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アイスホッケー関東大学リーグ戦Div.ⅠAの2試合を取材。

台風24号は、沖縄から北海道まで縦断していくようです。

関東大学アイスホッケーDiv,ⅠグループAは、1周り目の最終節、ランクが一番近い同士の対戦です。
午前中は、雨も降っておらず、風も吹いていませんでした。
10時からの第1試合、東海vs.日本体育の取材はパス。昨日の西が丘往復サイクリングが堪えたようです。
第2試合の法政vs.慶応義塾戦から取材します。

ランク6位の法政は、東洋に9-7と接戦しながら快勝しましたが、ランクが一つ下の日本体育には2-2からGWS(ゲーム・ウイニング・ショット)で負けました。しかし昨日は東海に9-4と快勝。1周り目の最終戦を2勝1GWS負け3敗の勝点7で迎えました。
一方のランク5位の慶応義塾は、ランク上位4チームには惜敗、下位2チームは快勝と当たり前の成績で勝点6です。今日勝てばランク通りの順位になります。
共にオールメンバーは22人。法制の先発は、GK中島(駒大苫小牧2)。DF松井(武修館3)、田畑(駒大苫小牧3)。FW工藤(駒大苫小牧4)、小西(武修館3)、志田(苫小牧東3)。
対する慶應義塾のスターティングラインアップは、GK小池(浦和3)。DF在家(埼玉栄4)、小嶋(慶応1)。FW滝(慶応4)、田中(慶応3)、運上(埼玉栄2)。
慶応がパワープレーを逃した後、法政が先制します。土田(埼玉栄2のアシストで石田(白樺学園4)がゴールします。
その後、慶應の4選手がペナルティーボックスに入るスクランブル。4 on 4、5 on 3などありましたが、伝統的にパワープレーが得意な法政がゴールを挙げられません。これが慶応の勝因につながっていきます。1-0のまま第1ピリオッドが終了。シュート数は17-6と法政がリード。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
法政の工藤が4分37秒、ホールディングスティックで2分間退場。慶応は、このパワープレーのチャンスを生かします。十文字開紀(八戸3)のパスを受けた史リック(駒大苫小牧4)が左45度遠目からスラップショット。1-1として試合を振り出しに戻します。
11分52秒、法政のシュートが慶応ゴールポストに跳ね返りますが、GK小池がパックを押さえます。
13分、中央の小西がフッキングの反則で2分間退場。慶応はパワープレーに前がかりになり、ショートハンドの法政がカウンターアタック。二線速攻になり沼田(八戸工大一4)が左からクロス、土屋(埼玉栄2)がシュートしますが、GK小池がセーブ。事なきを得ます。
その後、両チームとも1回ずつパワープレーのチャンスがありましたが生かせず、1-1のまま第2ピリオッドが終了します。シュート数は18-10でした。
第3ピリオッド、法政がショートハンドのスタート。慶応はこのパワープレーは生かせませんでしたが、5分43秒に長谷川(慶応3)、十文字開紀のダブルアシストで史がゴール。ついに1-2と逆転します。
この後、慶應は運上が2度もペナルティーボックスに入りピンチを作りますが、キルプレーを耐えました。法政、得意のパワープレーを生かせません。
運上の2回目のペナルティーは17分57秒。つまりショートハンドがタイムアップ3秒前まで続きました。法政は、GK中島を氷上から挙げて6人攻撃。6 on 4の状態で慶応は1点を守り抜きました。
法政は19分5秒にタイムアウトを取りますが薬石効なし。そのまま慶應が1-2で辛勝しました。
総シュート数は48-27。少ないチャンスを生かした慶應が守り勝った試合でした。

法慶戦直後、昼飯を買いに近所のマックまで行ったのですが、物凄い雨。確実に台風24号は近づいているようです。そういえば、次の試合に出場する東洋は、アリーナ内でウォーミングアップをやっていました。
今日の第4試合Div.ⅠA中央vs.明治戦、第5試合のDiv.Ⅴ千葉vs.都留文科戦は中止順延になったようです(東大和のDiv.Ⅲ横浜国立vs.東京都市戦も順延)。JR東日本は午後8時で運休になるらしい。

第3試合は、Div.ⅠA早稲田vs.東洋戦です。
ランク4位の早稲田は、ランク下位チームに4連勝した後、ランク上位の明治、中央を連破、全勝で東伏見のライバル・東洋との対戦になりました。ここまで来たら一回り目は全勝で終えたいところ。
対するランク3位、鈴木貴人監督が率いる東洋は、法政に不覚の1敗を喫したあと、ランク2位の中央に3-3の同点からGWS勝ち。昨日明治には敗れましたが、3勝1GWS勝ち2敗の勝点11です。ここで早稲田を下せば、大混戦になる所でした。
早稲田のスターティングラインアップは、GK谷口(早稲田実3)。DF坂本(八戸工大一4)、篠田(苫小牧東2)。FW矢島(駒大苫小牧4)、高橋(東京インターナショナルハイスクール4)、鈴木(苫小牧東4)。
対する東洋の先発は、GK古川駿(八戸工大一4)。DF福田(日航明峰1)、渡邊(日航明峰4)。FW所(駒大苫小牧3)、武部(苫小牧工2)、猪狩(駒大苫小牧2)。
実力接近の両チーム、勝負の分かれ目は、ショートハンドにならぬこと。先制点を奪い試合の主導権を握ること。
3分55秒、東洋の所がインターフェアランスの反則で2分間退場。ここで早稲田はパワープレーを生かします。5分10秒に澤出(武修館2)、杉本(駒大苫小牧1)のダブルアシストで青木(埼玉栄3)がゴール。やはり拮抗した試合ではパワープレーが勝負を言います。世界選手権でもオリンピックでもそうですね。パワープレーでの得点は、由緒正しきアイスホッケーです。
この後、早稲田は坂本と青木がペナルティーボックスに入りますが、東洋はパワープレーを2回とも生かせませんでした。
そのまま第1ピリオッドが終了。シュート数は12-4と早稲田がリード。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
リンクコンディションが悪く、2分間調整。
次の1点が勝利に向け重要なのは自明の理。両チームともショートハンドにならぬよう慎重な入り。
最初の10分間は一進一退の展開になりました。
ようやく10分19秒、早稲田が先手を打ちます。
10分19秒、高橋、鈴木と繋ぎ最後は矢島がゴール。早稲田は喉から手が出るほど欲しかった2点目をゲットします。
17分3秒、早稲田の澤出がインターフェアランスの反則で2分間退場。中央としては、このパワープレーで得点することが勝利のためには必要でしたが、チャンスを生かすことが出来ません。早稲田がアイシング1、オフサイド1を犯すだけでスピーディーに第2ピリオッドは終了します。シュート数は17-10で早稲田がリード。
第3ピリオッド開始35秒、中央の所が入スティックの反則で2分間退場。ショートハンドになってしまいます。早稲田は、このパワープレーを力押しせず、中央のカウンターをケア、得点は生まれません。
5 on 5に戻ってから5分、早稲田が決定的なゴールを挙げます。
7分38秒、青木、ハリデー(埼玉栄4)のダブルアシストで澤出がゴール。決定的な3点目を得ます。
11分5秒、その澤出がフッキングの反則で2分間退場。時間的には中央は最後の勝利へのチャンス。が、ここでもパワープレーのチャンスを生かせず。4回のパワープレーで無得点だったことが敗因になりました。
終盤に入った17分20秒、ようやく中央は一矢を報います。
阿部(白樺学園4)、出口(駒大苫小牧4)と繋いで古川武(白樺学園4)がゴール。1点を返しました。
得点は2点差、残りは2分40秒。中央は勝利を諦めず反撃します。
18分23秒、タイムアウトを取り最後の作戦を練る中央。
18分36秒、中央はGK古川駿を氷上から上げて乾坤一擲の6人攻撃に出ます。
しかし、これが裏目に出ます。早稲田はパックをスチールした矢野がロングシュート。中央の息の根を止める4点目を挙げました。
19分31秒、早稲田の飛田(早稲田実4)がスラッシングの反則で2分間退場すると、再び中央は6人攻撃を仕掛けましたが、 4 on 6も実らずタイムアップを迎えました。
総シュート数は42-19。早稲田のアグレッシブさが中央を上回った試合でした。

早稲田、東洋ともに東伏見に合宿所があるため、台風の影響を受けずに帰れると思います。第4試合から台風の影響で順延となり、久しぶりに早く帰宅。6時前には自宅に帰れました。
帰宅後は、ガラガラのアリーナで行われたバレーボールの世界選手権をみたり、楽しみにしていた「セゴドン」は休止。
「Mr.サンデー」を見て1日を締めたスポーツ三昧でした。
<了>

〔結果}
法政 1-2 慶応義塾(1-0、0-1、0-1)
早稲田 4-1 東洋(1-0、1-0、2-1)

中央vs.明治は台風のため10月10日(水)に順延(DyDoアイスアリーナ、19時30分練習開始)になりました。

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