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アイスホッケー関東大学リーグ戦Div.Ⅳ東京理科vs.武蔵戦を取材。

今日から11月。
気温もグッと下がり最低気温が12度を割った東京地方。

今日は午後からJFAハウスでレフェリングブリーフィングがありました。
特に重なる用事が無ければ必ず参加している行事でしたが、ここのところ1日に掛け持ち取材が出来ない態勢になっています。どうも出不精になってしまった。
お昼頃、JFAメディアチャンネルでメールが入り、U-17女子ワールドカップに参加する日本U-17女子代表の監督が突然変更になるので、その記者会見があるとのこと。急な事です。
二つ取材対象があれば、行ったかもしれないのに、ちょっと連絡が来るのが遅すぎました。
U-17日本代表監督の楠瀬直木さんは、1983年の日本高校選抜チームのヨーロッパ遠征でご一緒して同じ釜の飯を喰った古い仲間です。解任ということは何かあったのか?

フジテレビのプライムニュースイブニングによれば、JFA職員に対し不適切な行為があり、それを指摘されて本人が辞任を申し出た、という。詳しい事情は分かりませんが、選手に対しての変な行為でなくて良かった、事件性もないというし。でも、あまり好ましい事ではないので、ちょっと心配です。
後任は、U-18日本女子代表監督の池田太氏が受け継ぐようです。

今宵の関東大学アイスホッケーリーグ戦のカードは、Div.Ⅳ東京理科vs.武蔵の一戦です。
Div.Ⅳは現在5節まで終了。獨協医科が5戦全勝でトップ。東京理科が4勝1分けで2位という状況です。東京理科は、今日勝って、獨協医科を破れば勝点で上回り、優勝の可能性が残っています。重要な1戦でした。武蔵は2勝1分2敗。今日勝てば入れ替え戦出場に望みを残します。
両チームにとって重要な試合でした。
ランク33位、オールメンバー22人の東京理科のスタメンは、GK志賀(東京学芸大付3)。DF藤井(山手学院4)、木村(秋田3)。FW高橋(国際基督教大付3)、伊藤(札幌旭丘1)、新村(立川3)。
対するランク34位、オールメンバー19人の武蔵の先発は、GK石川晧(隅田川3)。DF石川聡(検見川4)、細川(与野2)。FW堀口(城山4)、高倉(石神井2)、野崎(川越東2)。
午後9時40分、フェースオフで試合開始。

立ち上がりから、東京理科が攻勢に出ます。
50秒、新沼のアシストで伊藤がゴール。東京理科が先制します。
ところが、先制点に安心したのか、簡単にショートハンドになってしまい武蔵にチャンスを与えてしまいます。
3分42秒に木村がインターフェアランスの反則で、5分57秒にはメンバーオーバーで秋吉(桐蔭学園2)がペナルティーボックスに入り、武蔵がパワープレーのチャンス。東京理科をボックスディフェンスに4分間追い込みますが、武蔵はこのチャンスを生かせません。結局、これが敗因に繋がります。
その後、5 on 5に戻りますが、試合は一進一退の均衡が保たれ、最初の15分間が終了します。
第1ピリオッドのシュート数は9-4で東京理科がリードしました。

5分間の整氷無しインターバルを挟んで第2ピリオッドが開始されます。
この15分間は、双方ペナルティーの応酬になってしまいました。
まず1分12秒、東京理科の久保井(文京3)がインターフェアランスの反則で2分間退場。
パワープレーが終わって1分後の4分27秒、今度は武蔵の堀口がフッキングの反則で2分間退場。
しかし、双方がパワープレーのチャンスを生かせません。
6分16秒、武蔵の泉(駒場学園2)がチェッキング・ビハインド(背後からの危険なチェック)の反則でミスコンダクト・ペナルティー10分間退場に。佐藤(長野東3)が2分間のペナルティーを代行でボックスに入ります。
東京理科は、このチャンスを生かします。8分6秒、伊藤のアシストで新拓がゴール。2-0とリードを広げます。
この後、約7分間は均衡が保たれ、2-0のまま第2ピリオッドは終了します。シュート数は6-9と武蔵がリード。

12分間の整氷インターバルの後、最終の15分間が始まります。
ここまでは東京理科の一方的なペースで試合が進んできました。しかし、次の1点が武蔵に入れば一気に試合の流れが武蔵に傾くことがあります。次の1点が重要でした。
5分50秒、武蔵は1点を返そうと前がかりに。そんな時、自陣でパックをスチールした東京理科がカウンターアタックで反撃、伊藤が武蔵ゴールに迫りGK石川と1対1.。ここで武蔵のプレーヤーが背後から伊藤を倒し、レフェリーはPSを東京理科に与えます。
今日のオフィシャルは、アナウンスのコールが遅く、このPSの際もPSをする選手名、背番号のアナウンス無し。ルールに則り、伊藤がPSを行い慎重に決めました。3-0。これで、ほぼ東京理科の勝利が決まり巻いた。
その後は、まさにゲーム展開はカオスの世界に。
6分52秒、今季から適用が厳しくなったフェースオフのディレイド・オブ・ゲームスでベンチマイナーペナルティー、東京理科の山口(桐蔭学園3)がペナルティーボックスに入れられます。まあ、少しレフェリーもナイーブになっているような気もしますが……。
ここが武蔵最後の挽回のチャンスでしたが、パワープレーを生かせません。
9分40秒には東京理科の藤井(山手学院4)がトリッピングの反則で2分間退場。ここでも武蔵はパワープレーのチャンスを生かせません。
13分52秒、今度は武蔵がフェースオフのディレイド・オブ・ゲームスの反則を取られます。佐藤がペナルティーっボックスに入ります。
ここで武蔵がタイムアウトを取ります。
14分24秒、東京理科の藤井がアンスポーツマンライクコンタクトの反則でミスコンダクトペナルティーで10分間退場。
武蔵は、3点差で負けているにも関わらず一矢を報おうとGK石川を氷上から上げ乾坤一擲の5人攻撃に出ます。しかし、あまりにも無謀でした。
14分33秒、スチールした東京理科の中村(大濠2)がパックを慎重に武蔵ゴールまで運び、無人のゴールに流し込みました。
そして、ここでも東京理科にPSが与えられます。すでにゴールしているので、その必要は無いように思えましたが、中村がPSを決め5-0。ここでもオフィシャルのアナウンスがありません。
14分53秒、東京理科は久保井がとどめのゴールを決め6-0。接戦は、あっという間に大差の試合になってしまいました。総シュート数は23-17。午後11時8分、タイムアップを迎えました。
東京理科は無敗を守り5勝1分け。最終戦の11月27日に行われる獨協医科戦にDiv.Ⅳの優勝を賭けます。一方の武蔵は、これで3敗目を喫し、上位争いから脱落しました。19日に今季最終戦の獨協戦を残しています。

23時12分東大和市発の電車に乗り、日付が変わる前に帰宅。
遅い夕食を摂り、床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
東京理科 6-0 武蔵(1-0、1-0、4-0)

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