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アイスホッケー関東大学リーグ戦とサッカーJFL東京武蔵野シティvs.流経大ドラゴン戦を取材。

暑さ寒さも彼岸まで、などと言いますが、今日は秋分の日の日曜日。

スポーツ三昧はお墓参りにも行かず(白髭家のお墓は滋賀県長浜市にあります)アイスホッケーとサッカーを取材しました。
まず、関東大学アイスホッケーリーグ。
第1試合は、Div.Ⅱの筑波vs.昭和。
今季のDiv.Ⅱは大変な混戦になっています。
すでに2周りまで終わっていますが、2戦全勝チームが一つもないというありさま。
2敗も一橋1チームだけですが、その一橋も残り3戦全勝すれば上位リーグ進出可能です。
ランク15位の筑波は、明治学院に1-3とまさかの敗退。1勝(一橋に7-0)1敗と負けられぬ状況です。
対するランク18位の昭和も上智に0-3と完敗、駒澤に先制しながら追いつかれて1-1の引き分け。まだ勝ち星がありません。春の選手権Bグループ優勝の昭和としては予想外の成績です。もう、負けられない状況です。
春の筑波は、例年学業の関係で医科系学部の選手は参加しておらず、オール筑波になる秋は、登録部員数も増え段違いに実力もアップします。注目すべき一戦でした。
ともにオールメンバー22人、GK2名、4セット回しが可能な陣容。本格的です。
筑波の先発は、GK稲葉(並木中等4)。DF松本(早稲田5)、品川(土浦日大4)。FW大森(膳所3)、峯(駒場東邦5)、内田(松本深志4)。
対する昭和のスターティングラインアップは、GK伊藤悠(学習院4)。DF金森(桜丘4)、杉山(栄東4)。FW田島(獨協4)、伊藤恵(学習院6)、片岡(函館ラサール6)。
10時25分フェースオフで試合開始。
両チーム立ち上がりからショートハンドにならぬよう慎重な立ち上がり。やはり実力拮抗した試合では、得点機はパワープレーが多い。相手にパワープレーのチャンスを与えぬよう、試合を進めます。
13分27秒、昭和の金森が入スティックの反則で2分間退場。金森はなかなか良い選手ですが、1試合に1回くらいペナルティーを犯します。筑波は先制のチャンス。
ところが、これがミスムーブ。昭和は駒澤戦でも最初のキルプレーで先制点を奪っています。筑波が前がかりになっているところを、伊藤恵がカウンターアタック、個人技でパックを筑波ゴールに押し込み今日もキルプレーで先制します。14分17秒のことでした。
最初の15分間は0-1で終了。シュート数は4-4と互角でした。
5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
諸和としては、先に2点目を奪い主導権を奪いたいところでしたが、4分48秒に宮坂主将(金沢桜丘4)がペナルティーボックスへ。ショートハンドになってしまいます。
ここで筑波は、今度こそパワープレーのチャンスを生かします。5分42秒、内田のパスを受けた大森が左ゴール裏がクロス、児玉(土浦日大4)が右45度からシュート。試合を振り出しに戻します。
これで形勢は一気に逆転、筑波が主導権を握ります。
8分34秒、堀部(海洋中等教育6)のパスを受けた品川が左60度遠目からシュート。そのパックをゴール前に待ち構えた杉本(東海4)がスティックでコースを変えゴールイン、2-1と逆転します。
しかし、この日の昭和は怯みません。9分47秒、カウンターアタックから伊藤恵がフレッシュマン谷口(桜丘1)に繋げる新ホットラインが炸裂、2-2の同点に追いつきます。
その後、12分54秒に會田(昭和6)がフッキングの反則で2分間退場。が、昭和はショートハンドを耐え、2-2のまま第2ピリオッドは終了します。シュート数は13-2と大きく筑波がリード。
12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
開始早々、筑波の内田主将がインターフェアランスの退場で2分間退場。しかし、昭和はパワープレーのチャンスを生かせません。
6分34秒、昭和のゴールが決まったかに見えました。ゴール判定員もド派手な赤ランプを点灯したのですが、審判団の判定はノーゴール。
ところが、昭和がほっとした筑波の気持ちを逆手に取り決勝ゴールを奪います。直後のフェースオフ、こぼれたパックを伊藤恵が押し込み、これが決勝点になりました。6分34秒のことでした。
その後、昭和はディフェンシブな試合を展開。筑波に攻撃の隙を与えませんでした。
残り30秒、筑波はGK稲葉を氷上からあげ乾坤一擲の6人攻撃に出ます。
14分43秒、タイムキーパーにミスがあったとしてレフェリー協議の末、時間調整を数秒おこないましたが試合展開には影響なく、そのままタイムアップを迎えました。
昭和、嬉しい今リーグ初勝利。勝点4として、上位リーグ参戦に望みを残しました。一方の筑波は、Div.Ⅱトップランカーにも関わらず1勝2敗と負け先行。後がなくなりました。
総シュート数は、23-8と筑波が大きくリード。昭和の我慢の守りと、少ないチャンスを確実に生かす攻撃が功を奏した試合でした。

第2試合からはDiv,ⅠBグループの集中開催、第3レグ。専修vs.大東文化戦です。
ここまでDiv.ⅠBは、ランク上位チームが全て勝つという番狂わせ無し。少し面白みのないシーズンになっています。ここらで専修の健闘を期待したい試合でした。
ランク11位の専修のスタメンは、GK須藤(北海道栄3)。DF高橋雄(北海3)、梶野(武相3)、。FW上村(北海道栄4)、東山(日光明峰4)、園田(日光明峰1)。
対するランク10位の大東文化の先発は、GK酒井(苫小牧工4)。DF狩谷(八戸工大一3)、夏堀(八戸工大一3)。FW大西(釧路工2)、矢島(埼玉栄4)、茂木(埼玉栄3)。
12時26分、フェースオフで試合開始。
4 on4 の状況で3分3秒、狩谷のアシストで松渕(埼玉栄4)がゴール。大東文化が先制。
しかし、専修も反撃。13分55秒に園田、土浦のダブルアシストで上村がゴール。1-1の同点に。
17分44秒に大東文化の夏堀がトリッピングの反則で2分間退場になりますが、専修はパワープレーのチャンスを生かせません。
シュート数は5-14、大東文化がリードして最初の20分間が終了します。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
今日の大東文化、ペナルティーが多すぎます。
20分間で専修の5 on3のパワープレーが3回もありました。これでは攻撃はできません。ところが、専修もパワープレーを生かせたのは1回だけ。7分56秒の生駒(武修館3)のパスを受けた笹川(日光明峰2)が左から右にパスを出し園田が右45度からシュートを決めた1点だけ。せめて、もう1点取れていれば試合も勝てたと思うのですが、チャンスに決め切るだけの力がありませんでした。
逆に大東文化はパワープレーのチャンスが1回だけ。これも生かせず2-1で2ピりは終了します。シュート数は11-6と専修がリードしました。
第3ピリオッドは、負けている大東文化が奮起。あっという間に3連続ゴールを挙げ逆転します。
まず2分15秒に日高(埼玉栄2)のアシストで矢島がゴール、試合を2-2の振り出しに戻します。
9分28秒には山崎(埼玉栄1)が左から右に移動しながらシュート、2-3。
9分54秒には野村(渋川工1)がスラッシングにお反則で2分間退場。専修はパワープレーのチャンスでしたが、前がかりになったところを大東文化の茂木がカウンターアタック、これを決めて2-4とリードを広げます。
しかし、専修も勝負を諦めません。11分13秒に大東文化の相馬(八戸商4がペナルティーボックスに入ると、パワープレーを利して12分35秒に笹川のパスを受けた高橋雄がゴール。1点差に追いすがります。
もう1回パワープレーのチャンスがあった専修、これはモノにできず、1点差のまま終盤へ。
18分13秒、専修はタイムアウトを残り25秒、GK須藤を氷上から上げ乾坤一擲の6人攻撃に出ましたが功を奏せずタイムアップを迎えました。
総シュート数は24-28。スコアは3-4。専修が善戦しましたがランクジョイの大東文化の牙城は崩れませんでした。
2回目の対戦、専修のリベンジを期待したいと思います。

第3試合は、青山学院vs.日本という興味深い一戦でしたが、JFLの試合を取材するため坂の上の武蔵野陸上競技場に移動します。
JFL2ndステージ第9節、東京武蔵野シティFC vs.流経大ドラゴン龍ヶ崎戦を取材します。
我が家から最も近い場所(自転車で10分程度)にホームグラウンドがある東京武蔵野シティFC。機会がある限りホームゲームは取材しています。ジャカルタに行っていたので、取材するのは久しぶりです。
東京武蔵野シティFCのスターティングラインアップは、GK飯塚(静岡学園)。DF古澤(習志野)、金守(四日市中央工)、寺島(流経大柏)、金井(鹿島学園)。MF岩田(川崎U-18)、高(尚志)のダブルボランチ、右翼が池田(麻布大渕野辺)、左翼が水谷(暁)、トップ下が石原(市立船橋)。FW鈴木(市立船橋)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先。
対する流経大ドラゴン龍ヶ崎の先発は、GK羽野(ガンバ大坂ユース)。DF佐久間(新潟U-18)、黒澤(流経大柏)、石川(鹿島学園)、近藤(新田)。MF菅原(流経大柏)、安居(浦和学院)のダブルボランチ、右翼が河西(流経大柏)、左翼が村越(仙台U-18)、トップ下が関野(相洋)。FW加藤(流経大柏)。
午後3時、東京武蔵野のキックオフで試合開始。

試合開始早々から両チームともアグレッシブに試合を展開しました。
1分、東京武蔵野が小^ナーキックを得て、金井がキック。混戦になり水谷がシュートを放ちますが、ドラゴンGK羽野がセーブ、コーナーキックに逃れます。
このコーナーキック、金井が蹴ったボールを寺島がヘディングシュート。2分に東京武蔵野が先制します。
しかし、この後のキックオフからドラゴンも反撃。東京武蔵野DFがペナルティーエリア内で反則を犯し、ドラゴンにPKが与えられます。このPKをドラゴンの村越が決め、4分に試合は振り出しに戻ります。
21分、東京武蔵野は、高からのパスを受けた磐田が前方の水谷にループパス。水谷が走りこんでパスに追いつきドラゴンGK羽野と1対1。水谷が落ち着いてシュートを打ち、再び2-1とリードを奪います。
ドラゴンは、38分にFW加藤を原岡(大津)に交代。
45+2分、ドラゴンはCKからチャンスを掴みますが、これは得点には成らず、アディショナルタイム4分18秒、ハーフタイムに入ります。

ハーフタイム、東京武蔵野の池上監督(広島皆実)も動きます。DF古澤を本田(新潟工)に交代。池田をSBに下げ、本田を右翼に入れます。
後半も前半同様アグレッシブな展開になりました。
11分、ドラゴンの黒澤がバイタルエリアからシュート。上に外します。
22分、東京武蔵野は再び中央突破のカウンターアタックを狙います。岩田のパスを受けた水谷がフローパス、石原が走りこんでGK羽野と1対1になり羽野の頭上を越す技ありのシュート、3-1とリードを広げます。
26分、ドラゴンの手呂内監督(古河一)も動きます。MF関野に替えて亀田(千葉敬愛)をピッチに送ります。
しかし、ドラゴンも試合を諦めません。29分、左サイドの近藤がアーリークロス、東京武蔵野のDFの頭に触れたボールが菅原に渡り頭で押し込み3-2、再び1点差に追いすがります。
37分にはドラゴンが3枚目の交代カードを切ります。MF菅原を佐久間(盛岡商)に交代。
40分、再び東京武蔵野はカウンターアタック。ホンダのパスを受けた水谷がスルーパス、石原がマークのDFを振り切ってGK羽野と1対1に。頭上を抜くシュートを放ち4-2。ダメを押しました。
直後、東京武蔵野の池上監督は、FW鈴木を小林(流経大柏)と交代。45+2分には石原を伊藤(FC東京U-18)に交代し、3枚のカードを切り終えました。
アディショナルタイム3分23秒、上田隆生レフェリーがタイムアップの笛を吹きました。
得点力に問題を抱えていた東京武蔵野、少し見ない間に得点力が改善していました。ともかくシュートが枠に飛ぶようになりました。シーズン当初はリトリートしてカウンターだけでしたが、今はスルーあり、クロスあり、リスタートからの得点と多様性に富んできました。終盤に向けて対戦相手は強くなりますが、なんとか目標のシーズンベスト4を達成して欲しいものです。
流経大ドラゴンは、ここの選手が多彩な個人技を見せてくれました。ややディフェンス面に問題はあると思いますが、将来楽しみな選手が多いように思いました。勝負にこだわらず高いレベルを目指すサッカーは、間違った方向ではないと思います。これからもチャレンジ精神で上のレベルを目指してほしいものです。

記者会見を取材しDyDoアイスアリーナに移動します。
すでに第4試合の立教vs.神奈川戦が始まっていると思いきや、試合の進行が遅れており、ちょうど試合が始まる所でした。
ここ3シーズン、Div.ⅠBグループで勝ち星のない立教。今日の対戦相手は、ランクが一番近い神奈川。最近本格的に強化に力を入れオールメンバーも常時22人を越えるようになった相手ですが、一番勝てる可能性が高いチームです。
ランク14位、オールメンバー21人の立教のスターティングラインアップは、GK田中(人吉4)。DF上床(拓殖大一3)、矢部(学習院1)。FW大宮(東京都市大付4)、竹高(水戸啓明2)、梶原(水戸敬明1)。
対するランク13位の神奈川の先発は、GK山本(北海道栄2)。DF三戸(苫小牧東1)、高瀬(武相3)。FW松田(北海道栄2)、塚本(武相3)、田名部(八戸商3)。
午後5時37分、フェースオフで試合開始。
格下の立教としては、ショートハンドにならぬこと、最後まで得点差で食らいつくこと、できれば先行することが勝利への条件でした。
しかし、先制したのは神奈川でした。4分42秒、塚本(武相3)のアシストで松田(北海道栄3)がゴールしましたs。
しばらく均衡が保たれましたが、15分30秒に立教も反撃。竹高のスルーパスを梶原がシュート。同点に追いつきます。
19分33秒、立教は封印するべくペナルティーを犯してしまいます。大宮が入スティックの反則で2分間退場。神奈川は最初のパワープレーのチャンスですが、残り27秒では得点できず、2ピりに積み残されます。シュート数は12-10で立教がリードしました。
12分間の整氷インターバルを挟んで第2ピリオッド開始。
パワープレースタートの神奈川でしたが、13秒に松田がラッフィングの反則で2分間退場。4 on 4になりパワープレーは一時解消しますが、31秒に神奈川の内野(筑紫台3)がエルボーイングの反則で2分間退場。4 on 3に。1分33秒に立教の大宮が氷上に戻り5 on 3になりますが、立教がパワープレーを生かし上床のアシストで熊木(保善2)がゴール。2-1と先行します。
この後、神奈川は、2度パワープレーのチャンスがありましたが生かせず。時間は経過していきます。
12分29秒、神奈川は松田のパスを受けた塚本がゴール。再び2-2と試合は振り出しにのどります。
12分59秒、立教の梶原がエルボーイングの反則で2分間退場。このショートハンドを耐えた立教、梶原がペナルティーボックスを出るタイミングでノーマークの梶原にパックが出ますがスティックが折れる不運。
17分49秒、神奈川の長谷(龍谷富山3)がトリッピングの反則で2分間退場。立教はパワープレーのチャンスでしたが、これを生かせません。
2-2のまま第2ピリオッドが終了します。シュート数は7-7の互角。
勝負を賭けた第3ピリオッド。どちらも先行したいところでした。
3分30秒、立教の関口(栃木4)がトリッピングの反則で2分間退場。ショートハンドになっては先行するのは難しい。パワープレーの神奈川は4分にゴールを決めたかに見えましたが、アフターフォイッスルの判定でノーゴール。事なきを得る立教。
5分18秒には、神奈川のシュートがポストに当たり「キーン」という金属音が響きます。もう隣の記者席で取材している立教スポーツの記者さんたちは、まるでサポーター状態。まあ。彼らが入学してから立教は1勝もしていないのだから、仕方がないか。
応援に来ていった立教の応援団も、チア、ブラバン、リーダー全員が肩を組み
「見よや十字の旗翳し、立教健児の精鋭が武蔵野原をいで行けば~」と声を張らしています。
7分43秒、神奈川は高瀬がゴール裏からクロス、これを松田が至近距離からシュート。好セーブを続けていた立教GK田中も止められませんでした。立教応援団は静まりかえります。
畳みこむように9分14秒、神奈川は星野(水戸敬明2)のアシストで塚本がゴール。ダメを押します。2-4。
立教は再び応援団が懸命に後押しするとあきらめずに攻勢に出ます。
10分58秒、審判が負傷し一時中断。7分間中断して審判交代。
14分24秒、神奈川の内野が入スティックの反則で2分間退場。立教は、このパワープレーのチャンスも生かせず。
18分29秒、立教の細野監督はタイムアウトを取り、最後の作戦を授けました。GK田中を表情から上げ乾坤一擲の6人攻撃に出ますが、薬石効せず。そのままタイムアップを迎えました。
シュート数は26-34。スコアは2-4。妥当な結果かもしれませんが、2回目の対戦が楽しみになる立教のン戦いぶりでした。Div.Ⅰでは体を寄せる、スティックを絡ませるのも難しいかもしれませんが、今日の試合では「立教魂」の片鱗は見せることが出来たと思います。二回り目で油断するランク上位チームを一つでも二つでも食ってほしいと思います。

続く

[結果]
筑波 2-3 昭和(0-1、2-1、0-1)
Div.ⅠB
専修 3-4 大東文化(1-1、1-0、1-3)
立教 2-4 神奈川(1-1、1-1、0-2)
Div.Ⅱ
駒澤 2-4 上智(1-2、1-0、0-2)

サッカーJFL後期第9節
東京武蔵野シティFC 4-2 流経大ドラゴン龍ヶ崎(前半2-1)

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