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アイスホッケー関東大学リーグ3試合取材の後、サッカー史研究会に参加。

三連休最終日。前夜来の雨は朝にはあがっていました。
今日も、まず関東大学アイスホッケーリーグを取材します。本日はDiv.ⅠB集中開催日ですが、第1試合はDiv.Ⅱ駒澤vs.昭和の試合があり、御贔屓の昭和が出場ということで取材しました。

Div,Ⅱは、1次ラウンドで所属6チームが各1試合総当たりのラウンドロビン(いわゆるリーグ戦)を戦い、上位3チームが上位決定リーグを、下位3チームが下位決定リーグを戦うシステムです。
したがって、最初の5試合で勝点9(3勝)を上げないと上位リーグに進めません。
初戦、上智に0-3と敗れている昭和は、この試合に敗れると苦しくなります。なんとか勝点3がほしいところ。駒澤は初戦で一橋に5-1で勝っており、ここで勝てば上位リーグへの進出がほぼ決まるという状況でした。
ランク16位の駒澤は、かつては部員も少なく立派な総合大学でありながら特に経験者のスカウティングもしておらず、同好会色が強いクラブでありながら好成績を収めてきた不思議なクラブでしたが、近年部員数も増え強豪校でプレーした経験者も増えてDiv.Ⅰ入りを狙える陣容をそろえてきました。
一方のランク18位の昭和は、医科系大学の強み(選手登録が6年)と、経験者のエース的存在の選手(橋本翔太郎、イズデブスキ龍也、下平剛ら)が継続的にプレーしたことでDiv.Ⅱの頂点を極めました。現在、エースが去ったあと少し力を落としましたが、部員数の多さで実力をキープしています。なんといっても、21人を数える女子マネが底辺を支えています。

オールメンバー18人の駒澤の先発は、GK菊池(甲府昭和2)。DF渡辺(八戸西4)、平入(岸根3)。FW久保田(名古屋南3)、矢口(武相1)、小笠原(埼玉栄1)。
一方のオールメンバー22人の昭和のスターティングラインアップは、GK伊藤悠(学習院4)。DF金森(桜丘4)、谷口(桜丘1)。FW片岡(函館ラサール6)、伊藤恵(学習院6)、田島(獨協4)。
10時25分、フェースオフで試合開始。
立ち上がり両チームともショートハンドにならないよう慎重に戦いますが互角の展開。
試合が動いたのは、6分55秒に昭和の曾田(昭和6)がホールディングの反則で2分間退場した直後でした。
パワープレーのチャンスに前がかりになる駒澤。昭和は、そこを突きます。7分35秒、自陣でパックをスチールした伊藤恵がカウンターアタック。ドリブルで右サイドから中央の切れ込みシュートを決めました。昭和がキルプレー先制します。試合が膠着状態だっただけに、昭和の曾田はわざと反則を犯し、駒澤の油断を誘ったのではないかと思えるほどの見事なカウンターアタックでした。
試合は再び膠着状態に。14分10秒に駒澤の平入がボーディングの反則。この反則は少しイリーガルな酷い反則でミスコンダクトペナルティー10分間の退場が付きました。2分間の退場を神戸(豊島学院2)が代行します。昭和は、残り50秒のパワープレーを強襲せず、1ピりは終了。ペナルティーは2ピりに1分10秒積み残しになりました。1ピりのシュート数は1-9と昭和が圧倒していました。

5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
パワープレースタートの昭和でしたが、ここではゴールが生まれず。もし、ここで1点をゲットしていれば、試合展開に大きく影響したと思われますが、残念です。
再び試合は膠着状態に。こうした拮抗したしあいでは、やはりパワープレーがモノを言います。
7分44秒、昭和は金森がエルボーイングの反則で2分間退場。ここで駒澤がパワープレーを生かします。茂内、小笠原のダブルアシストで渡辺がゴール。試合を振り出しに戻します。
やはり1点では勝てません。昭和は2点目を求めて攻め立てますが、駒澤のGK菊池のゴールキーピングが素晴らしく、勝ち越しの2点目を挙げることができまあせん。
第2ピリオッドは1-1のまま終了。シュート数は1-8と依然と昭和が大きくリードしています。

12分間の製氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
均衡した試合展開が続きました。
8分17秒、昭和の石井(日大山形5)がインターフェアランスの反則で2分間退場。駒澤はパワープレーのチャンスでしたが、昭和も必死にショートハンドを絶えました。
13分38秒、昭和はタイムアウトを取り、最後の攻撃の戦術を練ります。ラストの時間帯はセットを崩し、エース格の伊藤恵、片岡、谷口でFWを組みせ蹴立てます。
14分20秒、駒澤は守り一辺倒のリズムを断ち切るためタイムアウト。最後の守りのうち合わせ。
その後も、昭和のペースでしたが、土俵際で駒澤が残った感じでタイムアップを迎えました。
総シュート数は9-23。まさに駒澤が守り勝ち、貴重な勝ち点1を加えました。
昭和は、攻撃のセンスがある谷口を、あえてDFに使っていましたが、チーム事情もあるのでしょうが、学年が下のうちはFWで自由にやらせたほうが良いような気がします。確かにDFでカウンターアタックの切り札にするのはわかりますが、もう少し経験を積ませてからの方がよいような気がします。
いずれにせよ、昭和にとっては痛恨の引きわけでした。残り3試合、悪くても2勝1敗が必要です。チームの立て直しを刮目して待ちたいと思います。

第2試合からはDiv,.ⅠBグループの3試合です。
まずは、初戦で大東文化に2ピりまで善戦した神奈川と立教に大勝した神奈川の対戦です。

続く

[結果]
Div.Ⅱ
駒澤 1-1 昭和(0-1、1-0、0-0)
Div.ⅠB
神奈川 1-5 日本(0-0、0-4、0-1)
青山学院 1-6 大東便化(1-3、0-2、0-1)

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