです。数的なアドバンテージを利用して局地的に数的有利を如何に作るかという工夫が足りません。そして技術もありませんん。ベスト4を決める試合にしてはレベルが低いとしか言いようがありません。
ようやく5 on 5の状態で早稲田がゴールします。14分22秒、左ボード際をドリブルで駈け上がった金井がクロス、中に詰めた北村がシュートを決めて3-0。これは見事なゴールでした。
日本は、直後にタイムアウトを取り、作戦を練りましたが、遅きに失したようです。
18分42秒、GK椎名を氷上からあげ、乾坤一擲の6人攻撃に出ましたが、薬石効なし。そのままタイムアップを迎えました。
総シュート数は45-18。スコアは3-0。妥当な結果であったとは思いますが、両チームとも「ひとつのペナルティー=1点」というアイスホッケーの精神を思い出し、今後のプレーに生かしてほしいものです。

試合後、観客の入れ替えが行われました。やはり、チームの関係者のみ特別に観戦できる仕組みがあるのでしょう。今日も最上段の通路に立ち密になって談笑しながら観戦している関係者(?)がいるのが気にかかります。2m離れてほしいものです。

第2試合は、1回戦で専修に6-3と快勝した慶応義塾vs.今日が初戦の第2シードの中央の対戦です。
ランク7位、オールメンバー22人の慶応義塾のスターティングラインアップは、GK木村(苫小牧東4)。DF笹山(慶応3)、長谷部(八戸3)。FW振津直(埼玉栄4)、田原(慶応2)、振津青(埼玉栄1)。
対するランク2位、オールメンバー22人の中央の先発は、GK石川(駒大苫小牧2)。DF佐藤(白樺学園2)、米山(白樺学園3)。FW渡邊(日光明峰4)、矢島(駒大苫小牧4)、夏野【白樺学園1)。
立ち上がり、この試合が今季初戦の中央が慎重な立ち上がりを見せました。
慶応義塾も、ショートハンドにならぬよう堅実な戦い方。一進一退の展開で時計が進んでいきます。
13分56秒、中央の大野(八戸工大一1)がインターフェアランスの反則で2分間退場。ここで攻守のバランスが崩れます。
慶応義塾はパワープレーのチャンス。少し前がかりになり攻撃モードをに入りますが、
「取ろう取ろうは取られの元」というのも勝負の鉄則。14分32秒、中央はパックを自陣で奪った米山が矢島にスルー。矢島が一人で持ち込んでGKと1対1、しっかり決めてキルプレーで先制します。見事な1点でした。
15分28秒、中央の鈴木創(釧路江南4)がレイトヒットで、慶応義塾の笹山がハイスティックで2分間の退場。4 on 4のスクランブル。ここでも中央が一日の長、見事なスペシャルプレーを見せます。
16分40秒、夏野のパスを受けた矢島がゴール。2-0とリードを広げます。
慶応義塾の健闘も見受けられましたが、中央の試合巧者ぶりが目立った第1ピリオッドでした。シュート数は3-16と中央がリード。
第2ピリオッド、慶応義塾の十文字(慶応4)がフッキングの反則。中央は早くもパワープレーのチャンス。しかし、4分ちょうどにメンバーオーバーのベンチマイナーペナルティー。種市(武修館1)がペナボックスに入ります。4 on 4となり中央のパワープレーも終了。
十文字がペナルティーボックスを2分間で出た里、慶応義塾は逆にパワープレー。ここで中央は、大野がとリッピングの反則で2分間退場。慶応義塾は5 on 3の大チャンスです。
6分ちょうど、慶應義塾は振津青、振津直と繋いで笹山がゴール。1-2として勝負を面白くしました。
8分7秒、慶応義塾の倉田(明大中野2)がインターフェアランスの反則で2分間退場。中央はパワープレーのチャンスでしたが、8分32秒に中央の夏野もフッキングの反則で2分間退場。4 on 4となり数的有利がなくなります。
しばらく均衡が保たれましたが、10分すぎから初戦の硬さがrとれてきた中央の攻撃力が機能し始めます。
まず10分54秒、権平(武修館3)のパスを受けた夏野がゴール、1-3。
16分44秒には小原匠(武修館4)、荒井(駒大苫小牧3)のダブルアシストで権平がゴール、1-4。
そして17分23秒、夏目、矢島と繋いで渡邊がゴール、1-5とリードを広げます。
中央、見事な集中攻撃でした。このまま第2ピリオッドは終了。シュート数は4-25と大きく中央がリードしました。
第3ピリオッド、開始早々から中央のペナルティーが続きます。
18秒に米山がインターフェアランスで、2分36秒には小原匠がスラッシングの反則で相次いで2分間退場。しかし、慶応義塾はパワープレーを生かせません。
2分45秒、慶応義塾GK木村がパックを押さえすぎてディレイド・オブ・ゲームスの反則。規則により倉田が木村に変わってペナルティーボックスに入ります。
慶応義塾は5分50秒にも長谷部がホールディングで2分間退場になりますが、中央はパワープレーを生かせません。
9分21秒のブレイクで慶應義塾はGK木村に替えて岡田(京華2)を氷上に送ります。
9分46秒、慶応義塾の笹山がホールディングの反則で2分間退場。中央は、このパワープレーを利して10分18秒、矢島、佐藤と繋ぎ米山が中央遠目からロングシュート。ものの見事にゴールが決まりました。1-6。
ここで勝利を確信したのか、中央はGKを石川から阿部(釧路江南3)に交代しました。
ここで慶応義塾も一矢報います。11分31秒、カウンターアタックで荘晶(慶応1)がゴール、2-6。
しかし、中央もすぐ反撃。13分23秒には権平のパスを受けた荒木が右から中央に流れてシュート、2-7。
15分6秒には矢島がドリブルで突破、そのままシュートして2-8。ゲームを締めました。
総シュート数は15-76。中央が注目の初戦を、きっちりした戦いぶりで快勝した試合でした。

これでベスト4が揃いました。明治、東洋、早稲田、中央。ランク上位の4チームです。1回戦総当たりのラウンドロビン(いわゆるリーグ戦)で順位を決定します。初戦は4月29日。明治vs.東洋、早稲田vs.中央が戦います。楽しみな2試合です。

今日の第4試合は、1回戦敗退チームFリーグの東海vs.専修の対戦。
1回戦で敗退した6チームを2グループに分け、3チームで1回戦総当たりのラウンドロビンを行い順位を決定。EとFリーグの同順位同士が最後に戦い順位を決定します。
東海は立教に6-2で勝っており、これがFリーグ最終戦。対する専修はFリーグ初戦。立教との試合は5月1日に残しています。
ランク11位、オールメンバ−19人の東海の先発は、GK大野(駒大苫小牧3)。DF佐々中(埼玉栄3)、古屋(水戸啓明1)。FW谷(埼玉栄3)、大村(東北4)、古舘(八戸工大一3)。
対するランク12位、オールメンバー19人の専修のスタメンは、GK金田(日光明峰3)。DF小林(八戸工大一2)、徳本(北海1)。FW滝本(軽井沢4)、佐藤(埼玉栄3)、岡峯(光泉3)。
午後6時2分フェースオフで試合開始。
ランキングが1位差の両チーム。接戦が予想されましたが、専修が少ないチャンスを生かし試合の主導権を握りました。
49秒、専修の小林がインターフェアランスの反則で2分間退場。東海はパワープレー、先生のチャンスでしたが、2分38秒に古屋がスラッシングの反則で2分間退場。4 on 4になってしまいます。
2分49秒、専修の小林が氷上に戻り、逆に専修がパワープレーのチャンス。
3分26秒、専修はこのパワープレーを利して柳田(日光明峰2)、川村(八戸商2)のダブルアシストで種市(日光明峰4)がシュート、先制します。
4分22秒、今度は専修の佐藤(埼玉栄3)がインターフェアランスで2分間退場。しかし、東海はこのパワープレーのチャンスを生かせません。
8分58秒には東海の古屋がとリッピングの反則で2分間退場。専修、追加点のチャンスを迎えますが、ここは東海がショートハンドを頑張ります。
専修は、パワープレー明け後の12分56秒、柳田のパスを受けた川村がゴール、0-2とリードを広げます。
その後、試合は膠着。第1ピリオッドは、そのまま終了。シュート数は2-11と専修がリードします。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
次の1点が勝負に影響するのは明らかでした。
両チームともショートハンドにならぬよう、慎重な試合運び。
先に反則を犯したのは専修の柳田。4分32秒にラッフィングの反則で2分間退場。専修、キルプレーを耐えます。東海は個人技の突破に活路を見出そうとしますが、機能しません。
7分52秒、今度は東海のオーウジン(北海道栄2)がインターフェアランスの反則。専修はパス回しでなんとか東海ディフェンス陣を崩そうと試みますが、うまくいきません。パワープレー生かせず。
お互いに慎重な戦いぶりに、完全に試合は膠着状態に。
16分46秒、東海のオーウジンが再びとリッピングの反則で2分間退場。1人のプレーヤーが何度もペナルティーを犯すのは感心しません。チーム力を削ぐだけです。
先週は、ここでもパワープレーを生かせず。
このまま第2ピリオッドはスコアレスで終了してしまいます。シュート数は8-14と専修がリード。
運命の第3ピリオッドに入ります。
大学アイスホッケーでは2点差は、必ずしもセーフティーリードと言えません。
次の1点を東海があげれば、一気に東海ペースの試合になってしまいます。
専修が奪って0-3とすれば残りは20分以内、勝利に大きく近付きます。
2分8秒、東海のオーウジんが三度ペナルティー、これはいけません。しかし、専修もパワープレーを生かせないのは情けない。これでは反則のやり得です。
その後は、再び試合は膠着状態に。
11分4秒、小競り合いが乱闘に発展。試合が動きます。
東海の宮脇(白樺学園3)がエルボーイング&ラッフィングでダブルマイナーペナルティ−4分間退場。
専修の石渡(日光明峰2)がラッフィングの反則で2分間退場。
その上、乱闘時のアンスポーツマンライクコンタクトで東海の古舘もミスコンダクトペナルティ−10分間退場。東海の矢野が代行して2分間退場してペナルティーボックスに入りました。
専修はここが勝利に近づくチャンス。パワープレーに集中します。
果たせるかな11分17秒、岡峯、小林と繋いで大塚(八戸工大一4)がゴール。勝負を決めました。
なんとか反撃に出たい東海。ようやく16分10秒、片岡(埼玉栄4)、大村のダブルアシストで高橋(埼玉栄4)がゴール、一矢報いましたが、遅きに失しました。
18分54秒、東海はGK大野を氷上からあげて乾坤一擲の6人攻撃を仕掛けますが、これは功を奏せず。専修も無人のゴールを前にしながら無理はせず、そのままタイムアップを迎えました。
1点は奪われましたが、専修少ないチャンスを生かし1-3と快勝です。
総シュート数は、21-34。専修が試合を上手くコントロールした試合でした。

8時すぎに帰宅。
遅い夕食を済ませ早めに床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
早稲田3-0 日本(2-0、0-0、1-0)
慶應義塾 2-8 中央(0-2、1−3、1-3)
東海 1-3 専修(0-2、0-0、1-1)
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