SSブログ

アイスホッケー関東大学リーグDiv.Ⅲ東京都市vs.東京医科戦を取材。

立冬が過ぎているのに、今日も東京は20度越え。
ただし天候は下り坂です。

今日も関東大学アイスホッケーリーグ戦を取材します。
今宵のカードはDiv.Ⅲ、東京都市vs.東京医科の対戦です。
すでにDiv.Ⅲの優勝は日本医科が決めています。5勝1敗の学習院と4勝2敗の東京と横浜国立の3チームが入れ替え戦の出場権を狙っています。
東京都市は4連敗、東京医科は1分け4敗と上位進出の望みは絶たれています。ただ、両チームとも良い試合はしているものの勝ちきれません。今季初勝利を目指しての真剣勝負です。
東京都市は付属高校にアイスホッケー部があり、かつては付属高校出身者で固めていたチームですが、近年付属高校のレベルが上がり、他大学に好選手を供給するため、大学が弱体化した一面があります。Div.ⅠBの青山学院のFW多田遼斗、立教のFW大宮健吾主将、Div.Ⅱ上智の高木大輔、FW土橋純(付属等々力)、明治学院GK藤巻貴、Div.Ⅳ東京理科のGK内田琳など排出しています。この選手たちが、すんなり大学に進学していれば、強かったでしょうね。
東京医科は、関東大学リーグに参戦して4年目。ここまで順調に昇格してきましたが、今季は厚い壁にぶち当たりました。なんとか自動降格(最下位)だけは避けたいものです。

ランク26位、オールメンバー13人の東京都市の先発は、GK加茂田(熊本北3)。DF茂木(国学院3)、春山(東京都市大付4)。FW原田(海老名3)、五十川(東京都市大付1)、秋草(東京2)。
対するランク28位、オールメンバー15人の東京医科は、GK會澤(水戸葵陵「4)。DF出光(早稲田実4)、麻生(日向学院6)。須田(新潟南6)、富岡(渋谷教育学園渋谷6)、朝田(小山台3)。
午後9時41分、フェースオフで試合開始。

お互いに立ち上がりから交互にアタッキングサードに入りますが、なかなかシュートまで行けない展開。
1分3秒、東京医科の延廣(江戸川学園取手4)がレイトヒットの反則で2分間退場。東京都市は先制のチャンスを迎えますがパワープレーを生かせず。これが劣勢につながります。
オフィシャル・アナウンサーのレスポンスが悪く、コールが遅すぎます。ペナルティータイムが1分近く過ぎてからコールしたのでは混乱します。
逆に7分35秒、東京都市の五十川がフッキングの反則で2分間退場。
ここで試合が卯木起きます。パワープレーを利して東京医科は9分134秒に須田、富岡のダブルアシストで麻生がゴール。先制します。
ここで一気に攻勢に出た東京医科は13分18秒、須田のパスを受けた富岡がゴール。0-2と完全に試合の主導権を奪います。このまま0-2のまま第1ピリオッド終了。シュート数は5-8で東京医科がリード。

5分間の整氷無しインターバルをを挟んで第2ピリオッド開始。
次の1点が重要でした。東京医科が1点を奪い0-3とすれば、ほぼ勝美は決まります。逆に東京都市が1点を返せば、一気に東京都市が主導権を握ることになります。
1分34秒、東京医科の富岡がホールディングの反則で2分間退場。
ここで東京福祉はパワープレーを生かします。2分37秒、春山(東京都市大付4)、栗田(三田国際学園1)のダブルアシストで五十川がゴール。1-2とします。
しかし、東京都市は3分17秒に栗田が入スティックの反則で2分間退場。ショートハンドになってしまいます。
ここで東京理科がパワープレーのチャンスを再び「生かします。4分15秒、出光のアシストで富岡がゴール。微妙なゴールで審判団協議のゴールが認められました。1-3。この1点が再び試合のリズムを変えます。
東京医科は、6分50秒に延廣が、8分58秒に朝田が相次いでペナルティーゴールに入ってしまいますが、東京都市は2回のパワープレーのチャンスを生かせず。
12分3秒、東京都市の春山がトリッピングの反則で「2分間退場。東京医科は、このパワープレーのチャンスは生かせませんでしたが、第2ピリオッド終了間際の14分58秒に出光のアシストで須田がゴール。リードを1-4と広げて30分間を終了しました。この1点が勝負の明暗を分けました。シュート数は8-8と互角になっていました。

12分間」の整氷インターバルの間に、両チームいったいどんな作戦が練られたのか。
東京医科は、1点を先に奪えば、ほぼ勝利は確実です。最後の15分間を如何に過ごすか。リスクをかけず3点差を守っていく選択を選ぶべきなのか。いずれにせよ、失点するにもなるべく遅い時間にするのが最大の目標でした。
一方の東京都市、なるべく早い時間に1点を返せば、一気に試合の流れが変わることもあります。
その鎬あいの中、第3ピリオッドが開始。
22秒、東京都市の春山主将がパックを外に出してしまい2分間退場。このショートハンドは痛い。
東京都市は大ピンチでしたが、東京理科も1分4秒に朝田がチャージング、東京都市の加藤がトリッピングの反則で同時に2分間退場。すでに東京都市の春山がペナルティーボックスに入っていたため、4 on 5のままプレー続行。ここでぺナボックスのオフィシャルが勘違いして早く朝田と加藤を解放。ルール、もう少し勉強してほしい、
ここで東京都市がビッグプレー。センターサークルのフェースオフから秋草が加藤に繋ぎゴール。4^2とします。
ところが反撃ムードの東京都市、8分35秒に坂下(佼成学園3)がチェッキングビハインドの反則で2分間退場+ミスコンダクトペナルティー10分間退場。山本(雪谷3)が2分間退場を代行。
もちろん、東京医科はパワープレーのチャンス。ここで仕留めの1点を奪おうと前がかりに。が、「取ろう取ろうは取られの元」は勝負の鉄則。東京都市はショートハンドながらキルプレーで1点をゲットします。8分48秒、山本のパスを受けた加藤がゴール。3-4と1点差に東京都市は追いつきます。
まさに風雲急です。パワープレー中に失点した東京医科、まだ1分47秒も数的有利の状態なのに、リスクを賭けた攻めがありません。
しかも9分31秒、東京都市は山本が入スティックの反則で2分間退場。3 on 5に。ところが、ここでも東京医科は攻勢に出るものの仕留めの1点が奪えず、試合は終盤に入っていきます。
13分36秒、東京都市はタイムアウトを取り、最後の作戦を練りました。
東京都市は最後の力を振り絞り攻勢に出ます。が、東京医科の守りも崩れません。
14分39秒、東京都市はGK加茂田を氷上から上げ乾坤一擲の6人攻撃を仕掛けますが、ついに東京医科の守りは崩れず、23時20分タイムアップのブザーが鳴り響きました。総シュート数は18-25と東京医科がリード。
最後の最後まで勝利を諦めなかった好勝負でした。東京医科は嬉しい今季初勝利。暫定で最下位を脱出しました。最終戦は16日の学習院戦です。
東京都市は、まだ2試合を残しており、22日の首都東京戦、26日の横浜国立戦に今季初勝利の望みを繋いでいます。両チームの健闘を祈ります。

今日の試合は進行が遅く、いつもの23時12分東大和市発の電車に乗れませんでした。
東大和市23時32分→小平23時47分→23時55分に西武柳沢着の電車で帰宅。
日付が変わって夕食を摂り、床に就いたスポーツ三昧でした。
<了>

{結果]
東京都市 3-4.東京医科(0-2、1-2、2-0)

nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。