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東京パラリンピック2021が開幕。新型コロナによる医療崩壊は始まっている。

東京でパラリンピックが開かれるのは1964年に次いで2回目。
このビッグイベントを2回開く都市は、史上初めてだそうです。

そんな東京は、新型コロナによって今大変な状況になっています。
「羽鳥慎一のモーニングショー」でレポートされた自宅療養の患者さんの様子を見てびっくり。

新型コロナの陽性患者と診断され、軽症だった50代の基礎疾患を持った患者が自宅療養中に急変し、訪問の医療を受けたところサチレーションが90。本人も苦しんでいたので救急車を呼び病院に緊急搬送しようとしたら、入院先がない。一度は、訪問医師の個人的なツテで入院先が決まるかに思えたが、結局断られ自宅に逆戻り。医師は本人と家族に「この病状で入院できないと死ぬかもしれない」と伝える。
「私も長いこと医師をやっているが、こんな事は初めてです」と謝っていたが、なんともしようがない。
翌日、なんとか入院先が決まり、病院で手当てをされましたが、時すでに遅し。入院の2日後に患者は息絶えたという。
もう明日はわが身です。私も心臓にステントを3個入れている基礎疾患患者。もし、新型コロナに感染して仕舞えば、同じような目に遭うかもしれません。
実は、一昨日夜からから微熱が出ているスポーツ三昧。平熱が低い人なのに37度を超えています。
「ひょっとしてコロナに感染したか」とも思ったのですが、今朝体温が下がってホッとしています。
完全に東京都は医療崩壊しています。

今日の東京都の真意感染者は、4220人。先週の火曜日より157人少ないものの高止まり状態。新規感染者の数は、2週間後の重症患者数に影響するといいますから、まだまだ安心はできません。
愛知県も増加中。史上最高の1614人。大阪府も2368人と1日で2000人代に逆戻り。国体の中止が決定的な三重県も342人。1000億円の経済効果をフイにして国体返上するらしい。
もはや何十年に一度のスポーツイベントを開催する国とは思えません。

お昼のワイドショーは、東京パラリンピック2021の付帯事業のブルーインパルスの飛行で持ちきりでした。が、あまりパラリンピック自体の報道はなし。またやって来たバッハIOC会長の話題くらいか・

夕方、早めに買い物を済ませ、午後8時からの開会式の最中に寝ないようにお昼寝もたっぷり済ませました。

夜の帳がすっかり降りた午後8時、無観客の新国立競技場で東京パラリンピック2021開会式が始まりました。
式典は、オリンピックの開会式よりも、一層プロトコルに忠実な進行。式典前のマスゲームが盛り上がってきたと思っていたら、突然橋本OOC会長とIPC会長の挨拶が始まるなど、つぎはぎ感はまのがれませんでした。
ただ、オリンピックに比べると、直前にプロデューサやら音楽担当が交代することもなく、”We have wing"のコンセプトの下、「パラ・エアポートへようこそ」というタイトルも分かりやすく、統一感の取れた構成になっていました。オーディションで出演者の1割を公募したそうで、見知ったタレントさんも参加していました。
ただ、オリンピックと同様、マンパワーが不足していて(コロナ感染を恐れてそうしたのか?)迫力不足は間違いありません。北朝鮮のマスゲームのようなマンパワーの迫力も欲しいとところでいた。
国旗、IPC旗など入場、掲揚する際、運んできた人がボランティアの人に手渡せば済みものを、なんで軍人に当たる自衛官に掲揚させるのかがよくわかりません。平和の祭典、オリパラには軍人色はなるべく排除すべきでした。
161の国と地域、そしてパレードの先頭を歩いた選手団。約1時間20分ほどかかりましたが、彼らの元気な笑顔を見た時、ともかく開催できてよかったな、と感じました。
コロナ感染対策を徹底し、国内の感染者を抑え込んだニュージーランドが、開会式には一人も参加せず、ボランティアの人が国旗を運んでいるのを見て、彼らの科学的で合理的な思考を感じざるをえませんでした。
それと、オリンピックの時も思ったのですが、アジア競技大会などは参加する中国マカオですが、IOCやIPCからは加盟を認められておらず、アジア競技大会とは違うことを知りました。
NHKの実況を担当した杉浦アナが、
「チャイニーズ・タイペイ」のことを「台湾」と読み上げてSNSでは話題になっていましたが、これはやはり「中華台北」と呼ぶべきだと思います。日本のメディアはJOC推奨の「チャイニーズ・タイペイ」という長い呼称を嫌って「台湾」と表現することが多いのでしょうが、1990年の北京アジア競技大会の際、中国と台北で協議の末「中華台北」ということで妥協して決まった呼称だと思います。中国語にはカタカナがないので訳すと「中華台北」。漢字表記だと4文字。こちらで統一した方が良いのでは?

式の途中から小雨が降り始めました。
後半は、片翼の飛行機に乗った少女が、マスゲームのヒロインになりました。
聖火は、またぞろ多くの人の手によってリレーされたわけですが、印象が散漫になった感じ。女子テニスの上地結衣が一人で点火すればよかったのではないですか? オリンピックは大坂なおみ一人で点火したのだから。たくさん出せばいいもんじゃないでしょう。

最後にもう一つ、布袋さんのデコトラはともかく、少女の乗った片翼の飛行機、最後に光で飛んだように見せるのではなく、低くてもいいから本当に飛ばしたらどうだったでしょうか。地味な演出が多かっただけに、そのくらい派手な演出で終わって度肝を抜いてほしかったですね。嵐とか飛んでるんだから。
だいたい、マンパワーはないし演出が繊細すぎて、競技場で見ていたら全体が何が何やらよくわからなかったのでは。完全にテレビ画面で見るべきパフォーマンスでした。

まあ、最後の花火は、わざわざ国立競技場の外まで見に行った方には、よく見られて良かったのでは。屋根の上で挙げているので、スタジアムの賓客や選手は屋根が邪魔で見られなかったでしょう。パラリンピック開催に反対していたデモ隊も気分転換になったのでは?

ともかく総合スポーツ競技会では、開会式が終わればイベントの半分は終わったようなもの、と言います。小雨は降ったけど、まずまずの開会式でした。

午後10時40分、開会式は無事終了。NHKノアナウンサーノ2人のコンビネーションが、やや乱れたのが気になった開会式でした。

いよいよ9月5 日まで13日間、パラリンピックが東京で行われます。
テレビでしか取材できませんが、刮目してみていきたいと思っているスポーツ三昧です。
<了>


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