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名古屋ウイメンズマラソンを取材。

5時45分起床。
6時15分に朝食を摂り、6時45分に実家を出ました。

新川橋6時57分発で金山へ。
地下鉄で名古屋ドームを目指します。ちょうど、「ナゴヤドーム前矢田」行きなんて電車が来ました。1年に1度のスペシャル列車です。
栄で市民ランナーがドッと乗ってきて満員に。なにしろエントリー数2万3,599人の女子だけのマラソンです。
終点で地下鉄を降りてからドームまで大渋滞。なんとか9時にはメディアルームに到着。PCを広げて仕事モードに。
無線ランに繋げるのに少し手こずりましたが、なんとか通じました。

9時テレビ放送開始。
何度も書きますが、マラソンの取材はメディアルームでテレビを見るしかありません。
9時10分、ナゴヤドーム横の道路からランナーはスタートします。
気温11,8度、湿度60.5%、南東の風0.4m。少し日差しはあるものの絶好のコンディションの下、エリートランナーを先頭に名古屋の街を走り出すランナーたち。
このレースには、ゴールタイムを設定したペースメイカーが付き、そのペースメイカーが優秀だったこともあり、ランナーは「はまる」という状態で綺麗にペースを刻んでいきます。
5kmは16分53秒。13名の選手が第1グループを作り、日本人選手も4人(岩出玲亜、上原美幸、福士加代子、上原真穂)は行っています。期待の前田彩里はMGCの記録を確実に出すために第2グループに付けます。
先頭グループは、10kmを33分44秒、15kmを50分44秒、20kmを1時間7分35秒と顔ぶれもほとんど変わらずレースが展開していきます。小雨が降り出しますが、すでに身体が温まっていたのでレースへの影響は少なそうでした。むしろ、呼吸は楽になったようです。
ハーフは1時間11分17秒で通過。
25kmは1時間24分30秒、そしてペースメイカーが外れる30kmを1時間41分34秒で通過。ここからが本当の勝負です。
ここで満を持してジェプケショ(ケニア)、ジェメリ(ケニア)、ジョハネス(ナミビア)がスパート。抜け出します。優勝争いは3人に絞られます。日本選手は、福士、岩出、上原が必死に食らいつこうとしますが、徐々に離されていきました。
35kmを1分58秒でジェプケショとジュメリがトップ争いを繰り広げます。
ところが35kmで13秒遅れていたナミビアのジョハネスが復活(レース後のインタビューで軽い腹痛を起こしたようです)。40kmでケニア勢2人を躱してトップに立ちます。
ナゴヤドームに先頭に入ったジョハネスは、そのままゴール。記録は2時間22分25秒のナミビア新記録。もちろんパーソナルベスト。立派です。
2位はジェプケショ、3位はジェメリのケニア勢。4位は5000mでオリンピック2連覇しているデファー。マラソンア2回目で2時間23秒です。
5位は後半ペースを上げた岩出玲亜。すでにMGC記録は突破していますが自己新記録。6位がジェブコエチ(ケニア)、7位ドッセーナ(イタリア)。8位は粘ってMGC記録を突破した福士。2時間24分9秒。1月の大阪国際女子で途転倒、顔面強打して棄権した福士。よく頑張りました。
そして9位の上原美幸、10位の前田彩里、11位の谷本観月、12位池満綾乃もMGCの権利をこのレースで得ました。男子は30人近く有資格者がいるのに女子は9人だけ。これで14人になったのは成果でした。

公式会見は、日本陸連、日本人上位3人、MGC権利獲得者、そして優勝したジョハネス。多数で全員が終わったのは2時40分過ぎでした。

今回のレースで5人もMGC出場者が増えましたが、やはり課題となるペースメイカーが外れてから30km過ぎの外国人選手の揺さぶりには着いていけませんでした。オリンピックでメダルを取るのは大変です。

すべてを終えてメディアセンターを後にしたのは3時30分。
雨が降っていたので、どこにもよらず金山経由で実家に帰ります。
明日は早朝に帰京の途に就かねばなりません。
夜は母とのんびり過ごしましょうか。
<了>


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