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サッカー大学ジュニアリーグ早慶戦とアイスホッケーDiv.Ⅲ日本医科vs.東京都市戦を取材。

今秋初めての秋らしい1日。

昨日からの流れで、午前中はゆっくり。
10時過ぎに起きだして自宅で作業。

今日は午後4時から自宅裏の早稲田大学東伏見グラウンドでサッカー大学対抗ジュニアリーグ戦の早慶戦があり、その取材をしようと算段していました。
2時過ぎ昼食を済ませ、早稲田大学ア式蹴球部のHPを覗いてみると、キックオフ時間が3時に変更になっているではありませんか。おっとり刀で準備してグラウンドに駆けつけました。
キックオフ直前というのにスタンドは、わたし一人。そのうちに父兄や選手の知人が遅れてやってきて、「キックオフが1時間早まるなんて知らなかった」と口々に言われていたので、
「やっぱり直前の変更だったのだ」と気が付いた次第です。
昨年の関東女子大学リーグの最終戦、日体大vs.早稲田大ア女の優勝が掛かった試合は、スケジュールが2度も変更になり、HPにあった通り夜の日体大健志台グラウンドに取材に行ったら、
「今朝、保土ヶ谷グラウンドで試合は終わりました」と言われたことがありました。
試合が終わった後も、早稲田大学ア式蹴球部のHPは、全く変わらず会場は健志台グラウンド、キックオフ時間は午後7時のままでした(それに比べれば、今日の変更はまだましか)。
それ以来、直前でもHPを確認しています。今日も確認してよかった。だって、キックオフは予定より4分早く始まるし、慶応の先制点は前半5分でしたから……。遅れてきた方たちは、先制点は見られませんでした。
早稲田大学ア式蹴球部のスターティングラインアップは、GK千田(浦和ユース2)。DF小笠原(青森山田4)、大桃(帝京長岡3)、坂本(横浜FMユース2)、高岡(広島皆実4)。MF鍬先(東福岡2)、田中(桐光学園1)のダブルボランチ、右翼が相馬(三菱養和SCユース4)、左翼が秋葉(駒場4)、トップ下が岡田(川崎U-18・1)。FW杉田(名古屋U18・1)。4:2:3:1の布陣です。(カッコ内)はユース年代の所属先。数字は学年。
対する慶應義塾大学ソッカー部の先発は、GK藤川(桐蔭学園4)。DF佐藤(桐光学園3)、岩崎(仙台ユース4)、東山(柏U-18・2)、中島(柏U-18・4)。MF落合(横浜FCユース3)、江本(大宮ユース3)のダブルボランチ、右翼が内桶(国学院久我山2)、左翼が小山(桐蔭学園4)。FW橋本(済美3)、ピーターセン(FCトリプレッタユース3)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。
午後2時56分、慶応のキックオフで試合開始。

慶応の気合が、もの凄かったですね。7月の定期戦で1-2で惜敗している慶応は、リベンジの気持ちが強かったと思います。トップチームは早稲田が1部、慶應は2部です。リーグ戦ではトップで走っている早稲田ですが関東リーグの前節、明治に1-6で大敗を喫しているだけに、今日は勝って勢いをつけたいところでした。しかし、なにか受けて立ってしまったような感じでした。
試合開始早々から慶応が押し込みます。
5分、佐藤が蹴ったコーナーキックをニアで競り合い混戦になり、後ろにこぼれた所を岩崎が押し混んで慶応が先制しました。
その後も早稲田は慶応の激しく速いプレッシャーに攻撃が機能しません。遠目からシュートを打つくらい。枠に飛んでも慶応GK藤川の好守に会います。
20分、慶應のピーターセンがシュートしますが、早稲田GK千田がキャッチ。
25分、早くも早稲田の外池監督が動きます。それも11人全とっかえです。
GK山田(浦和ユース2)。DF井上(早稲田実4)、川野(栃木SCユース1)、清水(京都橘3)、槙野(JFAアカデミー福島3)。MF阿部(横浜FMユース2)、中野(桐光学園2)のダブルボランチ、右翼が中園(早稲田実3)、左翼が神山(真鶴3)、トップ下が山本(北越4)。FW佐藤優(暁星3)。このリーグのレギュレーションでは、試合前に登録さえあれば交代は何人でも自由ですが、Outの岡田と交代した山本が2人とも10番を付けていました。これはチーム事情もあるのでしょうが、一応ジュニアリーグは公式戦。反則だと思います(わたしもハーフ対オムニメンバー表をいただいてから気が付きました)。
ジュニアといえども「伝統の早慶戦」です。多くの選手を試合に出させてあげよう、という親心かもしれませんが、先発イレブンはm¥「名誉スタメン?」と思わせるような選手交代でしたが、試合展開は変わりません。慶応が優勢に試合を進めます。
35分、慶應は再びコーナーキックのチャンス。佐藤の蹴ったボールをピーターセンがへでヘディングシュートしますが右に外れます。
早稲田は45分+2分、ようやく得点機を迎えます。左サイドから神山がクロス、中に詰めた佐藤がヘディングシュートしますが右に外れました。
アディショナルタイムは「2分」表示でしたが3分8秒、前半が終了します。

ハーフタイムに再び早稲田が全とっかえ。GK上川(湘南ユース1)。DF大西(浦和ユース1)、杉山(三菱養和SCユース2)、工藤(日大藤沢2)、冨田(市立浦和4)。MF栗島(流経大柏3)、金田(神戸U-18・3)のダブルボランチ、右翼が藤沢(早稲田実4)、左翼が石神(市立浦和4)、トップ下が田部井(前橋育英1)。FW武田(ガンバ大坂ユース3)。
慶応義塾もMF小山を多嶋田(国学院久我山3)に、FW福本を安藤(国学院久我山2)に交代します。

後半に入っても両チーム中盤から激しいプレッシャーの掛け合いが続きます。
慶応義塾のGK藤川は、大きな声で最後尾からコーチングしていました。ちょっとうるさいほどですが、的確な指示が出ていたと思います。少しゴールキックをするのに時間がかかるのが玉にきずでしたが……。
23分、慶應のDF東山の顔面に至近距離からボールが当たり負傷。25分に風間(慶応湘南藤沢4)に代ります。
26分、慶應はオーバーラップした佐藤がバイタルエリアからシュート。GK上川がキャッチします。
30分、早稲田はこの試合3回目の全とっかえ。ピッチに選手が出てコンビネーションが取れ始めたころに、またも振り出しに戻してしまう交代です。GK高田(東山1)。DF吉田(清水ユース1)、佐藤航(早大学院1)、西前(町田ユース2)、岡野(広島ユース1)。MF千葉(鹿島ユース3)、小野寺(専大北上2)のダブルボランチ、右翼が梁(東京朝鮮2)、左翼が奥野(早稲田実2)、トップ下が宮脇(早稲田実1)。FW倉持(桐光学園1)。
30分、ようやく早稲田がチャンスを迎えます。右中間に得たフリーキックを梁が蹴るとシュートは壁に当たりましたが(壁に立つ位置までもGK藤川が細かい指示を出していた)、こぼれた球をシュートしますが、藤川がセーブ。コーナーキックに逃れ事なきを得ました。
ピンチの後にはチャンスありです。35分、慶應はバイタルエリアからのシュート。早稲田GK高田がセーブしますが、リバウンドを拾ったピーターセンが左角度のないところからシュート。対応が遅れたGK高田はセーブすることができず、シュートはゴールイン。貴重な追加点となりました。
ジュニアの潮合は、選手に出場機会を与えると共に、審判、オフィシャルを育てる場であると聞いています。残念なことが二つありました。
まず、後半のアディショナルタイムを出すタイミングが遅かった。表示は2分なのに、第4のオフィシャルが表示を出したのが2分すぎ。このあたり早稲田の指導者は、選手の技術、戦術指導と同じようにしっかりと指導してほしい。
それとレフェリーも、2分表示でありながら交代もプレー中断も無いのにアディショナルタイムは5分39秒でした。早稲田が1点返すまで試合を続行するのかと心配になったほどです。
ジュニアリーグの試合には審判アセッサーの制度はないようなので、キックオフ時刻を予定より4分間はやめたことも含めてあえて苦言を呈しておきます。

さて、慶應の勝因ですが、しっかりと勝利に向かって戦術を立て、選手が頑張ったことが一番です。交代も3人だけで、90分間のゲームプランがしっかりしていました。
反して早稲田。25分で4チームを出場させるという破天荒な交代劇。ルールで許されているとはいえ、ちょっと試合への取り組み方に問題があったようです。早稲田は、昨年度まではジュニアの試合でも交代は3人までという感じでやっていました。そもそもサッカーという競技は、交代なしで90分間戦うものでした。現在は3人(延長戦に入れば4人)交代できるわけですが、そのサッカーの精神を大切にしてほしい、という気持ちもあります。まあ、代表の親善試合のように交代は6人くらいが良いでしょう。なにかチーム事情、選手のモチベーションを上げるためとかゲーム感を養うためとかあるのでしょうが、25分間では試合の流れを掴むことbは難しい。
ジュニアといえども伝統の早慶戦。そんな大事な試合をスポイルされたような印象を受けました。
早稲田の指導陣に何か考えがあったのでしょうが、早慶両校の戦い方が勝敗の行方を分けたような一戦でした。

いったん、帰宅。
午後8時59分、西武柳沢発の西武線で東大和スケートセンターに向かいます。
今宵のアイスホッケー関東大学リーグのカードは、Div.Ⅲ日本医科vs.東京都市の一戦。今秋Div.Ⅲの試合を取材するのは3試合目です。日本医科は初めて、東京都市は2試合目。
日本医科は初戦で首都東京に5-0と快勝。今期の目標は総部史上初のDiv.Ⅱ昇格が目標です。一方の東京都市は、10名の卒業生を出し新しいチーム。初戦は国士館に2-5と善戦しながら敗退。巻き返しの戦いが注目されました。
ランク24位、オールメンバー14人の日本医科のスタメンは、GK金子(麻布4)。DF中川(海城6)、横田(慶応6)。FW永田(慶応1)、岡崎(北嶺4)、西川(本郷5)。
対するランク26位、オールメンバー15人の東京都市の先発は、GK加茂田(熊本北3)。DF春山(東京都市大付4)、茂木(国学院3)。FW原田(元石川4)、五十川(東京都市大付1)、秋草(東京2)。
ランクがが二つしか違わない両チーム。好試合を期待したのですが、日本医科の攻撃力が絶好調でした。思わぬ大差の試合になりました。
開始9秒、日本医科の弓立(東邦大東邦6)がスラッシングの反則で2分間退場。いきなり東京都市はパワープレーのチャンスでしたが、生かすことができません。
3分16秒、日本医科の西川が左から中へ切り込みシュート、先制ゴールを上げました。
4分49秒、東京都市の佐伯(佐世保北4)がイオンターフェアランスの反則で2分間退場。日本医科はパワープレーのチャンスでしたが、5分28秒に横田がフッキングの反則で2分間退場。4 on 4になってしまいます。ところが、この状況で6分31秒、日本医科の西川が左60度ミドルからシュート。ゴール決まって2-0。試合の主導権を握ります。
畳みこむように日本医科は7分42秒、横田がスチールしたパックを永田(慶応1)に繋ぎゴール、3-0。
10分25秒、東京都市の茂木が入スティックの反則で2分間退場。日本医科ははこのパワープレーのチャンスを逃しません。10分37秒に横田、永田のダブルアシストで安野(桐蔭6)がゴール。4-0。
日本医科の猛攻は留まるところをしりません。11分123秒には加藤(城塞川越4)がノーアシストでゴール。12分58秒にも加藤のアシストで岡崎が左60度からシュート、6-0。
このまま第1ピリオッドが終了。シュート数は7-2でした。

5分間の整氷無しインターバルで、東京都市の守りが改善されました。
ところが6分18秒に坂下(佼成学園3)がクロスチェッキングの反則で2分間退場になるとリズムが崩れます。この2分間キルプレーは耐えられた東京都市でしたが、明らかに守りのリズムが崩れました。
9分9秒、日本医科は大石(広尾3)、岡崎と繋ぎ、河野(桐蔭2)がゴール、7-0。
畳みこむように9分47秒に弓立のアシストで西川がゴール、8-0。
ここで東京都市ベンチは、たまりかねてタイムアウトを取りますが、日本医科の猛攻は止まりません。
10分28秒、東京都市の栗田(三田国際学園1)がチャージングの反則で2分間退場。日本医科はパワープレーのチャンスを逃しません。10分37秒、横田のアシストで弓立がゴール、9-0。
そして東京都市は、またしても反則を犯しショートハンドになってしまう愚行を繰り返します。茂木、GK加茂田までもがマイナペナルティーを犯します。5 on 3のパワープレーから日本医科は14分5秒、横田、永田、西川のホットラインで由緒正しきゴールを挙げ10-0。ついに第2ピリオッドに促進ルールに入ってしまいます・。
そのまま2ピりは終了。シュート数は19-2と大差がつきました。

12分間の整氷インターバルの後、第3ピリオッド開始。
積み残しのショートハンドは耐えた東京都市でしたが、キルプレー明けの1分28秒、失点してしまいます。日本医科は永田のアシストで岡崎がゴール。11-0。
暫く試合は膠着。ランニングタイムで時計は進みますが、終盤に再び日本医科の猛攻がさく裂します。
12分32秒、日本医科は、岡崎、安野と繋ぎ加藤がゴール、12-0。
12分49秒には西川の足アストで加藤がゴール、13-0。
東京都市は、性懲りもなくペナルティーを繰り返します。13分41秒、山本(雪谷3)がホールディング・スティックの反則で2分間退場。ペナルティーボックスの中でタイムアップを迎えました。
総シュート数は39-7.日本医科の好守での充実が間だった試合でした。東京都市、もう少し氷上練習が必要かと思われました。

23時12分東大和市発の電車で帰宅。この電車で帰ってくると日付が変わるまでにきたくできます。
そんなスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
第28回大学対抗ジュニアリーグ戦
早稲田大学ア式蹴球部 0-2 慶応義塾大学ソッカー部(前半0-1)

関東大学アイスホッケーリーグ戦Div.Ⅲ
日本医科大学 13-0 東京都市大学(6-0、4-0、3-0)

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